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くろ【黒】🔗🔉

くろ [1] 【黒】 (1)色の名。光を最も多く吸収し,視覚に刺激を与えることの少ない,暗い色。墨・木炭のような色。「―のスーツ」 (2)黒い碁石。また,それを持って打つ方。先手。 ⇔白 「中盤戦では―が優勢」 (3)犯罪の容疑があること。 ⇔白 「警察はその男を―とみている」

くろ-あり【黒蟻】🔗🔉

くろ-あり [0][2] 【黒蟻】 黒ないし黒褐色のアリの俗称。普通に見られるクロオオアリ・トビイロケアリなど。

くろ・い【黒い】🔗🔉

くろ・い [2] 【黒い】 (形)[文]ク くろ・し (1)黒の色である。墨のような色だ。 ⇔白い 「―・い喪服」「―・く塗る」 (2)黒みがかっている。黒っぽい。 ⇔白い 「日に焼けて色が―・くなる」 (3)犯罪などの容疑が濃い。不正が感じられる。「腹の―・い人」「―・いうわさ」 (4)よこしまである。「―・しあかしの悟りなきが/宇津保(祭の使)」 (5)その道に精通している。玄人(クロウト)である。「素人のくせに―・くしこなし/滑稽本・素人狂言紋切形」 [派生] ――げ(形動)――さ(名) [慣用] 頭の―鼠(ネズミ)・目の―内

黒い霧(キリ)🔗🔉

黒い霧(キリ) 〔松本清張の小説「日本の黒い霧」(1961年刊)による語〕 政界・財界などの大物が職権を悪用して不正を働くさまをいう語。

くろいあめ【黒い雨】🔗🔉

くろいあめ 【黒い雨】 小説。井伏鱒二作。1966年(昭和41)刊。姪の結婚を案じる主人公を通して,放射能を含む「黒い雨」で被爆した姪の発病など,原爆による悲劇を描く。

くろいそ【黒磯】🔗🔉

くろいそ 【黒磯】 栃木県北部,那須野原(ナスノハラ)台地にある市。那須温泉郷への入り口。

くろいわ【黒岩】🔗🔉

くろいわ クロイハ 【黒岩】 姓氏の一。

くろいわ-るいこう【黒岩涙香】🔗🔉

くろいわ-るいこう クロイハルイカウ 【黒岩涙香】 (1862-1920) 小説家・翻訳家・新聞記者。土佐の人。名は周六。「万朝報(ヨロズチヨウホウ)」を創刊,主宰。翻訳に「巌窟王」「噫(アア)無情」など,評論に「天人論」「人尊主義」などがある。

くろ-うしのした【黒牛の舌】🔗🔉

くろ-うしのした [7] 【黒牛の舌】 カレイ目の海魚。全長35センチメートル内外。シタビラメの仲間で,体は扁平で長卵円形。成魚は両眼とも体の左側にある。体色は黄褐色で黒褐色の点が散在する。ムニエルなどにして美味。北海道南部以南の沿岸砂底に分布。 →シタビラメ

くろ-うたどり【黒歌鳥】🔗🔉

くろ-うたどり [4] 【黒歌鳥】 スズメ目ツグミ科の鳥。日本のクロツグミと同属。全長約25センチメートル。雄は全身黒色でくちばしと目の周囲だけが黄色い。雌は暗褐色。雄は美声でさえずる。ヨーロッパ・アフリカ北部・アジア南部に分布。ブラック-バード。

くろ-うんも【黒雲母】🔗🔉

くろ-うんも [3] 【黒雲母】 雲母の一。鱗状または六角板状の結晶。黒緑色ないし黒褐色のガラス状光沢がある。火成岩・変成岩の造岩鉱物として広くみられる。

くろ-がき【黒柿】🔗🔉

くろ-がき [2] 【黒柿】 カキノキ科の高木。マメガキに近縁で,心材は黒色または黒色の縞があって美しい。家具・調度品などを作る。リュウキュウマメガキ。くろがい。

