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いと🔗🔉

いと ■一■ (名) 〔■二■ の転。近世語〕 (1)幼児。「これ怪我さんすな―/浄瑠璃・新版歌祭文」 (2)女児。娘。「お家さんの傍に立つて居なます―さんを見いな/滑稽本・浮世風呂 2」 ■二■ (接頭) 名詞に付いて,いとけない・幼い,の意を表す。「―姫君の,小式部のめのと/紫式部日記」

いと【糸】🔗🔉

いと [1] 【糸】 (1)繊維が長く線状に連続したもの。綿糸・毛糸など短い繊維を紡績したものと,生糸・合成繊維など長い繊維からなるものがある。「―をつむぐ」 (2)細く長くて,{(1)}のようになっているもの。「蜘蛛(クモ)の―」 (3)三味線や琴などの弦。また,三味線や琴などの弦楽器。「三味線の―」「―の音」 (4)釣り糸。「―を垂れる」 (5)絹。「―織り」 (6)〔女房詞〕 納豆(ナツトウ)。

い-と【異図】🔗🔉

い-と [1] 【異図】 謀反(ムホン)の心。異心。

い-と【意図】🔗🔉

い-と [1] 【意図】 (名)スル (1)何かをしようと考えること。「―した半分もできない」 (2)こうしようと考えていること。めざしていること。「敵の―を見抜く」

いと【伊都・怡土】🔗🔉

いと 【伊都・怡土】 ⇒伊都国(イトノクニ)

いと🔗🔉

いと (副) (1)程度のはなはだしいさま。非常に。大変。「三寸ばかりなる人―うつくしうてゐたり/竹取」 (2)(下に打ち消しの語を伴う)たいして。あまり。「―やむごとなき際(キワ)にはあらぬが,すぐれて時めき給ふありけり/源氏(桐壺)」 (3)事態が並々でないさま。本当に。「かの張騫(チヨウケン)も―ただ者にはあらざりけるにや/今昔 10」

いと-あやつり【糸操り】🔗🔉

いと-あやつり [3] 【糸操り】 操り人形の一。人形を糸でつり下げて操るもの。近世初期,浄瑠璃と結びついて盛んに行われた。宝暦(1751-1764)以降衰微したが,明治にはいって九代目結城(ユウキ)孫三郎が再興。南京(ナンキン)操り。吊(ツ)り人形。

いといがわ【糸魚川】🔗🔉

いといがわ ―ガハ 【糸魚川】 新潟県南西部,姫川下流域にある市。もと北陸街道と松本街道の分岐点にあたり,宿場町として発展。古くから,翡翠(ヒスイ)を産出することで有名。

いといがわ-しずおか-こうぞうせん【糸魚川静岡構造線】🔗🔉

いといがわ-しずおか-こうぞうせん ―ガハシヅヲカコウザウセン 【糸魚川静岡構造線】 本州を地質学的に東北日本と西南日本とに二分する大断層線。糸魚川付近から松本盆地・諏訪盆地・甲府盆地・富士川流域を経て静岡に至り S 字状を描く。フォッサ-マグナの西縁。

いと-いり【糸入り】🔗🔉

いと-いり [0] 【糸入り】 〔絹糸入りの意〕 木綿糸に絹糸を交ぜて織った織物。多く,縞・かすりの部分に絹糸を用いる。「―双子(フタコ)」「―縞(ジマ)」

いと-いん【糸印】🔗🔉

いと-いん [0] 【糸印】 室町時代から江戸初期にかけて,中国の明から輸入した生糸一斤ごとに添えられた銅印。この印を押したものを取引証として返送した。各種の形があり,つまみに人物・動物などが彫刻されており,風雅な趣があるため文人に愛好された。 糸印 [図]

いとう【伊富・伊富魚】🔗🔉

いとう [0] 【伊富・伊富魚】 サケ目の淡水魚。全長1.5メートルにも達する。体形はややニジマスに似る。背は暗緑青色,腹部は灰白色で,背と体側に黒褐色の小斑点が散在する。釣りでは幻の魚といわれる。かつては青森県にも生息したが,現在は北海道・サハリンにのみ分布。イト。

