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こく [1] 【石・斛】🔗🔉

こく [1] 【石・斛】 (1)体積の単位。米穀などを量るのに用いる。一石は一〇斗。約180リットル。かつて,大名・武士の知行高を表すのにも用いた。 (2)和船の積載量,または材木の実体積の単位。一石は一〇立方尺,約0.278立方メートル。「千―船」 (3)サケ・マスの数量の単位。サケは四〇尾,マスは六〇尾を一石とする。

こく [1] 【刻】🔗🔉

こく [1] 【刻】 (1)(「剋」とも書く)陰暦で用いられた時間の単位。水時計(=漏刻)の刻み目に由来する。(ア)一昼夜を一二分し,それに十二支を配した時間。「子(ネ)の刻」などという。定時法では昼夜の別なく一二等分するが,不定時法では昼夜を別々に六等分するため,季節により一刻の長さが一定でない。民間では多く後者が用いられた。一刻をさらに四分して「辰(タツ)の一刻」「丑(ウシ)三つ」などといい,また一刻を三分して上・中・下を区別し,「寅(トラ)の上刻」「卯(ウ)の下刻」などと称した。(イ)一昼夜を一〇〇刻に分けた時間。定時法では昼夜を一〇〇等分するが,不定時法では春分・秋分で昼夜各五〇刻,夏至には昼六〇刻,夜四〇刻,冬至にはその逆となる。 (2)きざむこと。彫ること。「名人の―になる彫像」

こく 【轂】🔗🔉

こく 【轂】 ⇒こしき(轂)

こく [1] 【鵠】🔗🔉

こく [1] 【鵠】 (1)白鳥(ハクチョウ)の漢名。 (2)弓の的の中心にある黒い星。ほし。

――を刻(コク)して鶩(アヒル)に類す🔗🔉

――を刻(コク)して鶩(アヒル)に類す 〔後漢書(馬援伝)〕 白鳥を作るつもりで木を刻めば家鴨(アヒル)程度のものはできるの意。立派な人のおこないを学んで及ばなくても,それに近い人になれるということ。

こ-く [1] 【古句】🔗🔉

こ-く [1] 【古句】 古人の作った詩文の一節,または俳句。

こ・く [1] 【扱く】 (動カ五[四])🔗🔉

こ・く [1] 【扱く】 (動カ五[四]) 〔「こぐ」とも〕 (1)打ちつけたり,狭い所を通したりして,付いているものをむしり取る。「稲を―・く」 (2)長い物を片手で軽く握り,他の手で引き抜く。しごく。「ひもを―・く」 (3)草木を根の付いたまま引き抜く。「あの松を直したい所がある程に,急いであれを―・いで来い/狂言記・富士松」 [可能] こける

大辞林 ページ 144058