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いにし-え【古】🔗🔉

いにし-え ―ヘ [0] 【古】 〔「往(イ)にし方(ヘ)(過ぎ去った方)」の意〕 過ぎ去った日々。昔。過去。「―をしのぶ」

いにしえ-に-こうる-とり【古に恋ふる鳥】🔗🔉

いにしえ-に-こうる-とり ―ヘ―コフル― 【古に恋ふる鳥】 ホトトギスの異名。「―かもゆづる葉の三井の上より鳴き渡り行く/万葉 111」

いにしえ-の-みち【古の道】🔗🔉

いにしえ-の-みち ―ヘ― 【古の道】 ⇒古道(コドウ)

いにしえ-まなび【古学び】🔗🔉

いにしえ-まなび ―ヘ― 【古学び】 古代の文物について研究する学問。古学(コガク)。

こアジア-しょご【古―諸語】🔗🔉

こアジア-しょご [1]-[4] 【古―諸語】 〔Paleo-Asiatic〕 沿海州から北東アジアにかけて孤立的に分布するギリヤーク語・ユカギール語・チュクチ語など少数民族の言語の総称。少数の同系言語から成るいくつかの語族と,全く孤立した言語とがある。旧アジア諸語。旧シベリア諸語。極北諸語。

こ-い【古意】🔗🔉

こ-い [1] 【古意】 (1)もともとの意義。 (2)昔をなつかしむ心。

こ-いほう【古医方】🔗🔉

こ-いほう ―イハウ [2] 【古医方】 江戸時代,漢方医学の一派が唱えた医学説。金・元以後の医学説を排し,晋(シン)・唐以前の医方によるべきとし,実際を重んじた。江戸初期,名古屋玄医が唱え,のちに後藤艮山(コンザン)・山脇東洋などが継承。 ⇔後世方(ゴセイホウ) →古方

こ-いまり【古伊万里】🔗🔉

こ-いまり [2] 【古伊万里】 伊万里焼の初期のもの。染め付けと赤絵があり,柿右衛門・渋右衛門らを代表的陶工とする。普通,草創期を含めず,赤絵が完成した正保(1644-1648)末期から元禄(1688-1704)前後のものをいう。

こ-いん【古韻】🔗🔉

こ-いんン [0][1] 【古韻】 中国の漢・魏(ギ)の頃までの,漢字の韻。「広韻」以前の韻。

こおう-こんらい【古往今来】🔗🔉

こおう-こんらい コワウ― [1] 【古往今来】 昔から今まで。古来。副詞的に用いる。「此猛烈な経験を嘗め得たものは―ヰリアム一人である/幻影の盾(漱石)」

こ-おん【古音】🔗🔉

こ-おん [1] 【古音】 呉音が伝わる以前に日本に伝来していた漢字音。「巷」を「そ」,「宜」を「が」,「意」を「お」と読む類。

こ-か【古歌】🔗🔉

こ-か [1] 【古歌】 昔の人がよんだ歌。古い歌。

こ-が【古画】🔗🔉

こ-が ―グワ [1] 【古画】 昔の人が描いた絵。昔の絵画。

こ-が【古雅】🔗🔉

こ-が [1] 【古雅】 (名・形動)[文]ナリ 古風でみやびな・こと(さま)。「古代の人像は―にして奇(クシ)く/慨世士伝(逍遥)」

こが【古河】🔗🔉

こが 【古河】 茨城県西端の市。室町時代,古河公方の根拠地。近世,土井氏らの城下町。日光街道の宿場町として繁栄。現在は電気機器・機械・化学などの工業が発達。

こが【古賀】🔗🔉

こが 【古賀】 福岡県北西部,糟屋(カスヤ)郡の町。福岡市に近く,住宅・工業地化が進む。北西は玄海国定公園となる。

こが【古賀】🔗🔉

こが 【古賀】 姓氏の一。

こが-いっさく【古賀逸策】🔗🔉

こが-いっさく 【古賀逸策】 (1899-1982) 電気工学者。佐賀県生まれ。東工大・東大教授。水晶の圧電作用を研究。1932年(昭和7)水晶発振器を発明し,無線通信や水晶時計に応用。

こが-せいり【古賀精里】🔗🔉

こが-せいり 【古賀精里】 (1750-1817) 江戸後期の儒者。寛政の三博士の一人。佐賀藩の人。朱子学を奉じ昌平黌(シヨウヘイコウ)の教官となり,寛政異学の禁を推進。著「大学章句纂釈」「精里集抄」など。

