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くち【口】🔗🔉

くち 【口】 ■一■ [0] (名) (1)動物が飲食物をとり入れる器官。高等動物では頭部の下方にあって,唇・歯・舌があり,下あごによって開閉する。音声や鳴き声を発する器官ともなり,鳥類では嘴(クチバシ)となる。「―でくわえる」 (2)話すこと。声を出してものを言うこと。(ア)話す時に使うものとしての口。「―を開けば嫁の悪口ばかり」「―をつぐむ」(イ)話す動作。声に出すこと。また,その言葉。「―で言うほど簡単ではない」「―に出す」「―ほどでもない」(ウ)(文章などによらず)直接話すこと。口頭。「―で伝える」(エ)うわさ。評判。風説。「世間の―を気にする」(オ)話し方。話し方のよしあしや多寡(タカ)。「―が悪い」「―が達者だ」(カ)呼び出し。誘い。「―がかかる」 (3)飲食すること。(ア)飲食する時に使うものとしての口。「―をつける」(イ)飲食物を味わうものとしての口。また,味覚。「―に合う」「―あたり」(ウ)生活のために必要な量の食事をとるものとしての口。また,食事をする人数。「―が干上がる」「―を減らす」「一人―(ヒトリグチ)」(エ)飲食する動作。飲み食いすること。「酒は―にしない」 (4)通り抜けることができる空間。複合語としても用いる(この場合,多く「ぐち」となる)。(ア)穴やすき間。「傷の―」「船腹に―があく」(イ)ものを出し入れする所。また,そこをふさぐもの。「瓶の―」「―がかたくて抜けない」(ウ)人の出入りする所。戸口。「―が狭い」「登山―(トザングチ)」「非常―(ヒジヨウグチ)」 (5)〔(1)が体内への入り口であることから〕 物事の初め。最初。「序の―」「宵の―」 (6)物事を分類するときの,その一つ一つの類。種類の一。「飲める―」「そっちの―がだめなら,別の―に当たってみよう」 (7)はいっておさまる所。「嫁の―をさがす」「就職―(シユウシヨクグチ)」 (8)馬の口につける縄。「馬の―をとる」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)口に飲食物を入れる回数を数えるのに用いる。「一―で食べる」 (2)刀剣などを数えるのに用いる。「太刀一―」 (3)多くの人から金銭を集める時の,出してもらう単位を数えるのに用いる。「一―五千円で加入できる」

く-ち【駆馳】🔗🔉

く-ち [1][2] 【駆馳】 (名)スル (1)馬を走らせること。「老人の杖に依て歩行すると駿馬の―するとの如く/月世界旅行(勤)」 (2)人のために尽力し,奔走すること。

くち-あい【口合(い)】🔗🔉

くち-あい ―アヒ [0] 【口合(い)】 (1)二人の話がよく合うこと。あいくち。「―がいい」 (2)口をきいて仲介・保証をすること。また,その人。仲人。保証人。「惣七殿には―家請も有る仁/浄瑠璃・博多小女郎(中)」 (3)〔上方語〕 語呂合わせ。江戸では「地口(ジグチ)」といった。「さまざまの―や地口を言つて/黄表紙・御存商売物」 →地口

くち-あけ【口開け・口明け】🔗🔉

くち-あけ [0] 【口開け・口明け】 (1)閉じてある物の口をあけること。封を切ること。 (2)物事の初め。最初。かわきり。「興行の―の日」 (3)共有の山林や漁場の解禁。 (4)能の形式の一。狂言方の台詞で一曲を始めるもの。狂言口開け。 (5)上方の歌舞伎で,続き狂言の序幕の称。

くち-あ・し【口悪し】🔗🔉

くち-あ・し 【口悪し】 (形シク) (1)口がわるい。憎まれ口をきく。「―・しきをのこ/落窪 2」 (2)食欲がない。「或る尼の―・しとて物の食はれぬに/散木奇歌集」

