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広辞苑の検索結果 (13)

いつ【厳・稜威】🔗🔉

いつ厳・稜威】 ①尊厳な威光。威勢の鋭いこと。古事記「―のをたけび踏みたけびて」 ②植物などが威勢よく繁茂すること。 ③斎み浄められていること。祝詞、神賀詞「―幣の緒結び」

いつのことわき【稜威言別】🔗🔉

いつのことわき稜威言別】 古事記・日本書紀の歌謡183首の注釈書。橘守部著。10巻。1846年(弘化3)頃成る。

いつ‐の‐ちわき【稜威道別】🔗🔉

いつ‐の‐ちわき稜威道別】 (イツは厳粛の意)威風堂々と道をおしわけゆくさま。神代紀「天の八重たな雲を押し分けて―に道別ちわきて」

いつのちわき【稜威道別】(作品名)🔗🔉

いつのちわき稜威道別】 日本書紀の注釈書。橘守部著。12巻。1844年(弘化1)成る。

そば【稜】🔗🔉

そば】 ①物のかど。宇治拾遺物語6「石の―」。類聚名義抄「稜、ソバ・カド」 ②袴はかまのももだち。衣の端。宇治拾遺物語2「指貫の―はさみて」

そば‐そば・し【稜稜し】🔗🔉

そば‐そば・し稜稜し】 〔形シク〕 ①かどだつ。かどばる。宇津保物語菊宴「優婆塞うばそくが行ふ山の椎がもと、あな―・し」 ②かどだってよそよそしい。浜松中納言物語4「大将はさばかり―・しかりし御中の名残なう」

りょう【稜】🔗🔉

りょう】 ①とがったところ。物のかど。 ②(edge)多面体の隣り合う二つの面の交わりの線分。辺。

りょう‐い【稜威】‥ヰ🔗🔉

りょう‐い稜威‥ヰ 天子の威光。みいつ。

りょう‐かく【稜角】🔗🔉

りょう‐かく稜角】 とがったかど。

りょう‐せん【稜線】🔗🔉

りょう‐せん稜線】 山の峰から峰へ続く線。尾根。

りょう‐ほう【稜堡】🔗🔉

りょう‐ほう稜堡】 (bastion)城壁・要塞の突角部。16〜18世紀、ヨーロッパで大砲による攻防に備えて発達。城全体は星形をなし、函館の五稜郭はその一例。りょうほ。

りょう‐りょう【稜稜】🔗🔉

りょう‐りょう稜稜】 ①かどだつさま。きびしいさま。「―とそそり立つ峰」 ②寒気がきびしく肌にしみわたるさま。

[漢]稜🔗🔉

 字形 〔禾部8画/13画/人名/4639・4E47〕 〔音〕リョウ(慣) ロウ(呉)(漢) 〔訓〕かど (名)たか [意味] ①物体のかど。すみ。多面体のとなり合った二つの面が交わってなす直線。「稜角・稜線・山稜・三稜鏡」 ②かどだっている。きびしい。「稜威・稜稜」

大辞林の検索結果 (14)

いつ【厳・稜威】🔗🔉

いつ 【厳・稜威】 (1)神聖であること。斎(イ)み清められていること。「―の真屋に麁草(アラクサ)を―の席(ムシロ)と苅り敷きて/祝詞(出雲国造神賀詞)」 (2)勢いの激しいこと。威力が強いこと。「―の男建(オタケビ)踏み建(タケ)びて/古事記(上)」

いつのことわき【稜威言別】🔗🔉

いつのことわき 【稜威言別】 注釈書。一〇巻,目安一巻。橘守部著。三巻までは1850年,以下は1891〜94年刊。記紀歌謡を分類,注釈したもの。

いつのちわき【稜威道別】🔗🔉

いつのちわき 【稜威道別】 日本書紀の研究書。一二巻。橘守部著。1844年頃成立か。本居宣長の古事記偏重に対して,日本書紀を称揚した。

そば【稜】🔗🔉

そば 【稜】 (1)物のかど。とがった所。[名義抄] (2)袴(ハカマ)のももだち。「袴の―取りて高く挟みて/今昔 29」

そば-ぐり【稜栗】🔗🔉

そば-ぐり [2] 【稜栗】 ブナの異名。果実に稜(ソバ)があることによる。

そばそば・し【稜稜し】🔗🔉

そばそば・し 【稜稜し】 (形シク) (1)かどばっている。「優婆塞が行ふ山の椎が本あな―・し床(トコ)にしあらねば/宇津保(菊の宴)」 (2)態度がよそよそしい。親しみがない。「弘徽殿女御,又この宮とも御なか―・しき故/源氏(桐壺)」

そば-の-き【蕎麦の木・稜の木】🔗🔉

そば-の-き 【蕎麦の木・稜の木】 (1)植物カナメモチの古名。 (2)植物ブナの古名。

りょう【稜】🔗🔉

りょう [1] 【稜】 〔数〕 多面体における平面と平面との交わりの線分。空間図形での辺。

りょう-い【稜威】🔗🔉

りょう-い [1] 【稜威】 天子・天皇の威光。みいつ。

りょう-かく【稜角】🔗🔉

りょう-かく [0] 【稜角】 かど。とがったかど。

りょう-せん【稜線】🔗🔉

りょう-せん [0] 【稜線】 山の峰と峰を結んで続く線。尾根。

りょう-ほ【稜堡】🔗🔉

りょう-ほ [1] 【稜堡】 大砲を主要防御武器として設計した城。多数の大砲が互いに死角を補い合うように造られている。一六〜一八世紀にヨーロッパで行われた。日本では幕末に五稜郭など少数の城の築城法に取り入れられた。

りょう-りょう【稜稜】🔗🔉

りょう-りょう [0] 【稜稜】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)角立つさま。気質などの鋭くきびしいさま。「気骨―たる姿に似ず/婦系図(鏡花)」「圭角―たる水晶/思出の記(蘆花)」 (2)寒気のすさまじいさま。「月影―として白きこと氷の如く/花間鶯(鉄腸)」

りょうせん【稜線】(和英)🔗🔉

りょうせん【稜線】 the ridge line.

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