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広辞苑の検索結果 (9)

だて【建て】🔗🔉

だて建て】 〔接尾〕 ①建物の階数や構造・素材を示す語に付けて、どんな建物かを表す。「二階―」「一戸―」「コンクリート―」 ②通貨名に付けて、その通貨で支払いが行われることを表す。「ドル―」「円―」

たて‐か・える【建て替える】‥カヘル🔗🔉

たて‐か・える建て替える‥カヘル 〔他下一〕[文]たてか・ふ(下二) 家などを建てなおす。改築する。再建する。

たて‐つけ【立て付け・建て付け】🔗🔉

たて‐つけ立て付け・建て付け】 ①戸・障子など建具の開閉の具合。「―の悪いふすま」 ②つづけざまにすること。たてつづけ。黄表紙、高漫斉行脚日記「聖人の書物を集めて、これを煎じ、――のませければ」

たて‐つ・ける【立て付ける・建て付ける】🔗🔉

たて‐つ・ける立て付ける・建て付ける】 〔他下一〕 ①戸・障子などをぴったりとしめる。誹風柳多留「唐紙へ母の異見を―・ける」 ②続けざまに行う。たて続けにする。花暦八笑人「くだらぬ話を―・けてまぎらして居る」

たて‐なお・す【建て直す】‥ナホス🔗🔉

たて‐なお・す建て直す‥ナホス 〔他五〕 古い建物をこわして新たに建てる。改築する。「社屋を―・す」

たて‐なら・べる【立て並べる・建て並べる】🔗🔉

たて‐なら・べる立て並べる・建て並べる】 〔他下一〕[文]たてなら・ぶ(下二) 並べて立てる。また、並べて建てる。たてつらねる。

たて‐ま・す【建て増す】🔗🔉

たて‐ま・す建て増す】 〔他五〕 今まである建物に建て加える。増築する。

た・てる【立てる】🔗🔉

た・てる立てる】 〔他下一〕[文]た・つ(下二) ➊事物に盛んな運動をおこさせ、姿をはっきり現させる。 ①煙・湯気などをあがらせる。蒸発させる。万葉集11「志賀の海人の煙たき―・て焼く塩の辛き恋をもわれはするかも」。「湯気を―・てる」「泡を―・てる」 ②波・風が起こるようにする。万葉集7「飛鳥川七瀬の淀に住む鳥も心あれこそ波―・てざらめ」。「家に波風を―・てる」 ➋物事をあらわにする。 ①ひびかせる。万葉集11「高山の岩もと激たぎち行く水の音には―・てじ恋ひて死ぬとも」。源氏物語若紫「さすがに声―・ててもえ泣き給はず」。「足音を―・てる」 ②人に知れるようにする。現す。万葉集19「ますらをは名をし―・つべし後の代に聞きつぐ人もかたりつぐがね」。日葡辞書「モノヲメニタツル」。「噂を―・てる」 ③はっきり示す。日葡辞書「ショウコヲタツル」 ➌作用を激しくさせる。 ①湯をわきたぎらせる。ふろをわかす。日葡辞書「ユヲタツル」 ②はげしくする。保元物語「為朝あまりに腹を―・てて」。「人気を―・てる」 ③(「点てる」とも書く)かきまわして調える。茶の湯を行う。狂言、茶壺「中国一の法師にて非の茶を―・てぬことなし」。日葡辞書「チャヲタツル」 ➍ある所に在るものを他へ目立ってはっきりと動かす。 ①伏していたもの、横になっていたものをおきあがらせる。そばだてる。祝詞、大祓詞「高天原に耳振り―・てて聞く物と馬牽き立てて」。日葡辞書「ヒザヲタツル」。「襟を―・てる」 ②飛び立たせる。万葉集16「茅草刈り草刈りばかに鶉を―・つも」 ③出向かせる。つかわす。大鏡道長「公家男・女使―・てさせ給ひ」。平家物語8「樋口次郎兼光使者を―・てて」。日葡辞書「ツカイヲタツル」 ➎物を一定の所に、たてにまっすぐにする。 ①直立の姿勢にしておく。万葉集14「鳰鳥の葛飾早稲をにへすともその愛しきを外に―・てめやも」 ②地に垂直に刺しこむ。植木・挿花などをまっすぐに入れる。万葉集18「大伴の遠つ神祖かむおやの奥つ城はしるく標しめ―・て人の知るべく」。日葡辞書「キ・ハシラヲタツル」 ③とげ・矢などを刺す。狂言、針立雷「その針といふは、痛いものではないか。いやいや痛うはござらぬ、人間さへ―・てます。それなら―・ててくれ」。「棘とげを―・てる」 ④突き出た形のものを生じさせる。万葉集10「高松の此の峰も狭に笠―・てて満ち盛りたる秋の香のよさ」。「かどを―・てる」 ⑤たけの高いものをすえる。万葉集3「淡路島中に―・て置きて白波を伊予にめぐらし」。作庭記「延円阿闍梨は石を―・つる事相伝を得たる人なり」 ⑥置く。停とどめる。たたずませる。万葉集7「住吉の名児の浜辺に馬―・てて玉拾ひしく常忘らえず」。枕草子237「その前に―・つる車はいみじう制するを」 ⑦位置につかせる。位につかせる。仁徳紀「其れ天の君を―・つるは、是れ百姓の為になり」。大鏡道長「女親王生み奉り給へるを女帝に―・て奉り給へるなり」。「証人に―・てる」 ⑧(「閉てる」とも書く)戸・襖ふすま・扉などをとざす。万葉集3「豊国の鏡山の石戸―・て隠りにけらし待てど来まさぬ」。日葡辞書「モン、また、トヲタツル」 ⑨のこぎりの目などを、とがらせる。 ➏(「建てる」とも書く)事物をあらたに設ける。 ①建造する。万葉集18「橘のした照る庭に殿―・てて酒みづきいますわが大君かも」。日葡辞書「イエヲタツル」 ②初めて設ける。日葡辞書「イチヲタツル」「ハウ(法)ヲタツル」。「計画を―・てる」 ③はじめる。おこす。伊勢物語「絶え入りにければまどひて願―・てけり」。日葡辞書「グヮンヲタツル」 ④初めて考えてつくり出す。「新説を―・てる」 ➐物事を成り立たせる。保たせる。 ①あくまでも貫く。源氏物語若菜上「心を―・てて世の中に過ぐさむことも」 ②主とする。もっぱらに行う。源氏物語絵合「上はよろづの事に勝れて絵を興あるものにおぼしたり。―・てて好ませ給へばにや」 ③そこなわれないように保たせる。好色一代男2「ひとりは男分に世間を―・て、其身はいたづらを―・て」。「義理を―・てる」「相手の顔を―・てる」 ④一段高いものとしてたっとぶ。「兄を―・てる」 ⑤やってゆけるようにする。一人前にやれるようにする。「暮しを―・てる」 ⑥それを職業とする。日葡辞書「ケイセイ(傾城)ヲタツル」 ⑦用にたえさせる。用いる。役だてる。「用に―・てる」「役に―・てる」 ⑧差し出す。弁償する。浄瑠璃、曾根崎「好い此上は最う娘はやらぬ。遣らぬからは金を―・て、四月七日までに屹度―・て、商ひの勘定せよ」 ➑物を保った結果変わって無くなって行くようにする。経過させる。過ごさす。万代和歌集「五月の頃いひわたりける男にこの月を―・ててといひつかはすとて」 ➒他の動詞の連用形に付いて、その動作が特に目立っている意を表す。きわだって…する。目につくほど…する。源氏物語藤裏葉「かくみがき―・て奉り給ふ玉の」。「わめき―・てる」

