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不朽 クチズ🔗🔉

【不朽】 フキュウ・クチズ 非常にすぐれていて、永遠に滅びないこと。また、非常にすぐれていること。「不朽之芳フキュウノホウ(不滅の名声)」『不滅フメツ』

供張 クチョウ🔗🔉

【供帳】 キョウチョウ =共張・供張。宴会や休息の場にあてるため、幕を張ったりしていろいろ設備をすること。クチョウ 官に差し出す僧籍の帳簿。

信口 クチニマカス🔗🔉

【信口】 シンコウ・クチニマカス 口にまかせていう。考えずに出まかせをいうこと。

刺口 クチニトゲス🔗🔉

【刺口】 シコウ・クチニトゲス とげのあるいい方をする。「彼皆刺口論世事一、有力未免遭駆使=彼皆口ニ刺シテ世事ヲ論ジ、力有レバ未ダ駆使ニ遭フコトヲ免レズ」〔→韓愈

区中 クチュウ🔗🔉

【区中】 クチュウ くぎりの中。転じて、世間。天下。「誰能醸滄海、尽酔区中民=誰カ能ク滄海ヲ醸シ、尽ク区中ノ民ヲ酔ハシメン」〔→元好問

反唇 クチビルヲカエス🔗🔉

【反脣】 ハンシン・クチビルヲカエス =反唇。口をとがらす。不満なときの口つきのこと。「反脣而相稽=反脣シテアヒ稽ス」〔→漢書

口 くち🔗🔉

【口】 3画 口部 [一年] 区点=2493 16進=387D シフトJIS=8CFB 《常用音訓》ク/コウ/くち 《音読み》 コウ/ク〈ku〉 《訓読み》 くち/あな/くちずから(くちづから) 《名付け》 あき・くち・ひろ 《意味》 {名}くち。人の顔にあり、飲食物を取り、物をいうあな。「口之於味也、目之於色也=口ノ味キニ於ケルヤ、目ノ色シキニ於ケルナリ」〔→孟子{名・単位}食べる人の数や食べぐあい。また、食物を食べるくちの数によって人数や家畜を数えるときのことば。「戸口」「五口家」「人口」「損其家口充狙之欲=其ノ家口ヲ損ジテ狙ノ欲ヲ充タス」〔→列子{名}あな。ぽかっとくちをあけたあな。「山有小口=山ニ小口有リ」〔→陶潜{名}くち。入りぐち。「関口(関所)」「口岸(商品の出入りする港)」 {副}くちずから(クチヅカラ)。親しく自分のくちから。「口授」「口伝」 {単位}刀を数える単位。「一口之刀」 〔国〕くち。もののいい方。また、ことば。「口が悪い」もののはじめ。「宵の口」物事をいくつかにわけた一つ。「別口」くち。入りこみうる場所。就職口。「よい口を捜す」 《解字》 象形。人間のくちやあなを描いたもの。▽その音がつづまれば谷(あなのあいたたに)、語尾が伸びれば孔(あな)や空(筒抜けのあな)となる。いずれも、中空にあなのあいた意を含む。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

口占 クチウラ🔗🔉

【口占】 コウセン 頭の中で練った文案を口述して書き取らせる。〔→漢書草稿をつくらずに詩をつくること。クチウラ〔国〕人が話すのを聞いて吉凶を判断すること。ことばつきから、その人の気持ち・考えを推し量る。