い-とう【以東】🔗🔉

い-とう [1] 【以東】 ある場所を基準として,そこより東。 ⇔以西

いとう【伊東】🔗🔉

いとう 【伊東】 静岡県東部伊豆半島東岸の市。伊豆の代表的な温泉地・観光地。伊豆サボテン公園などがある。

いとう-せん【伊東線】🔗🔉

いとう-せん 【伊東線】 JR 東日本の鉄道線。静岡県熱海と伊東間,16.9キロメートル。伊豆半島東岸を通じ,伊東より南は伊豆急行線が下田までのびる。

いとう【伊東】🔗🔉

いとう 【伊東】 姓氏の一。

いとう-きねたろう【伊東甲子太郎】🔗🔉

いとう-きねたろう ―キネタラウ 【伊東甲子太郎】 (?-1867) 幕末期の志士。常陸国志筑藩士。新撰組の参謀だったが征長に反対して脱隊,山稜衛士となる。近藤勇宅訪問の帰路,斬殺された。

いとう-げんぼく【伊東玄朴】🔗🔉

いとう-げんぼく 【伊東玄朴】 (1800-1871) 幕末の蘭方医。肥前の人。名は淵。シーボルトに学ぶ。江戸で医業のかたわら,象先堂塾で門人を養成。神田に種痘所を創設し,のち,その後身の医学所取締となる。著「医療正始」など。

いとう-しずお【伊東静雄】🔗🔉

いとう-しずお ―シヅヲ 【伊東静雄】 (1906-1953) 詩人。長崎県生まれ。京大卒。「コギト」「日本浪曼派」同人。逆説的で鋭い抒情性に満ちた詩で知られる。詩集「わがひとに与ふる哀歌」「夏花」など。

いとう-しんすい【伊東深水】🔗🔉

いとう-しんすい 【伊東深水】 (1898-1972) 日本画家・版画家。東京生まれ。本名は一(ハジメ)。鏑木(カブラギ)清方に入門。江戸浮世絵の伝統を継いだ美人画家。代表作「銀河祭」「聞香」など。

いとう-すけちか【伊東祐親】🔗🔉

いとう-すけちか 【伊東祐親】 (?-1182) 平安末期の武将。伊豆伊東荘の人。伊豆に流された源頼朝を預かり,殺害しようとしたが失敗。のち,頼朝にとらえられ自殺。曾我兄弟の祖父。

いとう-すけゆき【伊東祐亨】🔗🔉

いとう-すけゆき 【伊東祐亨】 (1843-1914) 海軍軍人。薩摩藩士の出。日清戦争の連合艦隊司令長官。日露戦争では大本営海軍幕僚長。

いとう-ちゅうた【伊東忠太】🔗🔉

いとう-ちゅうた 【伊東忠太】 (1867-1954) 建築学者。山形県生まれ。東大教授。明治神宮・築地本願寺の設計者。日本および東洋の建築史を研究。著「法隆寺建築論」「伊東忠太建築文献」など。

いとう-マンショ【伊東満所】🔗🔉

いとう-マンショ 【伊東満所】 (1570頃-1612) 室町末期のキリスト教徒。日向の人。天正遣欧使節の正使。

いとう-みよじ【伊東巳代治】🔗🔉

いとう-みよじ ―ミヨヂ 【伊東巳代治】 (1857-1934) 官僚・政治家。長崎の生まれ。大日本帝国憲法の起草・制定に参画。のち,枢密顧問官となり,枢密院内に勢力を扶植(フシヨク),時の内閣を牽制(ケンセイ)して対外積極策を主張。

いとう-らんでん【伊東藍田】🔗🔉

いとう-らんでん 【伊東藍田】 (1734-1809) 江戸後期の儒者・漢詩人。江戸の人。荻生金谷や大内熊耳に師事し園(ケンエン)の学風を伝えたが,新詩風にも理解があった。著「藍田文集」

