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お‐じ【小△父】をぢ🔗🔉

お‐じ【小父】をぢ よその年配の男性を呼ぶ語。「おじさん」「おじさま」などの形で用いる。小母(おば)

お‐じ【老=翁】をぢ🔗🔉

お‐じ【老翁】をぢ 《「小父(おじ)」と同語源》年老いた男。おきな。「あしひきの山田守(も)る―置く蚊火の下焦がれのみ我(あ)が恋ひ居(を)らく」〈万・二六四九〉

お‐じ【伯‐父・叔‐父】をぢ🔗🔉

お‐じ【伯父・叔父】をぢ 《「小父(おじ)」と同語源》父母の兄や弟。また、父母の姉妹の夫。父母の兄には「伯父」、弟には「叔父」の字を用いる。伯母(おば)

お‐じ【祖=父】‐ぢ🔗🔉

お‐じ【祖父】‐ぢ 《「おおじ」の音変化》父母の父。そふ。〈色葉字類抄〉祖母(おば)

おし‐あい【押(し)合い】‐あひ🔗🔉

おし‐あい【押(し)合い】‐あひ 互いに押すこと。相場に変動がないこと。言い合い。「値の―して」〈滑・浮世風呂・四〉

おしあい‐へしあい【押(し)合い△圧し合い】おしあひへしあひ🔗🔉

おしあい‐へしあい【押(し)合い圧し合い】おしあひへしあひ [名]スル大ぜいの人が集まってごった返すこと。「売場は―している」

おしあい‐まつり【押(し)合い祭(り)】おしあひ‐🔗🔉

おしあい‐まつり【押(し)合い祭(り)】おしあひ‐ 氏子や参詣人が、互いに押し合いをする祭礼。新潟県の弥彦神社、大阪市の四天王寺などのものが有名。

おし‐あ・う【押(し)合う】‐あふ🔗🔉

おし‐あ・う【押(し)合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いに押す。「―・って改札口を出る」

おし‐あて【推し当て】🔗🔉

おし‐あて【推し当て】 当て推量。「―にのたまへば」〈源・若紫〉

おし‐あゆ【押し×鮎】🔗🔉

おし‐あゆ【押し×鮎】 塩押しにした鮎。昔、新年の祝いに用いた。《季 新年》「―はなくてもあらん氷頭鱠(ひづなます)/暁台」

おし‐ある・く【押(し)歩く】🔗🔉

おし‐ある・く【押(し)歩く】 [動カ五(四)]周囲を圧倒するように、勢いよく歩きまわる。のし歩く。「その界隈の不良少女団長として、神明や金刀比羅の縁日などを―・いて」〈秋声・仮装人物〉

オシアン【Ossian】🔗🔉

オシアン【Ossian】 三世紀ごろのアイルランドの伝説的詩人。その作とされるものが英国の詩人マクファーソン(一七三六〜一七九六)により翻訳され、ヨーロッパ文壇に大きな反響を呼んだ。

お‐じい‐さん【△御×爺さん】‐ぢい‐🔗🔉

お‐じい‐さん【×爺さん】‐ぢい‐ 老年の男性を親しみ、また敬っていう語。御婆(おばあ)さん。

お‐じい‐さん【△御祖=父さん】‐ぢい‐🔗🔉

お‐じい‐さん【御祖父さん】‐ぢい‐ 祖父(そふ)を親しみ敬っていう語。御祖母(おばあ)さん。

おし‐いた【押(し)板】🔗🔉

おし‐いた【押(し)板】 物の押しにする板。また、押すときに用いる板。中世の座敷飾りで、壁下に作り付けた奥行きの浅い厚板。現在の床の間の前身。書物・硯(すずり)などを置く台にする、作り付けでない板。

