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あいさつはときのうじがみ【挨拶は時の氏神】🔗⭐🔉
あいさつはときのうじがみ【挨拶は時の氏神】
口論やけんかのときに仲裁してくれる人は、現れた氏神さまのようにありがたいものだから、その仲裁に従うべきであるということ。
《参考》
「挨拶」は、仲裁の意。
《類句》仲裁は時の氏神。
あいそづかしはかねからおきる【愛想尽かしは金から起きる】🔗⭐🔉
あいそづかしはかねからおきる【愛想尽かしは金から起きる】
金の切れ目が縁の切れ目
あいそもこそもつきはてる【愛想も小想も尽き果てる】🔗⭐🔉
あいそもこそもつきはてる【愛想も小想も尽き果てる】
好意が持てなくなってすっかりいやになってしまうことのたとえ。「愛想が尽きる」とも。
《参考》
(イ)「愛想」は、愛着心のこと。
(ロ)「小想」は、「あいそ」に対するごろ合わせ。
あいたくちがふさがらない【開いた口が塞がらない】🔗⭐🔉
あいたくちがふさがらない【開いた口が塞がらない】
驚きあきれて呆然(ホ゛ウセ゛ン)とすることのたとえ。
《例文》
「客を客とも思わぬ、その店の主人の態度に開いた口がふさがらなかった。」
あいたくちへぼたもち【開いた口へ牡丹餅】🔗⭐🔉
あいたくちへぼたもち【開いた口へ牡丹餅】
棚から牡丹餅
あいづちをうつ【相槌を打つ】🔗⭐🔉
あいづちをうつ【相槌を打つ】
他人の話に調子を合わせて受け答えする。
《例文》
「おじいさんの話に相づちを打つ。」
話を聞きながらその人の説に同意してうなずく。
《参考》
「相槌」は、刃物などを鍛えるとき、師が打つつちの間に弟子が打つつち。
あいてかわれどぬしかわらず【相手変われど主変わらず】🔗⭐🔉
あいてかわれどぬしかわらず【相手変われど主変わらず】
相手は次々に変わっても、こちらは自分一人で同じことを繰り返すこと。
あいてのさするこうみょう【相手のさする功名】🔗⭐🔉
あいてのさするこうみょう【相手のさする功名】
自分の力がすぐれていたのではなく、相手が失敗したり劣っていたりしたために思い掛けなく立てた手柄。
あいてのないけんかはできぬ【相手のない喧嘩は出来ぬ】🔗⭐🔉
あいてのないけんかはできぬ【相手のない喧嘩は出来ぬ】
《けんかは相手がなければできないから》相手にならなければ、けんかは起こらないということ。
《類句》相手なければ訴訟なし。一人喧嘩はならぬ。
あいはおしみなくあとう【愛は惜しみなく与う】▽西洋🔗⭐🔉
あいはおしみなくあとう【愛は惜しみなく与う】▽西洋
愛は、自分の持っているものをすべて人に与えて惜しまないものであるということ。
《参考》
ロシアの作家トルストイのことば。
あいえんきえん【合縁奇縁】🔗⭐🔉
あいえんきえん【合縁奇縁】
人と人との気心が合う合わないということは、すべてこの世の中の不思議な因縁(いんねん)によるということ。
◎「縁」は巡り合わせの意で、「合縁」は気心の合う縁、「奇縁」は奇(く)しき縁の意。なお「相縁奇縁」とも書く。
あいおおければにくしみいたる【愛多ければ憎しみ至る】🔗⭐🔉
あいおおければにくしみいたる【愛多ければ憎しみ至る】
ある人に深く愛されすぎると、まわりの別の人にねたまれ、ついには憎まれるようになって、身を滅ぼすことになるということ。
◎「かわいさ余って憎さが百倍」と混同しないように。
〔出〕亢倉子(こうそうし)
あいくちにつば【匕首に鍔】🔗⭐🔉
あいくちにつば【匕首に鍔】
釣り合わないもの、ふさわしくないもののたとえ。
◎「匕首」は鍔のない短刀で、それに似つかわしくない鍔をつけるの意から。「合口(あいくち)に鍔」とも書く。
あいごせいもく【相碁井目】🔗⭐🔉
あいごせいもく【相碁井目】
人の実力差はさまざまで、なにをするにも力量の差はあるものだということを、囲碁の腕前にたとえて言ったことば。
◎「相碁」は実力が互角の者どうしで打つ囲碁。「井目」は碁盤上にしるされた九つの点で、ハンディキャップをつけるために、実力の劣ったほうが先にそこへ一つずつ碁石を置くことを言う。
あいさつはときのうじがみ【挨拶は時の氏神】🔗⭐🔉
あいさつはときのうじがみ【挨拶は時の氏神】
争い事のとき、仲裁人が出たら意地や見栄を捨てて、その仲裁に従ったほうがよいということ。
◎「挨拶」は仲裁の意。争い事の仲裁人は都合よく現れた氏神様のようなもので、またとない救いの神だの意から。
〔類〕仲裁は時の氏神
あいさつよりえんさつ【挨拶より円札】🔗⭐🔉
あいさつよりえんさつ【挨拶より円札】
ことばによる礼より、実際に役立つ金銭をもらうほうがありがたいということ。
◎挨拶の「拶」と円札の「札」を語呂合わせにしたことば。
〔類〕思し召しより米の飯
〔較〕Fair words fill not the belly.(美辞麗句では腹はふくれない)
あいそづかしもかねからおきる【愛想づかしも金から起きる】🔗⭐🔉
あいそづかしもかねからおきる【愛想づかしも金から起きる】
女が男に愛想をつかし、つれなくなるのは、金銭上の問題からだということ。
〔類〕金の切れ目が縁の切れ目
あいそもこそもつきはてる【愛想も小想も尽き果てる】🔗⭐🔉
あいそもこそもつきはてる【愛想も小想も尽き果てる】
