【証】 12画　言部　［五年］ 区点=3058　16進=3E5A　シフトJIS=8FD8 【證】旧字(A)旧字（Ａ） 19画　言部 区点=7590　16進=6B7A　シフトJIS=E69A 【証】旧字(B)旧字（Ｂ） 12画　言部 区点=3058　16進=3E5A　シフトJIS=8FD8 《常用音訓》ショウ 《音読み》　（Ａ）ショウ〈zhng〉／（Ｂ）ショウ（シャウ）／セイ 《訓読み》　あかす／あかし 《名付け》　あかし・あきら・つく・つぐ・み 《意味》 （Ａ）【證】ショウス｛動｝あかす。実情を上司や役所に申しあげて登録する。このとおりであると、ありのままを上司や役所に申したてる。あかしをたてる。「証言」「子、証之＝子、コレヲ証ス」〔→論語〕 ショウス｛動｝事実をのべてうらづける。「証明」「論証」 ｛名｝あかし。あかしをたてる書類や物件。「物証」「通行証」 ｛名｝病気であることをうらづける実際の病状。〈同義語〉→症。「証候（＝症候）」 ｛動・名｝〔仏〕さとる。さとり。「証果」 （Ｂ）【証】｛動｝いさめて誤りをただす。 《解字》 （Ａ）【證】会意兼形声。「言＋音符登」で、事実を上司の耳にのせる→上申すること。転じて、事実を申しのべて、うらづけるの意となる。（Ｂ）【証】会意兼形声。「言＋音符正（ただす）」。意見を述べて、あやまりをただすこと。今は、證の新字体として用いられる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【証人】 ショウニン あかしをたてる人。事実を明らかにする人。身元は確かであるとうけあい、責任を持つ人。保証人。法律で、ある事件に対して、経験した事実を裁判所で述べる第三者。

【証引】 ショウイン 証拠として引用する。また、証拠として引きだしたもの。

【証左】 ショウサ 「証拠」と同じ。証人のこと。▽「左」は、ささえ。

【証言】 ショウゲン ことばでもって証明する。申したてる。証人の陳述したことば。

【証拠】 ショウコ・ショウキョ 事実によって証明する。「証拠其事＝ソノ事ヲ証拠ス」〔→後漢書〕事実を証明するよりどころとなるもの。あかし。しるし。『証左ショウサ・証見ショウケン・証憑ショウヒョウ』

【証典】 ショウテン 証拠。あかし。また、証拠となる書きつけ。

【証明】 ショウメイ 証拠をあげて物事の真相や真偽を明らかにする。また、その事がらや文書。

【証候】 ショウコウ あかしとなるきざし。病気の容態。病状。〈同義語〉症候。

【証書】 ショウショ 事実の証明となる文書。『証文ショウモン』

【証票】 ショウヒョウ 証明するためのふだ。

【証験】 ショウケン あかし。しるし。また、証拠だてる。