くち-あそび【口遊び】🔗🔉

くち-あそび 【口遊び】 (1)無意識に口ずさむこと。また,その言葉。くちずさび。「ただ仏の御ことのみを寝言にも―にもしつつ行ふ/宇津保(春日詣)」 (2)無駄口。うわさ。悪口。「かかる―は,さらにうけたまはらじ/宇津保(藤原君)」

くち-あたり【口当(た)り】🔗🔉

くち-あたり [0] 【口当(た)り】 (1)食べ物や飲み物を口に入れたときの感じ。舌ざわり。「―のいいワイン」 (2)応対の折などに,人に与える感じ。人あたり。「―のいい人」

くち-あみ【口網】🔗🔉

くち-あみ 【口網】 (1)籠(カゴ)などの出入り口を閉じる網。 (2)引き網の一種か。また,「朽ち網」の意とも,「くち」という魚を取る網の意ともいう。「―も諸持ちにて/土左」

くち-あらそい【口争い】🔗🔉

くち-あらそい ―アラソヒ [3] 【口争い】 (名)スル 言い争うこと。口論。

くち・い🔗🔉

くち・い [2][0] (形) 腹がいっぱいである。「腹が―・くなる」

くち-い・る【口入る】🔗🔉

くち-い・る 【口入る】 (動ラ下二) (1)口をさしはさむ。さしでがましい口をきく。「汝―・れずとも,わが財しあらばありなむ/宇津保(藤原君)」 (2)口をきいて世話をする。仲立ちをする。「大夫やがてはひのりて,しりにこのことに―・れたる人と,のせてやりつ/蜻蛉(下)」

くち-いれ【口入れ】🔗🔉

くち-いれ [0][4] 【口入れ】 (名)スル (1)奉公先・縁談などの周旋をすること。また,それを業とする人。 (2)口出しをすること。「いささか―を申たりけるを/十訓 1」 (3)江戸時代,金銭の斡旋をすること。また,それを業とする人。「我も人も請合,―をせりあひ/浮世草子・桜陰比事 5」

くちいれ-にん【口入れ人】🔗🔉

くちいれ-にん [0] 【口入れ人】 (1)仲介をする人。 (2)雇い人などを周旋する人。また,それを業とする人。

くちいれ-や【口入れ屋】🔗🔉

くちいれ-や [0] 【口入れ屋】 奉公人の周旋・仲介を業とする人。また,その家。口入れ宿。

くち-うつし【口移し・口写し】🔗🔉

くち-うつし [0][3] 【口移し・口写し】 (1)飲食物を自分の口から他人の口へ移し入れること。《口移》 (2)口頭で直接に言い伝えること。口授。口伝(クデン)。《口移》「―で教え込む」 (3)話しぶりや話の内容が,ほかの人とそっくりそのままであること。《口写》「先生の説の―」

くち-うら【口占・口裏】🔗🔉

くち-うら [0] 【口占・口裏】 〔(2)が原義〕 (1)言い方から察せられる本心。相手が本心を推察できるような話しぶり。《口裏》「相手の―から大体のことは察せられる」 (2)人の言葉を聞いて,それで吉凶を占うこと。《口占》「源繁昌の―あり,とぞささやきける/盛衰記 27」

くち-うるさ・い【口煩い】🔗🔉

くち-うるさ・い [5] 【口煩い】 (形)[文]ク くちうるさ・し ちょっとしたことにも細かく文句を言う。口やかましい。

くち-え【口絵】🔗🔉

くち-え [0] 【口絵】 書籍・雑誌で,表紙の次あるいは本文の前に別丁で入れる絵や写真。

くち-えい【口永】🔗🔉

くち-えい 【口永】 口米(クチマイ)の金納化したもの。金納を建て前とする畠地で,架空の貨幣単位「永」を設定して算出した。

くち-おおい【口覆い】🔗🔉

くち-おおい ―オホヒ [3] 【口覆い】 (1)茶道で,葉茶壺の口を覆う布。金襴(キンラン)などを用いる。 (2)口を覆い隠すこと。また,そのための袖や扇など。

