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【渤】🔗🔉

【渤】 12画 水部  区点=6263 16進=5E5F シフトJIS=9FDD 《音読み》 ボツ/ホツ/ボチ〈b〉 《意味》 {動・形}わきたつ。波うつ。また、そのさま。 「渤海ボッカイ」とは、(イ)海の名。中国の東北部にあり、山東・遼東リョウトウの両半島にかこまれている。遼寧・河北の両省と山東省の北部はすべてこの海に面している。「滄海」「北海」とも。(ロ)国名。今の中国東北地区から朝鮮半島北部にかけてあった国。高句麗のながれをくむといわれる大祚栄ダイソエイが、六九八年自立し、七一三年に渤海郡王となり、国号を渤海とした。九二六年に契丹キッタンに滅ぼされた。 《解字》 会意兼形声。「水+音符勃(ふき出る、わきたつ)」。 《熟語》 →下付・中付語

【満】🔗🔉

【満】 12画 水部 [四年] 区点=4394 16進=4B7E シフトJIS=969E 【滿】旧字旧字 14画 水部 区点=6264 16進=5E60 シフトJIS=9FDE 《常用音訓》マン/み…たす/み…ちる 《音読み》 マン/バン〈mn〉 《訓読み》 みちる(みつ)/みたす 《名付け》 あり・ます・まろ・みち・みつ・みつる 《意味》 {動}みちる(ミツ)。みたす。わくいっぱいになる。欠けめなくみちる。〈対語〉→損→欠。〈類義語〉→充→盈エイ。「充満」「盈満エイマン(みちる)」「満庭=庭ニ満ツ」「金玉、満堂=金玉、堂ニ満ツ」〔→老子{形・動}わくいっぱいのさま。…じゅう。その面全部に行き渡る。「満身(からだじゅう)」「満目(見わたすかぎり)」「満城風雨(町全体にたちこめた風雨)」 {名}いっぱいになった状態。「満招損=満ハ損ヲ招ク」〔→書経{名}満州のこと。「満蒙マンモウ(満州と蒙古モウコ)」 {名}満州民族のこと。ツングース系に属し、十七世紀には中国を統一して、清シン朝をたてた。それ以前には女真といった。「満飾」「満珠」とも。「排満興漢(満州族を排斥して漢民族をおこす。清末の革命のさい、漢人の唱えたスローガン)」 《解字》 会意兼形声。滿の右側の字(音マン)は、蔓マン(おおう)と同系のことばで、全体をいっぱいにおおうこと。滿はそれを音符とし、水を加えた字で、わくいっぱいに水をみたして、その面をおおうこと。 《類義》 →実 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 2616