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いえ【家】いへ🔗🔉

いえ【家】いへ 人の住むための建物。すまい。家屋。「―を建てる」自分の住んでいる建物。うち。自宅。「あすは―にいます」「友人を―に招く」夫婦・親子・兄弟など血縁の近いものが生活を共にする小集団。家庭。所帯。「結婚して―を構える」「―を切り盛りする」「貧乏な―」祖先から代々続いてきた血族としてのまとまり。また、その伝統的な名誉や財産など。家名。家督。「―を継ぐ」家族集団の置かれている社会的地位。家柄。「学者の―に生まれる」特に、よい家柄。「愚かにつたなき人も、―に生まれ、時にあへば」〈徒然・三八〉民法旧規定における家制度で、戸主の統轄のもとに、戸籍上一家をなしている親族の団体。妻。「左大臣の―、昔よりよろしからず心聞こゆる人なり」〈宇津保・忠こそ〉出家に対して、在家。在俗。「―にあり、人に交はるとも」〈徒然・五八〉 [類語]うち・家屋・屋舎(おくしや)・住宅・住家(じゆうか)・住居・家宅・私宅・居宅・自宅・居(きよ)・宅・住まい・住みか・ねぐら・宿(やど)(尊敬)お宅・尊宅・尊堂・高堂・貴宅(謙譲)拙宅・弊宅・陋宅(ろうたく)・陋居・陋屋(ろうおく)・寓居(ぐうきよ)一家・家庭・所帯・世帯(せたい)・我が家・マイホーム・ファミリー/家門・一門・一族・血族・家系・家筋(いえすじ)・氏(うじ)

いえ【家】いへ🔗🔉

いえ【家】いへ 島崎藤村の小説。明治四三〜四四年(一九一〇〜一一)発表。作者自身をモデルに、主人公三吉の生家小泉家と姉の婚家橋本家の、二つの旧家の退廃と没落の歴史を描く。日本自然主義文学の代表作。

いえ🔗🔉

いえ [感]打ち消し、また反対する気持ちを表す語。いいえ。いや。「―、それは違います」思いがけないことに出あい、驚いて発する声。おや。「昼飯を食べうず。―ここな、無いが、鳶(とび)食ったか」〈狂言記・苞山伏〉人に呼びかけるときの声。「『―、戻ったか』『ただ今戻りました』」〈虎寛狂・今参〉

いえ‐あと【家跡】いへ‐🔗🔉

いえ‐あと【家跡】いへ‐ 前に家が建っていた跡。やしき跡。先祖から伝わる家の名。名跡(みようせき)

いえ‐あるじ【家△主】いへ‐🔗🔉

いえ‐あるじ【家主】いへ‐ 一家の主人。いえぬし。「かの―二十八日に下るべし」〈源・浮舟〉

いえ‐い【家居】いへゐ🔗🔉

いえ‐い【家居】いへゐ [名]スル家にいること。また、家をつくって住むこと。「余り外出(そとで)もせずに、―勝ちであったが」〈木下尚江・良人の自白〉すまい。家。「―のつきづきしくあらまほしきこそ仮の宿りとは思へど」〈徒然・一〇〉

い‐えい【遺詠】ヰ‐🔗🔉

い‐えい【遺詠】ヰ‐ 故人が詠んだ未発表の詩歌。「―を歌集にまとめる」辞世の詩歌。

い‐えい【遺影】ヰ‐🔗🔉

い‐えい【遺影】ヰ‐ 故人の写真や肖像画。

いえ‐うつり【家移り】いへ‐🔗🔉

いえ‐うつり【家移り】いへ‐ 住居を移すこと。転居。引っ越し。やうつり。

いえ‐か【家蚊】いへ‐🔗🔉

いえ‐か【家蚊】いへ‐ イエカ属のカの総称。体は太く短く褐色で、ふつう翅(はね)に斑紋がない。卵は舟形の塊で、幼虫(ぼうふら)は尾に長い呼吸管をもつ。人家内で吸血するものはアカイエカなどで、日本脳炎を媒介する。また一般に、人家内に入ってくる蚊をいい、ヤブカ属のものも含まれる。

