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みょうが【茗荷・荷】🔗🔉

みょうが メウガ [0] 【茗荷・荷】 〔「芽香(メガ)」の転という〕 (1)ショウガ科の多年草。暖地の林中に生え,野菜として栽培もされる。葉は広披針形。夏,地下茎の先から花序が出,淡赤褐色の苞片が多数重なって卵形となり,苞の間から淡黄色の花が次々と出る。独特の香りがあり,開花前の苞と若い茎を食用とする。鈍根草。古名メガ。 〔「茗荷の花」は [季]秋〕 →茗荷竹 →茗荷の子 (2)〔茗荷を食べると忘れっぽくなるという俗説から〕 おろかな人。 (3)家紋の一。茗荷の花芽や花を図案化したもの。

みょうが-たけ【茗荷竹】🔗🔉

みょうが-たけ メウガ― [3] 【茗荷竹】 ミョウガの若芽の俗称。薄緑色で香りが高く,食用とする。[季]春。

みょうが-の-こ【茗荷の子】🔗🔉

みょうが-の-こ メウガ― [0] 【茗荷の子】 ミョウガの根元に出る花茎の俗称。花をつける前に苞(ホウ)を食用とする。淡赤褐色で独特の香りがある。[季]夏。

みょう-が【冥加】🔗🔉

みょう-が ミヤウ― [1] 【冥加】 (名・形動)[文]ナリ (1)〔仏〕 知らぬうちに受ける神仏の援助・保護。冥利。「―人にすぐれて/今昔 17」 (2)非常に好運である・こと(さま)。「嬢様別してのお情ぢやわ,生命(イノチ)―な,お若いの/高野聖(鏡花)」 (3)〔神仏の恩恵に対するお礼の意から〕 お礼。報恩。「薬代を―のためにつかはしたし/浮世草子・永代蔵 6」 (4)「冥加金」の略。 (5)違約や悪事をしたら神仏の加護が尽きても仕方ないという意で用いる自誓の言葉。「あの君七代まで太夫―あれ/浮世草子・一代男 7」

みょうが-きん【冥加金】🔗🔉

みょうが-きん ミヤウ― [0][3] 【冥加金】 (1)社寺へ奉納する金銭。神仏の加護の祈願,またはそれへの謝礼の意味で納める。冥加銭。 (2)近世の雑税の一。商工業者・旅宿・質屋などが,営業免許・特権付与の代償として領主(大名)に献上する金穀をいう。原則として銭納であったが,物納もしくは労役の場合もあった。

みょうが-な・し【冥加無し】🔗🔉

みょうが-な・し ミヤウガ― 【冥加無し】 (形ク) (1)神仏の加護がない。「兄に向つて弓をひかんが―・きとは理り也/保元(中・古活字本)」 (2)(「無し」が否定ではなく,強調に用いられて)冥加に尽きるさまである。ありがたい。「はああ―・い,有難いと夫婦わつと泣出し/浄瑠璃・博多小女郎(中)」

みょうが【冥加】(和英)🔗🔉

みょうが【冥加】 divine providence;fortune.→英和 〜につきる be too good.

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