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広辞苑の検索結果 (2)

○梁の塵を動かすうつばりのちりをうごかす🔗🔉

○梁の塵を動かすうつばりのちりをうごかす 「梁塵りょうじんを動かす」に同じ。「梁の塵も落ちる」とも。→梁塵(成句) ⇒うつばり【梁】 うつ‐びょう鬱病‥ビヤウ 気分障害の一型。抑鬱気分・悲哀・絶望感・不安・焦燥・苦悶感などがあり、体調がすぐれず、精神活動が抑制され、しばしば自殺企図・心気妄想を抱くなどの症状を呈する精神の病気。原因不明。双極性障害(躁鬱病)の鬱病相の形をとるもの、周期性ないし単相性鬱病の型のものなどがある。 うつぶき俯き(→)「うつむき」に同じ。古今和歌集六帖3「ねぶれども袖ひづ川の―に」 うつぶ・く俯く】 〔自四・他下二〕 「うつむく」に同じ。 うつぶけ俯け(→)「うつむけ」に同じ。 うつぶし俯し】 うつぶすこと。うつむき。竹取物語「物に酔ひたる心地して―にふせり」 ⇒うつぶし‐め【俯し目】 うつ‐ぶし空五倍子・空柴】 (中が空からであるからいう)(→)「ふし(付子)」に同じ。 ⇒うつぶし‐いろ【空五倍子色・空柴色】 ⇒うつぶし‐ぞめ【空五倍子染】 うつぶし‐いろ空五倍子色・空柴色】 五倍子ふしで染めた薄黒い色。喪服に用いる。にびいろ。 Munsell color system: 9YR5.5/2.5 ⇒うつ‐ぶし【空五倍子・空柴】 うつぶし‐ぞめ空五倍子染】 うつぶし色に染めること。古今和歌集雑体「―の麻のきぬなり」 ⇒うつ‐ぶし【空五倍子・空柴】 うつぶし‐め俯し目】 視線を下の方に向けた様子。下むきかげん。ふしめ。今鏡「大殿は…色もかはつて、―になり給ひけるほどに」 ⇒うつぶし【俯し】 うつぶ・す俯す・うつ伏す】 [一]〔自五〕 下向きに伏す。うっぷす。源氏物語若紫「伏し目になりて―・したるに」。「床に―・す」 [二]〔他下二〕 ⇒うつぶせる(下一) うつぶせ俯せ・うつ伏せ】 顔などを下に向けること。また、その状態。うつむけ。古事談1「餅入れたる折櫃おりびつを―に置きたれば」。「ベッドに―になる」 うつぶ・せる俯せる・うつ伏せる】 〔他下一〕[文]うつぶ・す(下二) 顔や物の表面(上に向くべきもの)を下に向ける。「体を地面に―・せる」「コップを―・せる」 うっ‐ぷん鬱憤】 心に積もる怒り。抑えに抑えたうらみ。平家物語7「―を含めるをりふしなれば」。「―を晴らす」 うっ‐ぺい鬱閉】 森林で、樹木の枝や葉の茂っている部分が相接し、隙間のなくなった状態。 うつほ】 (ウツホラ(空洞)の約という) ⇒うつお うつぼ⇒うつお⇒うつぼ‐ぶね【空舟】 うつぼ靫・空穂】 (「靱」と書くのは誤用)矢を盛って腰に背負う用具。中空の籠かごで、時に毛皮をつけて(後世は張子で漆塗のものもある)矢が雨に濡れるのを防ぐ。うつお。羽壺。寀(ウツホの合字)。曾我物語1「―をもとかず」 靫 ⇒うつぼ‐かずら【靫蔓】 ⇒うつぼ‐がわら【靫瓦】 ⇒うつぼ‐ぐさ【靫草】 ⇒うつぼ‐の‐み【空穂の実】 うつぼ】 ウツボ科の海産の硬骨魚。全長約80センチメートル。太いウナギ型で美しい斑紋がある。口は大きく、歯は強大。沿岸の岩の間にすみ、性質は凶暴ではげしく噛みつく。食用および水産皮革の原料。 