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かえ【替え・換え・代え】🔗🔉

かえ カヘ [0] 【替え・換え・代え】 〔動詞「かえる(替)」の連用形から〕 (1)とりかえること。「―がきかない」 (2)かわり。予備。「―のズボン」「―がない」 (3)交換する時の割合。「一個千円―で買う」

かえ【柏・榧】🔗🔉

かえ カヘ [1] 【柏・榧】 (1)植物の名。ヒノキの類という。「松―の栄えいまさね尊き我(ア)が君/万葉 4169」 (2)植物カヤの古名。「椎・櫟・―・栗生ひ/常陸風土記」

か-え🔗🔉

か-え (連語) 〔終助詞「か」に間投助詞「え」の付いたもの〕 文末にあって,疑って相手に尋ねたり,確かめたりする気持ちを表す。「もう出かけてしまった―」「寒かない―/真景累ヶ淵(円朝)」 〔近世以降,話しことばに用いられた語〕

かえ-あい【替間】🔗🔉

かえ-あい カヘアヒ 【替間】 能の間(アイ)狂言で,一部通行の型とは異なる型で演じること。また,その演出。

か-えい【火映】🔗🔉

か-えい クワ― [0] 【火映】 活火山の火口上空が,夜間,赤く映える現象。マグマまたは高温のガスが上昇してきて火口内に存在する場合に見られる。 →御神火(ゴジンカ)

か-えい【花営】🔗🔉

か-えい クワ― 【花営】 室町幕府の雅称。足利義満がその邸宅室町殿に花樹を多く植え「花の御所」と称されたのを柳営になぞらえていったもの。

かえい-さんだいき【花営三代記】🔗🔉

かえい-さんだいき クワ― 【花営三代記】 義満・義持・義量(ヨシカズ)の三代の将軍にわたる室町幕府の記録。一巻。前半は政所関係者の手になると思われる法令集・部類記的史料による記事,後半は御供衆伊勢貞弥の日記で,のちに一書にまとめられたもの。武家日記。室町記。

か-えい【花影】🔗🔉

か-えい クワ― [0] 【花影】 月光などによる花の影。

かえい【嘉永】🔗🔉

かえい 【嘉永】 年号(1848.2.28-1854.11.27)。弘化の後,安政の前。孝明天皇の代。

かえい-めいじねんかんろく【嘉永明治年間録】🔗🔉

かえい-めいじねんかんろく ―メイヂ― 【嘉永明治年間録】 幕末の政治・経済に関する記録。吉野真保編。一七巻。1869年(明治2)成立。

か-えいよう【過栄養】🔗🔉

か-えいよう クワエイヤウ [2] 【過栄養】 (1)栄養塩類や有機物の含有量が極端に増大した水域の状態。 (2)栄養素の過剰摂取による病的状態。肥満,ビタミン A 過剰による肝障害など。

かえ-うた【替(え)歌】🔗🔉

かえ-うた カヘ― [0] 【替(え)歌】 歌の節をそのまま借り,歌詞だけをかえた歌。

かえ-おとり【替へ劣り】🔗🔉

かえ-おとり カヘ― 【替へ劣り】 物をとりかえて,前よりも悪い物を得ること。 ⇔替え優(マサ)り 「平家に源氏―したりとぞ人申しける/平家 8」

かえ-おや【替(え)親】🔗🔉

かえ-おや カヘ― [0] 【替(え)親】 ⇒契約親(ケイヤクオヤ)

かえ-がえ【替へ替へ・換へ換へ】🔗🔉

かえ-がえ カヘガヘ 【替へ替へ・換へ換へ】 とりかえ。交換。「どうやら台子の伝授と―にするやうで/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

かえ-かご【替え駕籠】🔗🔉

かえ-かご カヘ― 【替え駕籠】 江戸時代,宿駅で別の駕籠に乗り継ぐこと。また,その駕籠。

か-えき【課役】🔗🔉

か-えき クワ― [0][1] 【課役】 (1)仕事を割り当てること。また,割り当てられた仕事。 (2)「かやく(課役)」に同じ。

かえ-ぎ【替(え)着】🔗🔉

かえ-ぎ カヘ― [0] 【替(え)着】 着がえにする衣類。着がえ。

かえ-さ【帰さ】🔗🔉

かえ-さ カヘ― 【帰さ】 〔「かえるさ」の転。「かえっさ」の促音「つ」の無表記か〕 (1)帰りがけ。帰り道。「そのみわざにまうで給ひて,―に/伊勢 78」 (2)帰ること。「あまりの面白さに―を忘するるぞ/中華若木詩抄」