こが-はるえ【古賀春江】🔗🔉

こが-はるえ 【古賀春江】 (1895-1933) 洋画家。福岡県生まれ。西欧の新風の摂取に努め,シュールレアリスムの傾向の強い前衛的作品を残した。代表作「素朴な月夜」など。

こが-まさお【古賀政男】🔗🔉

こが-まさお ―マサヲ 【古賀政男】 (1904-1978) 作曲家。福岡県生まれ。明大卒。「古賀メロディー」と称せられる多くの流行歌を作曲した。

こ-かく【古格】🔗🔉

こ-かく [0][1] 【古格】 昔のやり方。古くからの格式。古例。

こ-がく【古学】🔗🔉

こ-がく [1] 【古学】 (1)近世日本の儒学の一派。「論語」や「孟子」などの経書を,朱子学・陽明学などの解釈を介さず直接研究し,理解しようとするもの。山鹿素行に始まり,伊藤仁斎(古義学)・荻生徂徠(ソライ)(古文辞学)らもそれぞれ独自な展開を示した。復古学。古学派。 (2)「国学{(1)}」に同じ。

こがく-せんせい【古学先生】🔗🔉

こがく-せんせい 【古学先生】 伊藤仁斎の私諡号。

こがく-は【古学派】🔗🔉

こがく-は 【古学派】 ⇒古学(1)

こ-がく【古楽】🔗🔉

こ-がく [1] 【古楽】 (1)古い音楽。古い時代の音楽。 (2)雅楽の唐楽の楽曲分類。新楽と対するもので,古くから用いられたが,分類基準には諸説あって定めがたい。現状では羯鼓(カツコ)のリズム-パターンが異なり,古楽では右桴(バチ)のみの壱鼓掻(イツコガキ)が用いられる。 (3)西洋音楽で,バロック期以前の音楽の称。アーリー-ミュージック。

こがくしょうでん【古学小伝】🔗🔉

こがくしょうでん ―セウデン 【古学小伝】 伝記。清宮(セイミヤ)秀堅著。1857年(安政4)に成り,77年(明治10)に増補。86年刊。契沖以下,山崎知雄に至る国学者七五名の伝を,列伝体で記す。

こが-くぼう【古河公方】🔗🔉

こが-くぼう ―クバウ [3] 【古河公方】 鎌倉公方足利持氏の遺子足利成氏(シゲウジ)以下政氏・高基・晴氏・義氏の五代の称。関東管領上杉憲忠を謀殺した成氏が,下総古河に拠って幕府・上杉勢力に対抗したことに由来する称。

こ-かつじぼん【古活字本】🔗🔉

こ-かつじぼん ―クワツジボン [0] 【古活字本】 文禄(1592-1596)から慶安(1648-1652)頃までに刊行された,活字で印刷された本。文禄の役で朝鮮の活字印刷技術が導入されたことによる。慶長勅版・伏見版・駿河版・嵯峨本など。古活字版。

こがひんろく【古画品録】🔗🔉

こがひんろく コグワ― 【古画品録】 中国の画論。一巻。南斉の謝赫(シヤカク)が,六世紀に画家評をまとめた現存最古の画論。絵画の理想を論じた六つの規範,六法が著名。 →六法(2)

こ-がふ【古楽府】🔗🔉

こ-がふ [2] 【古楽府】 中国古典詩の一形式。唐代に白居易らによってつくられた新楽府に対して,六朝時代以前につくられた古い楽府。

こ-かんぽん【古刊本】🔗🔉

こ-かんぽん [0] 【古刊本】 古い刊本。特に,慶長(1596-1615)・元和(1615-1624)以前のものをいう。また,中国の書では宋・元版以前の刊本をいう。古版本。

