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ばんきこうろんにけっすべし【万機公論に決すべし】🔗🔉

ばんきこうろんにけっすべし【万機公論に決すべし】 政治は世論に従って決定しなければならないということ。 《参考》 (イ)「万機」は、政治上の種々の事がら。 (ロ)明治天皇の『五箇条の御誓文(コ゛セイモン)』第1条「一、広く会議を興し、万機公論に決すべし」にあることば。

ばんこんさくせつにあいてりきをしる【盤根錯節に遇いて利器を知る】▽中国🔗🔉

ばんこんさくせつにあいてりきをしる【盤根錯節に遇いて利器を知る】▽中国 《切りにくい木を切るときに、初めて切れる刃物かどうかが分かるの意》人は困難に遭遇して初めてその才能・力量を示すことができるということ。 《参考》 「盤根」は、木のわだかまっている根。「錯節」は、木の入り組んだ節(フシ)。 《出典》 笑イテ曰(イワ)ク、盤根錯節ニ遇ワズンバ、何ヲ以(モッ)テカ利器ヲ別(ワカ)タンヤ。〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)〕

ばんじきゅうす【万事休す】▽中国🔗🔉

ばんじきゅうす【万事休す】▽中国 《すべての事は終わったの意》もはや施すべき方法がなくてどうしようもない。 《参考》 唐代の末、天下が乱れていたころ、荊(ケイ)の君主は次々に変わる天下の権力者にこびへつらい、節操なく追従していた。二代目の君主従誨(シ゛ュウカイ)はその息子保勗(ホキョク)を愛していたが、保勗は、幼児のころ人がわざと怒ってみせても必ずにこにこと笑ったという。この保勗のへつらいぶりを見て荊の人々は、「万事休す。」と言ったという。 《出典》 〔宋史(ソウシ)・荊南高氏世家〕

ばんしのうちにいっしょうをえる【万死の中に一生を得る】▽中国🔗🔉

ばんしのうちにいっしょうをえる【万死の中に一生を得る】▽中国 とうてい助かりそうもない命が辛うじて助かること。「万死を出(イ)でて一生に遭(ア)う」とも。 《出典》 玄齢(ケ゛ンレイ)昔我ニ従イテ天下ヲ定メ、備(ツフ゛サ)ニ艱苦ヲ嘗(ナ)メ、万死ヲ出デテ一生ニ遇エリ。〔貞観政要(シ゛ョウカ゛ンセイヨウ)・君道篇〕 《類句》九死に一生を得る。

ばんじょうのきみ【万乗の君】▽中国🔗🔉

ばんじょうのきみ【万乗の君】▽中国 天子をいう。また、天子の位。「万乗の主(アルシ゛)」とも。 《参考》 「万乗」は、兵車1万台の意。昔、中国で、天子は戦争のときに兵車1万乗を出す制であったことから。 《出典》 〔孟子(モウシ)・梁恵王上篇〕

ばんしょくだいじん【伴食大臣】▽中国🔗🔉

ばんしょくだいじん【伴食大臣】▽中国 《会食に連なるだけの大臣の意》その職に就いてはいるが、実権・実力の伴わない大臣。「伴食宰相」とも。 《参考》 唐代、大臣は政事堂で会食することになっていた。黄門監(コウモンカン)長官になった盧懐慎(ロカイシン)は清廉(セイレン)な人物ではあったが政務をさばく力に乏しく、事ごとに紫微令(シヒ゛レイ)長官の姚崇(ヨウスウ)を頼りにしていた。そこで世間では懐慎のことを伴食宰相と言ったという。 《出典》 〔旧唐書(クトウシ゛ョ)・盧懐慎伝〕

ばんちゃもでばな【番茶も出花】🔗🔉

ばんちゃもでばな【番茶も出花】 鬼も十八番茶も出花

ばんのうたりていっしんたらず【万能足りて一心足らず】🔗🔉

ばんのうたりていっしんたらず【万能足りて一心足らず】 さまざまな物事に熟達していても、ひたすらな真心がなければ真の熟達とはいえないということ。 《参考》 「万能」は「まんのう」とも読む。 《類句》万能達して一心達せず。

ばんぶつのれいちょう【万物の霊長】▽中国🔗🔉

ばんぶつのれいちょう【万物の霊長】▽中国 人は万物の霊

ばんりどうふう【万里同風】▽中国🔗🔉

ばんりどうふう【万里同風】▽中国 《1万里四方にわたって、吹く風が同じであるの意》天下が統一されて太平であることのたとえ。 《出典》 今、天下一ト為(ナ)リ、万里風ヲ同ジクス。〔漢書(カンシ゛ョ)・終軍伝〕 《類句》千里同風。

