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うたた【△転】🔗🔉

うたた【転】 [副]ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前にして心が深く感じ入るさまにいう。「―同情の念に堪えない」(「うたたあり」の形で)不快な感じをもたらすさま。嫌な気を起こさせるように。ひどく。「花と見て折らむとすれば女郎花(をみなえし)―あるさまの名にこそありけれ」〈古今・雑体〉「いと―あるまで世を恨み給ふめれば」〈源・手習〉

うたて【△転】🔗🔉

うたて【転】 [副]自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。「いつはなも恋ひずありとはあらねども―このころ恋し繁しも」〈万・二八七七〉事の成り行きが、心に適わないとして嘆くさま。つらく。情けなく。「からくして思ひ忘るる恋しさを―なきつる鶯の声」〈大和・一〇五〉事態が普通でないさま。いやに。異様に。「散ると見てあるべきものを梅の花―にほひの袖にとまれる」〈古今・春上〉[形動ナリ]はなはだよくない。情けない。「―なりける、心なしの痴れ者かな」〈宇治拾遺・二〉

ころ【転】🔗🔉

ころ【転】 重い物を動かすとき、下に敷いて移動しやすいようにする丸い棒。くれ。ごろた。短く切った薪材。割り木。さいころ。「ころ銭(ぜに)」の略。尺八で、他の指孔を開き、一孔と二孔を交互に指で打つ奏法。多く複合語の形で用い、丸いもの、小さいもの、の意を表す。「石―」「犬―」

てん【転】🔗🔉

てん【転】 音韻または語の意味が変化すること。また、変化したもの。「『紺屋(こうや)』は『こんや』の―」漢詩で、「転句」の略。「起承―結」

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[音]テン [訓]ころ‐ぶ    まろ‐ぶ    ころ‐がる    ころ‐げる    めぐ‐る    うつ‐る    うたた    かえ‐って    ころ‐がす    うつ‐す [部首]車 [総画数]11 [コード]区点    3730      JIS   453E      S‐JIS 935D [分類]常用漢字 [難読語] →うたた‐ね【転寝】け‐ころ【蹴転】け‐てん【化転】ころ‐がき【転柿・枯露柿】ごろ‐ね【転寝】てがい‐もの【手掻物・転害物】てん‐さん【転盞】てん‐じゅ【転手・点手・伝手】てん‐じん【転軫】みず‐てん【不見転】

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