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し‐へい【贄幣】🔗⭐🔉
し‐へい【贄幣】
(「贄」は礼物、「幣」もきぬなどの礼物)にえ。つかいもの。礼物。贈り物。賜り物。
にえ【贄・牲】ニヘ🔗⭐🔉
にえ【贄・牲】ニヘ
①古く、早稲わせを刈って神に供え、感謝の意を表して食べる行事。万葉集14「鳰鳥におどりの葛飾早稲を―すとも」
②朝廷または神に奉る土地の産物、特に食用に供する魚・鳥など。貢物。供物。夫木和歌抄33「たむくべき神の―ぞと事よせて」
③会見の時の礼物。贈物。進物。宇津保物語吹上上「あみすきなどひつぎの―たてまつれり」
→大贄
にえうみ‐の‐しんじ【贄海神事】ニヘ‥🔗⭐🔉
にえうみ‐の‐しんじ【贄海神事】ニヘ‥
伊勢神宮で6月・12月の月次祭つきなみのまつり当月の15日、志摩国阿原木神崎(今の三重県伊勢市)で牡蠣かき・海松みるなどの贄をとった神事。今は廃絶。
にえ‐がり【贄狩】ニヘ‥🔗⭐🔉
にえ‐がり【贄狩】ニヘ‥
贄にする鳥などをとる鷹狩。慈鎮鷹百首「―のひなみの今日は来にけりと」
にえ‐づかい【贄使】ニヘヅカヒ🔗⭐🔉
にえ‐づかい【贄使】ニヘヅカヒ
贄を奉進する使者。躬恒集「日次ひつぎの―として」
にえ‐どの【贄殿】ニヘ‥🔗⭐🔉
にえ‐どの【贄殿】ニヘ‥
①大嘗会だいじょうえの時、悠紀ゆき・主基すきの内院の中にあって神供を納める殿舎。
②宮中の内膳司の中にあって、諸国から貢進する贄を納める所。
③貴人の家で、魚鳥などを納め貯える所。また、食物を調理する所。宇津保物語国譲中「―、す・酒つくり、つけ物・炭・木・油など置きたり」
にえ‐の‐はつかり【贄の初刈】ニヘ‥🔗⭐🔉
にえ‐の‐はつかり【贄の初刈】ニヘ‥
朝廷または神に奉る新穀を初めて刈りとること。散木奇歌集「こりはてぬ―あさりする」
にえ‐びと【贄人】ニヘ‥🔗⭐🔉
にえ‐びと【贄人】ニヘ‥
贄にする魚鳥などを捕らえる人。にえがりをする人。神楽歌、薦枕「こも枕たかせの淀に誰が―ぞ鴫つきのぼる」
ね‐の‐よ【贄の魚】🔗⭐🔉
ね‐の‐よ【贄の魚】
(ニヘノウヲの訛)(→)「にいやい(新饗)」の別称。
[漢]贄🔗⭐🔉
贄 字形
〔貝部11画/18画/7651・6C53〕
〔音〕シ(呉)(漢)
〔訓〕にえ
[意味]
君主や先生に初めてお目にかかる際に贈る礼物。にえ。手みやげ。「贄を執とる」(礼物をもって入門する)「贄幣」

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