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【望】🔗🔉

【望】 11画 月部 [四年] 区点=4330 16進=4B3E シフトJIS=965D 《常用音訓》ボウ/モウ/のぞ…む 《音読み》 ボウ(バウ)/モウ(マウ)〈wng〉 《訓読み》 のぞむ/のぞみ/もち 《名付け》 のぞみ・のぞむ・み・もち 《意味》 {動}のぞむ。見えにくい遠方を見ようとする。また、遠くからながめる。「眺望」 {動}のぞむ。まだかまだかと待ちわびる。得がたい物を得たがる。ほしがる。「希望」「既平隴復望蜀=スデニ隴ヲ平シテマタ蜀ヲ望ム」〔→後漢書{動}のぞむ。現状を不満に思い、こうあってほしいと思う。「責望」 {名}のぞみ。「失望=望ヲ失フ」 {名・形}よい評判によって得た信用。人々にしたわれている。「人望」「信望」「望族(人々の信望を得ている一族)」 {名}もち。満月。また、陰暦の十五日。「望月ボウゲツ(満月)」「既望(満月の次の夜。十六夜)」 ボウス{動・名}遠くの山川をのぞんで、柴シバをたき煙をあげて山川の神をまつる。また、その祭り。「望祭」「望于山川=山川ヲ望ス」〔→書経「望望ボウボウ」とは、恥じいったさま。また、どうしてよいかわからなくなって困るさま。「望望然去之=望望然トシテコレヲ去ル」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。望の原字は「臣(目の形)+人が伸びあがって立つさま」の会意文字。望は、それに月と音符亡ボウモウを加えたもので、遠くの月を待ちのぞむさまを示す。ない物を求め、見えない所を見ようとする意を含む。 《単語家族》 亡(ない)茫ボウ(見えない)と同系。慕(ない物をほしがる)や募(ない物を求める)とも縁が近い。 《類義》 →視 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 2139 での単語。