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かか・り【斯かり】🔗⭐🔉
かか・り 【斯かり】 (動ラ変)
〔「かくあり」の転〕
このようである。こうだ。「天下の事は,とありとも―・りとも/竹取」
かかる【斯かる】🔗⭐🔉
かかる [2] 【斯かる】 (連体)
〔「かくある」の転〕
(1)こんな。このような。「―事態になろうとは」
(2)はなはだしい。ひどい。「これは―迷惑でござりまする/狂言記・長光」
かかる-ほど-に【斯かる程に】🔗⭐🔉
かかる-ほど-に 【斯かる程に】 (連語)
〔「かくある程に」の転〕
こうしているうちに。そのような状態である間に。
かかれ-ど【斯かれど】🔗⭐🔉
かかれ-ど 【斯かれど】 (接続)
〔「かくあれど」の転〕
こうではあるけれども。「船にも思ふことあれど,かひなし。―,この歌をひとり言にしてやみぬ/土左」
かかれ-ば【斯かれば】🔗⭐🔉
かかれ-ば 【斯かれば】 (接続)
〔「かくあれば」の転〕
こんなふうであるから。「浜にはくさぐさのうるはしき貝,石など多かり。―,ただ昔の人をのみ恋ひつつ/土左」
かく【斯く】🔗⭐🔉
かく=なる上は🔗⭐🔉
――なる上は
このようになってしまった以上は。
かく=やあらん🔗⭐🔉
――やあらん
このようであろう。
かく-かく【斯く斯く】🔗⭐🔉
かく-かく [1][0] 【斯く斯く】 (副)
内容を具体的に表さず省略して言う時に用いる語。こうこう。かようかよう。「―の事情」「理由は―しかじかである」
かく-さま【斯く様】🔗⭐🔉
かく-さま 【斯く様】 (形動ナリ)
このよう。こんな状態。「世の中の常の理―になり来にけらし/万葉 3761」
かく-して【斯くして】🔗⭐🔉
かく-して [1] 【斯くして】
■一■ (副)
こうして。このようにして。「事件は―無事解決した」
■二■ (接続)
先行の話題をふまえて,その結果や続きを述べ進めるときに用いる。「―,条約は結ばれるに至った」
かく-て【斯くて】🔗⭐🔉
かく-て [1] 【斯くて】
■一■ (接続)
前に述べたことを受けて,新たに説き起こす。このようにして。かくして。「―ローマは滅びた」
■二■ (副)
このようにして。こんな状態で。「我が思ひ―あらずは/万葉 734」
かくて-も【斯くても】🔗⭐🔉
かくて-も 【斯くても】 (副)
このようにしても。こんな状態でも。「身をうしと思ふにきえぬ物なれば―へぬる世にこそ有りけれ/古今(恋五)」
かく-の
ごとし【斯くの如し】🔗⭐🔉
かく-の
ごとし 【斯くの如し】 (連語)
〔漢文訓読に多く用いられた語〕
前述のようである。このようである。「―
ごとき暴挙が許されるものか」「その結果は―
ごとし」「この歌も―
ごとくなるべし/古今(仮名序)」
ごとし 【斯くの如し】 (連語)
〔漢文訓読に多く用いられた語〕
前述のようである。このようである。「―
ごとき暴挙が許されるものか」「その結果は―
ごとし」「この歌も―
ごとくなるべし/古今(仮名序)」
かく-ばかり【斯く許り】🔗⭐🔉
かく-ばかり 【斯く許り】 (連語)
これほど。こんなにも。「―すべなきものか世の中の道/万葉 892」
かく-まで【斯く迄】🔗⭐🔉
かく-まで [1] 【斯く迄】 (連語)
こうまで。こんなにまで。これほどまで。「―(に)御厚情を賜り…」
かく-も【斯くも】🔗⭐🔉
かく-も [1] 【斯くも】 (副)
〔「も」は助詞〕
このように。これほどにも。「―盛大な会を催していただき…」
かく-よう【斯く様】🔗⭐🔉
かく-よう ―ヤウ 【斯く様】 (名・形動ナリ)
このようなさま。このよう。「―にして終に外道負けて/今昔 1」
か-ばかり【斯許り】🔗⭐🔉
か-ばかり 【斯許り】 (副)
(1)こんなにも。これほど。「―われに従ふ心ならば,思ひ懲(コ)りなん/源氏(帚木)」
(2)この程度。これくらい。これしき。「―になりては,飛びおるとも降りなん/徒然 109」
か-ほど【斯程】🔗⭐🔉
か-ほど [0] 【斯程】 (副)
これほど。これぐらい。「―に多き路用を何処(イズク)よりか得ん/舞姫(鴎外)」
か-よう【斯様】🔗⭐🔉
か-よう ―ヤウ [0] 【斯様】 (形動)[文]ナリ
このよう。「―なわけで」
かよう-かよう【斯様斯様】🔗⭐🔉
かよう-かよう ―ヤウ―ヤウ 【斯様斯様】 (連語)