くち-おき【口置き】🔗🔉

くち-おき 【口置き】 物の縁や衣服のへりに金銀などの装飾をすること。置き口。「―など,目もあやに/栄花(根合)」

くち-おし・い【口惜しい】🔗🔉

くち-おし・い ―ヲシイ [4] 【口惜しい】 (形)[文]シク くちを・し (1)残念だ。くやしい。やや古風な言い方。「生家も人手に渡って―・い思いをした」 (2)期待はずれだ。失望を感じる。「遊びもしは見すべきことありて呼びにやりたる人の来ぬ,いと―・し/枕草子 98」 (3)取るに足りない。言うに足りない。大したことはない。「取るかたなく,―・しききはと,優なりと覚ゆばかりすぐれたるとは/源氏(帚木)」 〔語源未詳。一説に「朽ち惜し」の意とも。自分の行為を後悔する気持ちを表す「くやし」とは区別して使われていたが,室町時代頃から混同されるようになった〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

くち-おも【口重】🔗🔉

くち-おも [0] 【口重】 (名・形動) 軽々しくものを言わないこと。口数が少ないこと。また,そのさま。 ⇔口軽(クチガル) 「―で容易に物を言はず/戸隠山紀行(美妙)」

くち-おも・い【口重い】🔗🔉

くち-おも・い [4][0] 【口重い】 (形)[文]ク くちおも・し (1)口数が少ない。軽々しくものを言わない。「―・く押し黙っている」 (2)口に出すのが遠慮される。言いにくい。「明かし給はむ事は,猶,―・き心地して/源氏(手習)」

くち-がき【口書き】🔗🔉

くち-がき [0] 【口書き】 (1)はしがき。序文。こうしょ。 (2)筆を口にくわえて書や絵をかくこと。また,そのかいたもの。 (3)江戸時代,裁判における供述・主張や取り調べに対する返答を記した調書。足軽以下,百姓・町人に関する調書をいい,武家のものは口上書(コウジヨウシヨ)という。

くち-がしこ・い【口賢い】🔗🔉

くち-がしこ・い [5] 【口賢い】 (形)[文]ク くちがしこ・し ものの言い方がうまい。「―・く己(オノ)れの非を蔽(オオ)ふ理窟を作る/社会百面相(魯庵)」

くち-かず【口数】🔗🔉

くち-かず [0] 【口数】 (1)話をする回数。言葉かず。「すこし―が多すぎる」「―が少ない」 (2)食費のかかる人の数。「奉公に出して―を減らす」 (3)一口(ヒトクチ)単位になっている申込金・寄付金・出資金などの個数。

くち-がた・い【口堅い・口固い】🔗🔉

くち-がた・い [4][0] 【口堅い・口固い】 (形)[文]ク くちがた・し (1)やたらに人に言い散らさない。口が堅い。 (2)言うことが確かである。「―・く約束する」 (3)強く言い張る。主張をまげない。「げにあやまちてけり,とは言はで―・うあらがひたる/枕草子(一〇〇・能因本)」

くち-がため【口固め】🔗🔉

くち-がため [0][3] 【口固め】 (名)スル (1)他言をとめること。口止め。 (2)言葉で約束すること。口約束。 (3)男女の契り。

くち-がたり【口語り】🔗🔉

くち-がたり [3] 【口語り】 (1)浄瑠璃一段を口(クチ)・中(ナカ)・切(キリ)に分けたとき,口を語ること。また,それを語る太夫。切り語りよりも格の低い太夫が受け持つ。端場(ハバ)語り。 →切り語り (2)浄瑠璃などの語り物を三味線の伴奏なしで語ること。