おし‐いり【押し入り】🔗🔉

おし‐いり【押し入り】 強盗。押し込み。「かや原といふ里に―ありて」〈浮・一代男・四〉

おし‐い・る【押(し)入る】🔗🔉

おし‐い・る【押(し)入る】 [動ラ五(四)]人の家などに、無理に入り込む。「白昼、強盗が―・った」[動ラ下二]「おしいれる」の文語形。

おし‐いれ【押(し)入れ】🔗🔉

おし‐いれ【押(し)入れ】 家屋内の、ふすまなどで仕切り、寝具・道具などを入れておく所。押し込み。

おし‐い・れる【押(し)入れる】🔗🔉

おし‐い・れる【押(し)入れる】 [動ラ下一]おしい・る[ラ下二]力を加えて入れる。無理に入れる。押し込める。「引き出しにタオルを―・れる」

おし・う【教ふ】をしふ🔗🔉

おし・う【教ふ】をしふ [動ハ下二]「おしえる」の文語形。

おし‐うつ・る【推(し)移る】🔗🔉

おし‐うつ・る【推(し)移る】 [動ラ五(四)]年月・時勢などが変化していく。「時代が―・る」

おし‐うり【押(し)売(り)】🔗🔉

おし‐うり【押(し)売(り)】 [名]スル買う意志のない者にむりやりに売りつけること。また、その人。相手の気持ちを考えずに、無理に押しつけること。無理強い。「親切の―はご免だ」

おしえ‐こ・む【教え込む】をしへ‐🔗🔉

おしえ‐こ・む【教え込む】をしへ‐ [動マ五(四)]十分に教える。「イヌに芸を―・む」

おしえ‐の‐にわ【教えの庭】をしへ‐には🔗🔉

おしえ‐の‐にわ【教えの庭】をしへ‐には 教育する所。学校。学園。学びの庭。

おしお【小塩】をしほ🔗🔉

おしお【小塩】をしほ 謡曲。四番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。下京(しもぎよう)の男が大原野へ桜狩りに行くと、在原業平(ありわらのなりひら)の霊が現れ、舞をまう。

お‐しおき【△御仕置き】🔗🔉

お‐しおき【御仕置き】 [名]スル仕置き」に同じ。「子供を―する」仕置き」に同じ。

おし‐おくり【押し送り】🔗🔉

おし‐おくり【押し送り】 「押し送り船」の略。

おし‐おけ【押し×桶】‐をけ🔗🔉

おし‐おけ【押し×桶】‐をけ えな桶。漬物桶。

おじ‐おじ【△怖じ△怖じ】おぢおぢ🔗🔉

おじ‐おじ【怖じ怖じ】おぢおぢ [副]スル恐れるさま。おずおず。おどおど。「いいわけもあとやさき、―して」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉

おじ‐おそ・れる【△怖じ恐れる】おぢ‐🔗🔉

おじ‐おそ・れる【怖じ恐れる】おぢ‐ [動ラ下一]おぢおそ・る[ラ下二]ひどく恐れる。おびえ恐れる。「お島の権幕に―・れたように悄々(すごすご)出ていった」〈秋声・あらくれ〉

おしお‐やま【小塩山】をしほ‐🔗🔉

おしお‐やま【小塩山】をしほ‐ 京都市西京区大原野にある山。岩塩を産したと伝えられる。大原山。《歌枕》「暮れてゆく秋の名残を―鹿も今宵や鳴きあかすらん」〈続千載・雑上〉

おし‐おろ・す【押(し)下ろす】🔗🔉

おし‐おろ・す【押(し)下ろす】 [動サ五(四)]「下ろす」を強めていう語。力を入れて、また、勢いよくおろす。「縹色絹(はないろぎぬ)を膝から―・して」〈紅葉・二人女房〉地位などを、むりやりにさげる。「御心ならず―・されさせ給ひけんあはれさ」〈平家・四〉

お‐じか【×牡×鹿・雄×鹿】を‐🔗🔉

お‐じか【××鹿・雄×鹿】を‐ 《「おしか」とも》雄のシカ。《季 秋》牝鹿(めじか)

