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く・く【漏く】🔗🔉

く・く 【漏く】 (動カ四) (1)くぐる。間をくぐり抜ける。「春の野の繁み飛び―・くうぐひすの/万葉 3969」 (2)もれる。「我が手俣(タナマタ)より―・きし子そ/古事記(上)」

くけ-あな【漏穴・匿穴】🔗🔉

くけ-あな 【漏穴・匿穴】 ぬけあな。「ひそかに兼ねてほりし―よりのがれ出て/太平記 32」

くけ-じ【漏路・匿路】🔗🔉

くけ-じ ―ヂ 【漏路・匿路】 ぬけみち。間道。くけみち。「播磨街道―のみちが候よ/田植草紙」

じょう-ご【漏斗】🔗🔉

じょう-ご ジヤウ― [1] 【漏斗】 口の小さい容器に液体を入れるときに使う道具。円錐状の上部の底が筒口になったもの。ろうと。

ひご-たい【平江帯・漏盧】🔗🔉

ひご-たい [2] 【平江帯・漏盧】 キク科の大形多年草。西日本の山地にまれに自生。切り花用に栽培。高さ約1メートル。葉は羽状に裂け,八,九月,枝頂に径5センチメートル内外の球形の頭状花をつける。小花は管状花で濃青色。

もら・す【漏らす・洩らす】🔗🔉

もら・す [2] 【漏らす・洩らす】 (動サ五[四]) (1)水や光・音などをすき間などから外に出す。こぼす。「小便を―・す」「水も―・さぬ警戒網」 (2)秘密などをこっそりと他の人に伝える。「軍の機密を―・す」「口吻(コウフン)を―・す」 (3)心の中で思っていることを行動や言葉に出す。「辞意を―・す」「不満を―・す」「すきずきしき心ばへなど―・し給ふな/源氏(藤裏葉)」 (4)感情などを思わず声や表情として外に表し出す。「美しさにためいきを―・す」「驚きの声を―・す」「笑みを―・す」 (5)必要なもの・事柄を取り上げないでおく。ぬかす。おとす。「必要な資料は―・さずそろえてあります」「細大―・さず報告する」 (6)動詞の連用形の下に付いて,うっかりして,するべきことの一部分をしないままにしてしまうという意を表す。「名前は聞き―・しました」「電話番号を書き―・す」 (7)取り逃がす。「その儀ならば一騎も―・すな/保元(上)」 〔「漏る」に対する他動詞〕 [可能] もらせる

もり【漏り】🔗🔉

もり [2] 【漏り】 水が漏ること。「雨の―」

もり-き・く【漏り聞く】🔗🔉

もり-き・く 【漏り聞く】 (動カ四) ほのかに聞く。もれ聞く。「人の―・かむに/源氏(夕顔)」

も・る【漏る・洩る】🔗🔉

も・る [1] 【漏る・洩る】 ■一■ (動ラ五[四]) (1)液体・光・空気などが,容器や仕切りの外側へ少しずつ出る。もれる。「水が―・るバケツ」「雨が―・る」「木の間を―・る月かげ」「板戸―・る日影白く/色懺悔(紅葉)」 (2)秘密などが他に知れる。「御心の中なりけむ事,いかでか―・りにけむ/源氏(花宴)」 (3)脱落する。抜け落ちる。「籍(ナノフダ)に―・りて課(エツキ)に免るる者衆し/日本書紀(欽明訓)」 〔「漏らす」に対する自動詞〕 ■二■ (動ラ下二) ⇒もれる

もれ【漏れ・洩れ・泄れ】🔗🔉

もれ [2] 【漏れ・洩れ・泄れ】 (1)液体・気体などがもれること。「タイヤの空気―」「ガス―」 (2)抜け落ちること。脱落。遺漏。おち。「記入に―がある」「連絡―があった」

もれ-お・ちる【漏れ落ちる】🔗🔉

もれ-お・ちる [4] 【漏れ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 もれお・つ (1)(水などが)もれて下に落ちる。「雨が―・ちる」 (2)抜け落ちる。欠ける。脱落する。「名前が表から―・ちている」

もれ-き・く【漏れ聞く・洩れ聞く】🔗🔉

もれ-き・く [0][1] 【漏れ聞く・洩れ聞く】 (動カ五[四]) ひそかに聞く。また,耳にする。「話を―・く」「―・くところによりますと…」

もれ-なく【漏れ無く】🔗🔉

もれ-なく [2][3] 【漏れ無く】 (副) 残りなく。ことごとく。「どの家にも―配る」

も・れる【漏れる・洩れる】🔗🔉

も・れる [2] 【漏れる・洩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 も・る (1)液体・気体・光・音などが,容器や仕切りの外側へ少しずつ出る。「タンクから燃料が―・れる」「―・れたガスに引火する」「明かりが―・れる」「話し声が―・れてくる」「小魚ワ網ニ―・ルル/日葡」 (2)秘匿すべきことが他者に伝わってしまう。「情報が―・れる」「入試問題が―・れた」 (3)ある感情にもとづいて声・表情などが思わず出る。「うめき声が―・れた」「思わずため息が―・れる」 (4)脱落する。抜ける。「選に―・れる」 (5)ある枠からはずれる。「教エニ―・レズ/ヘボン」 [慣用] 上手の手から水が―/ご多分にもれず