くち-がね【口金】🔗🔉

くち-がね [0] 【口金】 (1)入れ物の口もとをとめる金具。「ハンドバッグの―」 (2)電球の,ソケットにねじ込む金属の部分。 (3)槍の穂などの部分をしっかりと保持するため柄(エ)の先にはめる金具。 →鑿(ノミ)

くち-がま・し【口がまし】🔗🔉

くち-がま・し 【口がまし】 (形シク) 口やかましい。口うるさい。「―・しきくるわ中の沙汰にあはば/浮世草子・禁短気」

くち-がも【口鴨】🔗🔉

くち-がも [0] 【口鴨】 ハシビロガモの別名。

くち-がる【口軽】🔗🔉

くち-がる [0] 【口軽】 (名・形動) 軽々しくよくしゃべり,秘密などをすぐに人にもらす・こと(さま)。 ⇔口重(クチオモ) 「故(ワザ)と―に笑顔さへ粧(ツク)つて/くれの廿八日(魯庵)」

くち-がる・い【口軽い】🔗🔉

くち-がる・い [4][0] 【口軽い】 (形)[文]ク くちがる・し (1)気軽な口調である。柔らかでなめらかな口調である。「お万が客は―・く/そめちがへ(鴎外)」 (2)軽々しくものを言う。秘密などをすぐ口外する。おしゃべりだ。「かうまでも洩らし聞ゆるも,かつはいと―・けれど/源氏(宿木)」

くち-がろ・し【口軽し】🔗🔉

くち-がろ・し 【口軽し】 (形ク) 「くちがるい{(2)}」に同じ。「大方―・きものに成たれば/十訓 4」

くち-がわり【口代(わ)り・口替(わ)り】🔗🔉

くち-がわり ―ガハリ [3] 【口代(わ)り・口替(わ)り】 〔「口取り肴(ザカナ)」の代わりの意〕 酒の肴として数種類の料理を少しずつ一皿に盛り合わせたもの。

くち-き【口木】🔗🔉

くち-き 【口木】 「枚(バイ)」に同じ。「―を銜(クク)みて城(キ)を穿(ウガ)ちて/日本書紀(天武上訓)」

くち-き【朽(ち)木】🔗🔉

くち-き [0] 【朽(ち)木】 (1)枯れてくさった木。くされ木。くちた木。 (2)不遇のまま,空しく一生を終わる人の身の上のたとえ。

くちき-がき【朽(ち)木書き】🔗🔉

くちき-がき [0] 【朽(ち)木書き】 消し炭や焼き筆で下絵を書くこと。また,その下絵。

くちき-がた【朽(ち)木形】🔗🔉

くちき-がた [0] 【朽(ち)木形】 枯れて木目が浮き上がったような模様。几帳や壁代の文様に使われた。 朽ち木形 [図]

くちき-ざ【朽(ち)木座】🔗🔉

くちき-ざ [0] 【朽(ち)木座】 仏像の台座の一。朽ちた木の根を用いて,岩の形に作った台座。

くちき-ざくら【朽(ち)木桜】🔗🔉

くちき-ざくら [4] 【朽(ち)木桜】 枯れ朽ちた桜の木。「年古(フ)りまさる―/謡曲・熊野」

くち-きき【口利き】🔗🔉

くち-きき [0][4] 【口利き】 (1)仲介・斡旋・紹介などをすること。とりもつこと。「就職の―をたのむ」 (2)談判・相談などのとりなしをすること。また,それをするのが上手な人。 (3)話し方がうまいこと。弁舌が巧みなこと。また,その人。「物なれたるうへ―なりしかば/平治(下・古活字本)」

くち-ぎたな・い【口汚い】🔗🔉

くち-ぎたな・い [5][0] 【口汚い】 (形)[文]ク くちぎたな・し (1)下品で乱暴な言葉を使うさま。聞く人が不愉快になるような言い方である。「―・くののしる」 (2)食い意地が張っている。くいしんぼうである。 [派生] ――さ(名)