ウツボ 提供:東京動物園協会 うつぼ‐かずら靫蔓‥カヅラ ウツボカズラ科の多年生の蔓性食虫植物。約70種が熱帯アジアに自生。また、観賞用に温室で栽培。葉の先端に瓶形の袋を下垂、中に消化液を貯え、液中に落ちた昆虫などの小動物を養分とする。ネペンテス。猪籠草。 うつぼかずら ウツボカズラ 撮影:関戸 勇 ⇒うつぼ【靫・空穂】 うつぼ‐がわら靫瓦‥ガハラ 屋根の谷または大きな本瓦葺に用いる瓦で、一部凵かん字形のもの。 ⇒うつぼ【靫・空穂】 うつぼ‐ぐさ靫草】 シソ科の多年草。茎は四角く毛がある。路傍や線路沿いなどにごく普通。高さ20〜30センチメートル。6〜7月頃、頂に太い穂を付け、紫色の唇形花を密に開く。花には大きな円い苞があり、靫の形に似る。穂は花後暗褐色となり、これを漢方生薬の夏枯草かごそうとし、利尿・消炎剤。 ウツボグサ 撮影:関戸 勇 ⇒うつぼ【靫・空穂】 うつぼざる靱猿】 ①狂言。狩に出た大名が猿曳さるひきに会い、猿の皮をうつぼにするから譲れとおどすが、猿の不憫さに心動き許すので、猿曳は礼に猿を舞わす。 ②歌舞伎舞踊劇。常磐津。本名題「花舞台霞の猿曳」。1838年(天保9)中村重助作詞、5世岸沢式佐作曲。1を歌舞伎化。大名は女大名三芳野に、太郎冠者は奴橘平に代わる。 ③長唄。1869年(明治2)頃、2世杵屋勝三郎作曲。2の長唄化。他に、地歌、錦琵琶にも。 うつ‐ぼつ鬱勃】 ①雲などの盛んに起こるさま。また、草木が盛んに茂るさま。 ②胸中に満ちた意気が、まさに外にあふれようとするさま。「―たる闘志」 うつぼ‐の‐み空穂の実】 靫の中に入れる征矢そや。近世は7本・9本・11本差す。 ⇒うつぼ【靫・空穂】 うつぼ‐ぶね空舟⇒うつおぶね ⇒うつぼ【空】 うつほものがたり宇津保物語】 (俊蔭としかげの巻に、木の空洞うつおのことが出ることからつけた名)平安中期の物語。20巻。作者未詳。10世紀後半の成立か。俊蔭の孫仲忠を初め多くの人々のあこがれの的であった貴宮あてみやは遂に東宮妃となり、やがて皇位をめぐって源藤両家の勢力争いとなるが、仲忠は祖父伝来の琴きんを娘に伝えてその才を発揮する。うつおものがたり。うつぼものがたり。 →文献資料[宇津保物語] うつむき俯き】 うつむくこと。「―加減に歩く」 ⇒うつむき‐ざま【俯き様】 うつむき‐ざま俯き様】 ①うつむいたさま。 ②うつむいた、その時。うつむいた拍子ひょうし⇒うつむき【俯き】 うつむ・く俯く】 [一]〔自五〕 頭を垂れる。顔を下に向ける。「恥しげに―・く」「―・いたまま黙っている」 [二]〔他下二〕 ⇒うつむける(下一) うつむけ俯け】 うつむけること。顔を下へ向けること。「―に寝かせる」 ⇒俯けにする

○梁塵を動かすりょうじんをうごかす🔗🔉

○梁塵を動かすりょうじんをうごかす [劉向別録「魯人虞公、声を発すれば清越なり、歌梁塵を動かす」]歌う声のすぐれていること。転じて、音楽にすぐれていること。 ⇒りょう‐じん【梁塵】 りょう・す療すレウ‥ 〔他サ変〕 (リョウズとも)病気を治す。療治する。平家物語3「―・ずるは耆婆ぎばなり」 りょう・ず凌ず・陵ず】 〔他サ変〕 ひどい目にあわせる。いじめる。乱暴する。また、拷問する。大鏡道兼「この君、人しもこそあれ、くちなは―・じ給ひて」。更級日記「このをのこ罪し―・ぜられば」 りょう‐すい量水リヤウ‥ 水位や水量などをはかること。 ⇒りょうすい‐けい【量水計】 ⇒りょうすい‐ひょう【量水標】 りょう‐すい領水リヤウ‥ 領土の一部である水域。河川・湖沼・運河・領海の類。 りょうすい‐けい量水計リヤウ‥ (→)水量計に同じ。 ⇒りょう‐すい【量水】 りょうすい‐ひょう量水標リヤウ‥ヘウ 水位を測定する標識。 ⇒りょう‐すい【量水】 りょう・する了するレウ‥ 〔自他サ変〕[文]了す(サ変) ①おわる。終了する。「万事―・す」 ②さとる。 りょう・する領するリヤウ‥ 〔他サ変〕[文]領す・領ず(サ変) ①手に入れる。自分のものとする。領有する。紅梅千句「むさし野や―・ずる殿のさきそなへ」。狂言、牛馬「一のくひを―・じておいたらば」。「一国を―・する」 ②とりこにする。魅惑する。今昔物語集14「遂に其の毒蛇の為に―・ぜられて」。狂言、附子ぶす「身共はあの附子に―・ぜられたかして、しきりに食いたうなつた」 ③受け取る。また、承知する。「提案を―・する」 りょう・する諒するリヤウ‥ 〔他サ変〕[文]諒す(サ変) 事情を汲んでとがめない。おもいやる。 りょう‐せい令制リヤウ‥ (→)律令制りつりょうせいに同じ。 りょう‐せい両生・両棲リヤウ‥ 水中と陸上との両方にすみ得ること。また、その動植物。 ⇒りょうせい‐るい【両生類】 りょう‐せい両性リヤウ‥ ①両方の性。雄性と雌性。男性と女性。 ②二つの異なった性質。 ⇒りょうせい‐か【両性花】 ⇒りょうせい‐かごうぶつ【両性化合物】 ⇒りょうせい‐ぐゆう【両性具有】 ⇒りょうせい‐さんかぶつ【両性酸化物】 ⇒りょうせい‐でんかいしつ【両性電解質】 りょう‐せい良性リヤウ‥ 比較的よい性質であること。↔悪性。 ⇒りょうせい‐しゅよう【良性腫瘍】 りょう‐せい良政リヤウ‥ よいまつりごと。善政。 りょう‐せい寮生レウ‥ 寄宿舎で生活している学生・生徒。 りょうせい‐か両性花リヤウ‥クワ 一つの花の中に雄しべと雌しべとをもつ花。サクラ・ナタネの花の類。両全花。↔単性花。 ⇒りょう‐せい【両性】 りょうせい‐かごうぶつ両性化合物リヤウ‥クワガフ‥ 酸としても塩基としても作用する化合物。水酸化アルミニウム・アミノ酸の類。 ⇒りょう‐せい【両性】 りょうせい‐ぐゆう両性具有リヤウ‥イウ (→)半陰陽に同じ。 ⇒りょう‐せい【両性】 りょうせい‐さんかぶつ両性酸化物リヤウ‥クワ‥ 塩基に対しては酸性、酸に対しては塩基性を示す酸化物。酸化アルミニウム・酸化亜鉛の類。 ⇒りょう‐せい【両性】 りょうせい‐しゅよう良性腫瘍リヤウ‥ヤウ 腫瘍のうち、発育がゆるやかで、周囲を破壊せず、転移を起こさないもの。生命に及ぼす危険は少ない。↔悪性腫瘍 ⇒りょう‐せい【良性】 りょうせい‐でんかいしつ両性電解質リヤウ‥ 酸性と塩基性の両方の性質を持つ電解質。酸性の基(カルボキシ基)と塩基性の基(アミノ基)の両方を持つアミノ酸など。 ⇒りょう‐せい【両性】 りょう‐せいばい両成敗リヤウ‥ 両方に罪があるとして共に罰すること。「喧嘩―」 りょうぜい‐ほう両税法リヤウ‥ハフ 780年、唐の徳宗の宰相楊炎が始めた税制。均田法の崩壊に伴い、均等課税の租庸調に代えて、土地・財産に応じて課税した。6月と11月の両季に徴収したところからの名。→秋税 りょうせい‐るい両生類リヤウ‥ 脊椎動物の一綱。魚類と爬虫類との間に位し、多くは卵生であるが、卵胎生のものもいる。