かえさ・う【反さふ】🔗🔉

かえさ・う カヘサフ 【反さふ】 (動ハ四) 〔「かえす」に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕 (1)繰り返す。「今は三び―・ひ,失を尋ね究むるに/法華義疏(長保点)」 (2)思いなおす。「かくだに思はじなど,心一つを―・ふ/源氏(手習)」 (3)問いかえす。質問する。「博士の―・ふべきふしぶしを引き出でて/源氏(乙女)」 (4)反論する。反対する。「―・ひ給はばこそは,負くるやうにても靡(ナビ)かめ/源氏(常夏)」

かえ-さま【反様・返様】🔗🔉

かえ-さま カヘ― 【反様・返様】 前後・表裏などが逆であること。あべこべ。「表(ウエ)の袴を―に着/宇津保(あて宮)」

カエサルGaius Julius Caesar🔗🔉

カエサル Gaius Julius Caesar (前100-前44) 古代ローマの将軍・政治家。紀元前60年第一回三頭政治を開始。ガリア征服後ポンペイウスを倒し,紀元前44年終身独裁官となる。救貧事業や太陽暦採用などを行うが,ブルートゥスらに暗殺された。英語名シーザー。著「ガリア戦記」「内乱記」など。

かえし【返し・反し】🔗🔉

かえし カヘシ [3] 【返し・反し】 〔動詞「返す」の連用形から〕 (1)もらったものの返礼。おかえし。 (2)仕返し。返報。「このお―は必ずする」 (3)釣り針の先端の内側に逆向きにつけたとがった突起。あご。かかり。あぐ。 (4)返答。また,返歌や返信。かえり。「今宵はえまゐるまじとて―おこせたるは/枕草子 25」 (5)風・波・地震などが,いったんおさまってから再び起こること。「吹き返す東風(コチ)の―は身にしみき/後拾遺(雑五)」 (6)日本音楽で曲中の同じ部分を反復して演奏(または歌唱)すること。 (7)〔「反」の訓読み〕 反切(ハンセツ)のこと。[俚言集覧]

かえし-うた【返し歌】🔗🔉

かえし-うた カヘシ― [3] 【返し歌】 (1)贈られた歌に対する返しの歌。かえし。へんか。 ⇔懸け歌 (2)「反歌(ハンカ)」に同じ。

かえし-うま【返し馬】🔗🔉

かえし-うま カヘシ― [3] 【返し馬】 本馬場に入った競走馬がレース直前に行うウオーミング-アップ。

かえし-がたな【返し刀】🔗🔉

かえし-がたな カヘシ― [4] 【返し刀】 竹や木などを斜めに切ってから,その切り口の先を反対の側から少しそぐこと。「―五分に切る/徒然 66」

かえし-こうばい【返し勾配】🔗🔉

かえし-こうばい カヘシ― [4] 【返し勾配】 日本建築で四五度以上の急勾配の場合に,四五度を差し引いた残りの勾配。また,これで傾きを示す方法。

かえし-じ【返し字】🔗🔉

かえし-じ カヘシ― [3] 【返し字】 「返(カエ)り字」に同じ。

かえし-どめ【返し留め】🔗🔉

かえし-どめ カヘシ― [0] 【返し留め】 裁縫で,縫い終わりの糸が抜けないようにもとの方へ四,五針縫い返してとめること。返し針。

かえし-ぬい【返し縫い】🔗🔉

かえし-ぬい カヘシヌヒ [0][3] 【返し縫い】 裁縫で,縫い目を丈夫にするため,一針ごとに針を後に返しながら縫う方法。返し針。

かえし-ばり【返し針】🔗🔉

かえし-ばり カヘシ― [4] 【返し針】 (1)「返し縫い」に同じ。 (2)「返し留め」に同じ。

かえし-ぶみ【返し文】🔗🔉

かえし-ぶみ カヘシ― 【返し文】 手紙の返事。返書。かえりぶみ。

かえし-まく【返し幕】🔗🔉

かえし-まく カヘシ― [3] 【返し幕】 歌舞伎で,一つの場と次の場とが時間的に続いている場合に,いったん幕を閉じ,鳴り物で間をつなぎ,すぐ幕を開けること。また,その次の場。ちょんちょん幕。