くち-ぎよう【口器用】🔗🔉

くち-ぎよう 【口器用】 (名・形動ナリ) 〔中世・近世語。「くちきよう」とも〕 「口上手(クチジヨウズ)」に同じ。「―にぬかすな,隠した文ここへ出せ/浄瑠璃・国性爺後日」

くち-きよ・し【口清し】🔗🔉

くち-きよ・し 【口清し】 (形ク) (1)物言いが立派である。「心の問はむにだに―・う答へむ/源氏(夕霧)」 (2)口先だけ立派である。口先が巧みである。「商人は,惣て此れ無き事也,と―・く諍(アラソ)ふ/今昔 31」

くち-きり【口切り】🔗🔉

くち-きり [0] 【口切り】 (1)密封した容器の封を切ること。口あけ。 (2)物事の初め。最初。かわ切り。「講演会の―は先生にお願いしよう」 (3)茶道で,新茶を詰めた茶壺(チヤツボ)の封を切ること。[季]冬。《―や湯気たゞならぬ台所/蕪村》 (4)取引所などで,最初に成立した売買の取引。

くち-ぎれい【口綺麗】🔗🔉

くち-ぎれい [3] 【口綺麗】 (形動)[文]ナリ (1)口先だけはきれいごとを言うさま。口きよらか。「―な事はいひますとも此あたりの人に泥の中の蓮とやら/にごりえ(一葉)」 (2)食い意地が張っていないさま。

くち-ぎわ【口際】🔗🔉

くち-ぎわ ―ギハ [0] 【口際】 口もと。口のまわり。

く-ちく【苦竹】🔗🔉

く-ちく [0] 【苦竹】 植物マダケの異名。にがたけ。

く-ちく【駆逐】🔗🔉

く-ちく [0] 【駆逐】 (名)スル (1)敵などを追い払うこと。「敵を―する」 (2)車馬で追いかけること。「馬車相―して進み入りぬ/即興詩人(鴎外)」

くちく-かん【駆逐艦】🔗🔉

くちく-かん [0] 【駆逐艦】 軍艦の艦種の一。比較的小型の高速艦。魚雷・爆雷を装備し,ミサイルを装備するものも多い。護衛・哨戒・対潜攻撃などにあたる。

くち-くさ【腐草】🔗🔉

くち-くさ 【腐草】 〔草が腐ってホタルになるという俗説から〕 ホタルの異名。草の蛍。

くち-ぐすり【口薬】🔗🔉

くち-ぐすり [3] 【口薬】 (1)火縄銃の火皿に盛って,起爆薬とする黒色火薬。 (2)口止めのために与える金品。口止め料。「お供の衆には,―水撒(マ)く様に飲まして置いた/浄瑠璃・菅原」

くち-ぐせ【口癖】🔗🔉

くち-ぐせ [0] 【口癖】 習慣のようになっている言葉遣い。たびたび話す話やよく使う言葉。

くち-くち【口口】🔗🔉

くち-くち 【口口】 接吻(セツプン)。口づけ。キス。「手付けにちよつと―とすがり付くを/浄瑠璃・神霊矢口渡」

くち-ぐち【口口】🔗🔉

くち-ぐち [2] 【口口】 (1)大勢の人がそれぞれにものを言うこと。「めいめい―にわめき合う」「―に言う」 (2)あちこちの出入り口。

クチクラ(ラテン) cuticula🔗🔉

クチクラ [2] (ラテン) cuticula 生物の体表の細胞(表皮細胞・上皮細胞)から分泌してできたかたい層の総称。体の保護・水分蒸散防止などに役立つ。植物では主にクチンおよび蝋(ロウ)からなる。節足動物では,硬タンパク質を主成分とし,外骨格を形成する。角皮(カクヒ)。キューティクル。

