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広辞苑の検索結果 (10)

し‐へい【贄幣】🔗🔉

し‐へい贄幣】 (「贄」は礼物、「幣」もきぬなどの礼物)にえ。つかいもの。礼物。贈り物。賜り物。

にえ【贄・牲】ニヘ🔗🔉

にえ贄・牲ニヘ ①古く、早稲わせを刈って神に供え、感謝の意を表して食べる行事。万葉集14「鳰鳥におどりの葛飾早稲を―すとも」 ②朝廷または神に奉る土地の産物、特に食用に供する魚・鳥など。貢物。供物。夫木和歌抄33「たむくべき神の―ぞと事よせて」 ③会見の時の礼物。贈物。進物。宇津保物語吹上上「あみすきなどひつぎの―たてまつれり」 →大贄

にえうみ‐の‐しんじ【贄海神事】ニヘ‥🔗🔉

にえうみ‐の‐しんじ贄海神事ニヘ‥ 伊勢神宮で6月・12月の月次祭つきなみのまつり当月の15日、志摩国阿原木神崎(今の三重県伊勢市)で牡蠣かき・海松みるなどの贄をとった神事。今は廃絶。

にえ‐がり【贄狩】ニヘ‥🔗🔉

にえ‐がり贄狩ニヘ‥ 贄にする鳥などをとる鷹狩。慈鎮鷹百首「―のひなみの今日は来にけりと」

にえ‐づかい【贄使】ニヘヅカヒ🔗🔉

にえ‐づかい贄使ニヘヅカヒ 贄を奉進する使者。躬恒集「日次ひつぎの―として」

にえ‐どの【贄殿】ニヘ‥🔗🔉

にえ‐どの贄殿ニヘ‥ ①大嘗会だいじょうえの時、悠紀ゆき・主基すきの内院の中にあって神供を納める殿舎。 ②宮中の内膳司の中にあって、諸国から貢進する贄を納める所。 ③貴人の家で、魚鳥などを納め貯える所。また、食物を調理する所。宇津保物語国譲中「―、す・酒つくり、つけ物・炭・木・油など置きたり」

にえ‐の‐はつかり【贄の初刈】ニヘ‥🔗🔉

にえ‐の‐はつかり贄の初刈ニヘ‥ 朝廷または神に奉る新穀を初めて刈りとること。散木奇歌集「こりはてぬ―あさりする」

にえ‐びと【贄人】ニヘ‥🔗🔉

にえ‐びと贄人ニヘ‥ 贄にする魚鳥などを捕らえる人。にえがりをする人。神楽歌、薦枕「こも枕たかせの淀に誰が―ぞ鴫つきのぼる」

ね‐の‐よ【贄の魚】🔗🔉

ね‐の‐よ贄の魚】 (ニヘノウヲの訛)(→)「にいやい(新饗)」の別称。

[漢]贄🔗🔉

 字形 〔貝部11画/18画/7651・6C53〕 〔音〕シ(呉)(漢) 〔訓〕にえ [意味] 君主や先生に初めてお目にかかる際に贈る礼物。にえ。手みやげ。「贄を執る」(礼物をもって入門する)「贄幣」

大辞林の検索結果 (6)

にえ【贄・牲】🔗🔉

にえ ニヘ 【贄・牲】 (1)神仏・朝廷へ捧げる供物。特に初物の食べ物や諸国の特産物。貢ぎ物。「塩と―とは,また郷土(クニ)の出す所に随へ/日本書紀(孝徳訓)」 →にえす(贄) (2)贈り物。進物。「伊予の最手(ホテ)―奉る/宇津保(初秋)」 (3)犠牲。いけにえ。「弾圧の―となる」

にえうみ-の-しんじ【贄海の神事】🔗🔉

にえうみ-の-しんじ ニヘウミ― 【贄海の神事】 昔,伊勢神宮に供えるために,毎年6月と一二月の一五日,志摩国(今の三重県)阿原木神崎で,牡蠣(カキ)・海松(ミル)などをとった神事。

にえ・す【贄す】🔗🔉

にえ・す ニヘ― 【贄す】 (動サ変) 神にその年の新穀を供える。「にほ鳥の葛飾早稲(ワセ)を―・すとも/万葉 3386」

にえ-づかい【贄使】🔗🔉

にえ-づかい ニヘヅカヒ 【贄使】 贄を奉進する使者。

にえ-どの【贄殿】🔗🔉

にえ-どの ニヘ― 【贄殿】 (1)大嘗祭(ダイジヨウサイ)のとき,神供などを納めておく殿舎。 (2)宮中の内膳司にあり,諸国からの献上物を納めておく建物。 (3)貴人の家で,魚・鳥の類を蓄えておく所。また,食物を調理する所。「よるは―にをさめ/大鏡(師尹)」

にえ-びと【贄人】🔗🔉

にえ-びと ニヘ― 【贄人】 (1)贄にする魚・鳥を捕まえる者。「誰が―ぞ鴫(シギ)突き上る/神楽歌」 (2)使用人。召し使い。「我は天皇(スメラミコト)の―たらめや/播磨風土記」

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