かえし-もの【返し物】🔗🔉

かえし-もの カヘシ― [0][5] 【返し物】 (1)他人から借りた返却すべきもの。 (2)返礼の品。おかえし。

かえし-ももだち【返し股立ち】🔗🔉

かえし-ももだち カヘシ― 【返し股立ち】 袴の股立ちを高くとり,折り返した下着の小袖の裾とともに帯に挟むこと。[日葡]

かえし-わざ【返し技】🔗🔉

かえし-わざ カヘシ― [3][0] 【返し技】 柔道で,相手が技をかけてきた時,それをはずして逆にこちらからかけ返す技。

かえ-じ【替(え)字】🔗🔉

かえ-じ カヘ― [0] 【替(え)字】 同じ読みの他の字と替えて用いること。また,その字。「吉野」の「吉」を「芳」にかえる類。

かえ-しょうぞく【替(え)装束】🔗🔉

かえ-しょうぞく カヘシヤウゾク [3] 【替(え)装束】 能で,通行のものとは異なる面・装束で,演ずること。また,その演出。

かえ-しん【替え芯】🔗🔉

かえ-しん カヘ― [0] 【替え芯】 シャープ-ペンシルなどの,交換用の予備の芯。

かえ・す【返す・反す】🔗🔉

かえ・す カヘス [1] 【返す・反す】 (動サ五[四]) (1)物を,本来の場所や持ち主に戻す。返却する。《返・還》「借りた本を―・す」「もとの場所に―・す」 (2)もとの状態に戻す。「旧状に―・す」 (3)向きを逆にする。(ア)相手からの働きかけに対して,こちらからも相手に同様の動作をする。《返》「挨拶を―・す」「言葉を―・す(=反論スル)」「―・す言葉もない(=返事ノシヨウガナイ)」(イ)表裏・上下を反対にする。《返・反》「カードを―・す」「てのひらを―・す」(ウ)耕す。《返・反》「畑の土を―・す」(エ)波が沖の方へ戻る。《返・反》「寄せては―・す波」 (4)いったん食べた物を口から出す。戻す。「抱へて御湯参らせ給へば―・してきこしめさず/栄花(楚王の夢)」 (5)地の色の上に他の色をかけて染め変える。染め返す。「小桜を黄に―・したる鎧着て/保元(上)」 (6)(動詞の連用形の下に付いて)(ア)他からの働きかけに対して,こちらからもその方へ向かって…する。《返・反》「にらみ―・す」「投げ―・す」(イ)もう一度…する。繰り返し…する。《返・反》「手紙を読み―・す」「思い―・す」 〔「かえる」に対する他動詞〕 [可能] かえせる [慣用] 裏を―・踵(キビス)を―・手の裏を―・白紙に―

かえ・す【帰す・還す】🔗🔉

かえ・す カヘス [1] 【帰す・還す】 (動サ五[四]) 〔「かえす(返)」と同源〕 人を,初めにいた所,または本来の居場所に戻らせる。帰らせる。「台風のため生徒を早めに―・す」 [可能] かえせる

かえ・す【孵す】🔗🔉

かえ・す カヘス [1] 【孵す】 (動サ五[四]) 〔「かえす(返)」と同源〕 卵を暖めたりしてかえらせる。孵化(フカ)させる。「親鳥が卵を―・す」 [可能] かえせる

かえす-がえす【返す返す】🔗🔉

かえす-がえす カヘスガヘス [4] 【返す返す】 (副) (1)どのように考えても。かさねがさね。ほんとうに。「お会いできず,―残念です」 (2)何度も繰り返すさま。くれぐれも。かえるがえる。「将来のことを―頼む」 (3)ていねいに。ねんごろに。念入りに。「―も書きおく跡,たしかなれども/十六夜」

かえ-ズボン【替(え)―】🔗🔉

かえ-ズボン カヘ― [3] 【替(え)―】 予備のはきかえ用のズボン。

かえ-ぜに【替(え)銭】🔗🔉

かえ-ぜに カヘ― 【替(え)銭】 ⇒かえせん(替銭)

かえ-せん【替(え)銭】🔗🔉

かえ-せん カヘ― 【替(え)銭】 中世の為替の一。手形により銭で決済するもの。かいせん。かえぜに。 →替え米(マイ)