くろ-がし【黒橿】🔗🔉

くろ-がし [2] 【黒橿】 樹皮が黒みを帯びているイチイガシ・アラカシ・ツクバネガシなどの総称。

くろ-かじき【黒梶木】🔗🔉

くろ-かじき ―カヂキ [3] 【黒梶木】 スズキ目の海魚。全長4,5メートル程度。後頭部は著しく張り出す。体の断面は楕円形。網目状の側線をもつ。肉はやや脂質に富む。食用で美味。南日本・太平洋・インド洋の温・熱帯域に分布。クロカワ。

くろ-がも【黒鴨】🔗🔉

くろ-がも [0] 【黒鴨】 (1)カモ目カモ科の海鳥。全長50センチメートル内外。雄は全身黒色で,くちばしの根もとに橙黄色のこぶがある。雌は黒褐色。北極圏で繁殖し,日本には冬鳥として渡来するが,北海道東部では少数が繁殖。 (2)〔江戸時代,多く黒や紺無地の衣服を身につけていたことから〕 職人や供男の称。

くろがも-じたて【黒鴨仕立て】🔗🔉

くろがも-じたて [5] 【黒鴨仕立て】 法被(ハツピ)・腹掛け・股引き・脚半(キヤハン)などを黒か紺の無地で統一した服装。下男や人力車夫が用いた。黒鴨いでたち。

くろ-が・る【黒がる・玄がる】🔗🔉

くろ-が・る 【黒がる・玄がる】 (動ラ四) 玄人(クロウト)のふりをする。粋人ぶる。「―・るはすいにあらず/洒落本・間似合早粋」

くろ-かわ【黒革】🔗🔉

くろ-かわ ―カハ [0] 【黒革】 (1)黒色に染めた革。 (2)濃い紺色の革。藍革(アイガワ)。鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)などに使う。

くろかわ-おどし【黒革縅】🔗🔉

くろかわ-おどし ―カハヲドシ [5] 【黒革縅】 鎧(ヨロイ)の縅の一。細く切った黒革{(2)}で縅したもの。

くろ-きぬ【黒衣】🔗🔉

くろ-きぬ 【黒衣】 (1)黒色の衣服。くろききぬ。「奴は―をきしむ/日本書紀(持統訓)」 (2)喪中に着る衣服。喪服。ふじごろも。くろききぬ。

くろ-ぐ【黒具】🔗🔉

くろ-ぐ [0][2] 【黒具】 「黒子(クロゴ){(1)}」に同じ。

くろ-ぐそく【黒具足】🔗🔉

くろ-ぐそく [3] 【黒具足】 甲冑(カツチユウ)の総体を黒漆で塗り,黒または濃紺の糸・革で縅(オド)した,黒ずくめの具足。

くろ-くま【黒熊】🔗🔉

くろ-くま [0] 【黒熊】 黒毛の熊。ツキノワグマのこと。また,その毛皮。

くろ-くも【黒雲】🔗🔉

くろ-くも [0] 【黒雲】 黒い雲。雨雲。暗雲。こくうん。

くろ-くわ【黒鍬】🔗🔉

くろ-くわ ―クハ [0] 【黒鍬】 (1)戦国時代,築城や道路づくりなどに従った人夫。 (2)江戸時代,江戸城内の警備や掃除,荷物の運搬などに従った者。黒鍬者。 (3)「久六鍬(キユウロクグワ)」に同じ。

くろ-けむり【黒煙】🔗🔉

くろ-けむり [3] 【黒煙】 黒い煙。こくえん。

くろ-ご【黒子・黒衣】🔗🔉

くろ-ご [0] 【黒子・黒衣】 〔「くろこ」とも〕 (1)操り芝居の人形遣いや歌舞伎の後見(コウケン)が着る黒い衣服と頭布(ズキン)。また,それを着る人。くろんぼ。黒具。 (2)(比喩的に)自分は表に出ないで,裏で人をあやつる人。

くろ-ごうし【黒格子】🔗🔉

くろ-ごうし ―ガウシ [3] 【黒格子】 (1)黒く塗ってある格子。 (2)〔格子が黒く塗ってあったところから〕 江戸時代,大坂天王寺の神子(ミコ)町にあった,口寄(クチヨセ)・市子(イチコ)の家。