いとう-りゅう【伊東流】🔗🔉

いとう-りゅう ―リウ 【伊東流】 近世槍術の一流派。始祖は江戸初期奥羽の人,伊東紀伊入道佐忠(スケタダ)。江戸時代に盛行。建孝(ケンコウ)流。

いとう【伊藤】🔗🔉

いとう 【伊藤】 姓氏の一。

いとう-いっとうさい【伊藤一刀斎】🔗🔉

いとう-いっとうさい ―イツタウサイ 【伊藤一刀斎】 安土桃山時代の剣客。伊豆の人。名は景久。姓は「伊東」とも。鐘巻自斎に剣法をまなび,一刀流を興した。生没年未詳。

いとう-えいのすけ【伊藤永之介】🔗🔉

いとう-えいのすけ 【伊藤永之介】 (1903-1959) 小説家。秋田県生まれ。本名は栄之助。「梟」「鴉」「鶯」などで,東北農村の生活を独自な説話文体で描き,社会主義的な農民文学者として活躍。

いとう-きさく【伊藤熹朔】🔗🔉

いとう-きさく 【伊藤熹朔】 (1899-1967) 舞台美術家。東京生まれ。東京美校卒。築地小劇場で多数の舞台装置を担当。のち春陽会に舞台美術部を創設するなど舞台美術の発展に貢献。

いとう-けいすけ【伊藤圭介】🔗🔉

いとう-けいすけ 【伊藤圭介】 (1803-1901) 幕末・明治の博物学者。名古屋生まれ。東大教授。シーボルトにまなび,ツンベルクの「日本植物誌」により「泰西本草名疏」二巻を著す。その付録でリンネ分類を日本に初めて紹介。著「日本産物誌」など。

いとう-さちお【伊藤左千夫】🔗🔉

いとう-さちお ―サチヲ 【伊藤左千夫】 (1864-1913) 歌人・小説家。千葉県生まれ。本名は幸次郎。正岡子規に師事。「馬酔木(アシビ)」「アララギ」を刊行,短歌の生命を「叫び」にあると主張。小説に「野菊之墓」などがある。

いとう-じゃくちゅう【伊藤若冲】🔗🔉

いとう-じゃくちゅう 【伊藤若冲】 (1716?-1800) 江戸中期の画家。京都の人。狩野派・琳派を学び,中国明清画の筆意をくわえて動植物画に独自の画境を開く。とくに鶏の画をよくした。代表作「花鳥魚貝図三十幅」「群鶏図」

いとう-しょうう【伊藤松宇】🔗🔉

いとう-しょうう 【伊藤松宇】 (1859-1943) 俳人。正岡子規らと「椎の友」を結成,俳誌「俳諧」「筑波」を創刊。句集「松宇家集」

いとう-じんさい【伊藤仁斎】🔗🔉

いとう-じんさい 【伊藤仁斎】 (1627-1705) 江戸前期の儒学者。古義学の祖。京都の人。名は維(コレエダ),字(アザナ)は源佐(ゲンスケ)。年来学んできた朱子学に疑問を抱き,直接古典,ことに「論語」「孟子」の真義をつかんで仁義の実践躬行(キユウコウ)を求める古義学を首唱。京都堀川に古義堂を開いて堀川学派と呼ばれ,門弟三千余人におよんだ。著「論語古義」「孟子古義」「語孟字義」「童子問」など。

