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【謂】🔗🔉

【謂】 16画 言部  区点=1666 16進=3062 シフトJIS=88E0 《音読み》 イ(〈wi〉 《訓読み》 いう(いふ)/おもう(おもふ)/いい(いひ)/いわれ(いはれ) 《意味》 {動}いう(イフ)。ある人に向かって話しかける。「謂孔子曰=孔子ニ謂ヒテ曰ク」〔→論語{動}いう(イフ)。あることをめぐって話す。あることについて批評していう。「子、謂南容=子、南容ヲ謂フ」〔→論語{動}いう(イフ)。ある事物に、そう名づける。「謂其台曰霊台=ソノ台ヲ謂ヒテ霊台ト曰フ」〔→孟子{動}おもう(オモフ)。そう思う。こう考える。▽文頭につけば、「おもへらく」と訓読する。「謂為俑者不仁=謂ヘラク俑ヲ為ル者ハ不仁ナリト」〔→礼記{名}いい(イヒ)。呼び名。「称謂ショウイ」 {名}いわれ(イハレ)。理由。わけ。「甚亡謂也=甚ダ謂亡シ」〔→漢書「所謂イワユル」とは、世の人に呼ばれるところの、の意。「所謂大臣者以道事君=所謂大臣ナル者ハ道ヲ以テ君ニ事フ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。胃は、「まるい胃袋の中に食べたものが点々と入っているさま+肉」で、まるい胃袋のこと。謂は、「言+音符胃」で、何かをめぐって、ものをいうこと。 《単語家族》 囲イ(めぐってとりまく)蝟イ(まるくめぐってとりまく)などと同系。 《類義》 →言 《熟語》 →下付・中付語

【諧】🔗🔉

【諧】 16画 言部  区点=7563 16進=6B5F シフトJIS=E67E 《音読み》 カイ/ゲ〈xi〉 《訓読み》 やわらぐ(やはらぐ)/やわらげる(やはらぐ)/かなう(かなふ)/ととのえる(ととのふ)/たわむれ(たはむれ) 《意味》 カイス{動}やわらぐ(ヤハラグ)。やわらげる(ヤハラグ)。調子をあわせてうち解ける。また、穏やかにする。「諧和」「如楽之和、無所不諧=楽ノ和スルガゴトク、諧ゲザルトコロ無シ」〔→左伝カイス{動}かなう(カナフ)。うまく調和する。成功する。 {動}ととのえる(トトノフ)。でこぼこをなくする。調和させる。物価を平らに安定させる。「諧価然後得去=価ヲ諧ヘテシカル後去ルヲ得」〔→後漢書{名}たわむれ(タハムレ)。調子のよいことば。じょうだん。また、こっけいなおもしろさ。〈同義語〉→詼。「諧謔カイギャク」 《解字》 会意兼形声。「言+音符皆」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4148