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なき【亡き】🔗🔉

なき【亡き】 [連体]《形容詞「なし」の連体形から》生きていない。死んだ。亡くなった。「―父の形見」

なき‐あと【亡き後】🔗🔉

なき‐あと【亡き後】 〔連語〕人の死んだあと。「―を弔う」

なき‐かげ【亡き影】🔗🔉

なき‐かげ【亡き影】 〔連語〕死んだ人のおもかげ。また、死者の霊。「―やいかが見るらむよそへつつながむる月も雲がくれぬる」〈源・須磨〉死後。亡き跡。「いかで―にてもかの恨み忘るばかりと思ひ給ふるを」〈源・澪標〉

なき‐かず【亡き数】🔗🔉

なき‐かず【亡き数】 〔連語〕死んだ人の仲間。「―に入る」

なき‐がら【亡×骸】🔗🔉

なき‐がら【亡×骸】 死んで魂の抜けてしまったからだ。死体。しかばね。遺体。「―を葬る」

なき‐たま【亡き△魂】🔗🔉

なき‐たま【亡き魂】 〔連語〕死んだ人のたましい。「あはれ、―や宿りて見給ふらむ」〈源・東屋〉

なき‐ひと【亡き人】🔗🔉

なき‐ひと【亡き人】 〔連語〕死んでしまってこの世にいない人。「―を悼む」

なき‐もの【亡き者・無き者】🔗🔉

なき‐もの【亡き者・無き者】 〔連語〕死んでこの世にいない者。死者。死人。「―となる」

亡き者にする🔗🔉

亡き者にする この世にいない者にする。殺す。「政敵を―しようと謀る」

なく・す【無くす・亡くす】🔗🔉

なく・す【無くす・亡くす】 [動サ五](無くす)今まであったもの、持っていたものを失う。無くする。「財布を―・す」「やる気を―・す」努めて、ない状態にする。「むだを―・す」(亡くす)死なれて失う。死なせる。亡くする。「一人息子を―・す」 [可能]なくせる[動サ変]「なくする」の文語形。

なく・する【無くする・亡くする】🔗🔉

なく・する【無くする・亡くする】 [動サ変]なく・す[サ変](無くする)「無くす」に同じ。「戦争を―・する」「意欲を―・する」(亡くする)「無くす」に同じ。「事故で子供を―・する」

なく‐な・す【無くなす・亡くなす】🔗🔉

なく‐な・す【無くなす・亡くなす】 [動サ五(四)](無くなす)ないようにする。無くす。失う。「ライターを―・す」「明るさを―・す」力のないものにする。ないがしろにする。「いかでこの大将を―・してばや」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉(亡くなす)死なれて失う。亡くす。「両親を―・す」

なく‐な・る【無くなる・亡くなる】🔗🔉

なく‐な・る【無くなる・亡くなる】 [動ラ五(四)](無くなる)今まであったもの、持っていたものがない状態になる。「夢が―・る」「痛みが―・る」盗まれたり、紛れたりして、見当たらなくなる。「網棚の荷物が―・る」使ったり、減ったりして、尽きる。「資金が―・る」(亡くなる)「人が死ぬ」の婉曲的な言い方。「恩師が―・られた」

ぼう‐くん【亡君】バウ‐🔗🔉

ぼう‐くん【亡君】バウ‐ 死亡した主君。先君。

ぼう‐けい【亡兄】バウ‐🔗🔉

ぼう‐けい【亡兄】バウ‐ 死んだ兄。

ぼう‐こく【亡国】バウ‐🔗🔉

ぼう‐こく【亡国】バウ‐ 国をほろぼすこと。「―の輩」ほろびた国。また、国がほろびること。「―の民」「―の危機に瀕する」

亡国の音(おん)🔗🔉

亡国の音(おん) 《「礼記」楽記から》滅亡した国の音楽。また、亡国の運命を暗示するかのような、みだらで哀れな音調の音楽。亡国の声。

ぼう‐こん【亡魂】バウ‐🔗🔉

ぼう‐こん【亡魂】バウ‐ 死んだ人の魂。また、成仏(じようぶつ)できずに迷っている霊魂。幽霊。亡霊。

ぼう‐さい【亡妻】バウ‐🔗🔉

ぼう‐さい【亡妻】バウ‐ 死んだ妻。なき妻。

ぼう‐し【亡子】バウ‐🔗🔉

ぼう‐し【亡子】バウ‐ 死んだ子。なき子。

ぼう‐し【亡姉】バウ‐🔗🔉

ぼう‐し【亡姉】バウ‐ 死んだ姉。なき姉。

ぼう‐し【亡師】バウ‐🔗🔉

ぼう‐し【亡師】バウ‐ 死んだ先生。なき師。

ぼう‐じ【亡児】バウ‐🔗🔉

ぼう‐じ【亡児】バウ‐ 死んだ子。なき子。

ぼう‐しつ【亡失】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しつ【亡失】バウ‐ [名]スル失いなくすこと。また、うせてなくなること。「証券を―する」

ぼう‐しつ【亡室】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しつ【亡室】バウ‐ 死んだ妻。亡妻。

ぼう‐じょう【亡状】バウジヤウ🔗🔉

ぼう‐じょう【亡状】バウジヤウ 《よい行状がない意》無礼な振る舞い。無法な行為。「―を極める」

ぼう‐しん【亡心】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しん【亡心】バウ‐ 亡霊。「恐ろしや、おことは誰そ。小竹田男(ささだをとこ)の―とや」〈謡・求塚〉