愛情や好意がすっかりなくなって、いやになってしまうこと。
◎「小想」は「愛想」の意を強め語調を整えるために添えた語。
あいたいのことはこちゃしらぬ【相対のことはこちゃ知らぬ】🔗⭐🔉
あいたいのことはこちゃしらぬ【相対のことはこちゃ知らぬ】
当人どうしで取り決めたことは、第三者である自分のあずかり知らぬことだということ。
◎鮎(あゆ)(あい)、鯛(たい)、鯒(こち)という魚の名を語呂合わせにしたことば。
あいたくちがふさがらない【開いた口が塞がらない】🔗⭐🔉
あいたくちがふさがらない【開いた口が塞がらない】
相手のしたことなどが、あまりにもばかばかしくて、あきれ果ててものも言えないようすの形容。
〔類〕呆れが礼に来る
あいたくちにはとはたたぬ【開いた口には戸はたたぬ】🔗⭐🔉
あいたくちにはとはたたぬ【開いた口には戸はたたぬ】
開いた口に戸をたててふさぐわけにはいかないように、噂(うわさ)というものはどうやっても防ぐことができないということ。
〔類〕人の口に戸は立てられぬ
あいたくちへぼたもち【開いた口へ牡丹餅】🔗⭐🔉
あいたくちへぼたもち【開いた口へ牡丹餅】
→棚から牡丹餅
あいづちをうつ【相槌を打つ】🔗⭐🔉
あいづちをうつ【相槌を打つ】
相手のことばに調子を合わせ、「うんうん」「そうそう」などとうなずくこと。
◎「相槌」は、二人して鍛冶(かじ)で鉄を鍛えるさい、相方と呼吸を合わせて互いにかわるがわる打ち合う槌を言い、相手に合わせてその槌を打つの意から。
あいてかわれどぬしかわらず【相手変われど主変わらず】🔗⭐🔉
あいてかわれどぬしかわらず【相手変われど主変わらず】
なにかをするとき、そのたびごとに相手は変わっているというのに、相手をするこちら(主)は変わらずに、同じことを繰り返しているということ。
あいてのさするこうみょう【相手のさする功名】🔗⭐🔉
あいてのさするこうみょう【相手のさする功名】
相手の力が弱かったり、やり方がへただったりしたために、思わぬ手柄をたててしまうことのたとえ。
◎「さする」は「してくれる」の意。
あいてのないけんかはできぬ【相手のない喧嘩はできぬ】🔗⭐🔉
あいてのないけんかはできぬ【相手のない喧嘩はできぬ】
相手なしで、ひとりで喧嘩はできない。喧嘩は相手あってこそのこと。つまり、喧嘩を売られても相手になるなという戒めのことば。
〔類〕相手なければ訴訟なし/一人喧嘩はならぬ
〔較〕It takes two to take a quarrel.(二人いなければ喧嘩にならぬ)
あいてみてからのけんかごえ【相手見てからの喧嘩声】🔗⭐🔉
あいてみてからのけんかごえ【相手見てからの喧嘩声】
空(から)いばりをすることのたとえ。
◎相手を見て、弱そうだと判断すると、とたんに威勢よく喧嘩を売る大声を張りあげるの意から。
あいはおしみなくあたう【愛は惜しみなく与う】🔗⭐🔉
あいはおしみなくあたう【愛は惜しみなく与う】
愛していれば、すべてを与えても惜しくはないということ。
◎トルストイのことばから。これをもじって有島武郎が『惜みなく愛は奪ふ』という評論の題にした。
あいはこだしにせよ【愛は小出しにせよ】🔗⭐🔉
あいはこだしにせよ【愛は小出しにせよ】
人を愛するのは、少しずつ長く続けるのがよいということ。
◎英語のLove me little,love me long.から。
あいはぞうおのはじめ【愛は憎悪の始め】🔗⭐🔉
あいはぞうおのはじめ【愛は憎悪の始め】
愛することと憎しみとは紙一重で、一歩誤ると愛は憎しみに転じる。だから、愛するということは憎悪の始まりとも言えるということ。
〔出〕管子
あいべつりく【愛別離苦】🔗⭐🔉
あいべつりく【愛別離苦】
愛する人と生き別れたり、死別したりする別離の苦しみ。
◎「あい・べつり・く」と区切れる語で、「あいべつ・りく」ではない点に注意。なお「愛別離苦、会者定離(えしゃじょうり)」と続けても言う。
〔出〕法華経(ほけきょう)
あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ【相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ】🔗⭐🔉
あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ【相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ】
人が人を好きになるにはいろいろな形があるということ。
◎相思相愛の相惚れ、ひとりよがりの自惚れ、片思いの片惚れ、ひそかにあこがれる岡惚れと、人を好きになることばをおもしろおかしく並べたもの。
あいまいもこ【曖昧模糊】🔗⭐🔉
あいまいもこ【曖昧模糊】
ぼんやりとして判然としないこと。
◎「曖昧」も「模糊」も、ぼうっとしてはっきりしないの意。
〔例〕曖昧模糊とした発言。
あいもどりはかものあじ【逢い戻りは鴨の味】🔗⭐🔉
あいもどりはかものあじ【逢い戻りは鴨の味】
一度別れた男女の仲が元に戻ると、その仲は前よりいっそうこまやかになるということ。
◎よりを戻した男女の仲は、肉の中でも特に美味とされた鴨の肉のような味わいだということから。
ことわざに「あい」で始まるの検索結果 1-35。