くろ-ごく【黒極】🔗🔉

くろ-ごく 【黒極】 「黒極上上吉」の略。

くろ-ごくじょうじょうきち【黒極上上吉】🔗🔉

くろ-ごくじょうじょうきち ―ゴクジヤウジヤウキチ 【黒極上上吉】 (1)江戸時代,役者評判記などの位付けの最高位。「極上上吉」の四文字を黒字で書く。黒極(クロゴク)。 (2)最上品。最高の物。

くろこま【黒駒】🔗🔉

くろこま 【黒駒】 山梨県御坂(ミサカ)町にある地名。上代,黒い名馬を産したという。

くろこま-の-かつぞう【黒駒勝蔵】🔗🔉

くろこま-の-かつぞう ―カツザウ 【黒駒勝蔵】 (1832-1871) 江戸末期の侠客。甲州黒駒の人。博徒として勢力を伸ばし清水次郎長としばしば抗争。

くろ-ザン【黒―】🔗🔉

くろ-ザン [0] 【黒―】 「黒サントメ」の略。

くろ-サントメ【黒―】🔗🔉

くろ-サントメ [3] 【黒―】 黒色のサントメ縞,またはサントメ革。黒ザン。

くろ・し【黒し】🔗🔉

くろ・し 【黒し】 (形ク) ⇒くろい

くろシャツ-とう【黒―党】🔗🔉

くろシャツ-とう ―タウ 【黒―党】 第一次大戦後,ムッソリーニが組織したイタリア-ファシスト党の行動隊。黒シャツを制服としたことからいう。

くろ-ず・む【黒ずむ】🔗🔉

くろ-ず・む [3] 【黒ずむ】 (動マ五[四]) 黒っぽくなる。黒い色を帯びる。「すすで天井が―・む」「―・んだ顔」

くろ-ダイヤ【黒―】🔗🔉

くろ-ダイヤ [3] 【黒―】 (1)黒色のダイヤモンド。不純物を含み,不透明で宝石としての質は劣るが,硬度は高い。カルボナード。 (2)石炭をダイヤモンドに見立てた語。

くろ-だま【黒玉】🔗🔉

くろ-だま [0] 【黒玉】 (1)黒い色の玉。 (2)黒く丸いしるし。黒星。 (3)「黒目(クロメ)」に同じ。 (4)打ちあげても発火しない花火の玉。 (5)黒いあめ玉。 (6)船舶が昼間信号用にあげる形象物。黒い球に見え,「停泊中」あるいは「運転の自由がきかない状態にある」などの意を表す。

くろ-づ-は【黒づ羽】🔗🔉

くろ-づ-は 【黒づ羽】 〔「くろつば」とも〕 ⇒黒羽(クロハ)(1)

くろっ-ぽ・い【黒っぽい】🔗🔉

くろっ-ぽ・い [4] 【黒っぽい】 (形) (1)黒みを帯びている。 (2)玄人(クロウト)らしい。「―・くなつてきたな/歌舞伎・小袖曾我」

くろ-は【黒羽】🔗🔉

くろ-は [0] 【黒羽】 (1)黒い羽。特にワシの黒い羽をいい,矢羽根に用いた。黒づ羽。 (2)「黒羽二重(クロハブタエ)」の略。

くろばね【黒羽】🔗🔉

くろばね 【黒羽】 栃木県北東部,那須郡の町。那珂川中流域に位置する。鎌倉時代開基の霊厳寺があり,下駄(ゲタ)を特産。

くろ-はぶたえ【黒羽二重】🔗🔉

くろ-はぶたえ ―ハブタヘ [3] 【黒羽二重】 黒色のはぶたえ。紋付などの礼装用和服地。黒羽。

くろ-ば・む【黒ばむ】🔗🔉

くろ-ば・む [3] 【黒ばむ】 (動マ五[四]) 黒みを帯びる。黒色になる。

くろ-パン【黒―】🔗🔉

くろ-パン [0] 【黒―】 主にライ麦粉を原料として作った黒褐色のパン。自然発酵させるので,軽い酸味がある。

くろ-ビール【黒―】🔗🔉

くろ-ビール [3] 【黒―】 黒く焦がした麦芽やカラメルを混ぜたりして作った黒褐色のビール。

くろ-ぼく【黒ぼく】🔗🔉

くろ-ぼく [0] 【黒ぼく】 〔「くろぼこ」とも〕 (1)〔踏むとぼくぼくする黒い土の意〕 腐植に富んだ団粒構造が発達して空隙の多い,黒色の表土。くろにが。くろのっぽ。黒土(クロツチ)。 (2)火山から噴出した形の変わった溶岩。庭石に使う。

