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広辞苑の検索結果 (90)

うたた【転た】🔗🔉

うたた転た】 〔副〕 (「うたて」と同源) ①ある状態がずんずん進行して一層はなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。和漢朗詠集「飛泉―声を倍す」 ②程度がはなはだしく進んで、常とちがうさま。はなはだしく。ひどく。異常に。「―あり」の形では、いやだ、気に染まないの意になることが多い。源氏物語手習「―あるまで世をうらみ侍るめれば」。古今和歌集雑体「花と見て折らむとすれば女郎花―あるさまの名にこそありけれ」 ③程度が進んでかわりやすいさま。また、なんとなく心動くさま。そぞろに。日葡辞書「ウタタゴコロ」。「―今昔の感に堪えない」 ⇒うたた‐ごころ【転た心】 ⇒うたた‐ね【転た寝】

うたた‐ごころ【転た心】🔗🔉

うたた‐ごころ転た心】 うつりやすい心。あきやすい心。 ⇒うたた【転た】

うたた‐ね【転た寝】🔗🔉

うたた‐ね転た寝】 寝るつもりでなく横になっているうちに眠ること。ころびね。かりね。古今和歌集「―に恋しき人を見てしより」。「―して風邪をひく」 ⇒うたた【転た】

うた‐だの・し【転楽し】🔗🔉

うた‐だの・し転楽し】 〔形シク〕 (「うた」は「うたた」の意)無性に楽しい。古事記「あやに―・し」

うたて【転て】🔗🔉

うたて転て】 〔副〕 (ウタタの転。物事が移り進んでいよいよ甚だしくなってゆくさま。それに対していやだと思いながらあきらめて眺めている意を含む) ①ますます甚だしく。万葉集12「いつはなも恋ひずありとはあらねども―このころ恋ししげしも」 ②程度が甚だしく進んで普通とちがうさま。異様に。ひどく。源氏物語若紫「手をとらへ給へれば、―例ならぬ人の斯く近づき給へるはおそろしうて」 ③(次に「あり」「侍り」「思ふ」「見ゆ」「言ふ」などの語を伴い、また感嘆文の中に用いて)心に染まない感じを表す。どうしようもない。いやだ。情け無い。あいにくだ。竹取物語「―ある主のみもとに仕うまつりて、すずろなる死をすべかめるかな」。源氏物語末摘花「まろがかくかたはになりなむ時はいかならむとのたまへば―こそあらめとて」。源氏物語紅葉賀「―の好みや」 ④(「あな―」「―やな」などの形で、軽く詠嘆的に)いやだ。これはしたり。宇津保物語初秋「あな―、さる心やは見えし」 ⇒うたて‐びと【転て人】

うたて・し【転てし】🔗🔉

うたて・し転てし】 〔形ク〕 (ウタテに形容詞語尾を付けたもの。中世にはシク活用の例もある) ①心に染まない感じである。いやだ。情無い。あいにくだ。源氏物語常夏「姫君も初めこそむくつけく―・くも覚え給ひしか」。平家物語4「御前に人一人も候はざらんが、むげに―・しう覚え候」 ②心が痛む。気がかりである。気の毒である。平家物語4「討たれさせ給ひけん宮の御運のほどこそ―・けれ」 ③わずらわしく厄介だ。玉塵抄4「屈突通に逢い事はいやぞ。―・い故障な人ぞ」

うたて‐びと【転て人】🔗🔉

うたて‐びと転て人】 いやだと思う人。厭わしい人。伊勢物語集「秋の頃―の物いひけるに」 ⇒うたて【転て】

くる‐べか・す【転べかす】🔗🔉

くる‐べか・す転べかす】 〔他四〕 (→)「くるめかす」に同じ。宇津保物語俊蔭「眼を車の輪の如く見―・して」

くる‐べ・く【転べく】🔗🔉

くる‐べ・く転べく】 〔自四〕 くるくる回転する。くるめく。今昔物語集19「こまつぶりの如くくるくる―・きて」

くる‐めか・す【転めかす】🔗🔉

くる‐めか・す転めかす】 〔他四〕 くるめくようにする。くるくる回す。くるべかす。宇治拾遺物語13「と引きかう引き―・せば」

くる‐め・く【眩く】🔗🔉

くる‐め・く眩く】 〔自五〕 (「転めく」とも書く) ①くるくる回る。回転する。くるべく。 ②目が回る。めまいがする。徒然草「目―・き枝危きほど」 ③せわしく動き回る。あわてさわぐ。古今著聞集20「女俄に病みいでて…―・くことおびただし」

くるり【転】🔗🔉

くるり】 ①身軽く、回転するさま。「―と向きをかえる」 ②物事が反転したように、すっかりかわるさま。「言う事が―と変わる」 ③まわりを取り巻くさま。丸めたり包んだりするさま。ぐるり。 ④唐棹からさおのこと。くるり棒。 ⇒くるり‐くるり【転転】

ぐるり【転】🔗🔉

ぐるり】 ①一回転するさま。「腕を―と回す」 ②まわりを取りまくさま。くるり。「―と囲まれる」 ⇒ぐるり‐ぐるり【転転】

くるり‐くるり【転転】🔗🔉

くるり‐くるり転転】 幾回となく回転し、または変化するさま。くるくる。ぐるりぐるり。 ⇒くるり【転】

こか・す【転かす・倒かす】🔗🔉

こか・す転かす・倒かす】 〔他五〕 ①たおす。ころばす。浄瑠璃、堀川波鼓「行灯を踏み―・し」 ②他の場所にうつす。かくす。浄瑠璃、神霊矢口渡「玉はどつちへ―・しおつた」 ③だます。ごまかして自分のものにする。くすねる。浄瑠璃、心中万年草「二十八貫目拾うた。恵比寿・大黒が乗り移つた作右衛門を、―・さうや。おいてくれ」 ④動詞の連用形に付いて、その意を強調する。さんざんに…する。すっかり…する。「叱り―・す」「売り―・す」

こ・く【転く・倒く】🔗🔉

こ・く転く・倒く】 〔自下二〕 ⇒こける(下一)

こ・ける【転ける・倒ける】🔗🔉

こ・ける転ける・倒ける】 〔自下一〕[文]こ・く(下二) ①たおれる。ころぶ。滑稽本、妙竹林話七偏人「―・けつまろびつ四五丁程走り」 ②すべり落ちる。ころげ落ちる。誹風柳多留8「ひとりでに羽織の―・けるひんのよさ」 ③なびいて恋いしたうようになる。色道大鏡「こくる、これも惚るる心なり」 ④芝居や映画が当たらなくて客の入りが悪い。

ころ【転】🔗🔉

ころ】 ①(投げられてころがるからいう)さいころ。 ②重い物を動かす時、下に敷いてころがすのに用いる堅く丸い棒。ある種の軸受をもいう。また、細くて短い薪材。小端こわし。木呂。くれ。五郎太ごろた。 ③ころ銭ぜにの略。仁勢物語「形無かたなしや―かけ取らぬ法度なりとも」 ④尺八の奏法の一つ。他の穴を開き、1穴と2穴を指で交互にうって吹き鳴らす。「首振り三年―八年」 ⑤(接尾語的に)小さく丸いものを表す語。「石―」「犬―」

ころ‐がき【転柿・枯露柿】🔗🔉

ころ‐がき転柿・枯露柿】 渋柿の果実の皮をむき吊して半乾きにし、藁の上でころがして、さらに乾燥させたもの。表面に白粉を生じ、非常に甘い。白柿。夏目漱石、道草「丁度―の粉のやうなもので」

ころがし【転がし】🔗🔉

ころがし転がし】 ①ころがすこと。ころばし。 ②振桶ふりおけの別称。 ③鮎の釣り方の一つ。おもりをつけた糸に多くの釣針を仕掛け、瀬をころがすように移動させて、回転する針でひっかける。掛釣。 ④値をつり上げるため、転売をかさねること。また、その商法。

ころ‐が・す【転がす】🔗🔉

ころ‐が・す転がす】 〔他五〕 ①ものをまわして動かす。「樽を―・す」 ②ものを倒す。ひっくりかえす。また、無造作に放置する。「足を払って地面に―・す」「その辺に―・しておけ」 ③値をつり上げるため、転売をかさねる。「土地を―・す」

ころがり‐お・ちる【転がり落ちる】🔗🔉

ころがり‐お・ちる転がり落ちる】 〔自上一〕[文]ころがりお・つ(上二) (→)「ころげおちる」に同じ。

ころがり‐こ・む【転がり込む】🔗🔉

ころがり‐こ・む転がり込む】 〔自五〕 (「ころげこむ」とも) ①ころがりながら入り込む。ころがるようにしてあわてふためいて入り込む。「玄関先へ―・む」 ②ひとの家に入り、厄介になる。「友達の家へ―・む」 ③思いがけず入ってくる。「大金が―・む」

ころがり‐まさつ【転がり摩擦】🔗🔉

ころがり‐まさつ転がり摩擦】 ある面上をころがる物体に働く、面からの抵抗力。普通、滑り摩擦よりはるかに小さい。

ころ‐が・る【転がる】🔗🔉

ころ‐が・る転がる】 〔自五〕 ①回転しながら進む。ころげる。「ボールが床を―・る」 ②横むきに倒れる。ころげる。「土俵に―・る」「地震で花瓶が―・る」 ③体をよこたえる。「―・って本を読む」 ④(「―・っている」の形で)ありふれていて、どこにもある。「その辺に―・っている代物ではない」 ⇒転がる石に苔付かず ○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず 「転石てんせき苔を生ぜず」に同じ。→転石(成句) ⇒ころ‐が・る【転がる】

