なぎ [2] 【凪・和】 なぐこと。風がやんで，波がなくなり，海面が穏やかになった状態。 ⇔時化(シケ) 「夕―」

にき 【和・熟】 〔中世以降は「にぎ」〕 名詞の上に付いて接頭語的に用いて，詳しい，柔らかな，細かい，穏やかな，などの意を表す。にこ。「―たえ」「―て」「―みたま」

にぎ 【和・熟】 ⇒にき（和・熟）

にこ 【和・柔】 〔「にこし」「にこやか」などの語根〕 他の語の上に付いて，柔らかな，柔和な，の意を表す。にき。「―毛(ゲ)」「―草」

のど 【閑・和】 （形動ナリ） 穏やかで，静かなさま。のどか。「立つ波も―には立たぬ/万葉 3339」「明日香川…流るる水も―にかあらまし/万葉 197」

わ [1] 【和】 （１）対立や疎外がなく，集団がまとまっている状態。仲よく，協力しあう気持ち。「―を保つ」 （２）争いをやめること。仲直り。「―を結ぶ」 （３）うまく調和のとれていること。つり合いのとれていること。 （４）〔数〕 二つ以上の数を加えた結果の数。 ⇔差

わ 【倭・和】 中国・朝鮮で用いられた日本の古称。また，日本の自称。

わ【和】 [合計]the sum (total);→英和 ⇒和解，平和.〜を結ぶ make[conclude]peace.〜を乞う sue for peace.２と２の〜　⇒足す.