くろぼく-ど【黒ぼく土】🔗🔉

くろぼく-ど [4] 【黒ぼく土】 表層に黒ぼくをもつ土壌。主に火山灰の風化物を母材にして生成。非火山灰起源のものも東海・近畿地方には分布する。全国の畑地・果樹園地の半分を占め,見掛けは肥沃そうに見えるが,作物がリン酸欠乏になるので施肥管理が必要。火山灰土壌。

くろ-ま・す【黒ます】🔗🔉

くろ-ま・す 【黒ます】 (動サ四) (1)黒くする。「女房・宮司など皆いと―・したり/栄花(玉の飾)」 (2)本来の姿・形をごまかす。くらます。「偽りすかして帰さんとなほしも声を―・して/浄瑠璃・生写朝顔話」

くろ-まる【黒丸・黒円】🔗🔉

くろ-まる [0] 【黒丸・黒円】 (1)黒色の丸。 (2)文字のわきにつける黒い丸のしるし。また,語と語の間などにつける丸い点「・」。なかぐろ。

くろ-まるはなばち【黒丸花蜂】🔗🔉

くろ-まるはなばち [6] 【黒丸花蜂】 ミツバチ科のハチ。体長約2センチメートル。体は黒色で全身に黒い毛が密生する。地中に営巣し,多数の働きバチを生じる。九州以北の各地と朝鮮半島・中国に分布。

くろ-み【黒み】🔗🔉

くろ-み [0][3] 【黒み】 (1)黒い色を帯びていること。「―がかった茶色」 (2)黒い所。黒い部分。「第二の―を射めぐらして/宇治拾遺 7」

くろみ-わた・る【黒み渡る】🔗🔉

くろみ-わた・る [5] 【黒み渡る】 (動ラ五[四]) (1)一面に黒くなる。「一片の雲も宿(トド)めないが―・つて/今戸心中(柳浪)」 (2)人々が皆,黒い喪服を着る。「殿上人などなべて一つ色に―・りて物のはえなき春の暮なり/源氏(薄雲)」

くろ・む【黒む】🔗🔉

くろ・む 【黒む】 ■一■ (動マ四) (1)黒くなる。黒みを帯びる。黒ずむ。「御歯の少し朽ちて口の内―・みて/源氏(賢木)」 (2)暮らしが立つ。「たがひに身の―・みて後/浮世草子・織留 6」 ■二■ (動マ下二) ⇒くろめる

くろ-め【黒め】🔗🔉

くろ-め [3] 【黒め】 ■一■ (名) 「黒炭(クロズミ)」に同じ。 ■二■ (形動) 黒みがちなさま。「―に塗り上げる」

くろめ-うるし【黒め漆】🔗🔉

くろめ-うるし [4] 【黒め漆】 生漆(キウルシ)を天日などで温めて水分を除いた黒褐色の漆。

くろ-め【黒目・黒眼】🔗🔉

くろ-め [2][0] 【黒目・黒眼】 眼球の中央の円く黒い部分。黒目玉。 ⇔白目

くろ-めがね【黒眼鏡】🔗🔉

くろ-めがね [3] 【黒眼鏡】 黒く着色したガラスをはめた眼鏡。また,黒いサングラス。

くろ・める【黒める】🔗🔉

くろ・める [3] 【黒める】 (動マ下一)[文]マ下二 くろ・む (1)黒くする。黒く染める。「野焼の痕の―・める土より/不如帰(蘆花)」 (2)ごまかす。とりつくろう。「其間の寂しさを―・めんために/浮世草子・禁短気」