かえせん-や【替銭屋】🔗🔉

かえせん-や カヘ― 【替銭屋】 中世,為替と両替を取り扱った商人。割符(サイフ)屋。

かえ-だま【替(え)玉】🔗🔉

かえ-だま カヘ― [0] 【替(え)玉】 (1)本物の代わりに使うにせもの。 (2)本人だと見せかけて別人を使うこと。また,その別人。「―受験」

かえ-ち【替(え)地】🔗🔉

かえ-ち カヘ― [0] 【替(え)地】 土地を交換すること。特に,収用した土地に代えて与える別の土地。代替地。

かえ-ぢゃわん【替(え)茶碗】🔗🔉

かえ-ぢゃわん カヘ― [3] 【替(え)茶碗】 茶会で,一つの席に多人数の客を迎える場合に,主茶碗(オモヂヤワン)を補うために用いられる茶碗。

かえっ-て【却って・反って】🔗🔉

かえっ-て カヘツ― [1] 【却って・反って】 (副) 〔「かえりて」の転〕 (予想などとは)反対に。逆に。「そんなことをしたら,―よくない」「―失礼になる」

かえって-とく【却説】🔗🔉

かえって-とく カヘツ― 【却説】 (連語) 〔「却説」を訓読みした語〕 接続詞的に用い,前文を受けて話題を転換するのに用いる。さて。話かわって。「―,今言つた三人づれで帰つて来ると/滑稽本・浮世床 2」

かえ-づる【替(え)弦】🔗🔉

かえ-づる カヘ― [0] 【替(え)弦】 かけかえ用の弓弦(ユヅル)。

かえで【楓・槭樹】🔗🔉

かえで カヘデ [0] 【楓・槭樹】 〔「かえるで(蛙手)」の転〕 (1)カエデ科カエデ属の植物の総称。世界に約二〇〇種,日本に十数種あり,日本産ではイロハモミジ類がその紅葉の美しさで代表的である。材は緻密で細工物や器具材とする。サトウカエデ・イタヤカエデの樹液からは糖分を採る。そのほかハウチワカエデ・メグスリノキなどがある。モミジ。古名カエルデ。[季]秋。 (2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも萌葱(モエギ)。 (3)家紋の一。{(1)}の葉を図案化したもの。

かえで-か【楓科】🔗🔉

かえで-か カヘデクワ [0] 【楓科】 双子葉植物,離弁花類の一科。ムクロジ科に近い。多く落葉樹。北半球の温帯に分布し,特に日本・中国に多い。葉は対生して普通手形状に切れ込むが,全縁または,三出または羽状の複葉となる種もある。花は小さく両性または単性,果実は翼のある二個の分果に分かれる。秋の紅葉の美しいものが多い。

かえで-ちょう【楓鳥】🔗🔉

かえで-ちょう カヘデテウ [3] 【楓鳥】 (1)スズメ目カエデチョウ科の鳥の総称。全長10センチメートル前後で色彩の華やかな種が多い。南アジア・アフリカ・オーストラリアなどに分布。 (2){(1)}の一種。全長9センチメートルほど。体の背面は淡灰褐色,腹面は淡いピンクを帯び不明瞭な横縞がある。嘴(クチバシ)と目のあたりが赤い。球形の巣を作る。アフリカのサバンナなどにすむ。飼い鳥とする。

かえで-の-ま【楓の間】🔗🔉

かえで-の-ま カヘデ― 【楓の間】 江戸城中の将軍の居室。八畳二間の座敷で,一般政務を執った後に居所としたところ。

かえ-で【替手】🔗🔉

かえ-で カヘ― [0] 【替手】 〔「かえて」とも〕 主として地歌や箏曲などの邦楽で,本手(ホンテ)と合奏するためにあとから付け加えて作曲された別な旋律。 →本手

かえ-どの【柏殿】🔗🔉

かえ-どの カヘ― 【柏殿】 平安時代,朱雀院内の北東にあった建物。皇后・皇太后の居所となった。

かえ-な【替(え)名・代え名】🔗🔉

かえ-な カヘ― [0] 【替(え)名・代え名】 (1)本名にかえて用いる名。異名。別名。 (2)遊里で,客を本名で呼ぶことを避けて用いる呼び名。 (3)芝居で,俳優の扮する役の名。「役人―」

