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にき【和・熟】🔗🔉

にき和・熟】 〔接頭〕 (ニコと同根。奈良・平安時代には清音。後世はニギとも)「おだやかな」「やわらかな」「こまかい」「精熟した」などの意を表す。「―膚はだ」「―みたま(和魂)」↔あら(荒)

にこ【和・柔】🔗🔉

にこ和・柔】 ①体言に冠して「やわらかい」「こまかい」の意を表す。にき。「―草」「―毛」「―炭」↔荒あら。 ②おだやかに笑うさま。にっこり。蒙求抄3「そのやうな者も、この兄殿が行けば―と笑はるるぞ」

のど【閑・和】🔗🔉

のど閑・和】 ①のどか。万葉集2「流るる水も―にかあらまし」 ②無事。平安。続日本紀17「―には死せず」

やわ【和・柔】ヤハ🔗🔉

やわ和・柔ヤハ やわらかなさま。弱いさま。こわれやすいさま。「―な地面」「―な立て付け」「人間の出来が―だ」

わ【和】🔗🔉

】 (呉音。唐音はオ) ①仲よくすること。「―を結ぶ」 ②〔数〕二つ以上の数・式などを加えて得た値。「―を求める」 ③(大和国の意) ㋐日本。倭。 ㋑日本製・日本風・日本語などの意を表す。 ㋒大和国の略。「―州」 →わ(我)[二] ⇒和を講ずる ⇒和を以て貴しと為す

わ【我・吾】🔗🔉

我・吾】 [一]〔代〕 ①(一人称)わたし。われ。あ。おのれ。古事記「―が立たせれば」 ②(二人称)お前。親愛または軽侮の意をこめて呼ぶ語。仮名草子、伊曾保「―が第一と思はう珍物を買ひ求めて来い」 [二]〔接頭〕 (「和」とも書く)親愛または軽侮の意を表す。今昔物語集28「―御許はうるさき兵の妻とこそ思ひつるに」。古今著聞集10「―法師めが人あなづりして」

[漢]和🔗🔉

 〔口部5画〕 ⇒禾部

[漢]和🔗🔉

 字形  筆順 〔禾部3画/8画/教育/4734・4F42〕 〔音〕(呉) 〈ヲ〉(唐) カ〈クヮ〉(漢) 〔訓〕やわらぐ・やわらげる・なごむ・なごやか・あえる (名)かず [意味] ①なごやか。おだやか。ほどよい。「和気・柔和・温和・違和」 ②やわらぐ。なごむ。仲よくする。仲なおり。「和をもって貴しとなす」「和して同ぜず」「和を乞う」「和平・和解・和議・平和・協和・講和」 ③声や調子を合わせる。応ずる。こたえる。「和して詠ずる」「和音わおん・かおん・和韻・調和・唱和」 ④あえる。ほどよくまぜ合わせる。「混和・中和」 ⑤二つ以上の数を加えて得た結果。「5は2と3の和」「総和」 ⑥日本。 ㋐日本的。日本風。「和算・和歌・和服・和菓子・和漢洋」 ㋑日本語。「英文和訳・漢和字典」▶⑥は、中国での日本の称「倭」(=背の低い人)を嫌って、同音の「和」を当てたもの。 [解字] もと、口部5画。形声。「口」+音符「禾」(=しなやかに垂れた稲穂)。声を合わせそろえる意。転じて、心を合わせる、やわらぐ意。は異体字。 [下ツキ 違和・温和・穏和・漢和・緩和・共和・協和・媾和・講和・混和・唱和・親和・総和・中和・調和・同和・柔和・不和・付和・平和・飽和・宥和・融和 [難読] 和物あえもの・和泉いずみ・和幣にきて・和御魂にぎみたま・和毛にこげ・和布刈めかり・和布わかめ・にぎめ・和蘭オランダ

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