いえ‐かぜ【家風】いへ‐🔗🔉

いえ‐かぜ【家風】いへ‐ わが家のほうから吹いてくる風。「―は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が家言(いへごと)持ちて来る人もなし」〈万・四三五三〉家の風」に同じ。「その芸を試み給ふに、―落とさず優美なりければ」〈続古事談・五〉

いえがた‐せっかん【家形石棺】いへがたセキクワン🔗🔉

いえがた‐せっかん【家形石棺】いへがたセキクワン 屋根の形をしたふたをもつ箱形の石棺。古墳時代後期に多くみられる。

いえ‐がまえ【家構え】いへがまへ🔗🔉

いえ‐がまえ【家構え】いへがまへ 家のつくり方。多く、外観にいう。家作り。「どっしりとした―」

いえ‐がら【家柄】いへ‐🔗🔉

いえ‐がら【家柄】いへ‐ 先祖から受け継いでいる家の格式。その家に対する社会的評価を伴う。格式の高い家。名家。「親戚にも―の家(うち)が沢山ある」〈秋声・新世帯〉

い‐えき【胃液】ヰ‐🔗🔉

い‐えき【胃液】ヰ‐ 胃壁から分泌される無色・無臭・強酸性の消化液。塩酸、たんぱく質分解酵素のペプシンなどが含まれる。

いえ‐くら【家蔵】いへ‐🔗🔉

いえ‐くら【家蔵】いへ‐ 《家と蔵の意から》財産。身代。

いえ‐こうもり【家蝙=蝠】いへかうもり🔗🔉

いえ‐こうもり【家蝙蝠】いへかうもり アブラコウモリの別名。

いえ‐ごと【家言】いへ‐🔗🔉

いえ‐ごと【家言】いへ‐ わが家からの便り。「家風は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が―持ちて来る人もなし」〈万・四三五三〉

いえ‐ざくら【家桜】いへ‐🔗🔉

いえ‐ざくら【家桜】いへ‐ 人家の庭に植えてある桜。《季 春》「花はよも毛虫にならじ―/嵐雪」

いえ‐じ【家地】いへヂ🔗🔉

いえ‐じ【家地】いへヂ 甲冑(かつちゆう)の裏および下地に張りつける布。錦・金襴(きんらん)・銀襴・緞子(どんす)などを用いる。

いえ‐じ【家路】いへぢ🔗🔉

いえ‐じ【家路】いへぢ わが家へ帰る道。「日暮れて―を急ぐ」その家の方へ行く道。「天の川打ち橋渡せ妹(いも)が―止まず通はむ時待たずとも」〈万・二〇五六〉

いえ‐じち【家質】いへ‐🔗🔉

いえ‐じち【家質】いへ‐ かじち(家質)

いえ‐じま【伊江島】🔗🔉

いえ‐じま【伊江島】 沖縄県、沖縄本島の西にある島。沖縄戦の激戦地。面積の六割は米軍用地。

いえしま‐しょとう【家島諸島】いへしまシヨタウ🔗🔉

いえしま‐しょとう【家島諸島】いへしまシヨタウ 瀬戸内海の播磨灘(はりまなだ)にある諸島。家島・男鹿(たんが)島・坊勢(ぼうぜ)島・西島などからなる。石材を産する。兵庫県に属する。えじましょとう。

