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ほととぎす【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】🔗🔉

ほととぎす 【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】 ■一■ [3] (名) (1)ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約30センチメートル。尾羽が長い。背面は灰褐色。腹面は白色で黒い横斑がある。ウグイスなどの巣にチョコレート色の卵を産み,抱卵と子育てを仮親に託す。鳴き声は鋭く,「テッペンカケタカ」などと聞こえる。夏鳥として渡来し,山林で繁殖して東南アジアに渡る。古来,文学や伝説に多く登場し,卯月(ウヅキ)鳥・早苗(サナエ)鳥・あやめ鳥・橘鳥・時つ鳥・いもせ鳥・たま迎え鳥・しでの田長(タオサ)などの異名がある。[季]夏。《―平安城を筋違に/蕪村》 (2)(「時鳥草」「杜鵑草」「油点草」の文字を当てる)ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチメートル。葉は互生し,狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋,葉腋に白色で紫斑がある花を一〜三個ずつつける。花被片は六個。和名は花の斑を{(1)}の胸の斑に見立てたもの。ほととぎすそう。[季]秋。 ■二■ (枕詞) {■一■(1)}が飛ぶ意から類音の地名「飛幡(トバタ)」にかかる。「―飛幡の浦にしく波のしくしく君を/万葉 3165」 杜鵑■一■(1) [図] 杜鵑■一■(2) [図]

ほととぎす-そう【時鳥草】🔗🔉

ほととぎす-そう ―サウ [0] 【時鳥草】 「ほととぎす{■一■(2)}」に同じ。[季]秋。

ほととぎす🔗🔉

ほととぎす (1)(「ホトトギス」と書く)俳句雑誌。1897年(明治30)柳原極堂が松山市で創刊。翌年,発行所を東京に移し高浜虚子が正岡子規らの協力を得て続刊,俳句革新運動の拠点となる。新傾向俳句運動に対して客観写生を唱え,花鳥諷詠の伝統を守り,俳壇の主流を形成して今日に至る。また,夏目漱石らの作品を載せ,写生文の発達に貢献した。 (2)(「不如帰」と書く)小説。徳富蘆花作。1898年(明治31)〜99年「国民新聞」連載。若夫婦の幸福な結婚生活が,明治社会の現実の前にもろくも崩壊していく悲劇を描いた家庭小説。

ほととぎす【時鳥】(和英)🔗🔉

ほととぎす【時鳥】 a cuckoo.→英和

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