おし‐かえし【押し返し】‐かへし🔗🔉

おし‐かえし【押し返し】‐かへし [副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を―着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉

おし‐かえ・す【押(し)返す】‐かへす🔗🔉

おし‐かえ・す【押(し)返す】‐かへす [動サ五(四)]押してくるものを、逆にこちらからも押す。押し戻す。「寄せ来る人波を―・す」先方が差し出したものなどを、拒んでもとへ返す。「礼物を―・す」引き返す。「御車―・させて」〈源・花散里〉相手の言葉を受けて返す。「―・しいさめたてまつる」〈源・末摘花〉反対にする。裏返す。「鏡の敷きを―・して書き給ふ」〈落窪・三〉繰り返す。「―・し―・し三返(さんべん)うたひすましたりければ」〈平家・一〉

おし‐かか・る【押し掛かる】🔗🔉

おし‐かか・る【押し掛かる】 [動ラ四]物に寄りかかる。おっかかる。「高欄に―・りて」〈源・幻〉無理に物事をする。〈日葡〉攻め寄せる。「実休旗本に―・り」〈常山紀談・三〉

おし‐かく・す【押(し)隠す】🔗🔉

おし‐かく・す【押(し)隠す】 [動サ五(四)]けどられたり見られたりしないように、ひたすらつつみ隠す。「悲しみを―・す」

おし‐かけ【押(し)掛け】🔗🔉

おし‐かけ【押(し)掛け】 押しかけていくこと。また、その人。「―の客」馬の頭にかける面繋(おもがい)、胸にかける胸繋(むながい)、尻にかける尻繋(しりがい)の総称。三繋(さんがい)

おし‐か・ける【押(し)掛ける】🔗🔉

おし‐か・ける【押(し)掛ける】 [動カ下一]おしか・く[カ下二]招かれないのに、かってに出向いていく。「祝い客が―・ける」勢いこんで出向いていく。また、大ぜいが一つところに出向く。押し寄せる。「―・けていって談判する」「特売場に客が―・ける」襲いかかる。「それに乗りて―・けたらんは、誰か手向かへはすべき」〈今昔・二五・五〉

おじ‐がたき【伯‐父敵】をぢ‐🔗🔉

おじ‐がたき【伯父敵】をぢ‐ 歌舞伎の役柄の一。お家騒動などの狂言に登場する悪い伯父の役。伯父悪(おじあく)

おしか‐はんとう【牡鹿半島】をしかハンタウ🔗🔉

おしか‐はんとう【牡鹿半島】をしかハンタウ 宮城県東部、太平洋に突き出る半島。リアス式海岸で、漁港が多く、先端にある属島の金華山の沖は好漁場。

おし‐かも【鴛=鴦×鴨】をし‐🔗🔉

おし‐かも【鴛×鴨】をし‐ オシドリの別名。

お‐じき【△御直】‐ヂキ🔗🔉

お‐じき【御直】‐ヂキ 貴人が自分から直接に物事をすること。直接。おじきじき。「仮屋奉行夜廻り―の御用承り」〈浄・会稽山〉「御直衆(おじきしゆう)」の略。

おじ‐き【伯‐父貴・叔‐父貴】をぢ‐🔗🔉

おじ‐き【伯父貴・叔父貴】をぢ‐ おじを親しんで、また敬っていう語。

お‐じぎ【△御辞儀】🔗🔉

お‐じぎ【御辞儀】 [名]スル《「辞儀」の丁寧語》頭を下げて礼をすること。頭を下げてするあいさつ。「深々と―する」辞退。遠慮。「膳(ぜん)をすゑるものを―は無躾(ぶしつけ)だのと」〈滑・浮世風呂・二〉あいさつ。「おもしろい―がござりまする」〈狂言記・吟じ婿〉 [類語]礼・一礼・一揖(いちゆう)・会釈(えしやく)・黙礼・敬礼・最敬礼・叩頭(こうとう)・叩首(こうしゆ)・低頭・拝礼