いえ‐じゅうだい【家重代】いへヂユウダイ🔗🔉

いえ‐じゅうだい【家重代】いへヂユウダイ 家の宝として代々伝えていること。また、そのもの。「―刀剣」

いえ‐じるし【家印】いへ‐🔗🔉

いえ‐じるし【家印】いへ‐ 家々で自家の所有を示すために、道具類・船・倉などにつける符号。屋号・商標になったものもある。

イエス【yes】🔗🔉

イエス【yes】 [名]承知。賛成。「―かノーか」[感]応諾の語。そうです。はい。そのとおり。

イエス‐キリスト【Jesus Christ】🔗🔉

イエス‐キリスト【Jesus Christ】前四ころ〜三〇ころ]キリスト教の始祖。パレスチナのナザレの大工ヨセフと妻マリアの子として生まれた。三〇歳ごろバプテスマのヨハネから洗礼を受け、ガリラヤで神の国の近いことを訴え、宣教を始めた。ペテロなど一二人の弟子と活動を続けたが、ユダヤ人に捕らえられローマ総督により十字架刑に処せられた。その死後三日目に復活したと確信した弟子たちはイエスをメシア(救世主)と信じ、ここにキリスト教が始まった。イエズス。キリスト。◆「イエス」は、神は救いである、の意のヘブライ語のギリシア語形「イエスース」から。「キリスト」は、ヘブライ語で油を注がれた者の意の「メシア」にあたるギリシア語「クリストス」からで、元来はイスラエルの王をいう称号であるが、当時は待望する救世主をも意味していた。

いえ‐すじ【家筋】いへすぢ🔗🔉

いえ‐すじ【家筋】いへすぢ 一家の系統。家の血筋。家系。「芸術家の―」「由緒ある―」

イエズス【Jesus】🔗🔉

イエズス【Jesus】 イエス=キリスト

イエズス‐かい【イエズス会】‐クワイ🔗🔉

イエズス‐かい【イエズス会】‐クワイ 《Society of Jesus》一五三四年、スペインのイグナティウス=デ=ロヨラが六名の同志と結成し、四〇年、教皇認可を受けたカトリック男子修道会。清貧・貞潔・同志的結合を重んじ、布教・教育に力を注ぐ。天文一八年(一五四九)、同会士ザビエルが日本にキリスト教を伝えた。耶蘇会(やそかい)

イエズスかい‐し【イエズス会士】‐クワイ‐🔗🔉

イエズスかい‐し【イエズス会士】‐クワイ‐ 《Jesuit》イエズス会の修道士。耶蘇会士。

イエズスかいし‐にほんつうしん【イエズス会士日本通信】‐クワイシ‐🔗🔉

イエズスかいし‐にほんつうしん【イエズス会士日本通信】‐クワイシ‐ 布教のため来日したイエズス会士の報告書。ザビエルおよびそれ以降来日の宣教師によって随時報告されていたもので、のちに年報となった。

イエズスかい‐にほんねんぽう【イエズス会日本年報】‐クワイ‐🔗🔉

イエズスかい‐にほんねんぽう【イエズス会日本年報】‐クワイ‐ 布教のため来日したイエズス会士によって毎年作成された報告書。天正七年(一五七九)にバリニャーニが年報の形式とし、日本の政治情勢、教会の状況、各地のようすなどが報告された。

いえ‐すずめ【家×雀】いへ‐🔗🔉

いえ‐すずめ【家×雀】いへ‐ ハタオリドリ科の鳥。全長一四・五センチくらい。スズメに似るが、雄は頭頂部が灰色で、ほおに黒斑がない。ユーラシア大陸に分布、ヨーロッパの市内では人の手から餌をついばむ姿を見かける。日本にはいない。

イエスタデー【yesterday】🔗🔉

イエスタデー【yesterday】 きのう。昨日。

イエス‐マン【yes-man】🔗🔉

イエス‐マン【yes-man】 人の言うことに何でも「はい、はい」と言って、無批判に従う人。「―ばかりを登用するワンマン社長」

いえ‐だに【家×】いへ‐🔗🔉

いえ‐だに【家×いへ‐ オオサシダニ科のダニ。体長〇・七ミリほどで体は長卵形、脚は四対。家ネズミの寄生虫であるが、人に移行し、吸血後は白色から赤黒い色になる。《季 夏》