こ-き【古希・古稀】🔗🔉

こ-き [1] 【古希・古稀】 〔杜甫「曲江詩」中の「人生七十古来稀」の句から〕 七〇歳をいう。「―の祝い」

こ-き【古記】🔗🔉

こ-き [1] 【古記】 昔の人が書いた古い記録。旧記。

こ-き【古器】🔗🔉

こ-き [1] 【古器】 古い時代に作られた器物。古器物。

こ-ぎ【古義】🔗🔉

こ-ぎ [1] 【古義】 (1)言葉・文章などの古い時代の解釈。 (2)「古義真言宗」の略。

こ-ぎ【古儀】🔗🔉

こ-ぎ [1] 【古儀】 古い時代に行われた儀式。旧儀。

こぎ-がく【古義学】🔗🔉

こぎ-がく [2] 【古義学】 伊藤仁斎の提唱した学問。孔子・孟子の教えをその原典にさかのぼって究めようとするもの。名称は仁斎の私塾の古義堂による。

こぎがく-は【古義学派】🔗🔉

こぎがく-は 【古義学派】 古学派の一。古義学を奉ずる儒学の一派。仁斎学派。堀川学派。

こ-きこう【古気候】🔗🔉

こ-きこう [2] 【古気候】 現在の気候に対し,過去の気候のこと。過去の気候を研究する学問が古気候学。

こぎ-しんごんしゅう【古義真言宗】🔗🔉

こぎ-しんごんしゅう 【古義真言宗】 真言宗の一派。覚鑁(カクバン)が加持身説を説いて根来寺に分立した新義真言宗に対して,従来の教理・本地身説を説くもの。高野山を中心とし,古義八派といわれたが,現在は各派に分裂。古義派。古義。 →新義真言宗

こき-ぞうざんたい【古期造山帯】🔗🔉

こき-ぞうざんたい ―ザウザンタイ [5] 【古期造山帯】 古生代の造山運動によって形成された山地の分布する地帯。山地は長期にわたる浸食を受けて,一般に高度が低く,炭田地帯とほぼ一致する。ヨーロッパではスカンジナビア・ペニン・チューリンゲンバルトなど,アジアではウラル・天山・アルタイ・大興安嶺など,北アメリカのアパラチア,オーストラリアのグレートディバイディングなどの山脈。古期褶曲山脈。 →新期造山帯

こぎ-どう【古義堂】🔗🔉

こぎ-どう ―ダウ 【古義堂】 古義学を唱えた儒学者伊藤仁斎の学塾。1662年,京都堀川の自宅に創設。堀川学校。

こ-きょう【古経】🔗🔉

こ-きょう ―キヤウ [0][1] 【古経】 (1)古い経書(ケイショ)。 (2)古い仏教経典。

こ-きょう【古鏡】🔗🔉

こ-きょう ―キヤウ [0] 【古鏡】 古い鏡。古代の鏡。

こ-きょう【故京・古京】🔗🔉

こ-きょう ―キヤウ [1] 【故京・古京】 古い都。もとの都。

こ-きょく【古曲】🔗🔉

こ-きょく [1] 【古曲】 (1)古く作られ,古典となったり,または珍しくなった楽曲。 (2)箏曲で,八橋検校(ケンギヨウ)の制定した表組・裏組の曲および「雲井弄斎」をいう。 (3)三味線で,河東節・一中節・宮薗節(薗八節)・荻江(オギエ)節をいう。

こ-きろく【古記録】🔗🔉

こ-きろく [2] 【古記録】 古い時代の史料となる記録。公私の日記など。

こ-きん【古金】🔗🔉

こ-きん [0] 【古金】 江戸後期に,それまで通用していた金貨をいう。

こきん-おおばん【古金大判】🔗🔉

こきん-おおばん ―オホ― [4] 【古金大判】 甲斐で鋳造したといわれる大判。1588年の天正大判より古い時代のものとされる。古甲金の一。

こ-きんらん【古金襴】🔗🔉

こ-きんらん [2] 【古金襴】 古く,外国から渡って来た金襴。室町中期に渡来したものをいう。古渡(コワタリ)金襴。

こ-く【古句】🔗🔉

こ-く [1] 【古句】 古人の作った詩文の一節,または俳句。

こ-くたに【古九谷】🔗🔉

こ-くたに [3] 【古九谷】 明暦(1655-1658)頃から元禄(1688-1704)初年の間に加賀国九谷で焼かれたと伝えられる色絵磁器。

こ-くん【古訓】🔗🔉

こ-くん [0] 【古訓】 (1)昔の人のいましめ。 (2)ある漢字・漢文に対する中世以前の読み方。

こ-けい【古形】🔗🔉

こ-けい [0] 【古形】 古い形。古い形式。

こせき【古関】🔗🔉

こせき 【古関】 姓氏の一。

こせき-ゆうじ【古関裕而】🔗🔉

こせき-ゆうじ 【古関裕而】 (1909-1989) 作曲家。福島市生まれ。早大応援歌「紺碧の空」,軍歌「露営の歌」や「とんがり帽子」「長崎の鐘」「君の名は」などを作曲。

ふる【古・故・旧】🔗🔉

ふる [1] 【古・故・旧】 (1)古くなったもの。使い古したもの。「姉のお―」 (2)古いこと。年を経たこと。「―ぎつね」「―つわもの」 (3)以前のもの。「―巣」