○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず🔗🔉

○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず 「転石てんせき苔を生ぜず」に同じ。→転石(成句) ⇒ころ‐が・る【転がる】 ころく いとしい人が来る。カラスの鳴き声に「子ろ来」の意を掛けた語。万葉集14「からすとふ大をそ鳥の真実まさでにも来まさぬ君を―とそ鳴く」 こ‐ろく小六】 ①小型の虫籠。 ②(人名から) ㋐小六染の略。 ㋑小六節の略。 ⇒ころく‐ぞめ【小六染】 ⇒ころく‐ぶし【小六節】 こ‐ろく胡簶(→)「やなぐい」に同じ。 ご‐ろく五六】 ①縦横が5寸に6寸の断面をもつ材木。また、5寸角・6寸角の太い材の意ともいう。太平記27「大物だいもつの―にて打ち付けたる桟敷」 ②家屋の根継ぎをする際に柱を持ち上げるための木材。(俚言集覧) ③大きな石。日葡辞書「ゴロクヲヲトシカクル、またナグル」 ④縦が5幅いつの、横が6幅むのの蚊屋。誹風柳多留12「白むくを―の中でくけて居る」 ご‐ろく語録】 儒者・禅僧・指導者などの説き示したことばを集めた書物。近思録・伝習録・臨済録の類。 こ‐ろくがつ小六月‥グワツ 陰暦10月の異称。小春。〈[季]冬〉 ころく‐ぞめ小六染】 馬の手綱に多くあるだんだら絞り。江戸中期の享保〜天明頃、歌舞伎役者嵐小六が舞台衣裳に応用したことに始まるという。手綱染。 ⇒こ‐ろく【小六】 ころく‐ぶし小六節】 江戸初期の流行唄はやりうた。慶長の頃、江戸赤坂に住んでいた美男の馬方関東小六を唄ったもの。 ⇒こ‐ろく【小六】 コロケーションcollocation】 文・句における語の慣用的なつながり方。連語法。 ころげ‐お・ちる転げ落ちる】 〔自上一〕[文]ころげお・つ(上二) ①回転しながら落ちる。ころがりおちる。「石段の上から―・ちる」 ②急に悪い状態になる。急激に落ちぶれる。「社長の座を―・ちる」 ころげ‐こ・む転げ込む】 〔自五〕 (→)「転がりこむ」に同じ。 ころげ‐まわ・る転げ回る‥マハル 〔自五〕 転がってあちらこちらへ動き回る。 ころ・げる転げる】 〔自下一〕 (→)「転がる」に同じ。 ころ‐ころ ①鈴の鳴る音。蛙や昆虫の鳴く声。若い女性の笑う声。夫木和歌抄34「八少女の振るてふ鈴の―に」 ②球状の物がなめらかに転がって行くさま。 ③充実していて転がりそうに丸みがあるさま。「―した小犬」 ④めまぐるしく変わったり簡単に行われたりするさま。「計画が―変わる」「―とだまされる」 ころ‐ごろ頃頃】 日頃。この頃。万葉集4「日の―は恋ひつつもあらむ」 ごろ‐ごろ ①雷がとどろき渡る音。また、それに似た音。幼児語で、雷。「おなかが―鳴る」 ②重量のある固いものが引っ掛かるように転がって行く音。また、そのさま。「台車を―と引く」 ③大きな固いものがあちこちに転がっているさま。また、数多く存在していて珍しくないさま。「いい選手が―いる」 ④人が怠けて何もしないでいるさま。「家で―している」 ⑤異物が触れて違和感があるさま。「目にごみが入って―する」 ⇒ごろごろ‐さま【ごろごろ様】 ごろごろ‐さまごろごろ様】 (幼児語)かみなりさま。 ⇒ごろ‐ごろ ころし殺し】 ①ころすこと。 ②抹殺。 ③殺人または殺人事件。「―の記事」 ⇒ころし‐ぬり【殺し塗り】 ⇒ころし‐ば【殺し場】 ⇒ころし‐もんく【殺し文句】 ⇒ころし‐や【殺し屋】 コロシアムcolosseum】 ①⇒コロセウム。 ②競技場。 コロジオンcollodion】 硝化度の低いニトロセルロースをエチル‐エーテルとエチル‐アルコールの混合液に溶かした液。他物に塗布すると、溶剤が蒸発した後、薄膜を残すので、傷口保護のための医療用被覆剤、半透膜などに使用。引火しやすい。湿板写真に用いられた。 ころ‐じくうけ転軸受‥ヂク‥ 軸との間に数個のころ(ローラー)を挿入した軸受。玉軸受より大きな荷重や衝撃に耐える。ローラー‐ベアリング。 ころし‐ぬり殺し塗り】 日本画で、描線の箇所も残さず一面に絵具を塗ること。 ⇒ころし【殺し】 ころし‐ば殺し場】 歌舞伎で、殺人の場面。 ⇒ころし【殺し】 ころ‐し‐も頃しも】 (シは強意、モは感動の助詞)ちょうどその時。折しも。徒然草「一人ありかん身は心すべきことにこそと思ひける―」 ころし‐もんく殺し文句】 男女間で相手を悩殺する文句。また一般に、相手の気持をうまく引きつけるような言葉。 ⇒ころし【殺し】 ころし‐や殺し屋】 頼まれて人を殺す者。 ⇒ころし【殺し】 コロシント‐うりコロシント瓜】 (colocynth)ウリ科の蔓性多年草。熱帯アジア・アフリカの原産、地中海沿岸にも産する。葉は西瓜に似、雌雄同株。夏、キュウリに似た淡黄色の花を開き、球形の液果を結ぶ。味は苦く、乾燥したものはコロシント実と称し、下剤とする。 コロシントうり コロスchoros ギリシア】 古代ギリシアの合唱歌。また、その合唱隊。ギリシア演劇発展の母胎と称され、現存する作品でも老人や女性など劇中の一群の役割を担う。 ころ・す殺す】 〔他五〕 ①生命を絶つ。命を取る。崇神紀「大き戸よりうかがひて―・さむとすらくを」 ②おさえつけて勢いをそぐ。おさえて活動させない。「息を―・す」「才能を―・す」 ③勝負事で、相手の攻撃力を押さえこむ。「腕かいなを―・す」 ④野球で、アウトにする。「走者を―・す」 ⑤(俗語)質に入れる。黄表紙、不物好持たが病「脇差をまげ、夜着を―・してのちは外に才覚の仕方なく」 ⑥相手を悩殺する。洒落本、夜半の茶漬「女郎を―・す秘密の伝は」。「目で―・す」 ころ・す懲ろす】 〔他四〕 「こ(懲)らす」に同じ。 ごろすけ五郎助】 フクロウのこと。「―ほうほう」 コロセウムColosseum ラテン】 ローマ帝政時代、ローマに造られた野天の巨大な円形闘技場。5万人を収容。遺跡が現存。コロシアム。コロセオ。→ローマ(図) コロセオcolosseo イタリア⇒コロセウム ころ‐ぜにころ銭】 室町〜江戸時代、悪質の銭または磨滅した銭の称。一説に、明みんの洪武銭の異称。 ごろた五郎太】 ①丸太。 ②物を転がすために下に敷く丸太。ころ。 ③地面にころがっている小さい丸い石。ごろた石。毛吹草5「花のりん―程あれ石の竹」 ⇒ごろた‐いし【ごろた石】 ⇒ごろた‐なわ【ごろた縄】 ころ‐だい胡盧鯛‥ダヒ ①イサキ科の海産の硬骨魚。日本南部に産し、食用。 ②コショウダイの俗称。 ごろた‐いしごろた石(→)「ごろた」3に同じ。 ⇒ごろた【五郎太】 コロタイプcollotype】 平版印刷の一種。ゼラチン水溶液に二クロム酸塩を加えた感光液をガラス板に塗布・乾燥し、これにネガを焼き付けたものを版とする。水とグリセリンで膨潤させると光の当たった部分に細かいしわができ、インクが付着する。写真・絵画などの精密な複製に適するが、大量印刷には不適。1870年頃ドイツのヨーゼフ=アルバート(J. Albert1825〜1886)が実用化。アルバート‐タイプ。アートタイプ。玻璃はり版。 ころ‐た・つ 〔自四〕 自分勝手に振る舞う。雄略紀「大磐宿祢…兵馬つわもの船の官及び諸の小官おづかさを執りて専用威命ころたちぬ」 ごろた‐なわごろた縄‥ナハ 釣糸をつけた幹縄を海底に垂らして魚を釣る具。北海道南部などで鱈の手釣に用いた。 ⇒ごろた【五郎太】 ごろ‐つき (「破落戸」と書くのは当て字)一定の住所も職業もなく、あちこちうろついて、おどしなどを働くならずもの。 ごろ‐つ・く 〔自五〕 ①雷がごろごろと鳴り響く。 ②なす事もなくぶらぶらしてなまけている。 コロッケ (croquette フランス)揚げ物料理の一つ。あらかじめ調理した挽肉ひきにく・魚介・野菜などを、ゆでてつぶしたジャガイモやベシャメル‐ソースと混ぜ合わせて小判形などにまとめ、パン粉の衣をつけて油で揚げたもの。 コロッサスcolossus】 巨像。巨大な彫像。 ころっ‐と 〔副〕 ①丸みのあるものが瞬時に一回ころがるさま。「おにぎりが―落ちた」 ②突然に、容易に、あるいは完全に事が成立するさま。「―負ける」「考えが―変わる」 コロップ (prop オランダをホロップに訛り、さらに訛ったもの)コルク製の栓。 ⇒コロップ‐ぬき【コロップ抜き】 コロップ‐ぬきコロップ抜き】 コルク抜き。栓抜き。 ⇒コロップ ころとう葫蘆島‥タウ (Huludao)中国遼寧省西南部の港湾都市。不凍港で、風光明媚な避暑地。石油化学工業が盛ん。人口90万(2000)。 コロナcorona】 ①〔天〕太陽大気の外層。皆既かいき日食の際、太陽の縁から四方にぼやけて見える真珠色の淡光。その全光度は満月の約半分。内部コロナは100万度の自由電子が散乱する光で、X線や電波も含む。外部コロナは固体微粒子による散乱光で、黄道光につながる。 コロナ 撮影:Matthew Penn コロナ(皆既日食時) 提供:岩波書店 ②コロナ放電の光。 ⇒コロナ‐グラフ【coronagraph】 ⇒コロナ‐ほうでん【コロナ放電】 ころ‐ながし転流し】 ころ(薪材・丸太材)を流水によって運搬すること。 コロナ‐グラフcoronagraph】 太陽の光球の像を遮光板でさえぎって、コロナを観測する装置。 コロナグラフ 撮影:Matthew Penn ⇒コロナ【corona】 コロナ‐ほうでんコロナ放電‥ハウ‥ 気体放電の一種。局部的に高電場を生じたため、部分的に絶縁破壊を起こして生じる放電。 ⇒コロナ【corona】 コロニアルcolonial】 (「植民・植民地の」の意)建築・工芸の一様式。17〜18世紀にイギリス・スペイン・オランダなどの植民地で行われたもの。特にアメリカの植民地時代に見られる、イギリスの古典主義様式を簡略化した建築についていう。コロニアル‐スタイル。 コロニーcolony】 ①植民地。また、入植者の集落。 ②一地域に定着した同一種または若干種の生物集団。 ③細菌・かび類・培養細胞などの、培地上の肉眼で見える集まり。 ④心身障害者などの総合社会福祉施設。ノーマライゼーションの思想の浸透により衰退。 コロヌスcolonus ラテン】 ローマ帝政末期の小作人。土地に縛られ、人格的自由を認められながら移転の自由がない。中世農奴の起源の一つ。コロナトゥス。 ごろ‐ねごろ寝】 寝じたくをしないで、ごろりと横になり寝ること。「ベンチで―する」 コロネーションcoronation(→)戴冠式コロネードcolonnade】 柱廊。列柱。 コロネットcoronet】 (花冠の意)花冠を連想させるふっくらと丸みを帯びて広がるスカートのシルエット。 コロネルkolonel オランダ】 陸軍大佐。 ころば‐か・す転ばかす】 〔他四〕 「ころばす」に同じ。狂言、若市にゃくいち「上人をふり―・し、とつておさへ」 ころばし転ばし】 ①ころばすこと。 ②重いものの下に敷き、これを動かし運ぶのに用いる棒。ころ。 ③転用すること。 ⇒ころばし‐ねだ【転ばし根太】 ⇒ころばし‐もち【転ばし餅】 ⇒ころばし‐ゆか【転ばし床】 ころばし‐ねだ転ばし根太】 〔建〕地上にじかに置いた根太。 ⇒ころばし【転ばし】 ころばし‐もち転ばし餅】 誕生日前に歩けるようになった子に、初誕生の日に餅を背負わせて転ばす、東日本の習俗。 ⇒ころばし【転ばし】 ころばし‐ゆか転ばし床】 〔建〕転ばし根太の上に設けた床。 ⇒ころばし【転ばし】 ころば・す転ばす】 〔他五〕 ①ころぶようにさせる。回転させる。ころがす。まろばす。「樽を―・す」 ②倒す。 ③芸者に色を売らせる。 ごろはち‐ぢゃわん五郎八茶碗】 大きめの飯茶碗。初めて作った肥前の陶工の名による呼称という。