おじき‐しゅう【△御直衆】おヂキ‐🔗🔉

おじき‐しゅう【御直衆】おヂキ‐ 直参(じきさん)の敬称。

お‐しきせ【△御仕着せ】🔗🔉

お‐しきせ【御仕着せ】 《「仕着せ」は、幕府または主人から支給されるものであるところから「お」を添えた》仕着せ」に同じ。「盆暮れの―」上から一方的にあてがわれたもの。「―の制服」型どおりのもの。「―の祝辞」定量となっている晩酌。「晩方になると…―を飲ませることに決まっている」〈秋声・あらくれ〉

おじぎ‐そう【△御辞儀草・含=羞=草】‐サウ🔗🔉

おじぎ‐そう【御辞儀草・含草】‐サウ マメ科の小低木。園芸では一年草として扱われ、高さ二〇〜九〇センチ。葉は羽状複葉で、物が触れると急に閉じて葉柄から垂れ下がり、また夜になると閉じる。夏、桃色の小花が球状に集まった花をつける。ブラジルの原産で、日本には江戸末期に渡来。ねむりぐさ。《季 夏》

おし‐きり【押(し)切り】🔗🔉

おし‐きり【押(し)切り】 押しつけて切ること。まぐさや壁土にまぜるわらなどを切る道具。飼い葉切り。馬のたてがみを、五〜六センチの長さに切りそろえたもの。「押し切り判」の略。

おし‐き・る【押(し)切る】🔗🔉

おし‐き・る【押(し)切る】 [動ラ五(四)]押しつけて切る。「厚い紙を―・る」反対・抵抗・困難などを退けて目的を達しようとする。「反対派の意見を―・って実行した」「切る」を強めていう語。断ち切る。「自ら髻(もとどり)―・りて」〈太平記・二九〉