変温動物。皮膚は軟らかく湿っている。一般に四肢があって、前肢に2〜4指、後肢に2〜5趾を有する。普通、幼時は鰓えらがあって水生だが、成長すると鰓が消失して肺を生じ、陸生となる。アシナシイモリ目(無足類)、サンショウウオ目(イモリ・サンショウウオ・オオサンショウウオなど。有尾類)、カエル目(無尾類)などに分ける。両生綱。 ⇒りょう‐せい【両生・両棲】 りょう‐せつ両説リヤウ‥ 二つの説。「新旧―」 りょう‐せつ良説リヤウ‥ よい説。 りょう‐ぜつ両舌リヤウ‥ 〔仏〕十悪の一つ。両方の人に対してちがったことを言い、両者を離間し争わせること。離間語。二枚舌。日葡辞書「リャウゼッナモノ」 りょう‐せん良賤リヤウ‥ 良民と賤民。 りょうせん良暹リヤウ‥ 平安中期の歌僧。比叡山の僧、祇園別当。晩年大原に住む。康平(1058〜1065)年間、67〜68歳で没。 りょう‐せん竜潜】 (竜がひそむ意)賢明な人が世にかくれていること。りゅうせん。 りょう‐せん猟船レフ‥ 魚を取る船。漁船。漁舟。 りょう‐せん稜線】 山の峰から峰へ続く線。尾根。 りょう‐せん僚船レウ‥ 仲間の船。 りょう‐ぜん了然レウ‥ はっきりとよくさとるさま。あきらかなさま。 りょう‐ぜん令前リヤウ‥ 律令施行以前の時代。すなわち、大宝律令施行(701年)以前または浄御原きよみはら令施行(689年)以前。 りょう‐ぜん両全リヤウ‥ 両方ともに完全であること。「忠孝―」 りょうぜん良全・良詮リヤウ‥ 鎌倉・南北朝時代の絵仏師系とみられる画家。九州出身か。「白衣観音図」(愛知、妙興寺)・「仏涅槃図」(福井、本覚寺)などが遺る。生没年未詳。 りょう‐ぜん亮然リヤウ‥ あきらかなさま。はっきりしたさま。 りょう‐ぜん霊山リヤウ‥(→)霊鷲山りょうじゅせんに同じ。枕草子208「―は釈迦仏の御住みかなるがあはれなり」 ②京都市東山区にある東山三十六峰の一つ。 ③福島県北東部、県境近くに位置する名山。標高825メートル。阿武隈高地北隅の雄峰。北畠顕家が義良親王を奉じて築城したところ。元別格官幣社霊山神社がある。 ⇒りょうぜん‐じょうど【霊山浄土】 ⇒りょうぜん‐は【霊山派】 りょう‐ぜん瞭然レウ‥ あきらかで疑うところのないさま。「一目―」 りょうぜん‐じょうど霊山浄土リヤウ‥ジヤウ‥ 〔仏〕釈尊は永遠に霊山1に住して衆生のために説法するという法華経の記述に基づいて、霊山を釈尊の浄土とする考え方。 ⇒りょう‐ぜん【霊山】 りょうぜん‐は霊山派リヤウ‥ 時宗十二派の一つ。京都霊山正法寺を本山とし、時宗の第8祖国阿を派祖とする。今は本宗に属し派名を立てない。 ⇒りょう‐ぜん【霊山】 りょう‐そう両総リヤウ‥ 上総かずさと下総しもうさ⇒りょうそう‐ようすい【両総用水】 りょう‐ぞう両造リヤウザウ (「造」は法廷に至る意)原告と被告との併称。「原被―」 りょうそう‐し領送使リヤウ‥ 流人を配所に護送する使い。 りょう‐そうめい梁漱溟リヤウ‥ (Liang Shuming)中国の思想家。広西桂林の人。東洋思想の優位を説き、郷村建設運動を進める。人民共和国で政治協商会議全国委員を務めるが、1955年その思想が批判された。文革終了後復権。新儒家を代表する一人。著「東西文化とその哲学」など。