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せん【繊】🔗🔉

せん [1] 【繊】 (1)「繊蘿蔔(センロフ)」の略。 (2)数の単位。微(ビ)の一〇分の一,すなわち一千万分の一。[塵劫記]

せん-い【繊維】🔗🔉

せん-い [1] 【繊維】 微細な糸状物質。動物体を構成する神経繊維・筋繊維・弾性繊維,植物体を構成する靭皮(ジンピ)繊維などがあり,鉱物繊維に石綿(イシワタ)がある。また,人工的にも合成される。植物繊維の多くは紡績繊維や紙などの原料となる。 〔医学関係では「線維」の字を用いるとされる〕 →繊維[表]

せんい-かべ【繊維壁】🔗🔉

せんい-かべ― [3] 【繊維壁】 軟質多孔性の軽量繊維材料を塗った壁。繊維系材料・色土・パーライトなどに混和材料を混ぜて練る。

せんい-きょうか-プラスチック【繊維強化―】🔗🔉

せんい-きょうか-プラスチックキヤウクワ― [10] 【繊維強化―】 ⇒エフ-アール-ピー( FRP )

せんい-こうぎょう【繊維工業】🔗🔉

せんい-こうぎょう―ゲフ [4] 【繊維工業】 綿糸・毛糸・麻糸・生糸・化学繊維などの紡績および織物の工業。

せんい-さいぼう【繊維細胞】🔗🔉

せんい-さいぼう―バウ [4] 【繊維細胞】 (1)植物の厚壁細胞のうち細長いもの。繊維組織をつくる。 (2)動物の繊維性結合組織の主要な構成要素である扁平な細胞。繊維芽細胞。

せんい-さくもつ【繊維作物】🔗🔉

せんい-さくもつ― [5] 【繊維作物】 繊維をとるために栽培する作物の総称。ワタ・アサ・ミツマタ・コウゾ・イなど。

せんい-じょう-たんぱくしつ【繊維状蛋白質】🔗🔉

せんい-じょう-たんぱくしつジヤウ― [9] 【繊維状蛋白質】 分子の形が細長いタンパク質の総称。球状タンパク質に対するもので,水や他の溶剤に溶けにくい。コラーゲン・フィブロイン・ケラチン・エラスチンなど。 →球状蛋白(タンパク)質

せんい-せいひん【繊維製品】🔗🔉

せんい-せいひん― [4] 【繊維製品】 繊維を原料として製造した品物。織物・衣料など。

せんい-そ【繊維素】🔗🔉

せんい-そ― [3] 【繊維素】 (1)セルロースに同じ。 (2)フィブリンに同じ。

せんい-そげん【繊維素原】🔗🔉

せんい-そげん― [4] 【繊維素原】 ⇒フィブリノーゲン

せんい-そしき【繊維組織】🔗🔉

せんい-そしき― [4] 【繊維組織】 繊維細胞が集まってできた組織。維管束,その他種々の部分に見られる。

せんい-ばん【繊維板】🔗🔉

せんい-ばん― [0] 【繊維板】 繊維を加熱圧縮してつくった板。ファイバーボード。

せん-えい【繊翳】🔗🔉

せん-えい [0] 【繊翳】 少しのかげり。わずかなくもり。「春天霽静―も無く/文華秀麗(下)」

せん-かい【繊芥】🔗🔉

せん-かい 【繊芥】 (1)細かいごみ。転じて,ごくわずかなことにいう。「将軍兄弟こそ誠に―の隔もなく/太平記 30」 (2)心中のわずかなわだかまり。

せん-ぎり【千切り・繊切り】🔗🔉

せん-ぎり [0][4] 【千切り・繊切り】 大根などを細長く刻むこと。また,刻んだもの。繊。繊蘿蔔(センロフ)。

せん-げつ【繊月】🔗🔉

せん-げつ [1] 【繊月】 細い形の月。三日月などをいう。

せん-こう【繊巧】🔗🔉

せん-こう ―カウ [0] 【繊巧】 (名・形動)[文]ナリ こまやかでたくみな・こと(さま)。「―にして奇創なる者あり/獺祭書屋俳話(子規)」

せん-ごう【繊毫】🔗🔉

せん-ごう ―ガウ [0] 【繊毫】 (1)細い毛。 (2)きわめてわずかなこと。また,非常に小さいことのたとえ。

せん-さい【繊細】🔗🔉

せん-さい [0] 【繊細】 (名・形動)[文]ナリ (1)細く美しい・こと(さま)。「―な指」 (2)感情や感覚がこまやかなこと。微妙なこと。また,そのさま。デリケート。「―な感受性」「―な神経の持ち主」 [派生] ――さ(名)

せんさい-の-せいしん【繊細の精神】🔗🔉

せんさい-の-せいしん 【繊細の精神】 〔(フランス) esprit de finesse〕 〔哲〕 パスカルの考えた人間精神の類型の一。多数のこまかな原理を一挙にとらえるしなやかな精神。 ⇔幾何学的精神

