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あんしのぎょ【晏子の御】▽中国🔗🔉

あんしのぎょ【晏子の御】▽中国 実力もないのに後だてとなる上位者の威力を頼みにして威張るつまらない人のたとえ。「晏子の御者」とも。 《参考》 斉(セイ)の宰相(サイショウ)晏子の御者は、宰相の御者であることを自慢していたが、妻に「要職にありながら慎み深い御主人に比べて、その御者であるあなたがかえって大威張りでいる。そんな浅はかな人とは別れたい。」と言われ、発奮して、ついに大夫(タイフ)にまで昇進したという。 《出典》 〔史記(シキ)・晏嬰伝〕 《類句》虎(トラ)の威を借(カ)る狐(キツネ)。

あんしょうにのりあげる【暗礁に乗り上げる】🔗🔉

あんしょうにのりあげる【暗礁に乗り上げる】 思いがけない障害や困難に遭って物事の進行が止まること。 《例文》 「資材の値上がりで高速道路の建設が暗礁に乗り上げた。」 《参考》 「デットロックに乗り上げる」ともいうが、これは「dead lock」の「lock(かぎ)」を「rock(岩)」と混同したことから。

あんじょうひとなくあんかうまなし【鞍上人なく鞍下馬なし】🔗🔉

あんじょうひとなくあんかうまなし【鞍上人なく鞍下馬なし】 馬に乗っている人が巧みに馬を乗りこなして、騎者と乗馬が一体になって見えることのたとえ。また、乗馬に限らず、広く巧みな操作ぶりをたたえるのにも用いる。

あんずるよりうむがやすい【案ずるより産むが易い】🔗🔉

あんずるよりうむがやすい【案ずるより産むが易い】 《お産は、初めに心配していたよりも大抵は軽く済むことから》事前にあれこれ心配するよりも、実際には案外たやすくできるものであるということ。 《類句》案じるより団子汁(タ゛ンコ゛シ゛ル)。思うより生むが易い。

あんせきいでずんばそうせいをいかんせん【安石出でずんば蒼生を如何せん】▽中国🔗🔉

あんせきいでずんばそうせいをいかんせん【安石出でずんば蒼生を如何せん】▽中国 徳の高い謝安が官吏となってよい政治をしなければ、人民の苦しみをどうして解決することができようか、だれにもできない。 《参考》 (イ)「安石」は、晋(シン)の謝安の字(アサ゛ナ)。「蒼生」は、人民のこと。 (ロ)謝安は役人になることを好まなかったが、彼がりっぱな人物であることを知っていた世の人がそれを惜しんで言ったことば。すぐれた為政者・指導者の出現を期待するときに言うことば。 《出典》 諸人(ショシ゛ン)毎(ツネ)ニ相与(アイトモ)ニ言ウ。安石肯(アエ)テ出デズンバ、将(マサ)ニ蒼生ヲ如何セント。〔晋書(シンシ゛ョ)・謝安伝〕

あんにいてきをおもう【安に居て危を思う】▽中国🔗🔉

あんにいてきをおもう【安に居て危を思う】▽中国 何事もない平和なときにも、大事件の起こった場合を考えてその用意をしておくことのたとえ。 《出典》 安ニ居テ危ヲ思ウ。思エバ則(スナワ)チ備エ有リ。備エ有レバ患(ウレ)エ無シ。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・襄公十一年〕 《類句》治(チ)に居て乱を忘れず。

あんこうのまちぐい【鮟鱇の待ち食い】🔗🔉

あんこうのまちぐい【鮟鱇の待ち食い】 働きもせずにただじっとチャンスを待ち、ごちそうにありつこうとすることのたとえ。 ◎鮟鱇が餌(えさ)をとるのに、ただ大口を開けて他の小魚が口の中に入ってくるのを待ち受けていることから。 〔較〕lie in bed till meat falls in one"s mouth(食物が口の中へ落ちてくるまで床に寝ている)

あんしのぎょ【晏子の御】🔗🔉

あんしのぎょ【晏子の御】 主人などの威光によりかかって得意になること。 ◎中国斉(せい)の宰相晏嬰(あんえい)の御者(馬車をあやつる人)が、自分が宰相の御者であることを得意がったという故事から。「晏子の御者」とも言う。 〔出〕史記 〔類〕虎の威を藉る狐/笠に着る

あんしんりつめい【安心立命】🔗🔉

あんしんりつめい【安心立命】 悟りを得て、名声や利害など、なにものにも心を動かされないこと。 ◎「安心」は心を安んじること、「立命」は天命を全うすること。儒教から出て、仏教でも用いられ、「あんじんりゅうみょう」「あんじんりつめい」とも読む。 〔出〕伝灯録

あんじょうひとなくあんかうまなし【鞍上人なく鞍下馬なし】🔗🔉

あんじょうひとなくあんかうまなし【鞍上人なく鞍下馬なし】 乗り手が馬を巧みに御(ぎょ)し、乗り手と馬とが一体となって見える形容。 ◎鞍(くら)の上に人、鞍の下に馬と判然とさせないほど、人馬の呼吸が合い、渾然(こんぜん)一体となっているの意から。

あんずるよりうむがやすい【案ずるより産むが易い】🔗🔉

あんずるよりうむがやすい【案ずるより産むが易い】 ものごとはやってみると、心配していたよりもたやすくいくものだということ。 ◎「案ずる」は、考える、心配するの意。出産はあれこれ考えて心配するより簡単に済むことが多いということから。 〔較〕An attempt is sometimes easier than expected.(やってみると、思っていたよりもやさしいことがよくある)

あんちゅうひやく【暗中飛躍】🔗🔉

あんちゅうひやく【暗中飛躍】 ひそかに策略をめぐらし、こっそり活動すること。 ◎「飛躍」は盛んに活動することで、暗闇(くらやみ)の中で活動するの意から。なお、この語を略した語が「暗躍」。

あんちゅうもさく【暗中模索】🔗🔉

あんちゅうもさく【暗中模索】 手がかりのないまま、いろいろと試してみながら、探し求めること。 ◎「模索」は「摸索」の代用字で、手さぐりで探すこと。暗闇(くらやみ)の中で手さぐりで探すの意から。「暗中に模索す」とも言う。 〔出〕隋唐嘉話(ずいとうかわ)

あんにいてきをおもう【安に居て危を思う】🔗🔉

あんにいてきをおもう【安に居て危を思う】 平和のときでも、危難・非常の場合を想定して常に備えを怠りなくしておく。そうすれば不測の災難に遭遇してもあわてないですむということ。 〔類〕治に居て乱を忘れず

あんやにともしびをうしなう【暗夜に灯火を失う】🔗🔉

あんやにともしびをうしなう【暗夜に灯火を失う】 頼りにしていたものを失って、途方にくれること。 ◎「暗夜」は「闇夜」とも書く。

あんやのつぶて【暗夜の礫】🔗🔉

あんやのつぶて【暗夜の礫】 不意討ちをくらうなど、防ぎようのないことのたとえ。また、皆目見当のつかないことのたとえ。 ◎「礫」は小石の意。「暗夜」は「闇夜」とも書く。

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