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にえ【贄・牲】🔗⭐🔉
にえ ニヘ 【贄・牲】
(1)神仏・朝廷へ捧げる供物。特に初物の食べ物や諸国の特産物。貢ぎ物。「塩と―とは,また郷土(クニ)の出す所に随へ/日本書紀(孝徳訓)」
→にえす(贄)
(2)贈り物。進物。「伊予の最手(ホテ)―奉る/宇津保(初秋)」
(3)犠牲。いけにえ。「弾圧の―となる」
にえうみ-の-しんじ【贄海の神事】🔗⭐🔉
にえうみ-の-しんじ ニヘウミ― 【贄海の神事】
昔,伊勢神宮に供えるために,毎年6月と一二月の一五日,志摩国(今の三重県)阿原木神崎で,牡蠣(カキ)・海松(ミル)などをとった神事。
にえ・す【贄す】🔗⭐🔉
にえ・す ニヘ― 【贄す】 (動サ変)
神にその年の新穀を供える。「にほ鳥の葛飾早稲(ワセ)を―・すとも/万葉 3386」
にえ-づかい【贄使】🔗⭐🔉
にえ-づかい ニヘヅカヒ 【贄使】
贄を奉進する使者。
にえ-どの【贄殿】🔗⭐🔉
にえ-どの ニヘ― 【贄殿】
(1)大嘗祭(ダイジヨウサイ)のとき,神供などを納めておく殿舎。
(2)宮中の内膳司にあり,諸国からの献上物を納めておく建物。
(3)貴人の家で,魚・鳥の類を蓄えておく所。また,食物を調理する所。「よるは―にをさめ/大鏡(師尹)」
にえ-びと【贄人】🔗⭐🔉
にえ-びと ニヘ― 【贄人】
(1)贄にする魚・鳥を捕まえる者。「誰が―ぞ鴫(シギ)突き上る/神楽歌」
(2)使用人。召し使い。「我は天皇(スメラミコト)の―たらめや/播磨風土記」
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