い‐えつ【×怡悦】🔗🔉

い‐えつ【×怡悦】 [名]スル喜び楽しむこと。「―せしむべき句ぞとおもいしものは、今は人々の一顧にだに価せざらんとす」〈鴎外訳・即興詩人〉

いえ‐つき【家付き】いへ‐🔗🔉

いえ‐つき【家付き】いへ‐ もとからその家にいること。また、その人。特に娘が生家にいて婿とりする場合にいう。「―の娘」ある物に家屋が付いていること。「―の別荘地」

いえ‐つぎ【家継ぎ】いへ‐🔗🔉

いえ‐つぎ【家継ぎ】いへ‐ 家の跡目を継ぐこと。また、その人。

いえ‐づくり【家作り・家造り】いへ‐🔗🔉

いえ‐づくり【家作り・家造り】いへ‐ 家を建てること。家のつくり方。家構え。

いえ‐つづき【家続き】いへ‐🔗🔉

いえ‐つづき【家続き】いへ‐ 家々が連なって建っていること。ある家に隣接していること。隣近所。「実家の―に新居を建てる」

いえ‐づと【家×苞】いへ‐🔗🔉

いえ‐づと【家×苞】いへ‐ わが家に持ち帰るみやげもの。「―に貝そ拾(ひり)へる浜波はいやしくしくに高く寄すれど」〈万・四四一一〉

いえ‐つ‐とり【家つ鳥】いへ‐🔗🔉

いえ‐つ‐とり【家つ鳥】いへ‐ 〔枕〕家で飼う鳥の意から「鶏(かけ)」にかかる。「野つ鳥雉(きぎし)はとよむ―かけも鳴く」〈万・三三一〇〉

いえ‐で【家出】いへ‐🔗🔉

いえ‐で【家出】いへ‐ [名]スル帰らないつもりでひそかに家を出ること。「都会にあこがれて―する」「―人」外出すること。「さびしさに―しぬべき山里を今宵の月に思ひとまりぬ」〈詞花・雑上〉僧になること。出家。「世の中を憂しと思ひて―せし我や何にか帰りてならむ」〈万・三二六五〉

いえ‐とうじ【家刀自】いへ‐🔗🔉

いえ‐とうじ【家刀自】いへ‐ 「いえとじ」の音変化。「疎き人にしあらざりければ、―杯ささせて」〈伊勢・四四〉

いえ‐どころ【家所】いへ‐🔗🔉

いえ‐どころ【家所】いへ‐ 家のある所。家のあった所。住居。「水江(みづのえ)の浦の島子が―見ゆ」〈万・一七四〇〉

いえ‐とじ【家△刀自】いへ‐🔗🔉

いえ‐とじ【家刀自】いへ‐ 《「とじ」は女性の尊称》その家の主婦。内儀。いえとうじ。「今はからずも、朝稚(ともわか)は、庭門に撓(めぐ)り入りて、是なん―なるべくおぼせしかば」〈読・弓張月・後〉

いえ‐ども【×雖も】いへ‐🔗🔉

いえ‐ども【×雖も】いへ‐ 〔連語〕《動詞「い(言)う」の已然形+接続助詞「ども」》格助詞「と」の下に付いて、逆接の確定条件または仮定条件を表す。…だけれど。たとい…でも。「老いたりと―戦列に加わる」「雨天と―決行する」◆漢文訓読で「雖」の訓として用いられるようになった語。古くは確定条件を表す場合に用いられたが、近世以降、仮定条件を表す場合にも用いられるようになった。現代語では、やや硬い感じの言い方として文章語に用いられる。

