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広辞苑の検索結果 (4)
ほととぎす【杜鵑・霍公鳥・郭公・時鳥・子規・杜宇・不如帰・沓手鳥・蜀魂】🔗⭐🔉
ほととぎす【杜鵑・霍公鳥・郭公・時鳥・子規・杜宇・不如帰・沓手鳥・蜀魂】
(鳴き声による名か。スは鳥を表す接尾語)
①カッコウ目カッコウ科の鳥。カッコウに似るが小形。山地の樹林にすみ、自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ねる。鳴き声は極めて顕著で「てっぺんかけたか」「ほっちょんかけたか」などと聞こえ、昼夜ともに鳴く。夏鳥。古来、日本の文学、特に和歌に現れ、あやなしどり・くつてどり・うづきどり・しでのたおさ・たまむかえどり・夕影鳥・夜直鳥よただどりなどの名がある。〈[季]夏〉。万葉集18「暁に名告り鳴くなる―」
ほととぎす
ホトトギス
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
②〔枕〕
(飛ぶ意から)「とばた」(地名)にかかる。
ホトトギス
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
②〔枕〕
(飛ぶ意から)「とばた」(地名)にかかる。
ほととぎす【杜鵑草】🔗⭐🔉
ほととぎす【杜鵑草】
ユリ科の多年草。山地に自生。茎は高さ60〜90センチメートルで、毛が密生。葉は長楕円形。秋、白色に紫色の斑点の散在する花を開く。和名は花の模様が鳥のホトトギスの腹の斑紋に似るため。同属にヤマホトトギスなど数種あり、その総称(属名)として呼ぶこともある。漢名、油点草。〈[季]秋〉
ほととぎす
ホトトギス
撮影:関戸 勇
ホトトギス
撮影:関戸 勇
ほととぎす🔗⭐🔉
ほととぎす
①(「ホトトギス」)俳句雑誌。1897年(明治30)正岡子規主宰・柳原極堂編集の下に松山市で発行。翌年、東京に移し高浜虚子が編集。俳句の興隆を図り、写生文・小説などの発達にも貢献。現在も続刊。
②(「不如帰」)徳冨蘆花の家庭小説。1898〜99年(明治31〜32)国民新聞に発表。海軍少尉川島武男の出征と愛妻浪子の病患とをめぐる家庭悲劇を描く。
→文献資料[不如帰]
③2の劇化作品。1901年(明治34)大阪朝日座で初演。新派の代表作の一つ。
ほととぎすこじょうのらくげつ【沓手鳥孤城落月】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ほととぎすこじょうのらくげつ【沓手鳥孤城落月】‥ジヤウ‥
坪内逍遥作の戯曲。「桐一葉」の続編。1897年(明治30)発表、1905年初演。大坂落城を描き、淀君は5代中村歌右衛門の当り役となる。
大辞林の検索結果 (4)
ほととぎす【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】🔗⭐🔉
ほととぎす 【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】
■一■ [3] (名)
(1)ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約30センチメートル。尾羽が長い。背面は灰褐色。腹面は白色で黒い横斑がある。ウグイスなどの巣にチョコレート色の卵を産み,抱卵と子育てを仮親に託す。鳴き声は鋭く,「テッペンカケタカ」などと聞こえる。夏鳥として渡来し,山林で繁殖して東南アジアに渡る。古来,文学や伝説に多く登場し,卯月(ウヅキ)鳥・早苗(サナエ)鳥・あやめ鳥・橘鳥・時つ鳥・いもせ鳥・たま迎え鳥・しでの田長(タオサ)などの異名がある。[季]夏。《―平安城を筋違に/蕪村》
(2)(「時鳥草」「杜鵑草」「油点草」の文字を当てる)ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチメートル。葉は互生し,狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋,葉腋に白色で紫斑がある花を一〜三個ずつつける。花被片は六個。和名は花の斑を{(1)}の胸の斑に見立てたもの。ほととぎすそう。[季]秋。
■二■ (枕詞)
{■一■(1)}が飛ぶ意から類音の地名「飛幡(トバタ)」にかかる。「―飛幡の浦にしく波のしくしく君を/万葉 3165」
杜鵑■一■(1)
[図]
杜鵑■一■(2)
[図]
[図]
杜鵑■一■(2)
[図]
ほととぎす-そう【時鳥草】🔗⭐🔉
ほととぎす-そう ―サウ [0] 【時鳥草】
「ほととぎす{■一■(2)}」に同じ。[季]秋。
ほととぎす🔗⭐🔉
ほととぎす
(1)(「ホトトギス」と書く)俳句雑誌。1897年(明治30)柳原極堂が松山市で創刊。翌年,発行所を東京に移し高浜虚子が正岡子規らの協力を得て続刊,俳句革新運動の拠点となる。新傾向俳句運動に対して客観写生を唱え,花鳥諷詠の伝統を守り,俳壇の主流を形成して今日に至る。また,夏目漱石らの作品を載せ,写生文の発達に貢献した。
(2)(「不如帰」と書く)小説。徳富蘆花作。1898年(明治31)〜99年「国民新聞」連載。若夫婦の幸福な結婚生活が,明治社会の現実の前にもろくも崩壊していく悲劇を描いた家庭小説。
ほととぎす【時鳥】(和英)🔗⭐🔉
ほととぎす【時鳥】
a cuckoo.→英和
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