くち-ぐるま【口車】🔗🔉

くち-ぐるま [3] 【口車】 相手をおだてたりだましたりするための,巧みな話し方。

くち-げんか【口喧嘩】🔗🔉

くち-げんか ―ゲンクワ [3] 【口喧嘩】 (名)スル 言い争うこと。言い合うこと。口論。

くち-こ🔗🔉

くち-こ [0] 「このこ」に同じ。

くち-ごうしゃ【口巧者】🔗🔉

くち-ごうしゃ ―ガウシヤ [3] 【口巧者】 (名・形動)[文]ナリ 口先のうまい・こと(さま)。そのような人のこともいう。口上手。「何をぬかす,―な/露団々(露伴)」

くち-こごと【口小言】🔗🔉

くち-こごと [3] 【口小言】 不平や文句を言うこと。「下女はお上さんがあんなでは困ると,―を言ひながら/雁(鴎外)」

くち-ごたえ【口答え】🔗🔉

くち-ごたえ ―ゴタヘ [3][0] 【口答え】 (名)スル 目上の人の言葉に言い返すこと。また,そのような返答。「親に―する」

くち-ことば【口言葉・口詞】🔗🔉

くち-ことば [3] 【口言葉・口詞】 (1)口で言うことば。話しことば。口語。 (2)「言葉」を強めた語。「―をいれさせをつて日がくれたは/狂言・鈍根草」

くち-コミ【口―】🔗🔉

くち-コミ [0] 【口―】 〔マスコミのもじり〕 口から口へ伝えられる評判。「―で伝わる」

くち-ごも・る【口籠る】🔗🔉

くち-ごも・る [4] 【口籠る】 (動ラ五[四]) (1)はっきり言わない。また,言葉につまる。言いしぶる。「明日なら,と言いかけて―・った」 (2)病気などのために,声が言葉として聞きとれない状態である。「昨日辰刻より―・られ,去夜絶入す/東鑑(延応二)」

くち-ごわ【口強】🔗🔉

くち-ごわ ―ゴハ 【口強】 (名・形動)[文]ナリ 〔近世語〕 (1)強く主張すること。強弁すること。また,そのさま。「此間,―に御ざるに依て,いつぞは打擲致う/狂言・髭櫓(虎寛本)」 (2)馬などの性質が荒く,御し難いさま。「坂東黒というて―なる馬に乗りて/浮世草子・風流軍配団」

くち-ごわ・し【口強し】🔗🔉

くち-ごわ・し ―ゴハシ 【口強し】 (形ク) (1)強く言いはる。負けずに言い争う。「―・くて,手触れさせず/源氏(葵)」 (2)馬などの性質が荒く,御し難い。「白葦毛なる馬の,きはめて―・きにぞ乗たりける/平家 8」

くち-さか・し【口賢し】🔗🔉

くち-さか・し 【口賢し】 (形シク) 口が達者だ。言葉巧みである。「かく―・しきをしへを伝へなば/読本・雨月(白峯)」

くち-さかずき【口盃】🔗🔉

くち-さかずき ―サカヅキ 【口盃】 杯をとりかわさず,口先だけで約束すること。「盃なしの―/浄瑠璃・天神記」

くち-さがな・い【口さがない】🔗🔉

くち-さがな・い [5] 【口さがない】 (形)[文]ク くちさがな・し 他人のことを,あれこれ口うるさく批評するのが好きである。口うるさい。「―・い連中」 [派生] ――さ(名)