いえ‐な【家名】いへ‐🔗🔉

いえ‐な【家名】いへ‐ その家の呼び名。居住地・職業などによる家の呼び名。姓氏。また、屋号。

イエナ【Jena】🔗🔉

イエナ【Jena】 ドイツ中央部、チューリンゲン地方の学園都市。一五五八年創立のフリードリヒ‐シラー大学(通称イエナ大学)があり、シラー・ヘーゲル・ゲーテが教授陣として活躍。光学機械工業も盛ん。

いえ‐なし【家無し】いへ‐🔗🔉

いえ‐なし【家無し】いへ‐ 住む家のないこと。一定の住所を持たないこと。また、その人。やどなし。

いえ‐なみ【家並(み)】いへ‐🔗🔉

いえ‐なみ【家並(み)】いへ‐ [名]家が並んでいること。やなみ。「古い―の続く旧街道」家ごと。軒並み。戸ごと。副詞的にも用いる。「この一帯は―空き巣にやられた」[名・形動ナリ]よその家と同じ程度であること。また、そのさま。世間なみ。「是もって―にて候」〈咄・きのふはけふ・下〉

イエニチェリ【トルコyenieri】🔗🔉

イエニチェリ【トルコyenieri】 《新しい兵士の意》オスマン帝国の常備歩兵親衛軍団。ヨーロッパ被征服地のキリスト教徒の子弟を徴用し、改宗・訓練して編成したもの。一四〜一六世紀の征服戦争に武功をたて、帝国の領土的発展に大きく貢献したが、のちに軍規を乱して軍閥化し、一八二六年に廃止された。

いえ‐にれ【家×楡】いへ‐🔗🔉

いえ‐にれ【家×楡】いへ‐ セツブンソウの古名。〈和名抄〉

いえ‐ぬし【家主】いへ‐🔗🔉

いえ‐ぬし【家主】いへ‐ その家の主人。「早速神田の御宅を尋ねて見ると、早や―の二三人も代って居るので」〈鉄腸・雪中梅〉貸家・貸間の持ち主。おおや。やぬし。

いえ‐ねずみ【家×鼠】いへ‐🔗🔉

いえ‐ねずみ【家×鼠】いへ‐ 野ネズミに対し、人家およびその近くの耕地などにすむネズミ。ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミのこと。

いえ‐の‐かぜ【家の風】いへ‐🔗🔉

いえ‐の‐かぜ【家の風】いへ‐ 《「家風(かふう)」を訓読みにした語》その家に代々伝わる流儀。その家の伝統。いえかぜ。「―吹き伝へけるかひありて散る言の葉のめづらしきかな」〈山家集・中〉

いえ‐の‐げい【家の芸】いへ‐🔗🔉

いえ‐の‐げい【家の芸】いへ‐ ある家に代々伝えられてきた由緒ある技芸。主に歌舞伎についていう。お家芸。「一子相伝の―」「音羽屋の―」

いえ‐の‐こ【家の子】いへ‐🔗🔉

いえ‐の‐こ【家の子】いへ‐ 武家社会で、主家に従属する一族および従者。平安末期から鎌倉時代にかけて、次男以下の者や庶子などの血縁者で、名跡を継いだ惣領(そうりよう)の支配を受けた者。(一般の)家臣・従僕。政界の有力者などがいつでも自分の役に立つように身のまわりに集めておく子分。その家に生まれた者。同じ家門に属する者。一族。「天の下奏(まを)したまひし―と選ひ給ひて」〈万・八九四〉良い家柄の子弟。「舞のさま手づかひなむ―はことなる」〈源・紅葉賀〉

いえのこ‐ろうどう【家の子郎等】いへのこラウドウ・【家の子郎党】いへのこラウダウ🔗🔉

いえのこ‐ろうどう【家の子郎等】いへのこラウドウ・【家の子郎党】いへのこラウダウ 《「いえのころうとう」とも》平安末期・鎌倉時代の武家社会で、惣領のもとに武士団を構成した人々。家の子と郎党。家臣の総称。ある有力者の配下としてつき従う人々。子分。「―を引き連れる」