くろ-らか【黒らか】🔗🔉

くろ-らか 【黒らか】 (形動ナリ) 黒々としているさま。黒いさま。「白き笠ども著せて歯ぐろめ―に/栄花(御裳着)」

くろ-らく【黒楽】🔗🔉

くろ-らく [0] 【黒楽】 黒色不透明の釉(ウワグスリ)をかけた楽焼き。

くろん-ぼう【黒ん坊】🔗🔉

くろん-ぼう ―バウ [0] 【黒ん坊】 〔「くろんぼ」とも〕 (1)皮膚の色の黒い人種の俗称。黒人(コクジン)。 (2)日に焼けたりして色の黒い人。 (3)歌舞伎などの黒子(クロゴ)。 (4)「黒穂(クロボ)」に同じ。

こく-あん【黒闇・黒暗】🔗🔉

こく-あん [0] 【黒闇・黒暗】 (1)くらやみ。仏教で,迷いの闇(ヤミ)。また,地獄。暗黒。「下は―の衆生も皆照らさるらむかし/栄花(御裳着)」 (2)「黒闇天(コクアンテン)」の略。

こくあん-じごく【黒闇地獄】🔗🔉

こくあん-じごく ―ヂ― [5] 【黒闇地獄】 阿鼻地獄の一。灯明を盗んだ者,父母・師長などの物を盗んだ者などが呵責(カシヤク)を受ける。

こくあん-てん【黒闇天】🔗🔉

こくあん-てん 【黒闇天】 容貌醜く人に災いを与える女神。吉祥天の妹で,密教では閻魔王の妃とする。胎蔵界曼荼羅の外金剛部に属す。像は肉色で,左手に人頭の杖を持つ。黒闇女。黒夜神。黒闇。

こくあん-にょ【黒闇女】🔗🔉

こくあん-にょ 【黒闇女】 ⇒黒闇天(コクアンテン)

こく-あんあん【黒暗暗】🔗🔉

こく-あんあん [1] 【黒暗暗】 まっくらなこと。「―日光も穿ち得ぬ森林の裡(ウチ)/日光山の奥(花袋)」

こく-い【黒衣】🔗🔉

こく-い [1] 【黒衣】 (1)黒い色の衣服。こくえ。 (2)僧侶や尼僧の着る墨染めの衣。こくえ。

こく-いん【黒印】🔗🔉

こく-いん [0] 【黒印】 黒色の印肉を用いて押した印影。また,それを押した文書。武家の公文書に用いられた。すみつき。

こくいん-じょう【黒印状】🔗🔉

こくいん-じょう ―ジヤウ [0] 【黒印状】 黒印を押した文書。江戸幕府では朱印の使用は将軍に限られ,諸大名が発行する公文書に用いられた。

こくいん-ち【黒印地】🔗🔉

こくいん-ち [3] 【黒印地】 黒印状によってその所領たることを確認された土地。寺社領に多く,年貢課役を免除された。

こく-う【黒雨】🔗🔉

こく-う [1] 【黒雨】 空が暗くなってしまうような大雨。

こく-うん【黒雲】🔗🔉

こく-うん [0] 【黒雲】 黒いくも。くろくも。

こく-え【黒衣】🔗🔉

こく-え [1][2] 【黒衣】 〔「え」は呉音〕 「こくい(黒衣)」に同じ。

こくえ-の-さいしょう【黒衣の宰相】🔗🔉

こくえ-の-さいしょう ―サイシヤウ 【黒衣の宰相】 僧でありながら主君を補佐し政治に関与するもの。

こく-えい【黒影】🔗🔉

こく-えい [0] 【黒影】 黒いかげ。黒いすがた。

こく-えん【黒煙】🔗🔉

こく-えん [0] 【黒煙】 黒いけむり。くろけむり。 ⇔白煙

こく-えん【黒鉛】🔗🔉

こく-えん [2][0] 【黒鉛】 炭素の同素体の一。金属光沢のある黒色不透明の六角板状結晶。天然に産出するものは,石炭が地殻内で変質し炭化の度が進んだもの。工業的にも無定形炭素を原料として多量に製造される。電気をよく伝え,融点が高く,化学的に安定しているので,電極・るつぼ・原子炉の中性子減速剤などに用いる。また,減摩剤・鉛筆の芯(シン)にも用いる。石墨(セキボク)。グラファイト。

