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よそ【余所・他所・外】🔗⭐🔉
よそ [2][1] 【余所・他所・外】
(1)ほかの所。別の場所。「店をたたんで―へ移って行った」「―では買えない品」
(2)自分の属している家庭や団体以外のところ。
⇔うち
「今日は―で夕飯を食べてくる」「―から帰ったら必ず手を洗いなさい」
(3)自分とは直接関係のない所・人・物。「どこか―の国の話だと思った」「―の人のあとについて行ってはいけません」
(4)ほったらかすこと。かえりみないこと。「勉強を―に遊んでばかりいる」
よ-そ【四十】🔗⭐🔉
よ-そ 【四十】
十の四倍。しじゅう。よそじ。「十(トオ)・二十(ハタ)・三十(ミソ)・―など数ふるさま/源氏(空蝉)」
よそい【装い・粧い】🔗⭐🔉
よそい ヨソヒ 【装い・粧い】
〔動詞「装(ヨソ)う」の連用形から〕
■一■ [2] (名)
(1)取りそろえること。したく。準備。「舟,―を設けて待ち侍りしに/源氏(明石)」
(2)服装。装束。特に,ととのった服装。よそおい。「唐めいたる―は,うるはしうこそありけめ/源氏(桐壺)」
(3)かざり。装飾。「えさらず取り使ひ給ふべき物ども,ことさら―もなく/源氏(須磨)」
(4)富士谷成章の用いた文法用語。現在の用言にあたる。
→名(ナ)
→挿頭(カザシ)
→脚結(アユイ)
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)衣服・調度などそろっているものを数えるのに用いる。そろい。「舞人,女の装束(ソウゾク)一―づつ賜ふ/宇津保(春日詣)」
(2)器に盛った飲食物を数えるのに用いる。「けさも粥を中蓋(チユウガサ)に三―/浄瑠璃・宵庚申(中)」
よそ-いき【余所行き】🔗⭐🔉
よそ-いき [0] 【余所行き】
「よそゆき」に同じ。
よ-そう【予想】🔗⭐🔉
よ-そう ―サウ [0] 【予想】 (名)スル
これから起こることについて考えをめぐらし,おしはかること。前もって予測すること。また,その内容。予測。「―が的中する」「選挙の結果を―する」「―配当」
よそう-がい【予想外】🔗⭐🔉
よそう-がい ―サウグワイ [2] 【予想外】 (名・形動)[文]ナリ
予想もしなかったこと。また,そのような展開になるさま。思いのほか。意外。「―の大収穫」「―な展開」
よそう-や【予想屋】🔗⭐🔉
よそう-や ―サウ― [0] 【予想屋】
競馬・競輪などで,自分が予想したいく通りかの的中番号を紙に書くなどして売る者。
よそ・う【装う】🔗⭐🔉
よそ・う ヨソフ [2] 【装う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1) [0]
飯や汁を器に盛る。よそる。「ごはんをもう一杯―・ってください」
(2)飾りととのえる。しつらえる。「中の間は院のおはしますべき御座(オマシ)―・ひたり/源氏(若菜下)」
(3)船出・出発の準備・整備をする。「おしてるや難波の津ゆり舟―・ひ我(アレ)は漕ぎぬと妹に告ぎこそ/万葉 4365」
(4)ととのった衣服を身につける。よそおう。「ぬば玉の黒き御衣(ミケシ)をまつぶさに(=完全ニ)取り―・ひ/古事記(上)」
[可能] よそえる
■二■ (動ハ下二)
飾りととのえる。身じたくをする。「色々に―・へたる指貫姿/今昔 31」
よそ・う【寄ふ・比ふ】🔗⭐🔉
よそ・う ヨソフ 【寄ふ・比ふ】 (動ハ下二)
⇒よそえる
よそえ【寄へ・比へ】🔗⭐🔉
よそえ ヨソヘ 【寄へ・比へ】
よそえること。なぞらえること。「につかはしき御―につけても/源氏(朝顔)」
よそ・える【寄える・比える】🔗⭐🔉
よそ・える ヨソヘル [0][3] 【寄える・比える】 (動ア下一)[文]ハ下二 よそ・ふ
〔「寄す」に継続の助動詞「ふ」の付いた「よさふ」の転〕