ころげ‐お・ちる【転げ落ちる】🔗🔉

ころげ‐お・ちる転げ落ちる】 〔自上一〕[文]ころげお・つ(上二) ①回転しながら落ちる。ころがりおちる。「石段の上から―・ちる」 ②急に悪い状態になる。急激に落ちぶれる。「社長の座を―・ちる」

ころげ‐こ・む【転げ込む】🔗🔉

ころげ‐こ・む転げ込む】 〔自五〕 (→)「転がりこむ」に同じ。

ころげ‐まわ・る【転げ回る】‥マハル🔗🔉

ころげ‐まわ・る転げ回る‥マハル 〔自五〕 転がってあちらこちらへ動き回る。

ころ・げる【転げる】🔗🔉

ころ・げる転げる】 〔自下一〕 (→)「転がる」に同じ。

ころば‐か・す【転ばかす】🔗🔉

ころば‐か・す転ばかす】 〔他四〕 「ころばす」に同じ。狂言、若市にゃくいち「上人をふり―・し、とつておさへ」

ころばし【転ばし】🔗🔉

ころばし転ばし】 ①ころばすこと。 ②重いものの下に敷き、これを動かし運ぶのに用いる棒。ころ。 ③転用すること。 ⇒ころばし‐ねだ【転ばし根太】 ⇒ころばし‐もち【転ばし餅】 ⇒ころばし‐ゆか【転ばし床】

ころばし‐ねだ【転ばし根太】🔗🔉

ころばし‐ねだ転ばし根太】 〔建〕地上にじかに置いた根太。 ⇒ころばし【転ばし】

ころばし‐もち【転ばし餅】🔗🔉

ころばし‐もち転ばし餅】 誕生日前に歩けるようになった子に、初誕生の日に餅を背負わせて転ばす、東日本の習俗。 ⇒ころばし【転ばし】

ころばし‐ゆか【転ばし床】🔗🔉

ころばし‐ゆか転ばし床】 〔建〕転ばし根太の上に設けた床。 ⇒ころばし【転ばし】

ころば・す【転ばす】🔗🔉

ころば・す転ばす】 〔他五〕 ①ころぶようにさせる。回転させる。ころがす。まろばす。「樽を―・す」 ②倒す。 ③芸者に色を売らせる。

○転ばぬ先の杖ころばぬさきのつえ🔗🔉

○転ばぬ先の杖ころばぬさきのつえ 失敗しないように、前以て用意をしておくこと。 ⇒ころ・ぶ【転ぶ】 ころひ】 (コロフの連用形から)大声で叱りとがめること。叱責。神代紀「稜威いつの―を発おこして」 ころび転び】 ①ころぶこと。 ②江戸時代、キリシタンの信者が弾圧をうけて仏教に改宗したこと。 ③芸者で売春する者。ころび芸者。 ④傾斜させて立てた柱の傾き。 ⇒ころび‐あい【転び合い】 ⇒ころび‐いし【転び石】 ⇒ころび‐がき【転び牡蠣】 ⇒ころび‐キリシタン【転び切支丹】 ⇒ころび‐ね【転び寝】 ⇒ころび‐ひきづり【転び引き釣り】 ⇒転びを打つ ころび‐あい転び合い‥アヒ 私通して夫婦となること。また、その夫婦。 ⇒ころび【転び】 ころび‐いし転び石】 ①地上にころがっている石。 ②鉱石が原地を離れ、山腹・河などに転在するもの。 ⇒ころび【転び】 ころび‐う・つ転び打つ】 〔自四〕 「転びを打つ」に同じ。 ころび‐がき転び牡蠣】 ①カキの一種。奄美・沖縄諸島以南に分布。 ②イタボガキの俗称。貝殻は厚く大きく、岩石につかずに小石などに付着して団塊状になって海底にころがっているので、この名がある。 ⇒ころび【転び】 ころび‐キリシタン転び切支丹】 江戸時代、キリシタン信者で、宗門を捨てた者。聖職者の場合は、転びバテレン・転びイルマンという。 ⇒ころび【転び】 ころび‐ね転び寝】 ①ごろね。うたたね。 ②野合。私通。浄瑠璃、博多小女郎波枕「木の根を枕に―」 ⇒ころび【転び】 ころび‐ひきづり転び引き釣り】 数多くの釣針を枝状につけた釣糸を竿につけ、河底を縦横に引き動かしながら鮎を釣る釣り方。 ⇒ころび【転び】

ころび【転び】🔗🔉

ころび転び】 ①ころぶこと。 ②江戸時代、キリシタンの信者が弾圧をうけて仏教に改宗したこと。 ③芸者で売春する者。ころび芸者。 ④傾斜させて立てた柱の傾き。 ⇒ころび‐あい【転び合い】 ⇒ころび‐いし【転び石】 ⇒ころび‐がき【転び牡蠣】 ⇒ころび‐キリシタン【転び切支丹】 ⇒ころび‐ね【転び寝】 ⇒ころび‐ひきづり【転び引き釣り】 ⇒転びを打つ

