複数辞典一括検索+![]()
![]()
おさ・う【押さふ・抑ふ】🔗⭐🔉
おさ・う オサフ 【押さふ・抑ふ】 (動ハ下二)
⇒おさえる
おさえ【押(さ)え・抑え】🔗⭐🔉
おさえ オサヘ [3][2] 【押(さ)え・抑え】
(1)おさえること。また,おさえる物。「石を置いて―にする」
(2)他人の言動を支配・制限すること。また,欲望などに抗する力。「新任の課長では―がきかない」「その気になったら―のきかない人」
(3)敵の侵攻を防ぐこと。また,防ぐための備えや軍勢。防備。「敵(アタ)守る―の城(キ)そと/万葉 4331」
(4)囲碁で,相手が「伸び」または「はね」を打った時,その石の隣に打って,進出を止めること。
(5)相手の反攻・反撃などを阻止すること。「―のピッチャー」
(6)行列の最後にいて,列を整える役。また,その人。「羽織袴股立の―弐人/歌舞伎・小袖曾我」
(7)決まりをつけること。「義朝の―の詞,後日いかがと思ひてや返す詞はなかりけり/浄瑠璃・鎌田兵衛」
(8)和船で,櫓(ロ)を操作して船首を右に向けること。
⇔控え
(9)相手が返す杯を押し戻して,もう一度飲ませること。「合も―も二人なれば/滑稽本・根南志具佐」
おさえ-こみ【抑え込み】🔗⭐🔉
おさえ-こみ オサヘ― [0] 【抑え込み】
柔道の技の名。相手をあお向けにおさえつけて,動きを奪った状態。二五秒で「技有り」,三〇秒で「一本」となる。
おさえ-じ【押(さ)え字・抑え字】🔗⭐🔉
おさえ-じ オサヘ― [3] 【押(さ)え字・抑え字】
(1)連歌・俳諧で,句末に一定の結び方を要求する助詞など。や・か・いつ・何など。
(2)係り結びなどの呼応関係にある結びの語。
おさえ-がた・い【抑え難い】🔗⭐🔉
おさえ-がた・い ヲサヘ― 【抑え難い】 (連語)
抑制することがむずかしい。「―・い衝動にかられる」
おさ・える【押(さ)える・抑える】🔗⭐🔉
おさ・える オサヘル [3][2] 【押(さ)える・抑える】 (動ア下一)[文]ハ下二 おさ・ふ
〔「押す」に継続の助動詞「ふ」の付いた語〕
(1)力をある部分に加えて,その状態を持続する。《押》(ア)物に力や重みを加えて,動かないようにする。「ドアを手で―・える」「文鎮で半紙を―・える」「髪を―・える」(イ)体の一部に手などをあてる。「目頭(メガシラ)を―・える」「耳を―・える」(ウ)傷口や痛む所に手や物をあてがう。「傷口をガーゼで―・える」
(2)動作・現象の実現をさまたげる。(ア)動きが起ころうとするのを,何らかの手段で,未然にあるいは途中でとどめる。「ライバル会社の進出を―・える」「記事を―・える」(イ)スポーツの試合で,相手が活躍するのをとどめる。「強敵を―・えて優勝する」「相手を 0 点に―・える」(ウ)度をこさないようにする。適当な範囲にあるようにする。「出費を―・える」「量産で値段を―・える」「甘みを―・えた上品な味」(エ)感情が外に表れそうなのを,こらえる。「うれしさを―・え切れないようす」「怒りを―・える」
(3)支配下・管轄(カンカツ)下に置く。《押》(ア)自由に活動できないようにする。「上司に頭を―・えられる」(イ)自分の支配下に置いて他の者をさえぎる。「担保物件を―・える」「帰りの切符は―・えてある」「自動車市場は二社が―・えている」
(4)重要な点を確実に認識・理解する。《押》「要点を―・える」「勘所(カンドコロ)を―・える」「犯行の現場を―・える」
(5)和船で,船首を右に向ける。《押》
⇔控える
(6)下手に見る。「当山の末寺でありながら…と―・へて書く条奇怪なり/平家 4」
(7)差そうとする杯を受けないで,もう一度飲ませる。「一度一度に―・へて酒ぶりかたし/浮世草子・一代男 3」
〔中世末期から近世,ヤ行にも活用した。「涙ヲ―・ユル/日葡」〕
そも【抑】🔗⭐🔉
そも [1] 【抑】 (接続)
〔代名詞「そ(其)」に係助詞「も」の付いたもの〕
前に述べたことを受けて次のことを説き起こすとき用いる語。そもそも。一体全体。「坊さんが何か云てたよ。―何とかいつたつけ/怪談牡丹灯籠(円朝)」
そも-そも【抑・抑抑】🔗⭐🔉
そも-そも [1] 【抑・抑抑】
〔「そも」を重ねた語。古くは漢文訓読に多く用いられた〕
■一■ (名)