口尚乳臭 クチナオニュウシュウアリ🔗🔉

【口尚乳臭】 クチナオニュウシュウアリ 口がまだ乳くさい。年若く、経験にとぼしいこと。〔→史記

口数 クチカズ🔗🔉

【口数】 コウスウ 家族数や人口など、ある範囲に生活する人の数。クチカズ〔国〕しゃべり方の度合い。ことばかず。金額や、届け・事がらの数。

口禍之門 クチハワザワイノモン🔗🔉

【口禍之門】 クチハワザワイノモン〈故事〉口はわざわいの出てくるところである。ことばは慎まなくてはならないこと。〔馮道〕

口有蜜腹有剣 クチニミツアリハラニケンアリ🔗🔉

【口有蜜腹有剣】 クチニミツアリハラニケンアリ〈故事〉口先は親切だが腹の中では恐ろしいことを考えていること。外面は温和で内心は陰険なこと。口蜜腹剣。〔→通鑑

口調 クチョウ🔗🔉

【口調】 クチョウ ことばの調子。いい回し。

可口 クチニカナリ🔗🔉

【可口】 カコウ・クチニカナリ うまい。味がよい。口にあう。〔→荘子

吻 くちびる🔗🔉

【吻】 7画 口部  区点=4213 16進=4A2D シフトJIS=95AB 《音読み》 フン/ブン/モン〈wn〉 《訓読み》 くちびる 《意味》 {名}くちびる。「接吻セップン」「吻合フンゴウ」 「口吻コウフン」とは、口ぶり、ものの言い方。 {動}〔俗〕キスする。 《解字》 会意兼形声。勿ブツは、没と同系で、隠れて見えない意を含む。吻は「口+音符勿」。ブツの語尾が伸びてブンとなる。口もとを隠してふさぐくちびるのこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

唇 くちびる🔗🔉

【唇】 10画 口部 [常用漢字] 区点=3116 16進=3F30 シフトJIS=904F 《常用音訓》シン/くちびる 《音読み》 シン〈zhn〉/シン/ジュン/シュン〈chn〉 《訓読み》 ふるえる(ふるふ)/くちびる 《意味》 {動}ふるえる(フルフ)。びりっとふるえる。ふるえて驚く。〈同義語〉→震{名}くちびる。〈同義語〉→脣。「口唇」 《解字》 会意兼形声。辰シンの原字は、貝がらからびりびりとふるえる柔らかい貝の足が出た姿を描いた象形文字。振震の原字で、弾力をおびてふるえる意を含む。唇は「口+音符辰」で、やわらかくてびりびりとふるえるくちびる。▽唇シンは、もと、ふるえることで、脣シンとは別字であったがのち混用された。→辰 《熟語》 →下付・中付語

喙 くちばし🔗🔉

【喙】 12画 口部  区点=5128 16進=533C シフトJIS=9A5B 《音読み》 カイ(クイ)/ケ〈hu〉 《訓読み》 くちばし/くるしむ 《意味》 {名}くちばし。豚の口や鳥のくちばしのように、突き出た口。〈類義語〉→嘴シ。「容喙ヨウカイ(わきから口をはさむ)」「蚌合而箝其喙=蚌合シテソノ喙ヲ箝ム」〔→国策カイス{動}くるしむ。口を突き出して苦しそうに息をする。「維其喙矣=コレソレ喙ス」〔→詩経「喙息カイソク」とは、獣や鳥のこと。「跂行喙息咸得其宜=跂行喙息ミナソノ宜シキヲ得タリ」〔→漢書〕 《解字》 会意。彖タンは、顔の突き出た豚の姿を描いた象形文字。喙は「口+彖」で、豚の口のように突き出た口をあらわす。獣や鳥の突き出た口のこと。 《類義》 嘴シは、上下の交差したくちばし。 《熟語》 →下付・中付語

嘴 くち🔗🔉

【嘴】 15画 口部  区点=5160 16進=535C シフトJIS=9A7B 《音読み》 シ/スイ〈zu〉 《訓読み》 くち/くちばし 《意味》 {名}くち。くちばし。鳥のくちばし。転じて、人や道具の口。〈同義語〉→觜{名}くちばしのように細くつき出たところ。「沙嘴サシ」 《解字》 会意兼形声。此シは、くい違ってくっつく意を含む。觜シは、じぐざぐにくい違うつの。嘴は「口+音符觜」で、上と下とがくい違ったくちばし。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

拑口 クチヲカンス🔗🔉

【拑口】 カンコウ・クチヲカンス =箝口・鉗口。口をとじていわない。〈同義語〉緘口。

朽 くちる🔗🔉

【朽】 6画 木部 [常用漢字] 区点=2164 16進=3560 シフトJIS=8B80 《常用音訓》キュウ/く…ちる 《音読み》 キュウ(キウ)/ク〈xi〉 《訓読み》 くちる(くつ) 《名付け》 え 《意味》 {動・形}くちる(クツ)。草木がくさる。くさって曲がる。また、そのさま。「朽木」 {名}くさった木。「摧朽=朽ヲ摧ク」 {動・形}くちる(クツ)。古くなってだめになる。また、そのさま。「老朽」「不朽」 《解字》 会意兼形声。右側の字は、伸びようとするものがつかえて曲がったことをあらわす。朽はそれを音符とし、木をそえた字で、くさって曲がった木。 《単語家族》 考(腰の曲がった老人)巧(曲がりくねった複雑な細工をする)と同系。 《類義》 →腐 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