くち-さき【口先】🔗🔉

くち-さき [0] 【口先】 (1)くちの端。くち。「―にくわえる」 (2)心のこもらないうわべだけの言葉や話しぶり。「―だけの約束」「―だけの親切心」

くち【口】(和英)🔗🔉

くち【口】 (1) a mouth;→英和 lips (くちびる). (2)[就職口]employment[a job].(3)[一株]a share(一口入る).→英和 (4)[種類]a kind[sort];→英和 a brand (商品).→英和 〜が肥えている have a dainty[delicate]palate.〜に合う suit one's taste.→英和 〜にする eat;→英和 taste;mention[speak](言及する).→英和 〜のうまい(悪い) honey-(foul-)tongued.〜の堅い closemouthed.〜の軽い(重い) talkative (taciturn).→英和 〜をきく speak;→英和 mediate(仲裁).→英和 〜を切る broach.→英和 〜をすべらす let slip. 〜をする(あける) (un)cork.→英和 〜を添える recommend.→英和 〜を出す put in a word;→英和 interfere[meddle](干渉).→英和 〜を慎しむ hold one's tongue.〜を割る disclose.→英和

くちあけ【口明け】(和英)🔗🔉

くちあけ【口明け】 the beginning.

くちあたり【口当りの良い(悪い)】(和英)🔗🔉

くちあたり【口当りの良い(悪い)】 (un)pleasant to the taste;→英和 (un)palatable.→英和

くちいれ【口入れ屋】(和英)🔗🔉

くちいれ【口入れ屋】 an employment agency (周旋屋).

くちうつし【口移しの】(和英)🔗🔉

くちうつし【口移しの】 mouth-to-mouth.

くちうら【口裏を合わせる】(和英)🔗🔉

くちうら【口裏を合わせる】 rearrange a story not to contradict each other.

くちうるさい【口うるさい】(和英)🔗🔉

くちうるさい【口うるさい】 nagging;faultfinding.→英和

くちえ【口絵】(和英)🔗🔉

くちえ【口絵】 a frontispiece.→英和

くちおしい【口惜しい】(和英)🔗🔉

くちおしい【口惜しい】 regrettable[a great pity].→英和 口惜しく思う regret.→英和

くちかず【口数の多い(少ない)】(和英)🔗🔉

くちかず【口数の多い(少ない)】 talkative (taciturn).→英和

くちがね【口金】(和英)🔗🔉

くちがね【口金】 a (bottle) cap;a clasp (かばんの).→英和

くちきき【口利き】(和英)🔗🔉

くちきき【口利き】 mediation;a mediator (調停者).〜で through a person's good offices.

くちぎたない【口汚ない】(和英)🔗🔉

くちぎたない【口汚ない】 foulmouthed;abusive.口汚なく(ののしる) abusively (abuse).→英和

くちく【駆逐する】(和英)🔗🔉

くちく【駆逐する】 expel;→英和 drive away;clear.→英和 駆逐艦 a (torpedo-boat) destroyer.

くちぐせ【口癖】(和英)🔗🔉

くちぐせ【口癖】 a habit of saying (癖);one's favorite phrase.〜のように言う be in the habit of saying.

くちぐち【口々に】(和英)🔗🔉

くちぐち【口々に】 severally (個々に);→英和 unanimously (一同).→英和

くちぐるま【口車に乗せる】(和英)🔗🔉

くちぐるま【口車に乗せる】 cajoleinto;coax.→英和

くちげんか【口喧嘩】(和英)🔗🔉

くちげんか【口喧嘩】 a (verbal) quarrel.

くちごたえ【口答え】(和英)🔗🔉

くちごたえ【口答え】 a retort.→英和 〜する retort.

くちコミ【口コミ(で)】(和英)🔗🔉

くちコミ【口コミ(で)】 (by) word of mouth.

くちごもる【口篭る】(和英)🔗🔉

くちごもる【口篭る】 mumble;→英和 falter.→英和

くちさがない【口さがない】(和英)🔗🔉

くちさがない【口さがない】 gossipy;→英和 scandal-loving.

くちさき【口先のうまい】(和英)🔗🔉

くちさき【口先のうまい】 honey-[smooth-]tongued.〜だけの insincere.→英和 〜だけで…する pay lip service.

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