ふ・る【旧る・古る】🔗🔉

ふ・る 【旧る・古る】 (動ラ上二) (1)年月が経つ。古くなる。「あをによし奈良の都は―・りぬれどもとほととぎす鳴かずあらなくに/万葉 3919」 (2)年をとる。老いる。「わが身―・るれば置き所なし/古今(恋四)」 (3)過去のものとなる。新鮮みがなくなる。「世々に―・りにけることにて,をかしきふしもなけれど/源氏(絵合)」

ふる-い【古井】🔗🔉

ふる-い [2] 【古井】 古井戸。

ふる・い【古い・旧い】🔗🔉

ふる・い [2] 【古い・旧い】 (形)[文]ク ふる・し 〔動詞「古(フ)る」の形容詞化〕 (1)(ア)現れてから長い時間が経っている。出来てから長い時を経ている。「―・い建物」「―・い帽子」(イ)ずっと以前から続いている。長い時間にわたり継続している。「―・い友人」「―・い家柄」(ウ)年老いている。「―・き女ばらなどは/源氏(蓬生)」 (2)ずっと以前のことである。遠い昔のことである。「―・い話」「―・い時代」 (3)(ア)以前に行われたものである。改められる以前のものである。「―・い法律」「―・い制度」(イ)時代遅れだ。古くさい。「考え方が―・い」「―・い髪形」 (4)老練である。「汝等は―・い者どもなり。いくさの様(ヨウ)をも掟(オキ)てよ/平家 7」 ⇔新しい [派生] ――さ(名)

ふる-いえ【古家】🔗🔉

ふる-いえ ―イヘ [0] 【古家】 古びた家。古い家。

ふる-いど【古井戸】🔗🔉

ふる-いどド [0][3] 【古井戸】 長い間使わず荒れた井戸。

ふる-がお【古顔・故顔】🔗🔉

ふる-がお ―ガホ [0] 【古顔・故顔】 古くからそこにいる人。古株。古参。 ⇔新顔

ふる-かぶ【古株】🔗🔉

ふる-かぶ [0] 【古株】 その集団・地域などに古くからいる人。古顔。「―の社員」

ふる-かわ【古川・古河】🔗🔉

ふる-かわ ―カハ [2] 【古川・古河】 古くから流れている川。

ふるかわ【古河】🔗🔉

ふるかわ フルカハ 【古河】 姓氏の一。

ふるかわ-いちべえ【古河市兵衛】🔗🔉

ふるかわ-いちべえ フルカハイチベ 【古河市兵衛】 (1832-1903) 実業家。京都の人。初め小野組生糸買付主任。のち草倉・足尾・阿仁・院内などの鉱山を経営,古河財閥の基礎を築いた。

ふるかわ-たしろう【古河太四郎】🔗🔉

ふるかわ-たしろう フルカハタシラウ 【古河太四郎】 (1845-1907) 教育者。京都の人。1878年(明治11)日本最初の盲聾学校である京都盲唖院を創設し院長を務める。盲聾教育の確立に尽力。

ふるかわ-ていえん【古河庭園】🔗🔉

ふるかわ-ていえん フルカハ―ン 【古河庭園】 東京都北区にある大正時代の庭園。正式名,旧古河庭園。洋風庭園をコンドルが設計,和風庭園を小川治兵衛につくらせた和洋併立式で著名。

ふるかわ-もくあみ【古河黙阿弥】🔗🔉

ふるかわ-もくあみ フルカハ― 【古河黙阿弥】 ⇒河竹(カワタケ)黙阿弥

ふる-ぎぬ【古衣】🔗🔉

ふる-ぎぬ 【古衣】 着古した衣服。古着(フルギ)。「春をばかへすしづが―/為忠集」

ふる-く【古句】🔗🔉

ふる-く [0] 【古句】 古い詩句。こく。

ふる・く【古く】🔗🔉

ふる・く 【古く】 (動カ下二) ⇒ふるける

ふるく【古く】🔗🔉

ふるく [1] 【古く】 ■一■ (副) 〔形容詞「古い」の連用形から〕 ずっと以前に。昔に。昔から。「―昔にさかのぼれば」 ■二■ (名) ずっと前。昔。「―からの知り合い」

ふる・ける【古ける】🔗🔉

ふる・ける [3] 【古ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふる・く 古くなる。古ぼける。「―・けた品物」[日葡]

ふる-ごろも【古衣】🔗🔉

ふる-ごろも 【古衣】 〔「ふるころも」とも〕 ■一■ [3] (名) 着古した衣服。 ■二■ (枕詞) 古衣をまた打って柔らかくすることから,「また打つ」の類音の地名「まつちの山」にかかる。「―真土山より帰り来ぬかも/万葉 1019」