杜口 クチヲトザス🔗🔉

【杜口】 トコウ・クチヲトザス 口をふさぐ。口をつぐんでいわないこと。〈同義語〉堵口。「杜口裹足=口ヲ杜シ足ヲ裹ム」〔→史記

梔 くちなし🔗🔉

【梔】 11画 木部  区点=5973 16進=5B69 シフトJIS=9E89 《音読み》 シ〈zh〉 《訓読み》 くちなし 《意味》 {名}くちなし。木の名。あかね科の常緑低木。夏、白い花を開く。実は黄赤色で、黄色の染料・薬用となる。「梔子シシ」 《解字》 会意兼形声。「木+音符巵シ(水をつぐ器)」。くちなしの実が、水をつぐ器に似ていることから。 《熟語》 →熟語 →故事成語

滅口 クチヲメッス🔗🔉

【滅口】 メッコウ・クチヲメッス うわさのもとを消すこと。「入匈奴以滅口=匈奴ニ入リテ以テ口ヲ滅ス」〔→史記

漱 くちすすぐ🔗🔉

【漱】 14画 水部 [人名漢字] 区点=6291 16進=5E7B シフトJIS=9FF9 《音読み》 ソウ/ス〈su・sh〉 《訓読み》 すすぐ/くちすすぐ/うがい(うがひ) 《名付け》 すすぐ 《意味》 {動}すすぐ。せかせかと動かして、さっと洗う。〈類義語〉→洗→洒{動・名}くちすすぐ。うがい(ウガヒ)。うがいをする。〈同義語〉→嗽{動}すすぐ。さらさらとあらう。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ソク・ソウ)は、せかせかと動かす意。漱はそれを音符とし、水を加えた字で、せかせかと口を動かす動作から、水でうがいをする意となる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

矢口 クチニシス🔗🔉

【矢口】 シコウ・クチニシス ずばりといいきる。「聖人矢口而成言、肆筆而成書=聖人ハ口ニ矢シテ言ヲ成シ、筆ヲ肆シテ書ヲ成ス」〔→法言

箝口 クチヲカンス🔗🔉

【箝口】 カンコウ・クチヲカンス 発言すべきときに、口をつぐんで発言しない。『箝語カンゴ』言論の自由を制限する。「箝口令カンコウレイ」

結口 クチヲムスブ🔗🔉

【結舌】 ケツゼツ・シタヲムスブ 発言すべきときに、口をとじて発言しない。『結口ケッコウ・クチヲムスブ』「自尚書近臣、皆結舌杜口=尚書近臣ヨリ、ミナ舌ヲ結ビ口ヲ杜グ」〔→漢書

緘口 クチヲトズ🔗🔉

【緘口】 カンコウ・クチヲトズ 口をとじて何もいわない。だまる。『緘唇カンシン・緘黙カンモク』「鞭背令緘口=背ヲ鞭チテ口ヲ緘ヂシメヨ」〔→寒山

脣 くちびる🔗🔉

【脣】 11画 肉部  区点=7092 16進=667C シフトJIS=E3FA 《音読み》 シン/ジュン/シュン〈chn〉 《訓読み》 くちびる 《意味》 {名}くちびる。柔らかくふるえるくちびる。また、くちびるのような形をしたもの。〈同義語〉→唇。「脣音(くちびるで発音されるp、bなどの音)」「脣亡歯寒=脣亡ビテ歯寒シ」〔→左伝〕 《解字》 会意兼形声。辰シンは、貝がらが開いて、弾力性のある舌が出てふるえるさま。脣は「肉+音符辰」で、柔らかくふるえるくちびる。▽ふつう、唇(くちびるがわななく)の字で書きあらわす。 《単語家族》 振シンや震シンと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

