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【土】🔗🔉

【土】 3画 土部 [一年] 区点=3758 16進=455A シフトJIS=9379 《常用音訓》ト/ド/つち 《音読み》 ド/ト/ツ〈t〉 《訓読み》 つち/はかる/ど 《名付け》 ただ・つち・つつ・のり・はに・ひじ 《意味》 {名}つち。「土砂」「粘土」「此道今人棄如土=此ノ道今人棄テテ土ノゴトシ」〔→杜甫{名}大地。田畑。また、ふるさと。「土地」「凡民之食於土者出其十一=凡ソ民ノ土ニ食スル者ハ其ノ十一ヲ出ダス」〔→柳宗元〕「小人懐土=小人ハ土ヲ懐フ」〔→論語{名}領有する土地。「領土」「姉妹弟兄皆列土=姉妹弟兄ミナ土ヲ列ヌ」〔→白居易{形}その土地本来の。〈対語〉→他→外。「土法」「土着」 {形}いなかふうで、ひなびている。〈対語〉→雅。〈類義語〉→俗。「土臭ドシュウ(ひなびて土くさい)」 「土司」とは、西南中国の少数民族の酋長シュウチョウを地方官に任命して、部族を管理させたものをいう。 {名}五行の一つ。方角では中央、色では黄色、時では夏の土用、味では甘、内臓では胆に当てる。 {名}星の名。土星。鎮星チンセイ。 {名}八音(八種の楽器)の一つ。土を焼いてつくった楽器。 {名}土盛りをして土地の神をまつったもの。▽社の原字であり、のち、土地の神となる。「亳土ハクド(=亳社。古代の殷イン人の氏神の名)」「土公(土地の神)」「諸侯祭土=諸侯土ヲ祭ル」〔→公羊{動}はかる。▽度に当てた用法。「以土圭土其地=土圭ヲモツテソノ地ヲ土ル」〔→周礼〕 〔国〕ど。七曜の一つ。土曜日の略。 《解字》 象形。土を盛った姿を描いたもの。古代人は土に万物をうみ出す充実した力があると認めて土をまつった。このことから、土は充実したの意を含む。また、土の字は、社の原字であり、やがて土地の神や氏神の意となる。のち、各地の代表的な樹木を形代カタシロとして土盛りにかえた。▽「説文解字」に、「土は地の万物を吐生するものなり」とある。 《単語家族》 堵ト(土を詰めた垣カキ)肚ト(物を詰める腹)吐(いっぱい詰まった物をはき出す)貯(詰めこむ)などと同系。 《類義》 →壌 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 910 での単語。