ころび‐あい【転び合い】‥アヒ🔗🔉

ころび‐あい転び合い‥アヒ 私通して夫婦となること。また、その夫婦。 ⇒ころび【転び】

ころび‐いし【転び石】🔗🔉

ころび‐いし転び石】 ①地上にころがっている石。 ②鉱石が原地を離れ、山腹・河などに転在するもの。 ⇒ころび【転び】

ころび‐う・つ【転び打つ】🔗🔉

ころび‐う・つ転び打つ】 〔自四〕 「転びを打つ」に同じ。

ころび‐がき【転び牡蠣】🔗🔉

ころび‐がき転び牡蠣】 ①カキの一種。奄美・沖縄諸島以南に分布。 ②イタボガキの俗称。貝殻は厚く大きく、岩石につかずに小石などに付着して団塊状になって海底にころがっているので、この名がある。 ⇒ころび【転び】

ころび‐キリシタン【転び切支丹】🔗🔉

ころび‐キリシタン転び切支丹】 江戸時代、キリシタン信者で、宗門を捨てた者。聖職者の場合は、転びバテレン・転びイルマンという。 ⇒ころび【転び】

ころび‐ね【転び寝】🔗🔉

ころび‐ね転び寝】 ①ごろね。うたたね。 ②野合。私通。浄瑠璃、博多小女郎波枕「木の根を枕に―」 ⇒ころび【転び】

ころび‐ひきづり【転び引き釣り】🔗🔉

ころび‐ひきづり転び引き釣り】 数多くの釣針を枝状につけた釣糸を竿につけ、河底を縦横に引き動かしながら鮎を釣る釣り方。 ⇒ころび【転び】 ○転びを打つころびをうつ わざと転がる。転がってみる。「ころびうつ」とも。狂言、瓜盗人「夜瓜を取るには、ころびを打つて取るものぢやげな」 ⇒ころび【転び】

○転びを打つころびをうつ🔗🔉

○転びを打つころびをうつ わざと転がる。転がってみる。「ころびうつ」とも。狂言、瓜盗人「夜瓜を取るには、ころびを打つて取るものぢやげな」 ⇒ころび【転び】 ころ・ふ嘖ふ】 〔他四〕 大声をあげて叱る。叱責する。万葉集11「母に―・はえ物思ふ吾を」 ころ・ぶ転ぶ】 〔自五〕 ①ころころ回って行く。ころがる。まろぶ。宇治拾遺物語15「鞠のごとく簾中より―・び出させたまうて」。「―・ぶように走って行く」 ②倒れる。転倒する。こける。狂言、二千石じせんせき「畳の縁に躓いて―・うであれば」。「階段で―・ぶ」 ③キリシタン教徒が改宗する。吉利支丹始末「改宗する輩は、―・ぶといふは助くべくと云わたし」。南蛮寺興廃記「改宗する者を―・ぶと云」 ④芸者・酌婦などがかくれて淫売する。歌舞伎、五大力恋緘「お前は芸者ぢやないか、同じ家中の御連中に出るさへあるに、これ見よがしに―・ぶとは」 ⑤事態が変わる。なりゆきが変化する。「どう―・んでも大したことはない」 ⇒転ばぬ先の杖 ⇒転んでもただでは起きない ゴロフク呉絽服】 ゴロフクレンの略。 ゴロフクレンgrofgrein オランダ・呉絽服連】 (grofは「粗い」「粗末な」の意)舶来の梳毛そもう織物。羊毛その他の粗剛な獣毛で織る。江戸ではゴロ、上方かみがたでフクリンと略した。ゴロフクリン。好色一代男7「羽織は―黒きに縞びろうどの裏をつけ」 コロブスcolobus】 (ギリシア語の「切断された」の意からで、親指が短いことによる学名)コロブス属約10種のサルの総称。アフリカ中央部の森林にすむ。頭胴長数十センチメートル。細い胴に太く長い尾をもつ。代表種クロシロコロブスはほとんど全身が真っ黒で、顔の周囲と肩に真白な毛がある。アカコロブスはオレンジ色に近い赤茶。完全な木の葉食で、胃は草食獣のように複雑。 コロブス 提供:東京動物園協会 コロブス 提供:東京動物園協会 ころ‐ぶね小艪船】 船頭一人で艪を押す早船。大弐高遠集「―にゑふ人ありと聞きつるは」 コロポックル (アイヌ語。フキの葉の下に住む人の意)アイヌ伝説に登場する矮人わいじん。坪井正五郎は、日本列島先住民とみて、アイヌに追われたと主張した。 コロマンデルCoromandel】 インド南東部のベンガル湾岸、北はクリシュナ河口付近から南はカリメール岬に至る海岸。長さ約700キロメートル。中心都市チェンナイ。 ころむ】 (上代東国方言)ころも。万葉集20「韓から―」 ころも】 ①人の身体におおいつけるものの総称。衣服。きもの。きぬ。仁徳紀「―こそ二重もよき」 ②僧侶の着る衣服。法服。僧衣。枕草子278「僧都の君、赤色の薄物の御―」 ③てんぷらや菓子などの外面につけまぶすもの。「―をかりかりに揚げる」 ⇒ころも‐がえ【衣更え・更衣】 ⇒ころも‐がゆ【衣粥】 ⇒ころも‐じらみ【衣虱】 ⇒ころも‐づつみ【衣包み】 ⇒ころも‐で【衣手】 ⇒ころも‐で‐の【衣手の】 ⇒ころも‐で‐を【衣手を】 ⇒ころものうら‐の‐たま【衣の裏の珠】 ⇒ころも‐の‐くび【衣領・衿】 ⇒ころものした‐の‐よろい【衣の下の鎧】 ⇒ころも‐の‐すそ【衣の裾】 ⇒ころも‐の‐たま【衣の珠】 ⇒ころも‐の‐やみ【衣の闇】 ⇒ころも‐ばこ【衣箱】 ⇒ころも‐へん【衣偏】 ⇒ころも‐や【衣屋】 ⇒衣打つ ⇒衣片敷く ⇒衣ばかりで和尚は出来ぬ ⇒衣は骭に至り、袖腕に至る ⇒衣を返す ころも挙母】 愛知県豊田市の旧称。

ころ・ぶ【転ぶ】🔗🔉

ころ・ぶ転ぶ】 〔自五〕 ①ころころ回って行く。ころがる。まろぶ。宇治拾遺物語15「鞠のごとく簾中より―・び出させたまうて」。「―・ぶように走って行く」 ②倒れる。転倒する。こける。狂言、二千石じせんせき「畳の縁に躓いて―・うであれば」。「階段で―・ぶ」 ③キリシタン教徒が改宗する。吉利支丹始末「改宗する輩は、―・ぶといふは助くべくと云わたし」。南蛮寺興廃記「改宗する者を―・ぶと云」 ④芸者・酌婦などがかくれて淫売する。歌舞伎、五大力恋緘「お前は芸者ぢやないか、同じ家中の御連中に出るさへあるに、これ見よがしに―・ぶとは」 ⑤事態が変わる。なりゆきが変化する。「どう―・んでも大したことはない」 ⇒転ばぬ先の杖 ⇒転んでもただでは起きない

○転んでもただでは起きないころんでもただではおきない🔗🔉

○転んでもただでは起きないころんでもただではおきない 欲が深く、どんな場合にも利益を得ようとする者のことをいう。 ⇒ころ・ぶ【転ぶ】 コロンビアColombia】 (コロンブスに因む国名)南米北西部の共和国。1819年スペインから独立。住民は混血が多く、言語はスペイン語。面積113万8000平方キロメートル。人口4530万(2004)。首都ボゴタ。→南アメリカ(図) ボゴタ 撮影:田沼武能 コロンビアColumbia】 ①(District of Columbia)アメリカ合衆国東部の特別区。都市名としてはワシントン市。 ②アメリカ合衆国北西部の川。ロッキー山脈に発源、太平洋に注ぐ。全長1850キロメートル。グランド‐クーリー水力発電所をもつ。 ③(詩などで)アメリカまたはアメリカ合衆国の女性擬人名。 ④アメリカ、サウス‐カロライナ州の州都。 ⇒コロンビア‐だいがく【コロンビア大学】 コロンビア‐だいがくコロンビア大学】 ニューヨークにある私立総合大学。1754年キングズ‐カレッジとして創立、84年コロンビア‐カレッジと改称。19世紀後半に総合大学化が進み、1896年現校名となる。 ⇒コロンビア【Columbia】 コロンブMichel Colombe】 フランス、ルネサンス初期の彫刻家。(1430頃〜1512頃) コロンブスChristopher Columbus】 (Cristoforo Colombo イタリア)イタリアの航海者。ジェノヴァの生れ。スペイン女王イサベルの援助を得て、1492年アジアに向かって出帆、西インド諸島サン‐サルバドル島に上陸、キューバ・ハイチに到達。その後も3回の航海でジャマイカ、南アメリカ北部、中央アメリカに到達。その業績は、「新大陸の発見」として重視された。(1446頃〜1506) ⇒コロンブスの卵

てん【転】🔗🔉

てん】 ①変化すること。 ②漢詩で、転句の略。 ③〔言〕音が脱落するか、別の音に変わるかして、語形が変化すること。

てん‐い【転位】‥ヰ🔗🔉

てん‐い転位‥ヰ ①位置がかわること。位置をおきかえること。史記抄「星は夜も昼もくるりくるりと―するでこそあれ」 ②〔化〕(rearrangement)同一分子内で、原子または原子団がその位置を変え、骨格構造が変化すること。 ③〔理〕(dislocation)結晶の格子の一部が正規の位置からずれ、その部分が線状の原子列として連なっているもの。 ④〔心〕(→)置換え2に同じ。 ⑤〔生〕染色体内転座のこと。→転座