唇亡歯寒 クチビルホロビテハサムシ🔗🔉

【脣亡歯寒】 クチビルホロビテハサムシ =唇亡歯寒。〈故事〉利害関係を同じくする密接な者どうしは、一方が滅びると、他の一方がじかに脅威にさらされるたとえ。「脣竭而歯寒クチビルツキテハサムシ」とも。〔→左伝

腐 くちる🔗🔉

【腐】 14画 肉部 [常用漢字] 区点=4169 16進=4965 シフトJIS=9585 《常用音訓》フ/くさ…らす/くさ…る/くさ…れる 《音読み》 フ/ブ〈f〉 《訓読み》 くされる/くさらす/くさる/くちる(くつ) 《意味》 {動・形}くさる。くちる(クツ)。もと、肉の形がくずれてべったりくっつく。また、転じて、原形をとどめないようにくさる。〈類義語〉→朽→爛ラン。「腐朽」「腐肉」 {形}古くさくて役にたたない。「陳腐」「腐儒」 「腐刑フケイ」とは、刑罰の一つ。男を去勢する刑罰。宮刑。▽その傷あとがくさって、悪臭を発するので、この名がある。 「腐心」とは、心をいためること。「此臣之日夜切歯腐心也=コレ臣ノ日夜切歯腐心スルナリ」〔→史記〕 〔国〕くさる。気持ちがめいって、はればれしない。 《解字》 会意兼形声。府は、びっしりくっつけて物をしまいこむ倉。腐は「肉+音符府」で、組織がくずれてぺったりとくっついた肉。 《単語家族》 付(くっつく)と同系。 《類義》 朽は、くちて曲がる。爛ランは、どろどろにただれる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

苦竹 クチク🔗🔉

【苦竹】 クチク まだけ(竹の一種)のこと。「黄蘆苦竹繞宅生=黄蘆苦竹宅ヲ繞リテ生ズ」〔→白居易

苦衷 クチュウ🔗🔉

【苦衷】 クチュウ 悩みなどでくるしんでいる胸のうち。▽「衷」は、心。

觜 くちばし🔗🔉

【觜】 12画 角部  区点=7525 16進=6B39 シフトJIS=E658 《音読み》 /スイ〈zu〉/〈z〉 《訓読み》 くちばし 《意味》 {名}くちばし。上下がちぐはぐに交差した鳥のくちばし。転じて広く、鳥のくちばしのように突き出たもの。〈同義語〉→嘴シ。「沙觜サシ」 {名}二十八宿の一つ。規準星は今のオリオン座に含まれる。とろき。「娵觜シュシ」とも。 《解字》 会意兼形声。此シは「止(あし)+比(ならぶ)の略体」の会意文字で、ややくい違ってぎざぎざに並ぶ意を含む。觜は「角+音符此」で、ちぐはぐに交差した角質の部分、つまり、肉食鳥のくちばしのこと。のち、口へんをつけて嘴と書くようになった。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

拑口 クチヲトズ🔗🔉

【鉗口】 ケンコウ・カンコウ・クチヲトズ =箝口・拑口。口をとじてものをいわない。〔→淮南子

開口 クチヲヒラク🔗🔉

【開口】 カイコウ・クチヲヒラク 笑ったり飲食したりして口を開く。「不開口笑是痴人=口ヲ開キテ笑ハザルハ是レ痴人ナリ」〔→白居易ことばを発する。話をはじめる。「柴門雖得去、未忍即開口=柴門ヲ去ルヲ得トイヘドモ、イマダスナハチ口ヲ開クニ忍ビズ」〔→杜甫

餬口 クチニノリス🔗🔉

【餬口】 ココウ・クチニノリス・クチヲノリス 食客となる。▽「春秋左氏伝」隠公十一年の「使餬其口於四方=ソノ口ヲ四方ニ餬セシム」から。かゆを食べて生活する。どうにか食物にありついて暮らすこと。〔→左伝生活すること。「餬口之計(生活を維持するやりかた)」

駆逐 クチク🔗🔉

【駆逐】 クチク 害するものを追い払う。

駆馳 クチ🔗🔉

【駆馳】 クチ 馬をさっと走らせる。はせまわって、人のためにつくすこと。「由是感激、遂許先帝以駆馳=コレニヨリテ感激シ、遂ニ先帝ニ許スニ駆馳ヲモッテス」〔→蜀志

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