ばんりょくそうちゅうこういってん【万緑叢中紅一点】▽中国🔗🔉

ばんりょくそうちゅうこういってん【万緑叢中紅一点】▽中国 《一面の緑の草むらの中にただ一点紅の花が咲いているの意》 多くの平凡なものの中にすぐれたものが一つあることのたとえ。 多くの男性の中に女性が一人交じっていることのたとえ。「紅一点」とも。 《出典》 万緑叢中紅一点、人ヲ動カスニ春色多キヲ須(モチ)イズ。〔王安石(オウアンセキ)・石榴を詠ず〕

はんかつう【半可通】🔗🔉

はんかつう【半可通】 通人ぶったり、知ったかぶりをしたりすること。また、そういう人のこと。 ◎「半可」は中途半端なこと。「通」はものごとに通じてくわしいこと。

はんめんのしき【半面の識】🔗🔉

はんめんのしき【半面の識】 ほんのちょっとした知り合いのこと。また、ほんのちょっと見ただけでその顔をずっと覚えていること。 ◎「半面」は顔半分の意。中国後漢の応奉(おうほう)という人が、顔を半分ちょっと見た人を、数十年後に出会うときまで覚えていたという故事から。 〔出〕後漢書(ごかんじょ)

ばんか【挽歌】🔗🔉

ばんか【挽歌】 人の死を嘆き悲しんでうたう詩歌のこと。 ◎葬送の際に柩(ひつぎ)を載せた車を挽(ひ)きながら、故人を追悼してうたった歌から。「輓歌」とも書く。

ばんこくのなみだ【万斛の涙】🔗🔉

ばんこくのなみだ【万斛の涙】 尽きることなくあふれる涙のこと。 ◎「斛」は石(こく)で十斗(じっと)のこと。「万斛」は一石の一万倍で、非常に多くの分量のたとえ。 〔例〕万斛の涙を流す。

ばんこふえき【万古不易】🔗🔉

ばんこふえき【万古不易】 いつまでも変わらないこと。 ◎「万古」は永遠・永久、「不易」は変わらないの意。「千古不易」「万代(ばんだい)不易」とも言う。

ばんこんさくせつ【盤根錯節】🔗🔉

ばんこんさくせつ【盤根錯節】 複雑に入り組んでいて、解決したり、処理したりするのが困難な事柄。 ◎「盤根」は曲がりくねった木の根、「錯節」は入り組んだ木の節の意。 〔出〕後漢書(ごかんじょ)

ばんしょくさいしょう【伴食宰相】🔗🔉

ばんしょくさいしょう【伴食宰相】 実権もなく能力もない大臣をあざけって言うことば。 ◎「伴食」は主客の伴(とも)としてごちそうにあずかること。中国唐の宰相廬懐慎(ろかいしん)は政治力に欠け、政務をすべて姚崇(ようすう)という部下にまかせていたため、大臣たちとただ会食するだけの宰相に過ぎないと言われた故事から、 〔出〕旧唐書(くとうじょ)

ばんじきゅうす【万事休す】🔗🔉

ばんじきゅうす【万事休す】 これ以上手の打ちようがなく、もうだめだ、おしまいだということ。 ◎「万事」はあらゆること。「休す」は止(や)む、終わるの意。 〔出〕宋史(そうし)

ばんじょうのきみ【万乗の君】🔗🔉

ばんじょうのきみ【万乗の君】 →一天万乗の君

ばんそつはえやすく いっしょうはえがたし【万卒は得易く 一将は得難し】🔗🔉

ばんそつはえやすく いっしょうはえがたし【万卒は得易く 一将は得難し】 凡庸な人物はいくらでもいるが、傑出した人材にめぐりあうのはきわめてむずかしいということ。 ◎ふつうの兵士をたくさん集めるのはたやすいことだが、すぐれた一人の将を得ることはむずかしいの意から。 〔例〕「万卒は得やすく替玉を出し」(古川柳)

ばんちゃもでばな【番茶も出花】🔗🔉

ばんちゃもでばな【番茶も出花】 →鬼も十八番茶も出花

ばんりょくそうちゅうこういってん【万緑叢中紅一点】🔗🔉

ばんりょくそうちゅうこういってん【万緑叢中紅一点】 男性ばかりの中に、女性が一人だけ華やかに混じっていることのたとえ。 ◎「万緑」は見渡す限り一面の緑、「叢中」は草むらの中の意。そうした所に紅い花がただ一輪、あでやかに咲いているの意から。略して「紅一点」とも言う。 〔出〕王安石

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