いえ‐の‐しゅう【家の集】いへ‐シフ🔗🔉

いえ‐の‐しゅう【家の集】いへ‐シフ 勅撰集などに対して、個人の和歌を集めた歌集。私家集(しかしゆう)

いえ‐の‐みち【家の道】いへ‐🔗🔉

いえ‐の‐みち【家の道】いへ‐ 《「家道(かどう)」を訓読みにした語》代々その家の独特のものとして伝わる芸、または職業。「玉津島みがくみことにあふ鶴はふりてや―も開けん」〈夫木・二七〉

いえ‐ばえ【家×蠅】いへばへ🔗🔉

いえ‐ばえ【家×蠅】いへばへ イエバエ科のハエの総称。体は灰黒色や黒褐色で、人家に最も普通にみられる。幼虫(うじ)は堆肥(たいひ)や牛馬の糞(ふん)、生ごみなどに発生。

いえ‐ばと【家×鳩】いへ‐🔗🔉

いえ‐ばと【家×鳩】いへ‐ カワラバトの変種で、家禽(かきん)化した鳩。どばと。飼いばと。

いえ‐びと【家人】いへ‐🔗🔉

いえ‐びと【家人】いへ‐ 家族。特に妻。「―に恋ひ過ぎめやもかはづ鳴く泉の里に年の経(へ)ぬれば」〈万・六九六〉家に仕えている人。また、貴人の家に出入りする人。家人(けにん)。「なほ親しき―のうちには数へ給ひけり」〈源・関屋〉

いえ‐ぼり【家彫(り)】いへ‐🔗🔉

いえ‐ぼり【家彫(り)】いへ‐ 後藤家彫(ごとうけぼり)

いえ‐み【家見】いへ‐🔗🔉

いえ‐み【家見】いへ‐ 新たに住もうとする家を下見すること。新しい住居のようすを、親しい人が見に訪れること。「御宿這入の御寿。刑部様より御―」〈浄・先代萩〉

イエメン【Yemen】🔗🔉

イエメン【Yemen】 アラビア半島南部の共和国。首都サナア。宗教はイスラム教。コーヒー・綿花・皮革品などを産出。一九一八年にオスマントルコから王国として独立し、六二年に共和制になったイエメン‐アラブ共和国(北イエメン)と、六七年に英国から独立したイエメン民主人民共和国(南イエメン)が、九〇年五月に統合。人口一二七五万(一九九二)

いえ‐もち【家持(ち)】いへ‐🔗🔉

いえ‐もち【家持(ち)】いへ‐ 家屋を所有している人。屋敷持ち。家族を養い、一家を構えている人。戸主。家計や所帯のやりくり。「―がいい」江戸時代、屋敷持ちとして公役の権利・義務が与えられ、本来の意味で「町人」と呼ばれた者。

いえ‐もと【家元】いへ‐🔗🔉

いえ‐もと【家元】いへ‐ 技芸の道で、その流派の本家として正統を受け継ぎ、流派を統率する家筋。また、その当主。室町時代に始まり、江戸時代に諸芸道の発展とともに、能楽・狂言・舞踊・音曲・香道・茶道・華道・武道などについて多くいうようになり、現代に及ぶ。宗家(そうけ)

いえ‐やしき【家屋敷】いへ‐🔗🔉

いえ‐やしき【家屋敷】いへ‐ 家とその敷地。「―を人手に渡す」

いえ‐よう【家様】いへヤウ🔗🔉

いえ‐よう【家様】いへヤウ 御家流(おいえりゆう)のこと。

いえ‐らく【言へらく】いへ‐🔗🔉

いえ‐らく【言へらく】いへ‐ 〔連語〕《動詞「いう」の已然形+完了の助動詞「り」のク語法「らく」》言ったことには。「妹が―常世辺(とこよへ)にまた帰り来て今のごと逢はむとならば」〈万・一七四〇〉