てん‐い【転移】🔗🔉

てん‐い転移】 ①場所をうつすこと。場所がうつること。 ②〔医〕癌腫がんしゅ・肉腫などが原発した部位から遠隔の場所へ移って新しい腫瘍しゅようを作ること。 ③〔化〕物質の状態が不連続的に変化すること。例えば、固体状態の原子の配列などが一定温度(転移点)を境として別の配列に変わること。「相―」 ④〔心〕 ㋐(transfer)あることを学習した結果、それがあとの類似した内容の学習を容易にする現象。正の転移。これに対して、後の学習が妨害されることを負の転移という。 ㋑(transference)精神分析療法を行なっているうちに、患者が小児時代の感情をそのまま医師やカウンセラーに向けること。陽性のものと陰性のものとがある。 ⇒てんい‐アール‐エヌ‐エー【転移RNA】 ⇒てんい‐おんど【転移温度】 ⇒てんい‐こうそ【転移酵素】

てんい‐アール‐エヌ‐エー【転移RNA】🔗🔉

てんい‐アール‐エヌ‐エー転移RNA】 蛋白質の生合成過程で、リボソームへ特定のアミノ酸を運ぶ働きをもつRNA。メッセンジャーRNA上の連続した3個のヌクレオチド(トリプレット)のコドンを、アミノ酸に対応づける役割、すなわち、ヌクレオチド配列としての遺伝情報を、リボソーム上で、アミノ酸配列に翻訳するのを仲介する。運搬RNA。トランスファーRNA。tRNA ⇒てん‐い【転移】

てんい‐おんど【転移温度】‥ヲン‥🔗🔉

てんい‐おんど転移温度‥ヲン‥ 物質の転移3の起こる温度。転移点。 ⇒てん‐い【転移】

てんい‐こうそ【転移酵素】‥カウ‥🔗🔉

てんい‐こうそ転移酵素‥カウ‥ 〔生〕一つの化合物から他の化合物に各種の原子団を転移する反応を触媒する酵素。アミノ基転移酵素など。トランスフェラーゼ。 ⇒てん‐い【転移】

てん‐いん【転院】‥ヰン🔗🔉

てん‐いん転院‥ヰン 入院患者がある病院から他の病院に移ること。

てんうん‐し【転運使】🔗🔉

てんうん‐し転運使】 唐・宋の地方官職。唐の中頃に設け、漕運そううんをつかさどったが、次第に権限を拡大し、宋代には地方行政区画「路」の実質的な行政長官として財政・監察・刑獄などをつかさどる。元・明では都転運使という。

てん‐おん【転音】🔗🔉

てん‐おん転音】 語が複合する際に前の語の末尾に起こる母音の転換。「さけ(酒)」と「たる(樽)」とが複合して「さかだる」となる類。

てん‐か【転化】‥クワ🔗🔉

てん‐か転化‥クワ ①移り変わること。変化して他の状態になること。「意味が―する」 ②〔哲〕生成。自然の弁証法的発展の一形態。「量から質への―」 ⇒てんか‐とう【転化糖】

てん‐か【転嫁】🔗🔉

てん‐か転嫁】 ①再度のよめいり。再嫁。 ②自分の罪過・責任などを他人になすりつけること。 ③〔心〕感情が他の対象にも及んでゆくこと。恋人の持物を見て恋人に対するような感情をいだく類。

てん‐かい【転回】‥クワイ🔗🔉

てん‐かい転回‥クワイ ①めぐりまわること。くるりとまわすこと。回転。 ②くるりと方向をかえること。方向がかわること。「方針を百八十度―する」 ③和音で、下の音がオクターブ上に、または上の音がオクターブ下に置き換えられること。3度音程が転回して6度音程となる類。 ④体操で、マット上で行う回転運動。とんぼがえり。でんぐりがえし。

てん‐がく【転学】🔗🔉

てん‐がく転学】 生徒・学生が他の学校・学部へ移ること。

てんか‐とう【転化糖】‥クワタウ🔗🔉

てんか‐とう転化糖‥クワタウ 蔗糖を酸またはインベルターゼ(転化酵素)の作用によって加水分解して得た糖。ブドウ糖と果糖の混合物。 ⇒てん‐か【転化】

てん‐かん【転官】‥クワン🔗🔉

てん‐かん転官‥クワン 他の官に転ずること。

てん‐かん【転換】‥クワン🔗🔉

てん‐かん転換‥クワン ①物事の性質・傾向・方針などが、それまでと変わること。また、変えること。「話題を―する」「運命の―点」「気分―」 ②〔心〕(Konversion ドイツ)抑圧された願望が身体的症状の形をとり表出されること。フロイトの用語。 ⇒てんかん‐かぶしき【転換株式】 ⇒てんかん‐き【転換期】 ⇒てんかん‐き【転換器】 ⇒てんかん‐しゃさい【転換社債】 ⇒てんかん‐ろ【転換炉】

てんかん‐かぶしき【転換株式】‥クワン‥🔗🔉

てんかん‐かぶしき転換株式‥クワン‥ 他の種類の株式に(例えば優先株から普通株に)転換しうる権利を認められた種類の株式。株主が転換請求権を有する転換予約権付株式と、会社が転換権を有する強制転換条項付株式とがある。 ⇒てん‐かん【転換】

てんかん‐き【転換期】‥クワン‥🔗🔉

てんかん‐き転換期‥クワン‥ 物事が移り変わろうとしている時期。 ⇒てん‐かん【転換】

てんかん‐き【転換器】‥クワン‥🔗🔉

てんかん‐き転換器‥クワン‥ ①電話線などの簡便な切換装置。 ②(→)スイッチ1のこと。 ⇒てん‐かん【転換】

てんかん‐しゃさい【転換社債】‥クワン‥🔗🔉

てんかん‐しゃさい転換社債‥クワン‥ 当初は社債として発行され、一定期間経過後は所有者の意思によってその会社の株式に転換しうる有価証券。2002年の商法改正により、新株予約権付社債の一類型となった。 ⇒てん‐かん【転換】

てんかん‐ろ【転換炉】‥クワン‥🔗🔉

てんかん‐ろ転換炉‥クワン‥ 原子炉の一種。天然のウラン238やトリウム232が中性子を吸収して核燃料のプルトニウム239やウラン233に転換される炉。 ⇒てん‐かん【転換】

てん‐き【転記】🔗🔉

てん‐き転記】 記載事項を他の帳簿などへ書き移すこと。「元帳に―する」「―洩れ」

てん‐き【転帰】🔗🔉

てん‐き転帰】 病気の経過のゆきつくところ。「死の―をとる」

てん‐き【転機】🔗🔉

てん‐き転機】 他の状態・状況にかわる機会。転換の時機。「人生の―」「―を迎える」「―に立つ」

てん‐ぎ【転義】🔗🔉

てん‐ぎ転義】 語の本来の意義から転じて生じた意義。

てん・じる【転じる】🔗🔉

てん・じる転じる】 〔自他上一〕 (→)「転ずる」に同じ。 ○天知る、地知る、我知る、子知るてんしるちしるわれしるししる (後漢書楊震伝の「天知る、神知る、我知る、子知る。何をか知る者無しと謂わんや」に基づく。楊震が賄賂わいろを贈ろうとした王密に断って言った語)誰も知るまいと思っても、天地の神々も私も君も知っている。隠し事は必ず露顕するものであるということ。四知。 ⇒てん【天】

てん・ずる【転ずる】🔗🔉

てん・ずる転ずる】 〔自他サ変〕[文]転ず(サ変) ①まわる。まわす。回転する。 ②これまでと反対になる。反対にする。うつる。かわる。「攻勢に―・ずる」「目を北に―・ずる」「禍わざわい―・じて福となす」 ③ころぶ。ころばす。

