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わら【蕨】🔗🔉

わら 【蕨】 〔女房詞〕 ワラビ。[御湯殿上(文明一八)]

わらび【蕨】🔗🔉

わらび [1] 【蕨】 イノモトソウ科の常緑性シダ植物。疎林や日当たりのよい山地に生え,早春,先端がこぶし状に巻いた新芽が地下の根茎上から直立して生い出る。これを山菜として食用にする。葉は三回羽状に分裂。羽片の縁が下面に巻きこんで,胞子嚢(ノウ)群がつく。根茎から蕨粉をとる。[季]春。 蕨 [図]

わらび-こ【蕨粉】🔗🔉

わらび-こ [0] 【蕨粉】 ワラビの根茎からとったデンプン。蕨糊(ノリ)や蕨餅(モチ)を作る。

わらび-づな【蕨綱】🔗🔉

わらび-づな [3] 【蕨綱】 ワラビの根の繊維で作った綱。

わらび-て【蕨手】🔗🔉

わらび-て [0] 【蕨手】 (1)こぶしの形をしたワラビの新芽。 (2)先端が巻き込んだ早蕨(サワラビ)形の意匠。刀の柄(ツカ),高欄の手すりの先端などに見られる。

わらび-て-とう【蕨手刀】🔗🔉

わらび-て-とう ―タウ [0] 【蕨手刀】 古墳時代末から奈良時代・平安初期にかけて主に東日本で用いられた刀の一種。柄がワラビの芽のように屈曲している。わらびでのかたな。 蕨手刀 [図]

わらび-なわ【蕨縄】🔗🔉

わらび-なわ ―ナハ [3] 【蕨縄】 ワラビの根の繊維で作った縄。色は黒く,耐水性がある。

わらび-のし【蕨熨斗】🔗🔉

わらび-のし [3] 【蕨熨斗】 「のし」の字を蕨手に書くこと。また,その文字。

わらび-のり【蕨糊】🔗🔉

わらび-のり [3] 【蕨糊】 蕨粉で作った糊。粘着力が強い。傘や提灯(チヨウチン)を張るのに使われた。

わらび-ぼうき【蕨箒】🔗🔉

わらび-ぼうき ―バウキ [4] 【蕨箒】 露地用具の一。ワラビの根からとった繊維を束ね,青苧(アオソ)で結んだもの。露地の塵穴付近にかける飾り箒。

わらび-もち【蕨餅】🔗🔉

わらび-もち [3] 【蕨餅】 蕨粉にもち米の粉を加えて作った餅。蜜と黄な粉をつけて食べる。[季]春。《青かつし貴船の茶屋の―/佐藤漾人》

わらび【蕨】🔗🔉

わらび 【蕨】 埼玉県南東部の市。近世,中山道の宿場町として発展。宅地化が進み,人口密度は全国でも屈指の高さ。

わらび【蕨】(和英)🔗🔉

わらび【蕨】 《植》a bracken;→英和 a fern.→英和

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