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広辞苑の検索結果 (4)

けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】🔗🔉

けい‐あん桂庵・慶庵・慶安】 ①(承応1652〜1655の頃、江戸京橋の大和慶庵という医者が、よく縁談の紹介をしたからいう)縁談・奉公などの紹介者。口入れ屋。また、雇人の請宿うけやど。三遊亭円朝、塩原多助一代記「江戸と云ふ所は―と云ふものがあつて奉公人の世話をするそうだが」 ②世辞。追従ついしょう。また、それを言う人。浄瑠璃、傾城酒呑童子「―とりどり御機嫌伺ふをりふし」 ⇒けいあん‐ぐち【桂庵口】 ⇒けいあん‐ざむらい【桂庵侍】

けいあん【桂庵】(人名)🔗🔉

けいあん桂庵】 室町後期の臨済宗聖一派の僧。薩摩桂樹院の開山。諱いみなは玄樹、別号は島陰。周防の人。初め南禅寺に学び、1467年(応仁1)入明。受法のかたわら朱子学を学び、帰朝後は島津氏の殊遇を受けて朱子学者として活動。薩南学派を起こし、「大学章句」など四書の新注を日本で初めて刊行。句読法でも「家法倭点」(桂庵点)を創始。詩文集「島陰漁唱」など。(1427〜1508)

けいあん‐ぐち【桂庵口】🔗🔉

けいあん‐ぐち桂庵口】 双方の間をうまく言いつくろうこと。周旋を業とする者の言葉が信用するに足りないこと。仲人口なこうどぐち⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】

けいあん‐ざむらい【桂庵侍】‥ザムラヒ🔗🔉

けいあん‐ざむらい桂庵侍‥ザムラヒ 追従言葉をつかう侍。 ⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】

大辞林の検索結果 (3)

けい-あん【桂庵・慶庵】🔗🔉

けい-あん [1] 【桂庵・慶庵】 〔寛文(1661-1673)の頃の江戸の医者大和桂庵が,奉公や縁談の世話をしたことによるという〕 (1)縁談や奉公の仲介を業とする人。口入れ屋。けいわん。 (2)お世辞。追従(ツイシヨウ)。また,世辞・追従をいう人。「―とりどり御機嫌伺ふ折節/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

けいあん-ぐち【桂庵口】🔗🔉

けいあん-ぐち [3] 【桂庵口】 双方によいように取り繕った言い方。仲人口。桂庵言葉。「お花三文嘘八百,―の口入所は,縁談の世話印判の墨/滑稽本・浮世床(初)」

けいあん-げんじゅ【桂庵玄樹】🔗🔉

けいあん-げんじゅ 【桂庵玄樹】 (1427-1508) 室町時代の臨済宗の僧。周防の人。号,島陰。明に渡って朱子学を学ぶ。島津忠昌(タダマサ)に招かれ薩摩の桂樹庵で宋学を講じ,朱子の「大学章句」を刊行。薩南学派の祖となる。

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