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つえ【杖・丈】🔗🔉

つえ [1] 【杖・丈】 (1)歩く時,手に持って地面につき,歩行の助けとする細長い木や竹の棒。「―をつく」「―にすがる」「転ばぬ先の―」 (2)頼りにするもの。「老後の―とする」 (3)律令制で,杖罪(ジヨウザイ)となった罪人を打つのに使う棒。 (4)律令制以前の長さの単位。のちの一丈(約3メートル)に相当。 (5)弓杖(ユンヅエ)の長さ,七尺五寸(約2.3メートル)のこと。 (6)中世における地積の単位。一段の五分の一。七二歩。

つえたて-でんせつ【杖立て伝説】🔗🔉

つえたて-でんせつタテ― [5] 【杖立て伝説】 高僧や武将などが,持っていた杖を大地にさしたところ,根がつき芽が出て大木になったという一群の伝説。

つえ-たら-ず【杖足らず】🔗🔉

つえ-たら-ず― 【杖足らず】 (枕詞) 杖は一丈(一〇尺)に満たない意から,「八尺(ヤサカ)」にかかる。「―八尺の嘆き嘆けども/万葉 3344」

つえ-つき【杖突き】🔗🔉

つえ-つき― [2][4] 【杖突き】 (1)つえをつくこと。また,その人。 (2)鎧(ヨロイ)の背の指筒(サシヅツ)に差した小旗,または飾り物。 (3)江戸幕府の職名の一。土地の測量を行なった者。 (4)〔礼記(王制)〕 老人の年齢で五〇歳・六〇歳・七〇歳・八〇歳のこと。

つえつき-えび【杖突海老】🔗🔉

つえつき-えび― [4] 【杖突海老】 テナガエビの異名。

つえつき-ざか【杖突坂】🔗🔉

つえつき-ざかツキ― 【杖突坂】 三重県四日市市と鈴鹿市との間にある坂。倭建命(ヤマトタケルノミコト)が伊吹山の神の討伐の際,病を得て疲れ果て杖を突いて歩いたと伝える所。

つえつき-とうげ【杖突峠】🔗🔉

つえつき-とうげツキタウゲ 【杖突峠】 長野県中央部,諏訪盆地と伊那谷を結ぶ峠。海抜1274メートル。近世まで信州中部や甲州から東海地方に出る重要な交通路であった。

つえ-はしら【杖柱】🔗🔉

つえ-はしら― [1] 【杖柱】 つえと柱。非常に頼みに思う人やもののたとえにいう。「―と頼む」

つえ-はらい【杖払い】🔗🔉

つえ-はらいハラヒ [3] 【杖払い】 近世,貴人の通行などの際,その一行の先に立って先払いをすること。露(ツユ)払い。

つ・える【潰える・熟える・費える】🔗🔉

つ・える 【潰える・熟える・費える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 つ・ゆ 〔「つひゆ」の転か〕 (1)熟しきる。熟したものやうんだものがつぶれる。「―・え過ぎた葡萄めく色を帯びたのが/あひびき(四迷)」「ハレモノガ―・エタ/日葡」 (2)つぶれる。崩れる。「キシガ―・エタ/日葡」 (3)浪費してなくなる。「タカラガ―・ユル/日葡」

つえ【杖】(和英)🔗🔉

つえ【杖】 a (walking) stick;→英和 a cane.→英和 〜をついてwith a stick.〜とも柱とも頼む人one's (only) support.

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