い・える【△癒える】🔗🔉

い・える【癒える】 [動ア下一]い・ゆ[ヤ下二]病気・傷などが治る。治癒する。「病が―・える」悲しみ・苦しみ・悩みなどが消える。「心の傷が―・える」

イエロー【yellow】🔗🔉

イエロー【yellow】 黄色。黄。

イエロー‐カード【yellow card】🔗🔉

イエロー‐カード【yellow card】 世界保健機構(WHO)の定めた国際予防接種証明書の通称。海外旅行者が伝染病の予防接種を受けたことを証明するもので、表紙が黄色いところからいう。サッカーなどで、悪質な反則や非紳士的行為をした選手に警告するときに、審判が示す黄色いカード。

イエローケーキ【yellowcake】🔗🔉

イエローケーキ【yellowcake】 ウラン鉱石を精錬して得られる、不純物の多いウランの粉末。黄色で、約七〇パーセントのウラン成分が含まれている。

イエロー‐ジャーナリズム【yellow journalism】🔗🔉

イエロー‐ジャーナリズム【yellow journalism】 興味本位な記事を売り物にする報道のしかた。また、そのような新聞。一九世紀末、ニューヨークの新聞「ジャーナル」と「ワールド」が「イエローキッド」という色刷り漫画を奪い合って売り物にしたところからいう。

イエローストーン‐こくりつこうえん【イエローストーン国立公園】‐コクリツコウヱン🔗🔉

イエローストーン‐こくりつこうえん【イエローストーン国立公園】‐コクリツコウヱン 《Yellowstone》米国ワイオミング州北西部の国立公園。ロッキー山脈中にあり、間欠泉・温泉・湖・大滝・大峡谷などがある。世界最初の国立公園で、一八七二年制定。

イエロー‐ペーパー【yellow paper】🔗🔉

イエロー‐ペーパー【yellow paper】 個人や会社などの秘密や弱点を暴くことなど、興味本位の低俗な記事が多い新聞。赤新聞。

い‐えん【以遠】‐ヱン🔗🔉

い‐えん【以遠】‐ヱン ある場所を基点として、それより遠い所。それから先。「東北本線は宇都宮―が不通」

い‐えん【胃炎】ヰ‐🔗🔉

い‐えん【胃炎】ヰ‐ 胃粘膜の炎症。暴飲暴食、有害物の摂取、心身の疲労などから起こる。急性の場合は腹痛・嘔吐(おうと)などがみられ、慢性では胃のもたれ・食欲不振が主症状。胃カタル。

いえん‐けん【以遠権】イヱン‐🔗🔉

いえん‐けん【以遠権】イヱン‐ 二国間の航空協定によって、協定を締結した相手国内のある地点から、さらに第三国の地点に運航できる権利。

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[音]サ    シ    サイ    シャ [訓]たが‐う    あやま‐る    やや    さ‐す    さし    つかわ‐す    い‐える [部首]工 [総画数]10 [コード]区点    2625      JIS   3A39      S‐JIS 8DB7 [分類]常用漢字 [難読語] →こう‐さ【較差】させ‐もぐさ【差艾・指焼草】し‐ち【差池】しゃ‐い【差異】しゃ‐べつ【差別】しん‐し【参差】ほぞ‐さし【差】

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[音]ユ [訓]まさ‐る    い‐える    いよいよ [部首]心 [総画数]13 [コード]区点    4492      JIS   4C7C      S‐JIS 96FA

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[音]ユ [訓]い‐える    いや‐す [部首] [総画数]18 [コード]区点    4494      JIS   4C7E      S‐JIS 96FC [分類]常用漢字

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[音]ユ [訓]い‐える    いや‐す [部首] [総画数]14 [コード]区点    6572      JIS   6168      S‐JIS E188

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[音]スイ [訓]いえど‐も [部首]隹 [総画数]17 [コード]区点    7413      JIS   6A2D      S‐JIS E5AB

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