ぼう‐しん【亡臣】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しん【亡臣】バウ‐ 他国へ逃亡した臣。

ぼう‐しん【亡親】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しん【亡親】バウ‐ 死んだ親。なき親。

ぼう・ず【亡ず】バウず🔗🔉

ぼう・ず【亡ず】バウず [動サ変]ほろびる。滅亡する。「王法つきんとては仏法まづ―・ず」〈平家・二〉死ぬ。「その父―・じて、母存せり」〈今昔・九・一〉

ぼう‐てい【亡弟】バウ‐🔗🔉

ぼう‐てい【亡弟】バウ‐ 死んだ弟。なき弟。

ぼう‐とく【亡匿】バウ‐🔗🔉

ぼう‐とく【亡匿】バウ‐ [名]スルのがれかくれること。

ぼう‐はち【亡八・忘八】バウ‐🔗🔉

ぼう‐はち【亡八・忘八】バウ‐ 《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者の意から》郭(くるわ)通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人。

ぼう‐ふ【亡夫】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ふ【亡夫】バウ‐ 死んだ夫。なき夫。

ぼう‐ふ【亡父】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ふ【亡父】バウ‐ 死んだ父。なき父。先考。

ぼう‐ふ【亡婦】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ふ【亡婦】バウ‐ 死んだ婦人。死んだ妻。亡妻。

ぼう‐ぼ【亡母】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ぼ【亡母】バウ‐ 死んだ母。なき母。

ぼう‐まい【亡妹】バウ‐🔗🔉

ぼう‐まい【亡妹】バウ‐ 死んだ妹。なき妹。

ぼう‐めい【亡命】バウ‐🔗🔉

ぼう‐めい【亡命】バウ‐ [名]スル《「命」は名籍の意》政治的弾圧や思想の相違、宗教・人種的な理由による迫害を避けるために自国から外国へ逃れること。「反体制作家が隣国に―する」戸籍を抜けて姿をくらますこと。

ぼうめい‐せいけん【亡命政権】バウメイ‐🔗🔉

ぼうめい‐せいけん【亡命政権】バウメイ‐ 戦争や革命によって国外に亡命した政府首脳が亡命先で組織した政権で、いくつかの国から正統な政府と承認されたもの。第二次大戦中ロンドンにあったポーランド政府やフランスのド=ゴール政府など。

ぼう‐も【亡△母】バウ‐🔗🔉

ぼう‐も【亡母】バウ‐ ぼうぼ(亡母)

ぼう‐ゆう【亡友】バウイウ🔗🔉

ぼう‐ゆう【亡友】バウイウ 死んだ友人。なき友。

ぼう‐よう【亡羊】バウヤウ🔗🔉

ぼう‐よう【亡羊】バウヤウ 逃げて見失った羊。

亡羊の嘆(たん)🔗🔉

亡羊の嘆(たん) 《「列子」説符から》逃げた羊を追いかけたが、道が多くて、見失ってしまって嘆くこと。学問の道があまりに幅広いために、容易に真理をつかむことができないことのたとえ。また、あれかこれかと思案に暮れることのたとえ。多岐亡羊。

ぼう‐りょ【亡虜】バウ‐🔗🔉

ぼう‐りょ【亡虜】バウ‐ 逃亡した捕虜。また、逃亡した者を卑しんでいう語。

ぼう‐れい【亡霊】バウ‐🔗🔉

ぼう‐れい【亡霊】バウ‐ 死者の魂。亡魂。また、幽霊。過去にはあったが、現在ではもはや存在していないもののたとえ。「軍国主義の―」

ほろ・びる【滅びる・△亡びる】🔗🔉

ほろ・びる【滅びる・亡びる】 [動バ上一]ほろ・ぶ[バ上二]なくなる。絶える。滅亡する。「国が―・びる」すたれる。衰亡する。「いと異様(ことやう)に、―・びて侍るなれば」〈枕・一八五〉死ぬ。「其の人の―・びたらば其の国はあきなん」〈平家・一〉

ほろ・ぶ【滅ぶ・△亡ぶ】🔗🔉

ほろ・ぶ【滅ぶ・亡ぶ】 [動バ五(四)]「滅びる」に同じ。「美しい自然が―・ぶ」[動バ上二]「ほろびる」の文語形。

ほろぼ・す【滅ぼす・△亡ぼす】🔗🔉

ほろぼ・す【滅ぼす・亡ぼす】 [動サ五(四)]滅びるようにする。滅亡させる。また、台無しにする。「国を―・す」「酒で身を―・す」 [可能]ほろぼせる

もう‐じゃ【亡者】マウ‐🔗🔉

もう‐じゃ【亡者】マウ‐ 仏語。死んだ人。また、死んでなお成仏できずに冥途(めいど)をさまよっている魂。金銭や色欲などの執念にとりつかれている人。「金の―」「権力の―」

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[音]ボウ    モウ    ブ    ム [訓]うしな‐う    なく‐す    ほろ‐びる    ほろぼ‐す    に‐げる    な‐い [部首]亠 [総画数]3 [コード]区点    4320      JIS   4B34      S‐JIS 9653 [分類]常用漢字 [難読語] →そん‐もう【存亡】そん‐もう【損亡】・【損毛】びぼう‐じん【未亡人】ぼう‐も【亡母】

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