せん-じゃく【繊弱】🔗🔉

せん-じゃく [0] 【繊弱】 (名・形動)[文]ナリ 弱々しい・こと(さま)。きゃしゃ。孱弱(センジヤク)。「神経質で―な子供」

せん-しゅ【繊手】🔗🔉

せん-しゅ [1] 【繊手】 かぼそくたおやかな女の手。

せん-じょう【繊条】🔗🔉

せん-じょう ―デウ [0] 【繊条】 (1)金属の細い線。 (2)細い糸。 (3)フィラメントのこと。

せん-せん【繊繊】🔗🔉

せん-せん [0] 【繊繊】 (ト|タル)[文]形動タリ ほっそりとしているさま。かぼそいさま。「―たる細腰に軽綺の長裾を曳き/佳人之奇遇(散士)」

せん-ど【繊度】🔗🔉

せん-ど [1] 【繊度】 繊維の太さを表す語。繊維の一定の長さに対する質量の割合,または一定の質量に対する長さの割合で示され,前者をデニール,後者を番手で表す。

せんど-けい【繊度計】🔗🔉

せんど-けい [0] 【繊度計】 一定の長さの糸の重さからデニール数を読み取る装置。

せん-にく【繊肉】🔗🔉

せん-にく [0] 【繊肉】 牛・豚などのヒレ肉。

せん-び【繊美】🔗🔉

せん-び [1] 【繊美】 (形動)[文]ナリ 繊細で美しいさま。繊麗。

せん-みつ【繊密】🔗🔉

せん-みつ [0] 【繊密】 (名・形動)[文]ナリ こまかくくわしい・こと(さま)。「―な描写」

せん-もう【繊毛】🔗🔉

せん-もう [0] 【繊毛】 (1)細い毛。 (2)原生動物の繊毛虫類の体表,多くの後生動物の繊毛上皮の細胞などに見られる運動性のある微小な毛状物。基本的構造は鞭毛(ベンモウ)と同じであるが,運動の様式は異なる。

せんもう-うんどう【繊毛運動】🔗🔉

せんもう-うんどう [5] 【繊毛運動】 繊毛虫類や繊毛上皮などにある繊毛の運動。一定の方向に毎秒数回から数十回繰り返される。摂食・呼吸のために水流を起こしたり,動物体の移動や,排出物・生殖産物の移送などに役立つ。

せんもう-じょうひ【繊毛上皮】🔗🔉

せんもう-じょうひ ―ジヤウ― [5] 【繊毛上皮】 上皮組織の一つで繊毛細胞が集まってできたもの。哺乳類の気管・気管支や輸卵管などの内表面,カエルの口内上皮などに見られる。

せんもう-ちゅう-るい【繊毛虫類】🔗🔉

せんもう-ちゅう-るい [5] 【繊毛虫類】 繊毛虫綱の原生動物の総称。単細胞で卵形または楕円形。体長0.01〜3ミリメートル。体表には一生あるいは一時期,繊毛があり,これで運動する。一般に淡水産で遊泳生活をするが,海産の種や動物に寄生する種もある。分裂や出芽による無性生殖と,接合による有性生殖を行う。ゾウリムシ・ツリガネムシ・ラッパムシなどや吸管虫類を含む。有毛虫類。滴虫類。

せん-れい【繊麗】🔗🔉

せん-れい [0] 【繊麗】 (名・形動)[文]ナリ ほっそりとして美しいこと。しなやかで美しいさま。「他の部分の―な割合に下顎骨の発達した/或る女(武郎)」

せん-ろっぽん【千六本・繊六本】🔗🔉

せん-ろっぽん ―ロクホン [3] 【千六本・繊六本】 〔繊蘿蔔(センロフ)の中国字音の転。蘿蔔とは大根のこと〕 大根を千切りにすること。人参(ニンジン)などにもいう。せんぎり。

せん-ろふ【繊蘿蔔】🔗🔉

せん-ろふ 【繊蘿蔔】 〔「蘿蔔」は大根の意〕 大根を細く薄く刻んだもの。[日葡]

ひわず【繊弱】🔗🔉

ひわず ヒハヅ 【繊弱】 (形動ナリ) 弱々しいさま。ひよわなさま。「いと若う,―なり/源氏(竹河)」

ひわ-やか【繊弱やか】🔗🔉

ひわ-やか ヒハ― 【繊弱やか】 (形動ナリ) 弱々しいさま。なよなよとして上品なさま。「宮いみじう―にめでたくて入らせ給ふ/栄花(音楽)」

せんい【繊維】(和英)🔗🔉

せんい【繊維】 a fiber.→英和 〜質の fibrous.→英和 ‖繊維工業 the textile industry.繊維製品 textile goods.

せんさい【繊細な】(和英)🔗🔉

せんさい【繊細な】 delicate;→英和 nice;→英和 slender.→英和

せんもう【繊毛】(和英)🔗🔉

せんもう【繊毛】 thin hair;《動》cilium.

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