いとう-しんぞう【伊藤慎蔵】🔗🔉

いとう-しんぞう ―シンザウ 【伊藤慎蔵】 (1826-1880) 幕末の洋学者。長門国萩の人。適塾にまなぶ。越前国大野藩の洋学館長として蘭学教育などに貢献。

いとう-しんとく【伊藤信徳】🔗🔉

いとう-しんとく 【伊藤信徳】 (1633-1698) 江戸前期の俳人。京都の富商。貞徳の門人,のち談林派。若い芭蕉と交わった。

いとう-せい【伊藤整】🔗🔉

いとう-せい 【伊藤整】 (1905-1969) 詩人・小説家・評論家。北海道生まれ。本名は整(ヒトシ)。東京商大中退。詩から小説に転じ,昭和初期に「新心理主義」を唱え「得能物語」などを書く。戦後は創作と文学理論の統一をめざし活躍。小説「鳴海仙吉」「氾濫」,評論「日本文壇史」など。

いとう-そうかん【伊藤宗看】🔗🔉

いとう-そうかん 【伊藤宗看】 (1)(初代)(1618-1694) 江戸前期,将棋三世名人。出雲の人。大橋本家で修業し,1635年に独立して家元伊藤家をおこし,のち三世名人となる。在野派の挑戦を退けた数多の争い将棋で有名。 (2)(三代)(1706-1761) 江戸中期,将棋七世名人。将軍に献上した詰め将棋集「象戯図式」は難解かつ名作で,「詰むや詰まざるや百番」と称して有名。

いとう-だいすけ【伊藤大輔】🔗🔉

いとう-だいすけ 【伊藤大輔】 (1898-1981) 映画監督。愛媛県生まれ。小山内薫に師事。「忠次旅日記」「丹下左膳」などサイレント時代劇に傑作を残す。

いとう-ためきち【伊藤為吉】🔗🔉

いとう-ためきち 【伊藤為吉】 (1864-1943) 建築家。三重県生まれ。機械学・数学・漢学などを学び,渡米。帰国後,職工徒弟の教育・地位向上に腐心。のちに鉄筋コンクリート部材の研究・生産を行う。晩年は,永久動力機関の発明に没頭する。

いとう-ちゆう【伊藤痴遊】🔗🔉

いとう-ちゆう ―チイウ 【伊藤痴遊】 (初代)(1867-1938) 講談師・政治家。横浜生まれ。本名は仁太郎。普通選挙第一回で衆議院議員に当選。双木舎(ソウボクシヤ)痴遊と名乗り自作の政治講談を読む。のち,講談が本業となる。著「伊藤痴遊全集」全三〇巻。

いとう-とうがい【伊藤東涯】🔗🔉

いとう-とうがい 【伊藤東涯】 (1670-1736) 江戸中期の儒学者。名は長胤,字(アザナ)は源蔵,別号を慥々斎。仁斎の長男。京都堀川にあって子弟の育成に従事,仁斎の古義学を大成。著「制度通」「古今学変」「操觚字訣」など。

いとう-のえ【伊藤野枝】🔗🔉

いとう-のえ 【伊藤野枝】 (1895-1923) 女性解放運動家。福岡県生まれ。青鞜(セイトウ)社に参加。のち,無政府主義運動を展開。関東大震災直後,夫大杉栄とともに虐殺された(甘粕(アマカス)事件)。

いとう-ひろぶみ【伊藤博文】🔗🔉

いとう-ひろぶみ 【伊藤博文】 (1841-1909) 政治家。長州の人。初名は俊輔。松下村塾に学び,討幕運動に活躍。明治政府にあって,帝国憲法の制定,天皇制の確立に尽力。初代首相・枢密院議長・立憲政友会総裁などを歴任。組閣四度に及び,その間日清戦争を遂行。1905年(明治38)初代韓国統監。ハルビンで安重根に暗殺された。

いとう-へいざえもん【伊藤平左衛門】🔗🔉

いとう-へいざえもん ―ヘイザモン 【伊藤平左衛門】 (1829-1913) 宮大工。名古屋の人。京都東本願寺大師堂などを造営し,社寺建築の伝統をささえた。帝室技芸員。