た・てる【建てる】🔗🔉

た・てる建てる】 〔他下一〕 ⇒たてる(立)➏

大辞林の検索結果 (26)

たて【建(て)】🔗🔉

たて [2] 【建(て)】 株の信用取引や商品の先物取引で,売買の契約をしたこと。「売り―」「買い―」「―玉(ギヨク)」

だて【建て】🔗🔉

だて 【建て】 (接尾) 〔「だて(立)」と同源〕 (1)建物の構造や階数を表す語について,そのような建て方のものであることを表す。「平屋―」「バラック―」「八階―のビル」「一戸―」 (2)通貨名について,その通貨で支払われることを表す。「ドル―の輸出契約」

たて-あみ【建(て)網・立(て)網】🔗🔉

たて-あみ [0] 【建(て)網・立(て)網】 岸から沖に向けて張り出した垣網(袖網)で魚の通り道をさえぎり,袋網に魚を追い込んで捕らえる定置網。構造・使用法などにより,台網(ダイアミ)・落とし網・桝網(マスアミ)・張り網・出し網などという。定置漁業の大部分は建て網で行われる。 建て網 [図]

たて-いれ【建(て)入れ】🔗🔉

たて-いれ [0] 【建(て)入れ】 建物の軸部・型枠・建具などの垂直の程度。建ち。

たて-うり【建(て)売り】🔗🔉

たて-うり [0] 【建(て)売り】 家屋を建設してから販売すること。また,その家屋。「―住宅」

たて-かえ【建(て)替え】🔗🔉

たて-かえ ―カヘ [0] 【建(て)替え】 (名)スル 家などを建て替えること。また,その建造物。

たて-か・える【建(て)替える】🔗🔉

たて-か・える ―カヘル [0][4][3] 【建(て)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 たてか・ふ 家などの建造物を造りなおす。「校舎を―・える」