(1)他の物にたとえる。なぞらえる。「川の流れを人生に―・えて歌をよむ」
(2)ことよせる。かこつける。「仕事に―・えて外出する」
(3)関係があるとする。「よしゑやし―・ふる君が憎からなくに/万葉 2659」
よそおい【装い・粧い】🔗⭐🔉
よそおい ヨソホヒ [3][0] 【装い・粧い】
(1)外観・設備や身なりなどを美しく飾りととのえること。また,そうした設備・服装・化粧など。「晴れの―」「―を新たに開店する」「―をこらす」
(2)外観の様子。おもむき。風情。「春の―をした山山」
(3)したくをすること。準備すること。「旅の―こまごまと沙汰しをくられたり/平家 2」
よそお・う【装う・粧う】🔗⭐🔉
よそお・う ヨソホフ [3][0] 【装う・粧う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「装(ヨソ)ふ」の未然形に,継続の助動詞「ふ」の付いた「よそはふ」の転〕
(1)立派な衣服や装身具で身なりをととのえる。正装する。「絹のドレスに身を―・った夫人」
(2)実際はそうではないのに,いかにもそうであるかのように見せかける。「学生を―・う」「犯人は客を―・って店に入った」
(3)出発の準備をととのえる。「一人の男小舟を―・ひ此方へ向つて漕ぎ出せしが/いさなとり(露伴)」
(4)衣服・用具などを身につける。「王公卿相,花の袂を―・ひ,玉のくつばみをならべ/平家 8」
[可能] よそおえる
よそお・し【装し】🔗⭐🔉
よそお・し ヨソホシ 【装し】 (形シク)
〔動詞「装(ヨソ)う」の形容詞化〕
よそおいをこらしている。美々しく立派である。「清げに,―・しげに,下襲の裾(シリ)ながく引き/枕草子 129」
よそ-か【四十日】🔗⭐🔉
よそ-か 【四十日】
四〇日の間。しじゅうにち。「―五十日(イカ)までわれは経にけり/土左」
よそ-がまし・い【余所がましい】🔗⭐🔉
よそ-がまし・い 【余所がましい】 (形)[文]シク よそがま・し
〔中世近世語〕
よそよそしい。みずくさい。「一礼いへばあ―・い何のお礼/浄瑠璃・夏祭」
よそ-ぎ【余所着】🔗⭐🔉
よそ-ぎ [3] 【余所着】
外出のための衣服。よそゆき。
よそ-ぎき【余所聞き】🔗⭐🔉
よそ-ぎき [0] 【余所聞き】
世間の評判。人ぎき。外聞。
よ-そく【予測】🔗⭐🔉
よ-そく [0] 【予測】 (名)スル
将来の出来事や状態を前もっておしはかること。また,その内容。科学的根拠が重んじられる。「米の収穫高を―する」「―がはずれる」
よそ-げ【余所げ】🔗⭐🔉
よそ-げ 【余所げ】 (形動ナリ)
よそよそしいさま。そ知らぬ顔であるさま。「紅葉葉(モミジバ)はおのが染めたる色ぞかし―における今朝の霜かな/新古今(冬)」
よそ-ごころ【余所心】🔗⭐🔉
よそ-ごころ 【余所心】
よそよそしい心。冷淡な心。「誰そとおしやるは―/仮名草子・竹斎」
よそ-ごと【余所事】🔗⭐🔉
よそ-ごと [0] 【余所事】
自分に関係のないこと。ひとごと。「―とは思えない」
よそ-じ【四十路・四十】🔗⭐🔉
よそ-じ ―ヂ [0][1] 【四十路・四十】
(1)四〇歳。40年。「―の坂を越える」
(2)四〇。よそ。「折櫃(オリビツ)物―/源氏(若菜上)」
よそ-ながら【余所ながら】🔗⭐🔉
よそ-ながら [3][0] 【余所ながら】 (副)
遠くから。かげながら。それとなく。「―成功を祈る」「―見守る」
よそ-びと【余所人】🔗⭐🔉
よそ-びと [2][0] 【余所人】
よその人。自分には関係のない人。他人。「わがためには面白きことも―のためには何の興もなきものあらむ/即興詩人(鴎外)」
よそ-ほか【余所外】🔗⭐🔉
よそ-ほか [2] 【余所外】 (名)
〔「よそ」を強めていう語〕
全く無関係なこと。「固より―のおぼつちやま方とは違ひ/浮雲(四迷)」
よそ-み【余所見】🔗⭐🔉
よそ-み [2][3] 【余所見】
(1)他の物事に気をとられて,よそを見ること。わきみ。「授業中に―をしてはいけない」