ふる・し【古し・旧し】🔗🔉

ふる・し 【古し・旧し】 ■一■ (形ク) ⇒ふるい ■二■ (形シク) 〔■一■ のシク活用化。中世後期のもの〕 「古い」に同じ。「詩は意を新しく,語を―・しく云ふことがよき也/中華若木詩抄」

ふる・す【古す・旧す】🔗🔉

ふる・す 【古す・旧す】 (動サ五[四]) (1)古くする。新鮮みをなくさせる。現代語では他の動詞の連用形に付けて用いる。「着―・したオーバー」「昔から言い―・された言葉」「ほととぎすかひなかるべき声な―・しそ/蜻蛉(上)」 (2)飽きてうとんずる。古いもの扱いにする。「あだ人の我を―・せる名にこそありけれ/古今(恋五)」

ふる-ち【古血】🔗🔉

ふる-ち [2][0] 【古血】 ⇒おけつ(血)

ふる-つわもの【古兵・古強者】🔗🔉

ふる-つわもの ―ツハモノ [4][0] 【古兵・古強者】 (1)戦いの経験を積んだ老巧な武士や軍人。 (2)経験を積み,その道に通じた人。老練。ベテラン。

ふるび【古び】🔗🔉

ふるび [3] 【古び】 古びること。また,古びていること。「この分にては,―に落ち申すべく候ふ/去来抄」

ふる・びる【古びる・旧びる】🔗🔉

ふる・びる [3] 【古びる・旧びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ふる・ぶ (1)古くなる。時代遅れになる。「―・びた由緒ありげな家」 (2)老人くさくなる。「心ばせなどの―・びたるかたこそあれ/源氏(蓬生)」

ふる-みや【古宮】🔗🔉

ふる-みや 【古宮】 (1)古い宮殿。また,かつての宮殿。「此の―の梢(コズエ)はいと,ことにをかしう,おもしろく/源氏(総角)」 (2)世間から忘れられた皇族。「その頃世にかずまへられ給はぬ―おはしけり/源氏(橋姫)」

ふる-めかし・い【古めかしい】🔗🔉

ふる-めかし・い [5] 【古めかしい】 (形)[文]シク ふるめか・し 〔動詞「ふるめく」の形容詞化〕 (1)いかにも昔のものだと感じられる。古風だ。「―・い寺院」「―・いしきたり」 (2)年寄りじみる。「いと―・しきしはぶきうちして/源氏(朝顔)」 [派生] ――さ(名)

ふる-め・く【古めく・旧めく】🔗🔉

ふる-め・く [3] 【古めく・旧めく】 (動カ四) (1)古風である。古ぼける。旧式である。「わりなう―・きたる鏡台の,唐櫛笥(カラクシゲ),掻上(カカゲ)の箱/源氏(末摘花)」 (2)年をとる。「女房などの,年―・きたるどもさへ,恋し,悲し,と聞ゆる/源氏(柏木)」

ふる-や【古屋・古家】🔗🔉

ふる-や [2] 【古屋・古家】 ふるい家。

ふるや=の造作(ゾウサク)🔗🔉

――の造作(ゾウサク) 予想外に手間や費用がかかること。また,手間や費用をかけた割には,見ばえのしないこと。

ふるやのもり【古屋の漏り】🔗🔉

ふるやのもり 【古屋の漏り】 昔話の一。虎(トラ)・狼(オオカミ)などが,雨の夜に馬をとろうと忍び込んだ家で,爺と婆とが虎・狼よりも「古屋の漏り(=雨漏リ)」が恐ろしいと話しているのを聞いて,この世に自分よりも恐ろしいものがあると驚いて逃げ出す話。

こき【古希】(和英)🔗🔉

こき【古希】 threescore and ten.〜の祝い the celebration of one's seventieth birthday.

ふるい【古い】(和英)🔗🔉

ふるい【古い】 old;→英和 ancient (昔の);→英和 old-fashioned;stale (新鮮でない).→英和 ⇒古く,古臭い.

ふるかぶ【古株】(和英)🔗🔉

ふるかぶ【古株】 [古顔]a veteran;→英和 an old-timer.

ふるく【古くから】(和英)🔗🔉

ふるく【古くから】 for a long time (長い間);since old times;since a long time ago.〜は formerly;→英和 in ancient times.〜なる become old;become old-fashioned (古臭く).

ふるびる【古びる】(和英)🔗🔉

ふるびる【古びる】 grow[look]old;→英和 wear off (すりきれる).古びた old;worn-out.

ふるめかしい【古めかしい】(和英)🔗🔉

ふるめかしい【古めかしい】 ⇒古臭い.

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