(物事の)最初。起こり。どだい。副詞的にも用いる。「―は僕が始めたものだ」「―の始まり」
■二■ (接続)
改めて説き起こすとき,文頭に用いる語。いったい。だいたい。「―,事前調査の不備がこのような事態を招いた」「―私の今日あるは彼のおかげだ」
〔■一■は■二■の転〕
よく-あつ【抑圧】🔗⭐🔉
よく-あつ [0] 【抑圧】 (名)スル
(1)行動や自由などを無理におさえつけること。「政治活動を―する」
(2)精神分析の用語。不快な考えや感情を無意識のうちにおさえつけ,意識にのぼらないようにすること。
(3)第二の突然変異が,最初の突然変異による形質の変化をおさえ,元の形質を発現させること。
よく-あつ【抑遏】🔗⭐🔉
よく-あつ [0] 【抑遏】 (名)スル
おさえとどめること。おさえつけて,やめさせること。抑制。「人力を以て強て世間の風潮を―するの危険/天賦人権論(辰猪)」
よく-うつ【抑鬱】🔗⭐🔉
よく-うつ [0] 【抑鬱】
心がふさいで不快なこと。おさえられて心がはればれしないこと。
よくうつ-しょう【抑鬱症】🔗⭐🔉
よくうつ-しょう ―シヤウ [0][4] 【抑鬱症】
⇒鬱病(ウツビヨウ)
よくうつ-じょうたい【抑鬱状態】🔗⭐🔉
よくうつ-じょうたい ―ジヤウ― [5] 【抑鬱状態】
⇒鬱(ウツ)状態
よく-し【抑止】🔗⭐🔉
よく-し [1][0] 【抑止】 (名)スル
抑えとどめること。また,ある行動を思いとどまらせること。「核の―力」
よくし-けい-ろん【抑止刑論】🔗⭐🔉
よくし-けい-ろん [4] 【抑止刑論】
一般人による犯罪または犯罪者による再犯を抑止することを刑罰の正当性の根拠とする考え方。
⇔応報刑論
よく-じょう【抑情】🔗⭐🔉
よく-じょう ―ジヤウ [0] 【抑情】
欲情をおさえること。
よく-せい【抑制】🔗⭐🔉
よく-せい [0] 【抑制】 (名)スル
(1)たかぶろうとする感情,激しい欲望,衝動的な行動などをおさえてとめること。「痛みを―する」「感情を―する」
(2)急激に進もうとするものをおさえとめること。「インフレの―」
(3)〔医〕 刺激によって興奮した神経細胞の活動が,他の神経細胞によって抑えられること。制止。
よくせい-きんこう【抑制均衡】🔗⭐🔉
よくせい-きんこう ―カウ [5] 【抑制均衡】
⇒チェック-アンド-バランス
よくせい-さいばい【抑制栽培】🔗⭐🔉
よくせい-さいばい [5] 【抑制栽培】
作物の自然の生育・成熟の時期を,人工的に抑制して生産・出荷の時期を遅らせる栽培方法。
⇔促成栽培
よく-そく【抑塞】🔗⭐🔉
よく-そく [0] 【抑塞】 (名)スル
おさえふさぐこと。おさえてせきとめること。「臣等が―窮
の誠情/近世紀聞(延房)」
の誠情/近世紀聞(延房)」
よく-そん【抑損・抑遜】🔗⭐🔉
よく-そん [0] 【抑損・抑遜】 (名)スル
おさえてひかえめにすること。へりくだること。「大いなれども能く―せる我心とは/即興詩人(鴎外)」
よく-よう【抑揚】🔗⭐🔉
よく-よう ―ヤウ [0] 【抑揚】
音声や音楽・文章などの調子を上げたり下げたり,また強めたり弱めたりすること。また,その調子。イントネーション。「―をつけて読む」
よくよう-とんざ【抑揚頓挫】🔗⭐🔉
よくよう-とんざ ―ヤウ― [5] 【抑揚頓挫】
言葉の調子をおさえたり高めたり,また,急に勢いを変えたりすること。「感激の深い言葉に―を付けながら/羹(潤一郎)」
よく-りゅう【抑留】🔗⭐🔉
よく-りゅう ―リウ [0] 【抑留】 (名)スル
(1)おさえとどめること。また,一か所に無理にひきとめておくこと。「外地に―される」「土人等が列車を―して/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)〔法〕(ア)比較的短期間,強制的に身体の自由を拘束すること。
→拘禁
(イ)国際法上,他国に属する人または物を自国の権力下に置くこと。特に船舶の場合にいう。
よくし【抑止する】(和英)🔗⭐🔉
よくし【抑止する】
⇒抑制.‖抑止戦略 determent[deterrent]strategy.抑止力 deterrent.
よくよう【抑揚】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「抑」で始まるの検索結果 1-29。