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【出】🔗🔉

【出】 5画 凵部 [一年] 区点=2948 16進=3D50 シフトJIS=8F6F 《常用音訓》シュツ/スイ/だ…す/で…る 《音読み》 シュツ/スチ〈ch〉/スイ〈chu〉 《訓読み》 でる(いづ)/だす(いだす)/で 《名付け》 いず・いずる・で 《意味》 {動}でる(イヅ)。内から外へでる。▽漢文では「でる」という訓は用いない。〈対語〉→入。「出郷関=郷関ヲ出ヅ」「出我胯下=我ガ胯下ヨリ出デヨ」〔→史記{動}でる(イヅ)。外にあらわれる。「水落石出=水落チ石出ヅ」〔→蘇軾{動}でる(イヅ)。家の外にでて、公共の場所で働く。また、嫁になって、里の家からでていく。「弟子入則孝、出則弟=弟子入リテハ則チ孝、出デテハ則チ弟」〔→論語{動}でる(イヅ)。地方官として中央を離れる。〈対語〉→入(中央で仕える)。「出将入相=出デテハ将タリ入リテハ相タリ」〔→枕中記{動}でる(イヅ)。範囲を越えてでる。「祭肉不出三日=祭ノ肉ハ三日ヲ出デズ」〔→論語{動}でる(イヅ)。ぬきんでる。「出倫」「古之聖人、其出人也遠矣=古ノ聖人、其ノ人ヲ出ヅルヤ遠シ」〔→韓愈{動}でる(イヅ)。のがれる。難所を越えて平地にぬけでる。「出塵シュツジン」「変名姓、以出関=名姓ヲ変ヘテ、モッテ関ヲ出ヅ」〔→史記{動}だす(イダス)。内から外へだす。▽漢文では「だす」という訓は用いない。「出奇計=奇計ヲ出ダス」「鶏鳴而出客=鶏鳴キテ客ヲ出ダス」〔→史記{動}だす(イダス)。妻を離縁する。「出妻屏子=妻ヲ出シ、子ヲ屏ク」〔→孟子{名}産出するもの。〈類義語〉→産。「殫其地之出=其ノ地ノ出ヲ殫ス」〔→柳宗元{名}「支出」の略。でていく金。〈対語〉→入(=収入){名}ある家系からでた親戚。特に、おいや、めい。 {動}だす(イダス)。▽自動詞はシュツ、他動詞にはシュツ・スイの両方の音を用いる。「出納」「出師」 〔国〕で。出身。うまれ。「私大の出」「四国の出」で。ある場所にでること。でる状態。「人の出」「水道の出」 《解字》 会意。足が一線の外にでるさまを示す。 《単語家族》 突(外に急にでる)凸トツ(つきでる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

漢字源 ページ 471 での単語。