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【精】🔗🔉

【精】 14画 米部 [五年] 区点=3226 16進=403A シフトJIS=90B8 《常用音訓》ショウ/セイ 《音読み》 セイ/ショウ(シヤウ)〈jng〉 《訓読み》 こころ/もののけ/くわしい(くはし) 《名付け》 あき・あきら・きよ・きよし・くわし・しげ・しら・すぐる・すみ・ただ・ただし・つとむ・ひとし・まこと・まさ・まさし・もり・よし 《意味》 {名}きれいについて白くした米。▽粗・ソウ(玄米)に対する。「精米」「食不厭精=食ハ精ヲ厭カズ」〔→論語〕▽この用例は、「精を厭イトはず」と読み、「精白するほどよい」とする説もある。 {名}よごれやまじりけをとり去って残ったエキス。「酒精(アルコール)」「精髄」 {名}こころ。人間のエキスであるこころ。「精気」「励精(心をはげます)」「精神」「精、交接以来往兮=精、交接シテモッテ来往ス」〔→宋玉{名}もののけ。山川にひそむ神。「精霊」「山精水怪(山の精と、海のばけもの)」 {名}男性のエキスである液。「精液」「遺精」「精子」「男女構精、万物化生=男女精ヲ構セテ、万物化生ス」〔→易経{形}よごれがなく澄みきっている。「精白」「精良」 {形}くわしい(クハシ)。手がゆきとどいていてきれいなさま。また、巧みですぐれているさま。〈対語〉→粗(あらい)→雑。「精巧」「精兵」「精明強幹(ゆきとどいて、やり手である)」「尤精書法=尤モ書法ニ精シ」「精義入神、以致用也=義ヲ精シウシテ神ニ入ルハ、モッテ用ヲ致スナリ」〔→易経{形}雑念をまじえず、それひと筋であるさま。〈類義語〉→専。「専精」「精進ショウジン」「心意不精=心意精ナラズ」 {形}〔俗〕きれいさっぱり。「精光」 {名}すみきった光。▽晶に当てた用法。「五精(五つのすみきった星)」「水精(=水晶)」 {名}澄んだひとみ。▽睛セイに当てた用法。「目精(ひとみ)」 《解字》 会意兼形声。青セイ(=青)は「生(はえたばかりの芽)+丼(井戸にたまった清い水)」の会意文字で、よごれなく澄んだ色をあらわす。精は「米+音符青」で、よごれなく精白した米。→青 《単語家族》 清(すみきった)靜セイ(=静。しんとすみきった)睛セイ(すんだひとみ)晴(すみきった空)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 3341 での単語。