おじ・く【△怖く】おぢく🔗🔉

おじ・く【怖く】おぢく [動カ下二]「おじける」の文語形。

おし‐くくみ【押し△包み】🔗🔉

おし‐くくみ【押し包み】 物をつつむもの。また、つつんだもの。「大路に子をすてて侍りける―にかきつけ侍りける」〈金葉・雑下・詞書〉

おし‐くく・む【押し△包む】🔗🔉

おし‐くく・む【押し包む】 [動マ四]つつみこむ。くるむ。「らうたくおぼえて、ひとへばかりを―・みて」〈源・若紫〉

おし‐くら【押し△競】🔗🔉

おし‐くら【押し競】 《「おしくらべ」の略》「押し競(くら)饅頭(まんじゆう)」に同じ。

おじ‐け【△怖気】おぢ‐🔗🔉

おじ‐け【怖気】おぢ‐ 怖がる気持ち。恐怖心。おぞけ。「―がつく」「―をふるう」

おしけ‐く【惜しけく】をしけ‐🔗🔉

おしけ‐く【惜しけく】をしけ‐ 《形容詞「お(惜)し」のク語法》惜しいこと。「かくのみし恋ひし渡ればたまきはる命も我は―もなし」〈万・一七六九〉

おしけ・し【惜しけし】をしけし🔗🔉

おしけ・し【惜しけし】をしけし [形ク]《「惜しけく」の形容詞化》惜しい。「紫のゆゑに心をしめたればふちに身なげむ名やは―・き」〈源・胡蝶〉

おじけ‐だ・つ【△怖気立つ】おぢけ‐🔗🔉

おじけ‐だ・つ【怖気立つ】おぢけ‐ [動タ五(四)]恐怖心が生じる。おじけづく。「敵の気迫に―・つ」

おじけ‐づ・く【△怖気付く】おぢけ‐🔗🔉

おじけ‐づ・く【怖気付く】おぢけ‐ [動カ五(四)]恐ろしいという気持ちになる。恐怖心がわいて、ひるむ。「怪しい物音に―・く」

おじ・ける【△怖ける】おぢける🔗🔉

おじ・ける【怖ける】おぢける [動カ下一]おぢ・く[カ下二]怖がってびくびくする。恐れてしりごみする。「爆音に―・けて逃げる」

おじ‐ご【伯‐父御・叔‐父御】をぢ‐🔗🔉

おじ‐ご【伯父御・叔父御】をぢ‐ おじを敬っていう語。

おし‐こみ【押(し)込み】🔗🔉

おし‐こみ【押(し)込み】 無理に入れること。また、無理に入り込むこと。人家に押し入って金品を強奪すること。また、その賊。強盗。押し入り。押し入れ。

おしこみ‐つうふう【押(し)込み通風】🔗🔉

おしこみ‐つうふう【押(し)込み通風】 炉やボイラーなどで、燃料の燃焼に必要な空気を強制的に送り込む装置。蒸気の圧力などを利用して行う。室内の換気のため、外気を人工的に送り込む装置。送風機・扇風機などを利用。強圧通風。

おし‐こ・む【押(し)込む】🔗🔉

おし‐こ・む【押(し)込む】 [動マ五(四)]押して中へ入れる。無理に入れる。詰め込む。「本をかばんに―・む」無理に入り込む。押しかける。「いきなり細君が―・んで来た」〈秋声・爛〉強盗に入る。「二人組が―・む」[動マ下二]「おしこめる」の文語形。

おし‐こめ【押(し)込め】🔗🔉

おし‐こめ【押(し)込め】 無理に入れること。江戸時代の刑罰の一。一定期間自宅に閉じ込めて外出を禁じるもの。武士のほか庶民にも科した。

おし‐こ・める【押(し)込める】🔗🔉

おし‐こ・める【押(し)込める】 [動マ下一]おしこ・む[マ下二]押して、中のほうへ入れる。無理に入れる。押し込む。「がらくたを物置に―・める」閉じ込めて外へ出さない。監禁する。「奥の部屋に―・める」心に収めて口に出さない。「言はぬをも言ふにまさると知りながら―・めたるは苦しかりけり」〈源・末摘花〉

おし‐こ・る【押し凝る】🔗🔉

おし‐こ・る【押し凝る】 [動ラ四]集まってひとかたまりとなる。一団となる。「女房三十人ばかり―・りて」〈源・葵〉

おし‐ころ・す【押(し)殺す・△圧し殺す】🔗🔉

おし‐ころ・す【押(し)殺す・圧し殺す】 [動サ五(四)]おさえつけて殺す。圧殺する。感情などをおさえつけて、外へ表れないようにする。「笑いを―・す」「―・したような声」

おじ‐さん【小△父さん】をぢ‐🔗🔉

おじ‐さん【小父さん】をぢ‐ よその年配の男性を親しんでいう語。「―、そのボールを取ってよ」小母(おば)さん。子供に対して、大人の男性が自分をさしていう語。小母さん。

おじ‐さん【伯‐父さん・叔‐父さん】をぢ‐🔗🔉

おじ‐さん【伯父さん・叔父さん】をぢ‐ 「おじ(伯父・叔父)」を敬い親しんでいう語。伯母(おば)さん。

おじじゃ‐ひと【伯‐父者人・叔‐父者人】をぢぢや‐🔗🔉

おじじゃ‐ひと【伯父者人・叔父者人】をぢぢや‐ 《おじである人の意。「者」は当て字》おじ。おじさん。おじじゃもの。「内々―も、某が参宮いたすならば、同道いたしたいと申されて」〈虎明狂・素襖落〉

