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広辞苑の検索結果 (12)

いち‐もんじ【一文字】🔗🔉

いち‐もんじ一文字】 ①一つの文字。 ②(「一」の字の形から)横にまっすぐなこと。また、一直線に突進し、脇目もふらないさま。「口を―に結ぶ」 ③掛物の本紙ほんしの上下に、横につける細いきれ。→大和表具(図)。 ④劇場で舞台の上方に垂れる横長の黒幕。 ⑤刀の茎なかごに、作者銘として「一」の字を切ったもの。 ⑥鎧よろいの押付おしつけの化粧板に併行する部分。→大鎧おおよろい(図)。 ⑦浮世絵版画で、風景画などの上部にある空色または朝日などのぼかし。 ⇒いちもんじ‐がさ【一文字笠】 ⇒いちもんじ‐ぎく【一文字菊】 ⇒いちもんじ‐ぎり【一文字切】 ⇒いちもんじ‐ざき【一文字咲き】 ⇒いちもんじ‐せせり【一文字挵蝶】 ⇒いちもんじ‐だな【一文字棚】 ⇒いちもんじ‐ちょう【一文字蝶】 ⇒いちもんじ‐みつぼし【一文字三星】 ⇒いちもんじ‐や【一文字屋】

いちもんじ【一文字】(刀工)🔗🔉

いちもんじ一文字】 番鍛冶の功で後鳥羽院から刀の銘に「一」の字を切ることを許された刀工の系統。備前の福岡一文字・吉岡一文字・正中一文字、備中の片山一文字、相州の鎌倉一文字など。→則宗→助宗→助則→助真

いちもんじ‐がさ【一文字笠】🔗🔉

いちもんじ‐がさ一文字笠】 ①勾配のない菅笠。武士・町人ともに用いた。殿中。 ②円型に編んだ笠で、真中から二つ折にすると頂が一文字(一直線)になるもの。踊りなどに用いた。玉ぶちの一文字。 一文字笠 ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐ぎく【一文字菊】🔗🔉

いちもんじ‐ぎく一文字菊】 菊の園芸品種。一文字状に開花する単弁の大菊。平台ひらだい⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐ぎり【一文字切】🔗🔉

いちもんじ‐ぎり一文字切】 竹製の花器の一つ。中央下に一節を残して寸胴ずんど切りにしたもの。寸胴切。 ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐ざき【一文字咲き】🔗🔉

いちもんじ‐ざき一文字咲き】 菊の一重に薄く咲くもの。 ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐せせり【一文字挵蝶】🔗🔉

いちもんじ‐せせり一文字挵蝶】 セセリチョウ科のチョウ。開張約3.5センチメートル。翅は黒褐色で、後翅にある白紋が一直線に並ぶ。時に大発生して、一定方向に飛ぶことがある。幼虫は稲の害虫で「つとむし」「はまくりむし」などと呼ばれる。 いちもんじせせり イチモンジセセリ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐だな【一文字棚】🔗🔉

いちもんじ‐だな一文字棚】 床脇の棚を一直線に架けたもの。通棚とおしだな⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐ちょう【一文字蝶】‥テフ🔗🔉

いちもんじ‐ちょう一文字蝶‥テフ タテハチョウ科のチョウ。翅は黒褐色、前翅端から後翅へかけて1条の白斑の帯がある。開張約6.5センチメートル。 イチモンジチョウ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐みつぼし【一文字三星】🔗🔉

いちもんじ‐みつぼし一文字三星】 紋所の名。一文字の下に丸を三つ(三星)置いたもの。大江氏、またその支流の毛利氏・吉川きっかわ氏などが用いる(長門三星)。三星の下に一文字を配する「三星一文字」もある。 一文字三星 ⇒いち‐もんじ【一文字】

いちもんじ‐や【一文字屋】🔗🔉

いちもんじ‐や一文字屋】 京都島原中之町にあった遊女屋。 ⇒いち‐もんじ【一文字】

ひと‐もじ【一文字】🔗🔉

ひと‐もじ一文字】 ①一つの文字。一字。 ②(女房詞。もと葱ねぎを単に「き」と1音で言ったことからという)ネギのこと。〈[季]冬〉。→ふたもじ

大辞林の検索結果 (10)

いち-もんじ【一文字】🔗🔉

いち-もんじ [0][3] 【一文字】 (1)一つの文字。 (2)「一」という文字。「丸に―の家紋」 (3)「一」という字のようにまっすぐなこと。「口をきりりと―に結ぶ」「真―」 (4)わき目をふらずに物事をすること。「―にかけ出づる/浄瑠璃・鑓の権三(下)」 (5)劇場の舞台正面の上方に垂れた横に長い幕。舞台装置の上端から見える舞台背後を観客の目から隠すためのもの。 (6)書画の表装で,書画の紙の上下に,横に張る細長い綾・錦などの布。 (7)「一文字笠」の略。 (8)浮世絵版画の暈(ボカシ)の技法の一種。

いちもんじ-がさ【一文字笠】🔗🔉

いちもんじ-がさ [6] 【一文字笠】 (1)菅(スゲ)や竹の皮を円板状に編んで二つ折りにした編み笠。二つに折ると,頂が一文字になる。門付(カドヅケ)の女芸人などが用いた。一文字。 (2)高さが低く,平たい編み笠。武士が旅や行列をする時にかぶった。 一文字笠(2) [図]

いちもんじ-がわら【一文字瓦】🔗🔉

いちもんじ-がわら ―ガハラ [6] 【一文字瓦】 軒先に使う桟瓦(サンガワラ)で,前垂れ下端が直線をなすもの。軒先瓦。厚端瓦(アツバガワラ)。

いちもんじ-ぎく【一文字菊】🔗🔉

いちもんじ-ぎく [5] 【一文字菊】 キクの園芸品種。大輪ひとえ咲きで,幅の広い舌状花が,平たく一列につく。平台(ヒラダイ)。広熨斗(ヒロノシ)。御紋章菊。

いちもんじ-だな【一文字棚】🔗🔉

いちもんじ-だな [0][5] 【一文字棚】 ⇒通(トオ)り棚(ダナ)

いちもんじ-ちょう【一文字蝶】🔗🔉

いちもんじ-ちょう ―テフ [5] 【一文字蝶】 タテハチョウ科のチョウ。開張6.5センチメートル内外。はねの表面は黒褐色で白帯があり,裏面は橙褐(トウカツ)色。静止時にはねを広げると,表面の白帯が一線になる。幼虫はスイカズラ科の植物の葉を食べる。全国に分布。

いちもんじ-ぶき【一文字葺き】🔗🔉

いちもんじ-ぶき [0] 【一文字葺き】 (1)石綿スレートや金属板を用いた屋根・外壁の葺き方で,水平方向が一直線に連なるように葺くこと。 (2)瓦葺きで,軒先を一文字瓦で葺いたもの。

いちもんじ【一文字】🔗🔉

いちもんじ 【一文字】 〔「一」と銘したところから〕 備前国に住した刀工の一派。また,その作刀の総称。鎌倉時代を中心に栄え,同国の福岡・吉岡・岩戸(正中),また備中国へ移住した片山などの系統に分かれる。則宗・助則・助宗らが有名。 →則宗

ひと-もじ【一文字】🔗🔉

ひと-もじ [2] 【一文字】 (1)一つの文字。 (2)〔女房詞「葱(ネギ)」のことを「き」と一音で言ったことから〕 ネギ。[季]冬。

いちもんじ【一文字に】(和英)🔗🔉

いちもんじ【一文字に】 (in a) straight (line).→英和

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