てん‐てん【転転】🔗🔉

てん‐てん転転】 ①それからそれへ伝わり行くさま。日葡辞書「コノヲシエ(教)テンデンシテキタ」。「―と渡り歩く」 ②ころがってゆくさま。「ボールが―と転がる」

まろ‐がえ・る【転がへる】‥ガヘル🔗🔉

まろ‐がえ・る転がへる‥ガヘル 〔自四〕 まろぶ。くつがえる。享和本新撰字鏡「娑婆、久豆加戸留、又、万呂加戸留」

まろが・す【転がす】🔗🔉

まろが・す転がす】 〔他四〕 ころがす。まろばす。また、まるくまわす。

まろば‐か・す【転ばかす】🔗🔉

まろば‐か・す転ばかす】 〔他四〕 (→)「まろばす」に同じ。宇治拾遺物語3「狐、射―・されて」

まろば・す【転ばす】🔗🔉

まろば・す転ばす】 〔他四〕 ころがす。まろばかす。枕草子155「巣の中より―・し出でたる」

まろび‐あ・う【転び合ふ】‥アフ🔗🔉

まろび‐あ・う転び合ふ‥アフ 〔自四〕 互いにころがり寄る。催馬楽、総角「離さかりて寝たれども―・ひけり」

まろび‐い・る【転び入る】🔗🔉

まろび‐い・る転び入る】 〔自四〕 ころがって中に入る。ころげこむ。源氏物語蜻蛉「われも―・りぬべく悲しく」

まろび‐お・つ【転び落つ】🔗🔉

まろび‐お・つ転び落つ】 〔自上二〕 ころがりおちる。源氏物語御法「車より―・ちぬべきをぞ」

まろび‐ね【転び寝】🔗🔉

まろび‐ね転び寝】 うたたね。ころびね。ごろね。

まろび‐の・く【転び退く】🔗🔉

まろび‐の・く転び退く】 〔自四〕 ころがって離れる。源氏物語総角「すこし―・きて臥し給へり」

まろび‐よ・る【転び寄る】🔗🔉

まろび‐よ・る転び寄る】 〔自四〕 ころがって近寄る。

まろ・ぶ【転ぶ】🔗🔉

まろ・ぶ転ぶ】 〔自五〕 ①ころがる。万葉集3「こい―・びひづち泣けども」 ②たおれる。ころぶ。古今著聞集10「勝岳にかかりければ、勝岳―・びにけり」

まろま‐か・す【転まかす】🔗🔉

まろま‐か・す転まかす】 〔他四〕 (→)「まろばす」に同じ。

[漢]転🔗🔉

 字形  筆順 〔車部4画/11画/教育/3730・453E〕 [轉] 字形 〔車部11画/18画/7759・6D5B〕 〔音〕テン(呉)(漢) 〔訓〕ころがる・ころげる・ころがす・ころぶ・うたた [意味] ①ぐるりとまわる。ころがる。「転転・回転・反転・運転・流転るてん・空転」。ひっくりかえる。ころぶ。「転落・逆転・横転」 ②方向を変える。位置を動かす。うつしかえる。「まなこを東へ転ずれば」「転換・転記・転売・移転・起承転結」 ③変化する。うつりかわる。「禍わざわい転じて福となる」「変転・好転・栄転・転義・有為うい転変」 ④うたた。とどめようもなく。ますます。「高談転うたた清し」〔李白〕「山川草木転うたた荒涼」〔乃木希典〕 [解字] 形声。「車」+音符「專」(=めぐる。まわる)。車がまわる意。 [下ツキ 暗転・一転・移転・運転・栄転・宛転・円転滑脱・横転・回転・機転・気転・逆転・急転・急転直下・空転・公転・好転・再転・七転八起・七転八倒・自転・旋転・退転・展転・輾転・動転・捻転・配転・反転・変転・陽転・輪転・流転 [難読] 転寝うたたね

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うたた【転】🔗🔉

うたた [0][1] 【転】 (副) (1)状態がどんどん進行してはなはだしくなるさまをいう。いよいよ。ますます。「―今昔の感にたえない」 (2)(多く「うたたある」の形で)ある状態が普通でないことに心を動かされる意を表す。(ア)非常に。はなはだしく。「いと―あるまで世を恨み侍るめれば/源氏(手習)」(イ)いよいよ。一層。「さらぬだに雪の光はあるものを―有明の月ぞやすらふ/式子内親王集」(ウ)嫌な気を起こさせるように。「をみなへし―あるさまの名にこそありけれ/古今(雑体)」 →うたて

うたたね【転た寝・仮寝】🔗🔉

うたたね [0] 【転た寝・仮寝】 (名)スル 寝るつもりではなく,ついうとうとと眠ること。「本を読みながら―する」

うた-だの・し【転楽し】🔗🔉

うた-だの・し 【転楽し】 (形シク) 〔「うた」は「うたた」と同源〕 大変楽しい。うただぬし。「この御酒の,御酒の,あやに―・し,ささ/古事記(中)」

うたて【転】🔗🔉

うたて 【転】 〔「うたた」の転〕 ■一■ (副) 事態や心情が意志に関係なく移り進んでしまうさまを表す語。 (1)ますます。ひどく。いよいよはなはだしく。「みか月のさやにも見えず雲隠り見まくそほしき―この頃/万葉 2464」 (2)嫌なことに。嘆かわしいことに。「人のきかむも―ものくるほしければ/蜻蛉(上)」 (3)普通でなく。「葉のひろごりざまぞ―こちたけれど/枕草子 37」 ■二■ (形動ナリ) 情けない。いとわしい。「―なりける心なしのしれ者かな/宇治拾遺 2」

うたて=あ・り🔗🔉

――あ・り 嫌だ。ひどい。気にくわない。情けない。「―・る主のみもとに仕うまつりて/竹取」

うたて・し【転し】🔗🔉

うたて・し 【転し】 ■一■ (形ク) 〔「うたて」を形容詞に活用させた語〕 (1)嫌だ。感心しない。情けない。嘆かわしい。「東宮いと―・き御もののけにて,ともすれば御心地あやまりしけり/栄花(月の宴)」 (2)気の毒だ。心が痛むほどである。「宮の御運のほどこそ―・けれ/平家 4」 ■二■ (形シク) 〔■一■のシク活用化。中世以降の語〕 {■一■}に同じ。「さきの世の宿習のほど,おもひ知られ侍りて,―・しく侍りし/撰集抄 9」

くる-べ・く【転べく】🔗🔉

くる-べ・く 【転べく】 (動カ四) (1)くるくるまわる。くるめく。「―・くこと,独楽(コマツブリ)を回すが如し/今昔 20」 (2)目がまわる。くるめく。[名義抄]

くるめか・す【転めかす】🔗🔉

くるめか・す 【転めかす】 (動サ四) くるくると回るようにする。「と引きかう引き―・せば倒れんとす/宇治拾遺 13」

こか・す【転す・倒す】🔗🔉

こか・す 【転す・倒す】 ■一■ (動サ四) 〔「こける」の他動詞〕 (1)転がす。倒(タオ)す。「石ヲ―・ス/日葡」 (2)人や物をある場所に隠す。「玉はどつちへ―・しをつた/浄瑠璃・神霊矢口渡」 (3)だます。一杯くわせる。「ここが女郎の男を―・す肝心の一句の所ぢや/浮世草子・禁短気」 ■二■ (接尾) 動詞の連用形に付いて,その語の意味を強める。すっかり…する。さんざん…する。「日を積み月を重ねて不仕合なりしかば田畠さらりと売り―・し/浮世草子・沖津白波」

こ・く【転く・倒く】🔗🔉

こ・く 【転く・倒く】 (動カ下二) ⇒こける

こ・ける【転ける・倒ける】🔗🔉

こ・ける [0] 【転ける・倒ける】 (動カ下一)[文]カ下二 こ・く (1)安定を失って倒れたり転がったりする。ころぶ。「―・ける機会(ハズミ)に手の物を取落して/にごりえ(一葉)」「(柑子ガ)ころころと―・けて行く程に/狂言・柑子」 (2)あまり良からぬことをする。「今時の楽(タノシミ)を見るにつまる所みな女色へ―・けるなり/洒落本・京伝予誌」 (3)女が男に体を許す。「―・けりやこそいとど娼子(ゲイコ)の目出たけれ/洒落本・粋好伝夢枕」 (4)芝居が当たらず客が不入りになる。

ころ【転】🔗🔉

ころ [1] 【転】 (1)重い物を移動する時用いる丸棒。物の下に置き,その回転を利用して動かす。ごろた。ころばし。 (2)細くて短いたき木。 (3)さいころ。

ころ-がき【枯露柿・転柿】🔗🔉

ころ-がき [2] 【枯露柿・転柿】 干し柿の一。渋柿の皮をむき縄につるして天日で干したのち,むしろの上に転がして乾燥し,白い粉を生じさせたもの。

ころがし【転がし】🔗🔉

ころがし [0] 【転がし】 (1)ころがすこと。ころばし。 (2)「転がし釣(ヅ)り」の略。 (3)利益を得るために転売すること。「土地―」

ころがし-づり【転がし釣(り)】🔗🔉

ころがし-づり [0] 【転がし釣(り)】 アユ釣りなどで,釣り糸に多くの掛け鉤を仕掛けて,川底を引きずり魚を引っかける釣り方。ころがし。ごろがけ。ごろびき。

ころが・す【転がす】🔗🔉

ころが・す [0] 【転がす】 (動サ五[四]) (1)回転させながら移動させる。「ドラム缶を―・す」 (2)立っているものを倒す。「相手を土俵に―・す」 (3)(「ころがしておく」の形で)物を粗雑に放置する。「由緒ある灯籠を庭の隅に―・しておく」 (4)利益を得るために,一つのものを何人もの人の間で転売を重ねる。「土地を―・してもうける」 〔「ころがる」に対する他動詞〕 [可能] ころがせる

ころがり-お・ちる【転がり落ちる】🔗🔉

ころがり-お・ちる [6] 【転がり落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 ころがりお・つ (1)回転して下におちる。ころげおちる。「棚から壺が―・ちる」 (2)高い地位にあった人が,その地位を失う。ころげおちる。「トップの座から―・ちる」

ころがり-こ・む【転がり込む】🔗🔉

ころがり-こ・む [5] 【転がり込む】 (動マ五[四]) (1)回転して,はいりこむ。「ボールが穴に―・む」 (2)生活に困ったりして,人の家にはいりこんで世話になる。ころげこむ。「火事で焼け出されて兄のところに―・んだ」 (3)物や金などが思いがけず手にはいる。ころげこむ。「思わぬ大金が―・む」「幸運が―・む」 [可能] ころがりこめる

ころがり-まさつ【転がり摩擦】🔗🔉

ころがり-まさつ [5] 【転がり摩擦】 物体が面上をころがるとき,その面に平行に物体がうける抵抗力。すべり摩擦よりはるかに小さい。 →すべり摩擦

ころが・る【転がる】🔗🔉

ころが・る [0] 【転がる】 (動ラ五[四]) (1)丸い物が他の物の表面を回転しながら移動する。ころげる。「ボールが―・る」 (2)立っていたものが倒れる。ころげる。転倒する。「つまずいて地面に―・る」「寝―・る」 (3)(「ころがっている」の形で)(ア)ものが雑然と置かれている。「床の上に何冊もの本が―・っている」(イ)手に入れやすい形でたくさん存在する。「そんなもの,そこらにいくらでも―・っている」 〔「ころがす」に対する自動詞〕 [可能] ころがれる