たて-かた【建(て)方】🔗🔉

たて-かた [3] 【建(て)方】 (1)建築物などを建てる方法。 (2)現場において構成材を組み立てること。木造建築では土台・柱・梁・小屋組を組み上げる棟上げまで,鉄骨造建築では仮ボルト締め・歪み直しまでの作業をいう。

たて-かぶ【建(て)株】🔗🔉

たて-かぶ [2] 【建(て)株】 証券取引所に上場されている株式。上場株。

たて-ぎょく【建(て)玉】🔗🔉

たて-ぎょく [0][2] 【建(て)玉】 株の信用取引や商品の先物取引において,株式・商品について売買契約をしたあと,買い戻しや転売によって決済していないもの。

たてきり-あみ【建(て)切り網】🔗🔉

たてきり-あみ [4] 【建(て)切り網】 出し網の一。湾内に来た魚を,帯状の大網で外海に出られぬように立ち切り,その内側で引き網・敷き網などを用いて漁獲する漁法。マグロ・イルカなどに用いる。

たて-こ・む【建(て)込む】🔗🔉

たて-こ・む [0][3] 【建(て)込む】 (動マ五[四]) 〔「立て込む」と同源〕 家などがぎっしりと立ち並ぶ。「家が―・んでいる」

たて-つけ【建(て)付け】🔗🔉

たて-つけ [0] 【建(て)付け】 〔「立て付け」と同源〕 戸・障子など建具の納まり具合。また開閉の具合。「―が悪い」

たて-つ・ける【建(て)付ける・立(て)付ける】🔗🔉

たて-つ・ける [0][4] 【建(て)付ける・立(て)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 たてつ・く 戸・障子など建具をはめ込む。また,ぴったりとしめる。「唐紙へ母の異見を―・ける/柳多留(初)」

たて-つづ・く【建て続く・立て続く】🔗🔉

たて-つづ・く 【建て続く・立て続く】 ■一■ (動カ四) 建ち並ぶ。「所繁昌なれば,人家―・きて/浮世草子・武家義理物語 1」 ■二■ (動カ下二) 先にあるものに続けて立てる。「八省に―・けたる出だし車どもの/源氏(賢木)」

たて-なおし【建(て)直し】🔗🔉

たて-なおし ―ナホシ [0] 【建(て)直し】 (名)スル 〔「立て直し」と同源〕 (1)建物をたてなおすこと。改築。 (2)よくない状態になったものを,元のよい状態に直すこと。再建。「経営の―」

たて-なお・す【建(て)直す】🔗🔉

たて-なお・す ―ナホス [4][0] 【建(て)直す】 (動サ五[四]) 〔「立て直す」と同源〕 (1)今までの建築物をこわして新しく建てる。改築する。「古い家を―・す」 (2)つぶれそうになった会社などを,もとどおりにする。再建する。「会社を―・す」 [可能] たてなおせる

たて-なら・べる【建(て)並べる】🔗🔉

たて-なら・べる [0][5] 【建(て)並べる】 (動バ下一)[文]バ下二 たてなら・ぶ 〔「立て並べる」と同源〕 家などを並べて建てる。「蔵を―・べる」

たてぼし-あみ【建(て)干し網】🔗🔉

たてぼし-あみ [4] 【建(て)干し網】 出し網の一。遠浅の海で,網をたて回しておき,退潮により沖に出ようとする魚を捕らえる漁法。江干(エボ)し。江切(エギリ)。

たて-まし【建(て)増し】🔗🔉

たて-まし [0] 【建(て)増し】 (名)スル 現在ある建物に新しく部屋などを建て加えること。増築。「勉強部屋を―する」

たて-ま・す【建(て)増す】🔗🔉

たて-ま・す [0][3] 【建(て)増す】 (動サ五[四]) 現在ある建物につけ加えて建てる。増築する。「子供部屋を―・す」

たて-まわ・す【立(て)回す・建(て)回す】🔗🔉

たて-まわ・す ―マハス [0][4] 【立(て)回す・建(て)回す】 (動サ五[四]) ある範囲を囲むように立てる。立てめぐらす。「屏風―・したる床(トコ)の上に/色懺悔(紅葉)」

たて-めんせき【建て面積】🔗🔉

たて-めんせき [3] 【建て面積】 ⇒建築面積(ケンチクメンセキ)

た・てる【建てる】🔗🔉

た・てる [2] 【建てる】 (動タ下一)[文]タ下二 た・つ 〔「立てる」と同源〕 (1)ある場所に建物・建造物を造る。「郊外に家を―・てる」「公園に銅像を―・てる」 (2)新しい組織・国などを作り上げる。「国を―・てる」

たてかえ【建て替える】(和英)🔗🔉

たてかえ【建て替える】 rebuild.→英和

たてかた【建て方】(和英)🔗🔉

たてかた【建て方】 the style of building;structure (構造).→英和

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