(2)他人の見る目。よそめ。ひとめ。「―に悪い」
(3)見て見ないふりをすること。よそめ。「腰を扣(タタ)く程の事は,―して置きしが/浮世草子・一代女 5」
よそ-みみ【余所耳】🔗⭐🔉
よそ-みみ [2][0] 【余所耳】
よそながら聞くこと。聞くともなしに聞くこと。「夫婦仲の好いのは…余所目―にもわるくないもの/思出の記(蘆花)」
よそ-め【余所目】🔗⭐🔉
よそ-め [0] 【余所目】
(1)他人の見る目。また,他人事として見ること。はため。「―を気にする」「―には仲のよい夫婦に見えるが…」
(2)見て見ないふりをすること。よそみ。「うき目をば―とのみぞのがれゆく/古今(物名)」
(3)わき見をすること。よそみ。「あたりなる花の―に山川のまろ木の橋をふみぞわづらふ/為忠百首(木工頭)」
(4)見まちがえること。また,見まちがったもの。「卯の花の―なりけり山里のかきねばかりに降れる白雪/千載(夏)」
よそ-もの【余所者】🔗⭐🔉
よそ-もの [0] 【余所者】
(1)よその土地から来ている人。他国者。
(2)同族または同じ集団に属さない人。「―扱い」
よそ-ゆき【余所行き】🔗⭐🔉
よそ-ゆき [0] 【余所行き】
〔「よそいき」とも〕
(1)よそへ出かけること。「―の着物」
(2)外出のときに着る衣服。晴れ着。「―を着る」
(3)改まった態度や言葉づかい。「―の態度」
よそ-よそ🔗⭐🔉
よそ-よそ (形動ナリ)
立派で厳かなさま。堂々としているさま。「行者の知恵のけしき―にして/栄花(玉の台)」
よそ-よそ【余所余所】🔗⭐🔉
よそ-よそ 【余所余所】 (形動ナリ)
(1)別れ別れになっているさま。別別。「玉くしげ身は―になりぬとも/後拾遺(雑二)」
(2)よそよそしいさま。「いみじき事ありとも―にならじと契りける人/馬内侍集」
(3)所在をほのめかしていう語。そこらあたり。あちらの方。「銀貰うてからその銀で,―のお山が一つ買うてみたい/浄瑠璃・重井筒(上)」
よそよそ-し・い【余所余所しい】🔗⭐🔉
よそよそ-し・い [5] 【余所余所しい】 (形)[文]シク よそよそ・し
見知らぬ他人に対するような,親しみを全く示さない態度である。他人行儀である。「―・い態度」
[派生] ――さ(名)
よそ・る🔗⭐🔉
よそ・る [0] (動ラ五)
〔「装う」と「盛る」との混交によってできた語〕
食物を器に盛る。よそう。「御飯を―・る」
よそ・る【寄る】🔗⭐🔉
よそ・る 【寄る】 (動ラ四)
(1)よせる。打ちよせられる。「白波の―・る浜辺に別れなば/万葉 4379」
(2)心をよせているとうわさされる。「…粟島の逢はぬもの故我に―・る児ら/万葉 3167」
(3)引きよせられる。なびき従う。「荒山も人し寄すれば―・るとぞいふ汝が心ゆめ/万葉 3305」
よそ【余所で】(和英)🔗⭐🔉
よそう【装う】(和英)🔗⭐🔉
よそおい【装い】(和英)🔗⭐🔉
よそおう【装う】(和英)🔗⭐🔉
よそごと【余所事のように】(和英)🔗⭐🔉
よそごと【余所事のように】
as if it were none of one's concern;indifferently.
よそみ【余所見をする】(和英)🔗⭐🔉
よそみ【余所見をする】
look away[aside,off].
よそめ【余所目にも】(和英)🔗⭐🔉
よそめ【余所目にも】
even to a casual observer.
よそもの【余所者】(和英)🔗⭐🔉
よそもの【余所者】
a stranger[an outsider].→英和
よそゆき【余所行きの着物】(和英)🔗⭐🔉
よそゆき【余所行きの着物】
one's best clothes;one's Sunday best.〜の顔をする try to look one's best.
よそよそしい(和英)🔗⭐🔉
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