(1893〜1988) りょうそう‐ようすい両総用水リヤウ‥ 千葉県香取市佐原で利根川から取水し、九十九里くじゅうくり浜内陸の平野部を灌漑する国営の用水路。1967年完成。利根川沿岸の水害時の排水機能も持つ。 ⇒りょう‐そう【両総】 りょう‐そく両足リヤウ‥ 両方の足。両脚。 ⇒りょうそく‐そん【両足尊】 りょう‐そく両側リヤウ‥ 〔医〕身体の左右に等しくあるものの両方。「―性水腎症」↔一側。 ⇒りょうそく‐かいゆうぎょ【両側回遊魚】 りょう‐そく料足レウ‥ (「料」は物の代、「足」は銭の意)ある用件のためにかかる費用。代価。また、金銭。御伽草子、二十四孝「―十貫に身を売り、葬礼を営み侍り」 りょう‐ぞく良俗リヤウ‥ よい風俗・習慣。「公序―」 りょう‐ぞく僚属レウ‥ 下役したやく。属官。 りょうそく‐かいゆうぎょ両側回遊魚リヤウ‥クワイイウ‥ 川で孵化後すぐ海に下った後、産卵とは関係ない時期に河川を遡上し、そのまま河川で生育する魚。アユやヨシノボリ類など。→降河回遊魚→遡河回遊魚 ⇒りょう‐そく【両側】 りょうそく‐そん両足尊リヤウ‥ (2足を具えている人類の中で最も尊い者の意)仏の尊号。 ⇒りょう‐そく【両足】 りょう‐そで両袖リヤウ‥ ①左右両方の袖。 ②舞台の両端。 ⇒りょうそで‐づくえ【両袖机】 りょうそで‐づくえ両袖机リヤウ‥ 左右両側に引出しのついた机。 ⇒りょう‐そで【両袖】 りょうた蓼太レウ‥ ⇒おおしまりょうた(大島蓼太) りょう‐だく領諾リヤウ‥ ききいれること。承諾。 りょう‐たつ了達レウ‥ よくさとってわかること。 りょう‐だて両建リヤウ‥ 清算市場で、同一人が同一銘柄の売建と買建とを建てておくこと。 ⇒りょうだて‐よきん【両建預金】 りょう‐だて竜立】 ①竜の形に作った、兜かぶとの前立まえだて。たつがしら。 ②(→)竜戴りゅうだいに同じ。 りょうだて‐よきん両建預金リヤウ‥ 拘束性預金の一種。定期預金で、預入れとこれを担保とする貸出しとを同時に行う形のもの。 ⇒りょう‐だて【両建】 りょう‐だめ両為リヤウ‥ 両方のためになること。両方の利益。誹風柳多留4「―と母は娘の膝へ寄り」 りょう‐たん両袒リヤウ‥ 左右両方の肩肌をぬぐこと。もろはだぬぎ。 りょう‐たん両端リヤウ‥ ①両方の端。りょうはし。 ②始めと終り。本末。首尾。 ③ふたごころ。「―を持す」「首鼠―」 ④二様のことがら。 りょう‐だん両断リヤウ‥ 二つに断ち切ること。「一刀―」 りょうだん‐さいはい両段再拝リヤウ‥ 神社・山陵などを拝する時の礼法で、再拝を再びすること。4度おがむこと。 りょう‐ち了知レウ‥ さとり知ること。知了。太平記27「武運ならでは立つまじかりしを御―も無くて」 ⇒りょうち‐しゅぎ【了知主義】 りょう‐ち良知リヤウ‥「良知良能」参照。 ②「致良知ちりょうち参照。「―を致す」 ⇒りょうち‐りょうのう【良知良能】 りょう‐ち料地レウ‥ ある目的に使用する土地。用地。 りょう‐ち掠笞リヤウ‥ 罪人などを笞むちで打ってしらべること。 りょう‐ち陵遅】 (丘陵がしだいに低くなる意から)物事が次第に衰えてゆくこと。陵夷。平家物語3「異朝富有の来客にまみえむこと、かつは国の恥、かつは道の―なり」 りょう‐ち量地リヤウ‥ 土地を測量すること。 ⇒りょうち‐じゃく【量地尺】 りょう‐ち領地リヤウ‥ ①領有している土地。領土。「―を没収される」 ②江戸時代、大名の所有地。