かえ-に・す【肯にす】🔗🔉

かえ-に・す カヘ― 【肯にす】 (動サ変) 〔下二段動詞「かふ」に打ち消しの助動詞「ず」の連用形の古形「に」の付いたものにさらにサ変動詞「す」が付いたもの〕 …することができない。…しようとしない。「我が所説の法を信受し―・せむ/地蔵十輪経(元慶点)」 〔漢文訓読に多く用いられる〕 →がえんずる

かえ-の-かた【替の型】🔗🔉

かえ-の-かた カヘ― [5] 【替の型】 能・狂言で,通行の型とは異なる型で演じること。また,その演出。

かえ-ば【替(え)刃】🔗🔉

かえ-ば カヘ― [0] 【替(え)刃】 安全かみそりやカッターなどで,とりかえて使う刃。代わりの刃。

かえ-ぶた【替え蓋】🔗🔉

かえ-ぶた カヘ― [0] 【替え蓋】 (1)代わりのふた。予備のふた。 (2)茶の湯で,茶入れ・水指(ミズサシ)・釜(カマ)などの,胴とは材質の違ったふた。 ⇔共蓋

かえ-まい【替(え)米】🔗🔉

かえ-まい カヘ― 【替(え)米】 中世の為替の一。米で決済するもの。かわしまい。 →替え銭(セン)

かえ-まさり【替へ優り】🔗🔉

かえ-まさり カヘ― 【替へ優り】 物をとりかえて,前よりよい物を得ること。 ⇔替え劣り 「げに―もや覚えまし/狭衣 1」

かえ-もん【替(え)紋】🔗🔉

かえ-もん カヘ― [0][2] 【替(え)紋】 定紋(ジョウモン)に替えて用いる,略式または装飾の紋。裏紋。副紋。

かえ-やぐら【代え櫓】🔗🔉

かえ-やぐら カヘ― [3] 【代え櫓】 ⇒控(ヒカ)え櫓(ヤグラ)

かえら-か・す【返らかす】🔗🔉

かえら-か・す カヘラ― 【返らかす】 (動サ四) 煮たたせる。沸騰させる。「提(ヒサゲ)に湯を―・して/宇治拾遺 2」

かえらぬ-たび【帰らぬ旅】🔗🔉

かえらぬ-たび カヘラヌ― 【帰らぬ旅】 (連語) 死んであの世に行くこと。死ぬこと。死出の旅。「―に赴く」

かえらぬ-ひと【帰らぬ人】🔗🔉

かえらぬ-ひと カヘラヌ― 【帰らぬ人】 (連語) 死んで,再びこの世に帰って来ない人。故人。不帰の客。「―となる」

かえらぬ-みち【帰らぬ路】🔗🔉

かえらぬ-みち カヘラヌ― 【帰らぬ路】 (連語) 死んであの世へ行くこと。「死出の山―の憂きにつけても/新千載(哀傷)」

かえら-ま-に【却らまに】🔗🔉

かえら-ま-に カヘラマ― 【却らまに】 (副) 逆に。かえって。「―君こそ我にたくひれの白浜波の寄る時もなき/万葉 2823」

かえり【反り】🔗🔉

かえり カヘリ 【反り】 〔「かえり(返)」と同源〕 ■一■ [3] (名) (1)うらがえること。くつがえること。 (2)「反(カエ)り角(ヅノ)」に同じ。 ■二■ (接尾) 助数詞。数や数の不定を表す和語に付いて,回数を表すのに用いる。たび。回。「いまひと―われにいひて聞かせよ/更級」

かえり-くじ【反り公事】🔗🔉

かえり-くじ カヘリ― 【反り公事】 (1)「逆公事(サカクジ)」に同じ。 (2)苦情をいうべき人間が,その相手から逆に苦情をいわれること。「人の子に―を食はせる/滑稽本・浮世風呂 2」

かえり【返り】🔗🔉

かえり カヘリ [3] 【返り】 〔動詞「かえる(返)」の連用形から〕 (1)返事。返書。返歌。「御―さすがに憎からずきこえかはし給ひて/竹取」 (2)漢文の返り点。