ころげ-お・ちる【転げ落ちる】🔗🔉

ころげ-お・ちる [5] 【転げ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 ころげお・つ 「転がり落ちる」に同じ。「階段を―・ちる」「屋根から―・ちる」「谷底へ―・ちる」

ころげ-こ・む【転げ込む】🔗🔉

ころげ-こ・む [4] 【転げ込む】 (動マ五[四]) 「転がり込む」に同じ。「くじに当たって思わぬ大金が―・む」

ころ・げる【転げる】🔗🔉

ころ・げる [0] 【転げる】 (動ガ下一) (1)「転がる{(1)}」に同じ。「ボールが―・げる」 (2)「転がる{(2)}」に同じ。ころぶ。

ころばし【転ばし】🔗🔉

ころばし [0] 【転ばし】 〔動詞「ころばす」の連用形から〕 (1)重いものを動かす時,下に入れて転がす丸太や鉄棒。ころ。 (2)あんころもち。「あの境内の水茶屋で,大―を食はせる程に/歌舞伎・御摂勧進帳」

ころばし-ねだ【転ばし根太】🔗🔉

ころばし-ねだ [4] 【転ばし根太】 束(ツカ)などで支えずに,地面やコンクリート床に直接置いた根太。埋め根太。

ころばし-ゆか【転ばし床】🔗🔉

ころばし-ゆか [4] 【転ばし床】 転ばし根太の上に張った床。仮小屋やバラックなどに用いられる。

ころば・す【転ばす】🔗🔉

ころば・す [0] 【転ばす】 (動サ五[四]) (1)立っているものを倒す。「足を掛けて―・す」 (2)回しながら先へ進める。ころがす。「大磐石(ダイバンジヤク)を―・し懸けたれば/太平記 22」

ころび【転び】🔗🔉

ころび [0] 【転び】 (1)ころぶこと。「七―八起き」 (2)江戸時代,キリシタンが幕府の弾圧に屈し,キリスト教を捨てて仏教に改宗したこと。また,その人。 (3)芸者などが芸ではなくて,体を売ること。「―芸者」 (4)建築で,柱などに傾斜があること。また,その傾き具合。

ころび-あい【転び合ひ】🔗🔉

ころび-あい ―アヒ 【転び合ひ】 正式の手続きを踏まないで夫婦になること。また,その夫婦。くっつきあい。「―お袋様のやうに見え/柳多留 3」

ころび-キリシタン【転び切支丹】🔗🔉

ころび-キリシタン [6][5] 【転び切支丹】 江戸時代,幕府の弾圧に屈してキリスト教の信仰を放棄した人。

ころび-ね【転び寝】🔗🔉

ころび-ね [0] 【転び寝】 (1)ごろ寝。うたた寝。仮寝。 (2)私通。野合。「これござれ,抱いて―,おもしろいぞ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

ごろ-びき【転引き】🔗🔉

ごろ-びき [0] 【転引き】 「転(コロ)がし釣り」に同じ。

ころ・ぶ【転ぶ】🔗🔉

ころ・ぶ [0] 【転ぶ】 (動バ五[四]) (1)人がすべったりつまずいたりして倒れる。「石につまずいて―・ぶ」 (2)事態の進展する方向が変わる。「どう―・んでも不利にはならない」 (3)回転しながら動いていく。ころがる。「鞠のごとく簾中より―・び出でさせ給うて/宇治拾遺 15」 (4)キリシタンが弾圧に屈して改宗する。 (5)芸者などがひそかに体を売る。「―・ぶからそれではやると芸子言ひ/柳多留 5」

転ばぬ先の杖(ツエ)🔗🔉

転ばぬ先の杖(ツエ) 前もって用心していれば失敗することはないというたとえ。

転んでもただは起きない🔗🔉

転んでもただは起きない たとえ失敗してもそこから何かを得ようとする。欲の深いさま,抜け目のないさま,あるいは根性のあるさまなどにいう。

てがい-もの【手掻い物・転害物】🔗🔉

てがい-もの [0] 【手掻い物・転害物】 〔奈良東大寺の転害(テガイ)門付近に住した刀工の手になるからという〕 東大寺に属した刀工一派の鍛えた刀剣。鎌倉中期の包永(カネナガ)を祖とし,室町まで続いた。

てん【転】🔗🔉

てん [1] 【転】 (1)言葉の音が別の音にかわること。「手に手に」が「てんでに」となる類。 (2)「転句」に同じ。

てん-い【転位】🔗🔉

てん-い [1][0] 【転位】 (名)スル 位置が変わること。 (1)〔物〕 〔dislocation〕 格子欠陥の一。結晶格子がずれ変形を起こしている部分と,正常な部分との境界が線状になっているもの。 (2)〔化〕 〔rearrangement〕 化合物の分子内で,原子または基の結合する位置が変わること。また,その反応。ナイロン 6 の製造工程で,シクロヘキサノンオキシムからε-カプロラクタムをつくる反応(ベックマン転位)などはその例。 (3)〔心〕 〔displacement〕 「置き換え{(2)}」に同じ。

てんい-いんし【転位因子】🔗🔉

てんい-いんし― [4] 【転位因子】 染色体 DNA 上を自由に移動する DNA 単位。これが挿入されると遺伝子はその機能を失い,隣接する遺伝子の形質発現も影響を受けやすい。原核生物のトランスポゾン,真核生物では酵母・トウモロコシなどに知られる。

てんい-こうか【転位効果】🔗🔉

てんい-こうかカウクワ [4] 【転位効果】 戦争などに際して財政支出が増加するが,戦争が終わっても膨張した支出が元に戻らずに高原状態が続くこと。

てん-い【転医】🔗🔉

てん-い [1] 【転医】 (名)スル (現在かかっている)医者を変えること。

てん-い【転移】🔗🔉

てん-い [1] 【転移】 (名)スル (1)場所などをうつすこと。また,うつること。移転。「備州小田郡笠岡へ―せられ/新聞雑誌 50」 (2)移りかわること。「好みは時代とともに―する」 (3)〔医〕 腫瘍(シユヨウ)細胞や病原体が血流やリンパ流に入り,他の場所に移行・定着して,原発巣と同一の変化を起こすこと。 (4)〔transition〕 物質が一つの状態から他の状態に変化すること。気相・液相・固相間の相転移,同一物質の異なる結晶形の間での多形転移,同素体の間での転移など。 (5)〔心〕(ア) 〔transfer〕 前に行なった学習が,あとの学習効果に影響を与えること。あとの学習を促進する場合を正の転移,妨害・抑制する場合を負の転移という。学習転移。(イ) 〔transference〕 精神分析で,患者が過去に親など重要な人物に向けたのと同じ感情や態度を治療者に向けること。

てんい-アールエヌエー【転移RNA】🔗🔉

てんい-アールエヌエー [9] 【転移 RNA 】 〔transfer RNA〕 生体内でタンパク質の合成に直接関与するリボ核酸。多くの種類があり,それぞれ決まったアミノ酸と特異的に結合し,それをリボソームに運んで伝令 RNA の指定する順序に配列する。こうして並んだアミノ酸どうしは,酵素の作用でペプチド結合して特定のタンパク質になる。tRNA 。トランスファー RNA 。運搬 RNA 。 →翻訳(2)

てんい-こうそ【転移酵素】🔗🔉

てんい-こうそ ―カウ― [4] 【転移酵素】 一つの化合物からアミノ基・メチル基・リン酸基などの原子団を他の化合物に転移する反応を触媒する酵素の総称。アミノ基転移酵素・リン酸基転移酵素など。トランスフェラーゼ。

てんい-そう【転移巣】🔗🔉

てんい-そう ―サウ [3] 【転移巣】 腫瘍細胞が転移{(3)}し,原発巣と同一の腫瘍が発生した部位。 ⇔原発巣

てんい-てん【転移点】🔗🔉

てんい-てん [3] 【転移点】 ある物質が転移{(4)}を起こす温度・圧力。

てんい-ねつ【転移熱】🔗🔉

てんい-ねつ [3] 【転移熱】 一定圧力のもとで,物質が一つの相から別の相に転移する際に吸収または放出する熱量。

てん-いん【転院】🔗🔉

てん-いんン [0] 【転院】 (名)スル 現在入院している病院から,他の病院へ移ること。

てんうん-し【転運使】🔗🔉

てんうん-し [3] 【転運使】 中国,唐中期に置かれた官職。初め各地の産物を中央に運ぶことをつかさどったが,宋代には地方の官僚の監察・刑獄などのことも兼務した。

てん-おん【転音】🔗🔉

てん-おん [0] 【転音】 語の複合する際にもとの音が別の音に転ずること。また,その転じた音。「あめ(雨)」→「あまがさ(雨傘)」の「ま」,「さけ(酒)」→「さかだる(酒樽)」の「か」の類。

てん-か【転化】🔗🔉

てん-か ―クワ [0][1] 【転化】 (名)スル (1)ある状態が他の状態に変わること。「愛情が憎悪に―する」 (2)ショ糖水溶液が加水分解されてブドウ糖と果糖が生成するとき,全体として旋光性が右旋性から左旋性に逆転すること。

てんか-とう【転化糖】🔗🔉

てんか-とう ―クワタウ [0] 【転化糖】 ショ糖を希酸あるいはインベルターゼにより加水分解して得られるブドウ糖と果糖との等モル混合物。ショ糖よりも消化吸収がよいため,菓子・食品に用いられる。