いとう-らんぐう【伊藤蘭嵎】🔗🔉

いとう-らんぐう 【伊藤蘭嵎】 (1694-1778) 江戸中期の儒学者。紀州藩儒官。仁斎の五男。博学で長兄東涯と並び称された。著「大学是正」「中庸古言」など。

いとう-ろくろべえ【伊藤六郎兵衛】🔗🔉

いとう-ろくろべえ ―ロクロベ 【伊藤六郎兵衛】 (1829-1894) 幕末・明治の宗教家。武蔵国(神奈川県川崎)の人。丸山教の教祖。 →丸山教

いと・う【厭う】🔗🔉

いと・う イトフ [2] 【厭う】 (動ワ五[ハ四]) (1)いやに思う。いやに思って避ける。「世を―・う」「水仕事を―・う」「煩(ハン)を―・わず」 (2)大事にする。いたわる。「お体をお―・い下さいませ」 (3)(「世を厭う」から)出家する。「山里に浮世―・はん友もがな/新古今(雑中)」

いとう🔗🔉

いとう イタウ (副) 〔形容詞「いたし」の連用形「いたく」の転〕 はなはだしく。ひどく。「(木ニ)とりつきながら,―睡りて落ちぬべき時に/徒然 41」

いと-うお【糸魚】🔗🔉

いと-うお ―ウヲ [2] 【糸魚】 イトヨの別名。

いとおし・い【愛おしい】🔗🔉

いとおし・い イトホシイ [4] 【愛おしい】 (形)[文]シク いとほ・し (1)かわいく,大事に思うさま。いとしい。かわいらしい。「年をとってからの子なのでよけいに―・い」 (2)気の毒だ。かわいそうだ。不便だ。「両親に死なれてなんとも―・い子たち」「―・しの有様やと亡骸(ナキガラ)に抱付き/浄瑠璃・忠臣蔵」 (3)困ったことである。苦痛に感ぜられる。「我がわづかに知れる方の事を,残なく見せつくさむ,と思へるこそ―・しけれ/源氏(帚木)」 〔語源は「いたわしい」の母音交替形。一説に,動詞「いとう(厭)」の形容詞化とも。心を痛めるさまを表すのが原義。自己に対しては(3),他者に対しては(1)(2)の意となる〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

いとおし・む【愛おしむ】🔗🔉

いとおし・む イトホシ― [4] 【愛おしむ】 (動マ五[四]) (1)愛着を感じて,大切にする。「過ぎゆく青春を―・む」 (2)深い愛情をもってかわいがる。「わが子を―・む」 (3)気の毒に思う。かわいそうに思う。ふびんに思う。「残された子を―・む」

い-とお・す【射通す】🔗🔉

い-とお・す ―トホス [3][0] 【射通す】 (動サ五[四]) 矢で目標物を貫く。射抜く。「矢を胸から背へ―・す」 [可能] いとおせる

いと-おどし【糸縅】🔗🔉

いと-おどし ―ヲドシ [3] 【糸縅】 鎧(ヨロイ)の縅の一。組糸で札(サネ)を綴(ツヅ)ったもの。糸の色によって赤糸縅・黒糸縅などという。

いと-おり【糸織】🔗🔉

いと-おり [0] 【糸織】 練り糸で平織りにした絹織物。

いとおり-ひめ【糸織(り)姫】🔗🔉

いとおり-ひめ [4] 【糸織(り)姫】 ⇒織女(シヨクジヨ)(2)

いとが【糸賀】🔗🔉

いとが 【糸賀】 姓氏の一。

いとが-かずお【糸賀一雄】🔗🔉

いとが-かずお ―カズヲ 【糸賀一雄】 (1914-1968) 教育家。鳥取県生まれ。京大卒。知的障害児の福祉と教育に尽力。

いとかけ-がい【糸掛貝】🔗🔉

いとかけ-がい ―ガヒ [4] 【糸掛貝】 腹足綱イトカケガイ科の巻貝の総称。すべて海産。殻表に縦に走る細い糸状突起をもち,多くは純白色。オオイトカケガイは殻高8センチメートル内外で特に美しい。 糸掛貝 [図]