これこれこのとおり。「―の刺激をうけなば/小説神髄(逍遥)」
こう【斯う】🔗⭐🔉
こう カウ [0][1] 【斯う】
■一■ (副)
〔「かく(斯)」の転〕
(1)ある場面の様子をさしていう。話し手の身近の場面についていう。「―なればしめたものだ」「―暑くてはかなわない」
(2)話した内容や心の中で考えた事柄などをさす。「―しろああしろと口うるさい」「山路を登りながら―考えた/草枕(漱石)」
(3)事態のなりゆきが限界に達したことを認める気持ちを表す。もうこれまで。「祇王すでに今は―とて出でけるが/平家 1」
(4)動作を軽く指示する。「さて私はもう―参りまする/狂言・末広がり(虎寛本)」
■二■ (感)
(1)言いよどんだり,ためらいながら言ったりするときに用いる語。あの。ええと。「―,どうだえ,狼は出やしますまいねえ/塩原多助一代記(円朝)」
(2)呼びかけの言葉。ぞんざいな言い方。おい。なあ。「―,おめえん所のおかみさんもお髪(グシ)はお上手だの/滑稽本・浮世風呂 2」
こう-こう【斯う斯う】🔗⭐🔉
こう-こう カウカウ [1] 【斯う斯う】 (副)スル
〔「かくかく」の転〕
内容を具体的に表さず省略して言う時に使う語。これこれ。このように。「理由は―しかじか」「―せよと指示した」
こう-した【斯うした】🔗⭐🔉
こう-した カウ― [0] 【斯うした】 (連体)
このような。こういう。「―事態になるとは夢にも思わなかった」
こう-して【斯うして】🔗⭐🔉
こう-して カウ― [0] 【斯うして】
■一■ (副)
このように。
■二■ (接続)
先行の事柄をふまえ,後続の事柄に述べ進めていく意を表す。「―,おじいさんは大金持ちになりました」
こう-て【斯うて】🔗⭐🔉
こう-て カウ― 【斯うて】
〔「かくて」の転〕
■一■ (副)
これこれで。こうして。「―はかなくもなり侍りなば/源氏(総角)」
■二■ (接続)
さて。このようにして。
こう-と【斯うと】🔗⭐🔉
こう-と カウ― 【斯うと】 (感)
思い迷ったときに発する語。さあて。ええと。こうっと。「むむ―,ゆふべあの時分に月が出たから/滑稽本・膝栗毛 6」
こう-よう【斯様】🔗⭐🔉
こう-よう カウヤウ 【斯様】 (形動ナリ)
〔「かくやう」の転〕
このよう。こういう。「この―にもの持てくる人に/土左」
し-かい【斯界】🔗⭐🔉
し-かい [0] 【斯界】
この社会。この方面。この専門の筋。「―のために尽くす」「―の権威」
し-がく【斯学】🔗⭐🔉
し-がく [1] 【斯学】
この学問。「―における第一人者」
し-ぎょう【斯業】🔗⭐🔉
し-ぎょう ―ゲフ [1][0] 【斯業】
この事業。この方面の事業。
し-どう【斯道】🔗⭐🔉
し-どう ―ダウ [1] 【斯道】
(1)〔論語(雍也)〕
人の人たる道。特に,孔子の説く聖人の道。仁道。
(2)従事している専門の道。この方面。この分野。その道。「―に名を知られた人」
しば【斯波】🔗⭐🔉
しば 【斯波】
姓氏の一。清和源氏。足利泰氏の子,家氏を祖とする。室町幕府三管領家の一。
しば-たかつね【斯波高経】🔗⭐🔉
しば-たかつね 【斯波高経】
(1305-1367) 南北朝時代の武将。1337年新田義貞を越前金ヶ崎城に攻め,藤島で滅ぼす。幕府の実権を一時握るが,のち失脚。
しば-よしかど【斯波義廉】🔗⭐🔉
しば-よしかど 【斯波義廉】
室町・戦国時代の武将。斯波義敏のあと斯波家を継ぐが,義敏と家督争いを続け応仁の乱の一因となる。生没年未詳。
しば-よしとし【斯波義敏】🔗⭐🔉
しば-よしとし 【斯波義敏】
(1435?-1508) 室町・戦国時代の武将。斯波家を継いだ義廉と争う。応仁の乱では東軍に属す。
しば-よしまさ【斯波義将】🔗⭐🔉
しば-よしまさ 【斯波義将】
(1350-1410) 室町時代の武将。管領として幕府の制度を整備し,幕政の基礎を固めた。教訓書「竹馬抄」がある。
し-ぶん【斯文】🔗⭐🔉
し-ぶん [1] 【斯文】
〔論語(子罕)〕
この方面の学問。斯道。特に,儒教・儒学についていう。
かく【斯く】(和英)🔗⭐🔉
かく【斯く】
thus;→英和
in this way;like this.
かくて【斯くて】(和英)🔗⭐🔉
しかい【斯界の権威】(和英)🔗⭐🔉
しかい【斯界の権威】
an authority on the subject.→英和
大辞林に「斯」で始まるの検索結果 1-43。