おし‐す・る【押し△摩る】🔗🔉

おし‐す・る【押し摩る】 [動ラ四]押しもむ。すり合わせる。「手を―・りて聞こえゐたり」〈源・行幸〉

おし‐せま・る【押(し)迫る】🔗🔉

おし‐せま・る【押(し)迫る】 [動ラ五(四)]まぢかに迫る。「暮れも―・った一二月二八日」「締め切りが―・る」

おし‐たおし【押(し)倒し】‐たふし🔗🔉

おし‐たおし【押(し)倒し】‐たふし 相撲のきまり手の一。双筈(もろはず)で押すか、片手を筈にするか、片手を浅く差して片手でおっつけるかして、相手を後ろに倒す技。

おし‐たお・す【押(し)倒す】‐たふす🔗🔉

おし‐たお・す【押(し)倒す】‐たふす [動サ五(四)]押して転ばす。押して倒す。「立ち木を―・す」

おし‐た・つ【押し立つ】🔗🔉

おし‐た・つ【押し立つ】 [動タ四]どっしりと立つ。「不動、火炎の前に―・ち」〈沙石集・二〉相手の気持ちを考えずに、無理押しする。我(が)を張る。「今の人の親などは、―・ちて言ふやう」〈堤・はいずみ〉[動タ下二]「おしたてる」の文語形。

おし‐た・てる【押(し)立てる】🔗🔉

おし‐た・てる【押(し)立てる】 [動タ下一]おした・つ[タ下二]勢いよく立てる。高く掲げる。おったてる。「応援旗を―・てて声援する」先に立てる。「リーダーを―・ててデモ行進する」推挙する。「委員長に―・てる」むりやりに行わせる。「一たびにいと多く―・ててうち入れつつ」〈宇津保・蔵開下〉押して閉じる。閉める。「(屏風ヲ)―・て給ひつ」〈源・若紫〉

おしち【お七】🔗🔉

おしち【お七】 八百屋(やおや)お七

お‐しちや【△御七夜】🔗🔉

お‐しちや【御七夜】 子供が生まれて七日目。また、その祝い。この日、赤ん坊に名をつけることが多い。浄土真宗の報恩講のこと。八日七夜にわたって行われるところからいう。

おし‐つけ【押(し)付け】🔗🔉

おし‐つけ【押(し)付け】 [名]無理強いすること。「規則の―」「押付の板」の略。[副]まもなく。おっつけ。「―奥座敷に替はりんすと、このやかましいがよくなりんす」〈洒・遊子方言〉

おしつけ‐の‐いた【押付の板】🔗🔉

おしつけ‐の‐いた【押付の板】 大鎧(おおよろい)の背の上部、肩上(わたがみ)の下方の、化粧の板の上部。一説に、後立挙(うしろたてあげ)の一の板のこととも。腹巻き・胴丸の背の上部の金具回り。これに肩上を取り付ける。

おし‐つ・ける【押(し)付ける】🔗🔉

おし‐つ・ける【押(し)付ける】 [動カ下一]おしつ・く[カ下二]押して、離れないようにする。力を入れて押す。おっつける。「からだを―・けてくる」無理にやらせる。また、無理に受け入れさせようとする。おっつける。「責任を―・ける」

おし‐つつ・む【押(し)包む】🔗🔉

おし‐つつ・む【押(し)包む】 [動マ五(四)]すっかり包み込む。「夜の闇が―・む」強いて隠す。押し隠す。「胸中の苦しみを―・む」

おし‐つま・る【押(し)詰(ま)る】🔗🔉

おし‐つま・る【押(し)詰(ま)る】 [動ラ五(四)]事態・時日などに余裕がなく、目前に迫ってくる。切迫する。「情勢が―・る」年の暮れに近づく。「今年もいよいよ―・りまして」

おし‐つ・める【押(し)詰める】🔗🔉

おし‐つ・める【押(し)詰める】 [動マ下一]おしつ・む[マ下二]押して、詰め込む。ぎゅうぎゅう入れる。「袋に―・める」押していって、行き詰まらせる。また、動けなくする。「土壇場に―・める」せんじ詰める。要約する。「―・めれば両者の言い分は同じことになる」