いとかけ-そう【糸掛草】🔗🔉

いとかけ-そう ―サウ [0] 【糸掛草】 ミカエリソウの別名。

いと-がしら【糸頭】🔗🔉

いと-がしら [3] 【糸頭】 漢字の頭(カシラ)の一。「幾」などの「幺」の部分。小さい,かすかなどの意を表す文字を作る。

いとか-やま【糸鹿山】🔗🔉

いとか-やま 【糸鹿山】 和歌山県有田市の南東の糸我(イトガ)山の古名。近世の熊野街道がここを通った。((歌枕))「―時雨に色を染めさせてかつがつ織れる錦なりけり/山家(秋)」

いとき-な・し【幼きなし】🔗🔉

いとき-な・し 【幼きなし】 (形ク) おさない。いとけない。「―・き手して,…むろの枝につけたまへり/蜻蛉(中)」

いと-きり【糸切り】🔗🔉

いと-きり [4][0] 【糸切り】 (1)製陶の際,轆轤(ロクロ)で成形した器を台から切り離す時使用した糸の跡。轆轤の回る方向によって渦の向きが異なり一般に和物は右,唐物は左とされる。 (2)「いとぞこ(糸底)」に同じ。 (3)糸で切ること。「―玉子」 (4)糸を切ること。「―ばさみ」

いときり-だんご【糸切(り)団子】🔗🔉

いときり-だんご [5] 【糸切(り)団子】 細長い棒状に作って蒸したものを糸で輪切りにした団子。いときり。あやめだんご。

いときり-ば【糸切(り)歯】🔗🔉

いときり-ば [4][3] 【糸切(り)歯】 〔糸を切る時に用いることから〕 犬歯のこと。

い-とく【威徳】🔗🔉

い-とく ― [0][1] 【威徳】 威厳と徳望。勢力があり,しかも徳の高いこと。「皇帝の―を輝かす」

い-とく【遺徳】🔗🔉

い-とく ― [0] 【遺徳】 故人が後世に残した徳。後世に残る恩徳。「故人の―を顕彰する」

い-とく【懿徳】🔗🔉

い-とく [1] 【懿徳】 麗しい立派な徳。

いと-くず【糸屑】🔗🔉

いと-くず ―クヅ [3] 【糸屑】 糸のくず。

いと-ぐち【糸口・緒】🔗🔉

いと-ぐち [2] 【糸口・緒】 (1)糸巻き・綛(カセ)などの糸の端。 (2)物事の始まり。手がかり。「事件解決の―」「話の―」

いと-ぐつ【糸鞋】🔗🔉

いと-ぐつ [2] 【糸鞋】 ⇒しがい(糸鞋)

いとく-てんのう【懿徳天皇】🔗🔉

いとく-てんのう ―テンワウ 【懿徳天皇】 記紀所伝の第四代天皇,大日本彦耜友尊(オオヤマトヒコスキトモノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。安寧天皇の第二皇子。

いと-ぐら【糸倉・糸蔵】🔗🔉

いと-ぐら [0] 【糸倉・糸蔵】 三味線などの棹(サオ)の上部の,糸巻きを納めるためにくりぬいた長方形の部分。

いと-くり【糸繰り】🔗🔉

いと-くり [2][0] 【糸繰り】 (1)繭や綿花から糸を引き出してつむぐこと。また,それをする人。糸取り。糸引き。 (2)「糸枠(イトワク)」に同じ。 (3)オダマキの別名。

いとくり-うた【糸繰り唄】🔗🔉

いとくり-うた [4] 【糸繰り唄】 民謡。糸繰り車を回して糸をつむぐときにうたう仕事唄。糸取り唄。糸引き唄。

いとくり-ぐるま【糸繰(り)車】🔗🔉

いとくり-ぐるま [5] 【糸繰(り)車】 車と紡錘(ツム)から成る道具。手で車を回して糸をつむいだりよりをかけたりする。糸車。紡車。 糸繰り車 [図]