かえり-うち【返り討ち】🔗🔉

かえり-うち カヘリ― [3][0] 【返り討ち】 かたきを討とうとして,相手に逆に討たれること。「―にあう」

かえり-ぐま【返り隈・返り暈】🔗🔉

かえり-ぐま カヘリ― [3] 【返り隈・返り暈】 日本画で,彩色した上を胡粉(ゴフン)など白色や明るい色調の顔料でくまどること。逆隈(サカグマ)。照り隈。

かえり【帰り・還り】🔗🔉

かえり カヘリ [3] 【帰り・還り】 〔「かえり(返)」と同源〕 (1)もとのところへ帰ること。「夫の―を待つ」「―がおそい」 (2)帰る時。帰り道。帰途。「学校の―に本屋に寄る」

かえり-あそび【還遊】🔗🔉

かえり-あそび カヘリ― 【還遊】 「かえりだち{(1)}」に同じ。「祭の日の―御前にてあるに/栄花(様々の悦)」

かえり-あるじ【還饗】🔗🔉

かえり-あるじ カヘリ― 【還饗】 (1)賭弓(ノリユミ)・相撲(スマイ)の節会(セチエ)などのあとで,その日の勝負に勝った方の近衛大将が自邸で配下の人々を召して饗応すること。還立(カエリダチ)の饗(アルジ)。「八月にこの殿に相撲の―あるべければ/宇津保(俊蔭)」 (2)「かえりだち{(1)}」に同じ。「その日―いかめしく/宇津保(春日詣)」

かえり-うま【帰り馬】🔗🔉

かえり-うま カヘリ― [3] 【帰り馬】 荷や客を送り届けた帰り掛けの馬。普通より安い。戻り馬。「親方,―だが乗つてくんなさい/滑稽本・膝栗毛(初)」

かえり-がけ【帰り掛け】🔗🔉

かえり-がけ カヘリ― [0] 【帰り掛け】 (1)帰ろうとする時。 (2)帰る途中。帰り道。 ⇔行き掛け 「―に立ち寄る」

かえり-い・ず【帰り出づ】🔗🔉

かえり-い・ず カヘリイヅ 【帰り出づ】 (動ダ下二) (1)もといた場所に戻って姿を見せる。「女,内侍のもとに―・でて/竹取」 (2)帰るために,ある所から出る。「みなその急ぐべきものどもなどとり具しつつ―・で侍にし/源氏(蜻蛉)」

かえり-き・く【還り聞く】🔗🔉

かえり-き・く カヘリ― 【還り聞く】 (動カ四) めぐりめぐって耳に入る。伝え聞く。「もしは侍どもの―・かんこと,返す返すはづかしう候へば/平家 10」

かえ【替え】(和英)🔗🔉

かえ【替え】 a substitute (代り);→英和 a spare.→英和 替え歌 an imitated song;a parody (こっけい化したもの).→英和

かえし【返し】(和英)🔗🔉

かえし【返し】 (a) return;→英和 (a) reward.→英和 …のお返しに in return.

かえしぬい【返し縫い】(和英)🔗🔉

かえしぬい【返し縫い】 backstitching.

かえしん【替え芯】(和英)🔗🔉

かえしん【替え芯】 (a) lead;→英和 a refill (ボールペンの).→英和

かえす【返す】(和英)🔗🔉

かえす【返す】 (1) return;→英和 give back;pay back;repay (金を).→英和 (2) revenge oneself(報復). (3) send back;return (返送). (4) put back;restore(もとの所へ).→英和

かえす【孵す】(和英)🔗🔉

かえす【孵す】 hatch.→英和

かえすがえす【返す返す(も)】(和英)🔗🔉

かえすがえす【返す返す(も)】 really;exceedingly;→英和 repeatedly (繰返し).→英和

かえだま【替玉】(和英)🔗🔉

かえだま【替玉】 a substitute.→英和 〜を使う substitute.

かえって【却って】(和英)🔗🔉

かえって【却って】 (1) on the contrary (反対に).→英和 (2) rather;→英和 (all the) more (むしろ).→英和

かえで【楓】(和英)🔗🔉

かえで【楓】 a maple tree.

かえば【替え刃】(和英)🔗🔉

かえば【替え刃】 a spare razor blade.

かえり【帰り】(和英)🔗🔉

かえり【帰り】 return.→英和 〜を急ぐ hurry back.〜がおそい be late (in) coming back[home].〜道に on one's way home[back].

かえりうち【返討ちにする(なる)】(和英)🔗🔉

かえりうち【返討ちにする(なる)】 kill a person who is seeking revenge on one (be killed by a person on whom one seeks revenge).

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