こく-かっしょく【黒褐色】🔗🔉

こく-かっしょく [3] 【黒褐色】 ⇒こっかっしょく(黒褐色)

こく-がん【黒雁】🔗🔉

こく-がん [0][2] 【黒雁】 カモ目カモ科の水鳥。全長約60センチメートル。全体が暗色で,頭から胸にかけて黒く,頸部に白色の輪がある。北半球北部に分布。日本には冬鳥として北海道・東北地方に渡来。

こく-ごう【黒業】🔗🔉

こく-ごう ―ゴフ [0][2] 【黒業】 〔仏〕 悪いおこない。 ⇔白業(ビヤクゴウ)

こく-ぼたん【黒牡丹】🔗🔉

こく-ぼたん [3] 【黒牡丹】 (1)紫黒色の牡丹の花。 (2)〔唐の劉訓(リユウクン)が牡丹観賞と称して人を招き,数百頭の水牛をつないで,これが劉氏の黒牡丹だと言ったという「分類東坡詩(墨花・注)」の故事から〕 牛の異名。

こ-ぐま【黒熊】🔗🔉

こ-ぐま [0] 【黒熊】 中国産のヤクの黒い尾。 →白熊(ハグマ)

こっ-か【黒花】🔗🔉

こっ-か コククワ [1][0] 【黒花】 陶器装飾技法の一。陶器の素地(キジ)上に,黒色に発色する鉄釉(テツユウ)で描画したもの。

こっ-かい【黒海】🔗🔉

こっ-かい コク― 【黒海】 〔Black Sea〕 小アジアとヨーロッパ大陸の間にある内海。ボスポラス・ダーダネルス両海峡を経て地中海に通じる公海。ロシア連邦・ウクライナ・ルーマニア・ブルガリア・トルコなど沿岸国の水上交通路として重要。亜硫酸化合物の沈殿のため海底が黒く見えるので,この名があるという。

こっ-かっしょく【黒褐色】🔗🔉

こっ-かっしょく コク― [3] 【黒褐色】 黒みをおびた褐色。

こっ-き【黒旗】🔗🔉

こっ-き コク― [1] 【黒旗】 (1)黒い旗。 (2)無政府主義系団体の旗。

こっき-ぐん【黒旗軍】🔗🔉

こっき-ぐん コク― [3] 【黒旗軍】 中国清末,清朝に追われた長髪賊の残党を,劉永福が編制した私軍。越南(ベトナム)王に招かれ,フランスと戦った。1885年解散。黒旗兵。

こっ-き【黒器】🔗🔉

こっ-き コク― [1] 【黒器】 黒く塗ったうつわや椀。

くろ【黒】(和英)🔗🔉

くろ【黒】 black.→英和 〜い black;dark (浅黒い);→英和 sunburnt (日焼けして);→英和 sooty (すすけた).→英和 〜くなる(する) become black (blacken).色(腹)が〜い dark-complexioned (black-hearted).

くろい【黒い】(和英)🔗🔉

くろい【黒い】 ⇒黒(い).

くろずんだ【黒ずんだ】(和英)🔗🔉

くろずんだ【黒ずんだ】 blackish;dark(-skinned) (皮膚).→英和

くろダイヤ【黒ダイヤ】(和英)🔗🔉

くろダイヤ【黒ダイヤ】 a black diamond.

くろパン【黒パン】(和英)🔗🔉

くろパン【黒パン】 rye[brown]bread.

くろビール【黒ビール】(和英)🔗🔉

くろビール【黒ビール】 black beer;<英>porter;→英和 [強い]stout.→英和

こくえん【黒鉛】(和英)🔗🔉

こくえん【黒鉛】 black lead;graphite.→英和

こっかい【黒海】(和英)🔗🔉

こっかい【黒海】 the Black Sea.

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