いと-ぐるま【糸車】🔗🔉

いと-ぐるま [3] 【糸車】 「糸繰(イトク)り車(グルマ)」に同じ。

いと-げ【糸毛】🔗🔉

いと-げ [0] 【糸毛】 「糸毛の車」の略。

いとげ-の-くるま【糸毛の車】🔗🔉

いとげ-の-くるま 【糸毛の車】 色糸で飾った牛車(ギツシヤ)。上葺(ウワブ)きに色糸を用い,前後の庇(ヒサシ)にも総(フサ)を垂らす。簾(スダレ)は糸を巻いた竹で編む。青糸毛・紫糸毛・赤糸毛などがある。貴人の女性の乗用。毛車。

いとけ-な・い【幼けない・稚い】🔗🔉

いとけ-な・い [4] 【幼けない・稚い】 (形)[文]ク いとけな・し 〔「いときなし」の転〕 おさない。あどけない。「―・いしぐさ」 [派生] ――さ(名)

いとこ【従兄弟・従姉妹】🔗🔉

いとこ [2] 【従兄弟・従姉妹】 (「愛子(イトコ)」と同源か)父または母の兄弟・姉妹の子。 〔年齢・性別の違いで,「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」などと書き分ける〕

いとこ-あわせ【従兄弟合(わ)せ】🔗🔉

いとこ-あわせ ―アハセ [4] 【従兄弟合(わ)せ】 いとこどうしを結婚させること。

いとこ-おおおじ【従兄弟大小父】🔗🔉

いとこ-おおおじ ―オホヲヂ [4] 【従兄弟大小父】 祖父母のいとこ(従兄弟)。族伯祖父。

いとこ-おおおば【従兄弟大小母】🔗🔉

いとこ-おおおば ―オホヲバ [4] 【従兄弟大小母】 祖父母のいとこ(従姉妹)。族伯祖母。

いとこ-おじ【従兄弟小父】🔗🔉

いとこ-おじ ―ヲヂ [3] 【従兄弟小父】 父母のいとこ(従兄弟)。いとこちがい。従祖父。

いとこ-おば【従兄弟小母】🔗🔉

いとこ-おば ―ヲバ [3] 【従兄弟小母】 父母のいとこ(従姉妹)。いとこちがい。従祖母。

いと-こ【愛子】🔗🔉

いと-こ 【愛子】 〔形容詞「いとし」の語幹に「子」の付いたもの〕 親しい人。いとしい人。「貴人(ウマヒト)は貴人どちや,―はも―どち/日本書紀(神功)」

いと【糸】(和英)🔗🔉

いと【糸】 (a) thread;→英和 yarn;→英和 a string;→英和 a (fishing) line.〜を抜く(手術後) take out one's stitches.陰で〜を引く(人) pull the wires (a wire-puller).

いと【意図】(和英)🔗🔉

いと【意図】 (an) intention;→英和 a design;→英和 (an) aim.→英和 〜する intend;→英和 aim.

いとう【厭う】(和英)🔗🔉

いとう【厭う】 (1) dislike (嫌う);→英和 hate;→英和 grudge (惜しむ);→英和 be[get]weary[tired,sick](いやになる). (2) take good care of oneself (身をいたわる).厭わない do not mind;be willing.

いとう【以東の[に,で]】(和英)🔗🔉

いとう【以東の[に,で]】 east.→英和

いときりば【糸切り歯】(和英)🔗🔉

いときりば【糸切り歯】 an eyetooth;→英和 a canine tooth.

いとくず【糸屑】(和英)🔗🔉

いとくず【糸屑】 waste thread.

いとぐち【糸口】(和英)🔗🔉

いとぐち【糸口】 the beginning;the first step;a clue(手がかり).→英和 〜を見つける break the ice.→英和

いとぐるま【糸車】(和英)🔗🔉

いとぐるま【糸車】 a spinning wheel.

いとこ【従兄弟[姉妹]】(和英)🔗🔉

いとこ【従兄弟[姉妹]】 a (first) cousin.また従兄弟 a second cousin.

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