おしてる‐や【押し照るや】🔗🔉

おしてる‐や【押し照るや】 〔枕〕「押し照る」に同じ。「―難波の津ゆり」〈万・四三六五〉

おし‐とお・す【押(し)通す】‐とほす🔗🔉

おし‐とお・す【押(し)通す】‐とほす [動サ五(四)]押して通す。また、無理に通す。「法案を―・す」その主張や状態などを無理をしても変えずに貫く。「わがままを―・す」「和服で―・す」

おし‐と・める【押(し)止める】🔗🔉

おし‐と・める【押(し)止める】 [動マ下一]おしと・む[マ下二]「押しとどめる」に同じ。「女はあわてて―・めながら、覚えずワッとなかんとせしが」〈逍遥・当世書生気質〉

おし‐と・る【押し取る】🔗🔉

おし‐と・る【押し取る】 [動ラ四]無理に奪う。強奪する。「許さぬ物ども―・りて」〈徒然・一七五〉

おし‐な・む【押し×靡む】🔗🔉

おし‐な・む【押し×靡む】 [動マ四]「押し靡(な)」に同じ。「秋の野の草葉―・み置く露に濡れてや人の尋ねゆくらむ」〈新古今・秋下〉

おし‐なら・す【押し△均す】🔗🔉

おし‐なら・す【押し均す】 [動サ五(四)]平らにする。平均化する。「―・してみれば成績は向上している」

おし‐な・る【押し成る】🔗🔉

おし‐な・る【押し成る】 [動ラ四]無理になる。強引になる。「前関白松殿の姫君とりたてまって、やがて松殿の聟に―・る」〈平家・八〉

おしぬき‐き【押(し)抜き機】🔗🔉

おしぬき‐き【押(し)抜き機】 鋼板などに棒状の工具を強く押しつけて穴を打ち抜く機械。

おしね【△晩△稲】🔗🔉

おしね【稲】 《「おそいね」の音変化という》稲の、遅く成熟するもの。おくて。「うき身には山田の―おしこめて世をひたすらに恨みわびぬる」〈新古今・雑下〉

おし‐ね・る🔗🔉

おし‐ね・る [動ラ四]強く握る。「焼大刀の手(た)かみ―・り」〈万・一八〇九〉

おし‐の・ける【押し△退ける】🔗🔉

おし‐の・ける【押し退ける】 [動カ下一]おしの・く[カ下二]力を込めてどかせる。「人を―・けて電車に乗る」その地位を無理に去らせる。また、競争相手を無理にしりぞける。「社長を―・けてそのいすに座る」

おし‐はかり【推(し)量り】🔗🔉

おし‐はかり【推(し)量り】 当て推量。「―に聞けど」〈源・手習〉

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[音]ハク    ハ [訓]おじ [部首]人 [総画数]7 [コード]区点    3976      JIS   476C      S‐JIS 948C [分類]常用漢字 [難読語] →おおく‐の‐ひめみこ【大伯皇女・大来皇女】お‐じ【伯父・叔父】お‐ば【伯母・叔母】かわ‐の‐かみ【河の神・河伯】かわ‐ろう【河郎・河伯】さいき【佐伯】さえき【佐伯】ばく‐ろう【博労・馬喰・伯楽】ブラジル【Brazil】ヘブライ【ギリシアHebraios】ベルリン【Berlin】ほうき【伯耆】

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[音]イ [訓]かわ    おしかわ    なめしがわ [部首]韋 [総画数]10 [コード]区点    8074      JIS   706A      S‐JIS E8E8 [難読語] →あい‐なめし【藍韋】いだいけ【韋提希】え‐がわ【絵革・画韋】

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[音]グ    ゴ [訓]おじか [部首]鹿 [総画数]18 [コード]区点    8341      JIS   7349      S‐JIS EA68

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