てん-か【転科】🔗🔉

てん-か ―クワ [0] 【転科】 (名)スル 学生が所属する学科を変えること。

てん-か【転嫁】🔗🔉

てん-か [1] 【転嫁】 (名)スル (1)自分の過ち・責任などを他人に負わせること。他人におしつけること。「責任を―する」 (2)二度の嫁入り。再婚。

てん-かい【転回】🔗🔉

てん-かい ―クワイ [0] 【転回】 (名)スル (1)正反対に方向を変えること。また,大きく方向を変えること。「船の針路を北に―する」 (2)ぐるぐるまわること。回転。「小車の―するが如きもの/三日月(浪六)」 (3)〔音〕 音の上下を移しかえること。(ア)音程をなす二音のうち低い音を八度上に,または高い音を八度下に移すこと。例えば五度の転回は四度となる。(イ)ある和音の根音以外の音を最低音として和音を構成すること。例えば三和音では,第一転回,第二転回の二通りができる。(ウ)旋律を構成している音程に応じて上行と下行を逆にすること。 (4)体操で,体の軸を移動させて回ること。

てん-がく【転学】🔗🔉

てん-がく [0] 【転学】 (名)スル 学生が,他の学校にかわること。転校。

てん-かん【転官】🔗🔉

てん-かん ―クワン [0] 【転官】 ある官から別の官への移動。官と職とが分離されている,裁判官などについていわれる。

てん-かん【転換】🔗🔉

てん-かん ―クワン [0] 【転換】 (名)スル (1)別の物に変えること。向きを変えること。また,変わること。「気分を―する」「話題を―する」 (2)〔心〕 精神分析で,抑圧された欲求や葛藤が身体的症状の形をとって表れること。ヒステリーの症状形成にかかわる。

てんかん-かぶしき【転換株式】🔗🔉

てんかん-かぶしき ―クワン― [6] 【転換株式】 優先株から普通株になど,他種の株式への転換を請求する権利をもつ株式。

てんかん-き【転換期】🔗🔉

てんかん-き ―クワン― [3] 【転換期】 物事が移り変わろうとしている時期。

てんかん-しゃさい【転換社債】🔗🔉

てんかん-しゃさい ―クワン― [5] 【転換社債】 〔convertible bond〕 一定期間内に一定の条件で発行会社の株式に転換できる権利を付与した社債。CB 。

てんかん-ほう【転換法】🔗🔉

てんかん-ほう ―クワンハフ [0] 【転換法】 一群の定理があって,それらの仮定は起こりうるすべての場合を尽くし,その結論がすべて独立であるとき,これらの定理の逆はすべて真である,ということを使う証明法。

てんかん-ろ【転換炉】🔗🔉

てんかん-ろ ―クワン― [3] 【転換炉】 核燃料を消費すると同時に新しい核燃料を作り出していく原子炉。 →増殖炉

てん-き【転帰】🔗🔉

てん-き [1] 【転帰】 病気が進行して行きついた結果。「死の―をとる」

てん-き【転記】🔗🔉

てん-き [0] 【転記】 (名)スル 記された事柄を他の帳簿などに書き写すこと。「台帳に―する」

てん-き【転機】🔗🔉

てん-き [1] 【転機】 ある状態から他の状態に変わるきっかけ。変わり目。「重大な―を迎える」

てん-ぎ【転義】🔗🔉

てん-ぎ [1] 【転義】 言葉のもとの意味から転じた意味。

てん-きょ【転居】🔗🔉

てん-きょ [1][0] 【転居】 (名)スル 住居を変えること。引っ越し。やどがえ。転宅。「今度左記へ―しました」

てん-ぎょう【転業】🔗🔉

てん-ぎょう ―ゲフ [0] 【転業】 (名)スル 職業・商売を変えること。転職。「喫茶店に―する」

てんじ-て【転じて】🔗🔉

てんじ-て 【転じて】 (連語) (接続詞的に用いて)視点・話題などを変えて。ところで。「―物理学の分野においては…」

てん・じる【転じる】🔗🔉

てん・じる [0][3] 【転じる】 (動ザ上一) 〔サ変動詞「転ずる」の上一段化〕 「転ずる」に同じ。「方向を右に―・じる」

てん・ずる【転ずる】🔗🔉

てん・ずる [0][3] 【転ずる】 (動サ変)[文]サ変 てん・ず □一□(他動詞) (1)(方向・状態などを)変える。移し変える。「話題を―・ずる」「目を―・ずる」 (2)まわす。回転させる。「車輪を―・ずべくぞなりにけり/西国立志編(正直)」 □二□(自動詞) (1)(方向・状態などが)変わる。移り変わる。「矛先が―・ずる」「経済界から政界に―・ずる」 (2)まわる。回転する。「車輪は恰も同一の軸にありて―・ずる如く/義血侠血(鏡花)」

まろが・す【転がす】🔗🔉

まろが・す 【転がす】 (動サ四) ころがす。「身を水底に―・してこれを攘ひたり/即興詩人(鴎外)」

まろば-か・す【転ばかす】🔗🔉

まろば-か・す 【転ばかす】 (動サ四) 「まろばす(転)」に同じ。「御殿の棟より甑(コシキ)を―・す事あり/平家 3」

まろば・す【転ばす】🔗🔉

まろば・す 【転ばす】 (動サ四) ころがす。ころばす。まろばかす。「鼠の子の毛もまだ生ひぬを,巣の中より―・し出でたる/枕草子 155」

まろば・る【転ばる】🔗🔉

まろば・る 【転ばる】 (動ラ四) ころがる。「地球自(オノズカ)ら―・りて一周(ヒトメグリ)すれば/西洋道中膝栗毛(魯文)」

まろび-あ・う【転び合ふ】🔗🔉

まろび-あ・う ―アフ 【転び合ふ】 (動ハ四) 互いにころがる。ころがって寄り合う。また,男女が共寝する。「離(サカ)りて寝たれども―・ひけり/催馬楽」

まろび-い・る【転び入る】🔗🔉

まろび-い・る 【転び入る】 (動ラ四) ころがって中にはいる。「水の音けはひを聞くに,われも―・りぬべく/源氏(蜻蛉)」

まろび-ね【転び寝】🔗🔉

まろび-ね [0][3] 【転び寝】 うたたね。ごろね。

まろ・ぶ【転ぶ】🔗🔉

まろ・ぶ [0] 【転ぶ】 (動バ五[四]) (1)ころがる。「千引の巌は―・ばすとも/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」 (2)ころぶ。倒れる。「こけつ―・びつ逃げ帰る」「地響して横様に―・びしが/金色夜叉(紅葉)」

うたたね【転た寝する】(和英)🔗🔉

うたたね【転た寝する】 take[have]a nap;→英和 (fall into a) doze.→英和

ころがす【転がす】(和英)🔗🔉

ころがす【転がす】 roll (over);→英和 throwdown (人を).

ころがる【転がる】(和英)🔗🔉

ころがる【転がる】 roll (over) (回転);→英和 fall[tumble](倒れる);→英和 lie down (寝転ぶ).転がり込む roll in;fall into one's hands (遺産などが);come to live at a person's expense (居候が).

ころげる【転げる】(和英)🔗🔉

ころげる【転げる】 ⇒転がる.

ころばす【転ばす】(和英)🔗🔉

ころばす【転ばす】 roll (over);→英和 tumble[throw]down.

ころぶ【転ぶ】(和英)🔗🔉

ころぶ【転ぶ】 tumble[fall]down.ひどく〜 have a bad fall.

てんい【転移】(和英)🔗🔉

てんい【転移】 《医》[癌などの]implantation;metastasis;transference (精神分析).〜する change;→英和 [癌などが]metastasize;spread.→英和

てんい【転位】(和英)🔗🔉

てんい【転位】 transposition;dislocation;contortion (外科);version (産科).→英和 転位法 conversion.→英和

てんか【転化する】(和英)🔗🔉

てんか【転化する】 change.→英和

てんか【転嫁する】(和英)🔗🔉

てんか【転嫁する】 lay;→英和 shift.→英和

てんかい【転回する】(和英)🔗🔉

てんかい【転回する】 revolve;→英和 rotate.→英和

てんかん【転換する】(和英)🔗🔉

てんかん【転換する】 convert;→英和 turn;→英和 change[switch](over);→英和 divert (気分を).→英和 180度の〜an about-face.気分〜に for a change.‖転換期 a turning point.

てんき【転記する】(和英)🔗🔉

てんき【転記する】 post(簿記).→英和

てんき【転機】(和英)🔗🔉

てんき【転機】 a turning point.

てんぎ【転義】(和英)🔗🔉

てんぎ【転義】 a figurative meaning.

てんきょ【転居する】(和英)🔗🔉

てんきょ【転居する】 move;→英和 change one's address.‖転居先 one's new address.転居届 a notice of one's change of address.

てんぎょう【転業する】(和英)🔗🔉

てんぎょう【転業する】 change one's occupation[business].転業資金 funds for occupational change.

てんじる【転じる】(和英)🔗🔉

てんじる【転じる】 change;→英和 alter;→英和 turn;→英和 shift;→英和 move(移転);→英和 be transferred(転任).

てんてん【転々とする】(和英)🔗🔉

てんてん【転々とする】 changefrequently;pass from hand to hand (持主が変わる);wander from place to place (さまよう);roll (転がる).→英和

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