る-こく【漏刻】🔗🔉

る-こく [0] 【漏刻】 ⇒ろうこく(漏刻)

ろう-えい【漏洩・漏泄】🔗🔉

ろう-えい [0] 【漏洩・漏泄】 (名)スル 〔「ろうせつ(漏洩)」の慣用読み〕 秘密などがもれること。また,もらすこと。「秘密が―する」

ろう-きゅう【漏救】🔗🔉

ろう-きゅう ―キウ [0] 【漏救】 生活保護制度において,保護を必要とする者が受給要件を満たしているにもかかわらず保護されない状態。 →濫救

ろう-こ【漏鼓】🔗🔉

ろう-こ [1] 【漏鼓】 昔,時刻を知らせた太鼓。

ろう-こく【漏告】🔗🔉

ろう-こく [0] 【漏告】 (名)スル 秘密を漏らし告げること。

ろう-こく【漏刻・漏剋】🔗🔉

ろう-こく [0] 【漏刻・漏剋】 水時計の一種。水を入れた器(漏壺(ロウコ))から常時一定量の水を落とし,その水位変化によって目盛りが時刻を示す装置。時の刻み。 漏刻 [図]

ろうこく-はかせ【漏剋博士】🔗🔉

ろうこく-はかせ [5] 【漏剋博士】 律令制における官職の一。陰陽寮(オンヨウリヨウ)に二名置かれ,時守(トキモリ)を率いて漏刻を監視した。時守の博士。

ろう-しゅつ【漏出】🔗🔉

ろう-しゅつ [0] 【漏出】 (名)スル もれて出ること。また,もらして出すこと。

ろう-すい【漏水】🔗🔉

ろう-すい [0] 【漏水】 (名)スル 水が漏れること。また,漏れた水。「水道管から―する」

ろう-せい【漏精】🔗🔉

ろう-せい [0] 【漏精】 精液をもらすこと。

ろう-せつ【漏洩・漏泄】🔗🔉

ろう-せつ [0] 【漏洩・漏泄】 ⇒ろうえい(漏洩)

ろう-だつ【漏脱】🔗🔉

ろう-だつ [0] 【漏脱】 (名)スル もれぬけること。抜かしおとすこと。脱漏。

ろう-でん【漏電】🔗🔉

ろう-でん [0] 【漏電】 (名)スル 機械の故障や電線の絶縁不良などのために,電気がもれること。

ろう-と【漏斗】🔗🔉

ろう-と [1][0] 【漏斗】 口の狭い容器に液体を注ぎ込むときに使う道具。上方が朝顔の花のように開き,下端が細くとがる。じょうご。「―状の花」

ろうと-きょう【漏斗胸】🔗🔉

ろうと-きょう [3] 【漏斗胸】 前胸部の中央,胸骨の部分が大きくへこんで,漏斗のような形をしている胸。

ろうと-ぐも【漏斗雲】🔗🔉

ろうと-ぐも [4] 【漏斗雲】 乱層雲の雲底から,漏斗状に垂れ下がった雲。地表に近づくと竜巻を起こす。

ろう-わ【漏話】🔗🔉

ろう-わ [0] 【漏話】 ⇒クロス-トーク

ろじん-つう【漏尽通】🔗🔉

ろじん-つう 【漏尽通】 〔仏〕 六神通(ロクジンズウ)の一。煩悩(ボンノウ)を打ち消して悟りの境地に至っていることを知る超人的能力。

じょうご【漏斗】(和英)🔗🔉

じょうご【漏斗】 a funnel.→英和

もらす【漏らす】(和英)🔗🔉

もらす【漏らす】 (1)[液体などを]leak.→英和 (2)[抜かす]omit;→英和 miss.→英和 (3)[秘密を]let out;leak;disclose.→英和 (4)[感情などを]express;→英和 give vent to. (5)[子供がおしっこを]wet one's pants[the bed].

もる【漏る】(和英)🔗🔉

もる【漏る】 leak;→英和 escape.→英和 水の漏らない watertight.→英和

もれ【漏れ】(和英)🔗🔉

もれ【漏れ】 (1)[液体など]a leak.→英和 (2)[脱落]an omission.→英和 漏れ口をふさぐ stop a leak.

もれきく【漏れ聞く】(和英)🔗🔉

もれきく【漏れ聞く】 hear (casually).→英和

もれなく【漏れなく】(和英)🔗🔉

もれなく【漏れなく】 without omission[exception].

もれる【漏れる】(和英)🔗🔉

もれる【漏れる】 (1)[液体など]leak (out);→英和 come through.(2)[秘密など]leak out;get out.(3)[脱落]be omitted;be left out.

ろうえい【漏洩】(和英)🔗🔉

ろうえい【漏洩】 leakage.→英和 ⇒漏(も)れる.

ろうすい【漏水】(和英)🔗🔉

ろうすい【漏水】 leakage of water.〜する Water leaks.

ろうでん【漏電】(和英)🔗🔉

ろうでん【漏電】 a short circuit.〜する short-circuit.

ろうと【漏斗】(和英)🔗🔉

ろうと【漏斗】 a funnel.→英和 〜状の funnel-shaped.

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