封土。 りょう‐ち領知リヤウ‥ ①領有して支配すること。 ②受け持ってつかさどること。保元物語「穴をほりて―分ちてその穴に入り」 りょう‐ち領置リヤウ‥ 〔法〕押収の一種。任意提出した物、遺留した物の占有を取得する強制処分。占有取得の過程において強制力を用いないので令状を要しない。→押収 りょうち‐じゃく量地尺リヤウ‥ ①もっぱら土地を測るのに用いるものさし。大宝令にいう大尺か。 ②江戸時代に曲尺かねじゃく1尺4厘を1尺としたものさし。 ⇒りょう‐ち【量地】 りょうち‐しゅぎ了知主義レウ‥ 〔法〕隔地者に対する意思表示は相手方がその内容を了知した時に効力を生ずるとする立場。→受信主義→発信主義 ⇒りょう‐ち【了知】 りょうちゅう良忠リヤウ‥ 鎌倉中期の浄土僧。鎮西派第3祖。石見の人。諸宗を兼学し、弁長の弟子となる。東国各地の教化につとめ、浄土宗の指導的立場を確立。記主禅師。(1199〜1287) りょう‐ちょう両朝リヤウテウ ①両国の朝廷。平家物語2「和漢―に真言の本尊たる九曜の曼陀羅これなり」 ②2代の天皇。また、その時代。 ③南朝と北朝。 りょう‐ちょう猟鳥レフテウ 狩猟が許されている鳥。捕獲してもよい鳥。 りょう‐ちょう寮長レウチヤウ 寮の長として寄宿生を監督または指導する人。 りょうち‐りょうのう良知良能リヤウ‥リヤウ‥ [孟子尽心上「人の、学ばずして能くする所はその良能なり。慮おもんぱからずして知る所はその良知なり」]人が、生まれながらに備えている知恵と能力。 ⇒りょう‐ち【良知】 りょうつ両津リヤウ‥ 新潟県佐渡市の地名。両津湾に臨む。新潟との間に定期航路があり、佐渡の玄関口。 りょう‐て両手リヤウ‥ ①左右の手。もろて。「―を合わせて頼む」 ②(指の数から)10の数のつく金額の隠語。↔片手。 ⇒りょうて‐なべ【両手鍋】 ⇒両手に花 りょう‐てい料亭レウ‥ 日本料理を出す、高級な店。料理屋。 りょう‐てい竜蹄】 すぐれた馬。駿馬しゅんめ。りゅうてい。平家物語7「奥の秀衡がもとより木曾殿へ―二疋奉る」 りょう‐てい量定リヤウ‥ はかってきめること。「刑の―」 りょう‐てき竜笛⇒りゅうてき。太平記24「鳳笙ほうしょう・―の楽人十八人」 りょう‐てき量的リヤウ‥ 量に関するさま。「―な変化を観察する」「―には問題ない」↔質的。 ⇒りょうてき‐かんわ‐せいさく【量的緩和政策】 りょうてき‐かんわ‐せいさく量的緩和政策リヤウ‥クワン‥ 金利よりもハイパワード‐マネーや日銀当座預金残高を重視し、その量を増やす金融政策。 ⇒りょう‐てき【量的】 りょう‐てっこう菱鉄鉱‥クワウ 炭酸鉄から成る鉱物。三方晶系の菱面体結晶。粒状または塊状で多くは鉱脈・堆積岩中に出現。本来は淡黄色で、久しく大気中にある時は黒変。鉄の鉱石。 りょうて‐なべ両手鍋リヤウ‥ 取っ手が二つあり、両手で持つ型の鍋。 ⇒りょう‐て【両手】

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りょうじん=を動かす🔗🔉

――を動かす 〔中国漢代,魯の虞公は声が清らかで歌うと梁の上のちりまで動いたという「劉向別録」の故事から〕 歌や音楽にすぐれていることのたとえ。

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