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【肆】🔗🔉

【肆】 13画 聿部  区点=7072 16進=6668 シフトJIS=E3E6 《音読み》 シ〈s〉 《訓読み》 つらねる(つらぬ)/みせ/ほしいままにする(ほしいままにす)/ほしいまま/ながい(ながし)/ゆえに(ゆゑに)/ここに 《意味》 {動}つらねる(ツラヌ)。横に長く並べる。並べて見せ物にする。死体を横にねかせて見せしめにする。「肆陳シチン」「吾力猶能肆諸市朝=吾ガ力ナホヨクコレヲ市朝ニ肆ネン」〔→論語{名}みせ。品物を横に並べてみせるみせ。「書肆シヨシ(書店)」「肆中シチュウ」「百工居肆以成其事=百工肆ヲ居ヘテモッテソノ事ヲ成ス」〔→論語「肆祀シシ」とは、動物のいけにえを解剖して並べ、お供えにする祭礼。 シナリ{動・形}ほしいままにする(ホシイママニス)。ほしいまま。のびほうだいにまかせる。横にながい。気ままな。くつろいだ。〈類義語〉→恣シ→縦ショウ→放。「放情肆志ホウジョウシシ(かってきまま)」「古之狂也肆=古ノ狂ヤ肆ナリ」〔→論語シナリ{形}ながい(ナガシ)。ながくのびるさま。「其風肆好=ソノ風肆ク好シ」〔→詩経{助}ゆえに(ユニ)。ここに。詩の句調をととのえることば。「肆不殄厥慍=肆ニソノ慍ヲ殄タズ」〔→詩経{数}数の四。▽証文や契約書などで、改竄カイザンや誤解をさけるために四の代わりに用いる。 《解字》 会意。もと「長(ながい)+隶(手でもつ)」。物を手にとってながく横にひろげて並べることをあらわす。のち、肆(長+聿)と誤って書く。 《類義》 縦は、たてにのびほうだいになること。放は、四方にのび広がる。恣シは、かってきままなこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 3584 での単語。