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にえ【×贄・△牲】にへ🔗🔉

にえ【×贄・牲】にへ 神に供えるささげ物。また、天子に献上する魚や鳥などの食物。その年の新穀などを奉るのにもいう。進物。贈り物。会見のときの礼物。「かの歌女もし我心に協(かな)わば、我はこれを―にせん」〈鴎外訳・即興詩人〉あることをするために払われる物や労力。犠牲。いけにえ。「で、まだかまだかと、美しい―のみを迫る」〈鏡花・白鷺〉

にえうみ‐の‐しんじ【×贄海の神事】にへうみ‐🔗🔉

にえうみ‐の‐しんじ【×贄海の神事】にへうみ‐ 伊勢の皇大神宮で、月次祭(つきなみのまつり)が行われる六月と一二月の一五日に、阿原木神崎で贄とする牡蠣(かき)・水松(みる)などを採取した神事。明治初年廃止。

にえ‐どの【×贄殿】にへ‐🔗🔉

にえ‐どの【×贄殿】にへ‐ 大嘗会(だいじようえ)のとき、悠紀(ゆき)・主基(すき)の内院において神供を納めておく殿舎。宮中の内膳司(ないぜんし)にあって諸国から献上の贄を納めておく所。貴人の家で、食物とする魚・鳥の類を蓄えたり、調理したりする所。

にえ‐びと【×贄人】にへ‐🔗🔉

にえ‐びと【×贄人】にへ‐ 贄にする魚や鳥などをとる人。「誰が―ぞ鴫(しぎ)突き上る」〈神楽・薦枕〉

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[音]シ [訓]にえ [部首]貝 [総画数]18 [コード]区点    7651      JIS   6C53      S‐JIS E6D1 [難読語] →にえ‐どの【贄殿】

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