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つかい【使い・遣い】つかひ🔗🔉

つかい【使い・遣い】つかひ (使い)人の用事を足すために、目的の場所へ行くこと。また、その人。「母親の―で出かける」「お―に行く」身分の高い人などが、用事を持たせて差し向ける人。使者。「―を立てる」「国王の―」神仏の使者となる動物。つかわしめ。「稲荷大明神の―」(多く他の語と複合して用いる)使うこと。また、使い方。「―心地」「無駄―」普通の人では容易には扱えないものなどを、意のままに操ること。また、その人。「妖術(ようじゆつ)―」召し使い。また、そばめ。「御―とおはしますべきかぐや姫の要(えう)じ給ふべきなりけり」〈竹取〉費用。「これを道の―にして…国元へ帰して給はれ」〈浮・男色大鑑・二〉 [下接語]飯綱(いづな)使い・神の使い・雁(かり)の使い・金(きん)遣い・銀遣い・剣術使い・鷹(たか)遣い・太刀遣い・手品遣い・手妻遣い・二刀遣い・人形遣い・蛇遣い・魔法使い・召し使い (づかい)足遣い・息遣い・上目遣い・面(おもて)使い・音(おん)遣い・仮名遣い・金(かね)遣い・気遣い・心遣い・小使い・小遣い・言葉遣い・小間使い・声色(こわいろ)遣い・声(こわ)遣い・下目遣い・尻目(しりめ)遣い・銭遣い・空目遣い・手遣い・出遣い・走り使い・早使い・人使い・筆遣い・文(ふみ)使い・無駄遣い・目遣い・文字遣い・指使い・横目遣い・両刀遣い

つかい‐あるき【使い歩き】つかひ‐🔗🔉

つかい‐あるき【使い歩き】つかひ‐使い走り」に同じ。

つかい‐かた【使い方・遣い方】つかひ‐🔗🔉

つかい‐かた【使い方・遣い方】つかひ‐ 使う方法。使用法。「人の―」「金の―」

つかい‐がって【使い勝手】つかひ‐🔗🔉

つかい‐がって【使い勝手】つかひ‐ 使う立場からみた便利さ。使ったときのぐあい。「―のよい間取り」

つかい‐からし【使い枯らし】つかひ‐🔗🔉

つかい‐からし【使い枯らし】つかひ‐ よい部分を使ったあとの残り。使いかす。「―の水でございますし」〈小杉天外・初すがた〉

つかい‐き・る【使い切る・遣い切る】つかひ‐🔗🔉

つかい‐き・る【使い切る・遣い切る】つかひ‐ [動ラ五(四)]あるだけ全部使ってしまう。使いはたす。「持ち時間を―・る」

つかい‐こな・す【使い△熟す】つかひ‐🔗🔉

つかい‐こな・す【使い熟す】つかひ‐ [動サ五(四)]そのものの性能などが十分発揮できるよう、うまく使う。また、自分の思いどおりに使う。「道具を―・す」「数か国語を―・す」

つかい‐こみ【使い込み・遣い込み】つかひ‐🔗🔉

つかい‐こみ【使い込み・遣い込み】つかひ‐ 自分のものでない金銭を私用に使うこと。横領。「公金の―がばれる」長期間使用すること。また、酷使すること。「―の激しい中古のカメラ」

つかい‐こ・む【使い込む・遣い込む】つかひ‐🔗🔉

つかい‐こ・む【使い込む・遣い込む】つかひ‐ [動マ五(四)]任されたり預かったりした金銭を自分のことに使う。横領する。「公金を―・む」予算以上の金を使う。「遊びに金を―・んで生活が苦しくなる」道具などを、すっかりなじむほど十分に、また長く使う。「よく―・んだ万年筆」

つかい‐さき【使い先・遣い先】つかひ‐🔗🔉

つかい‐さき【使い先・遣い先】つかひ‐ 使いに出かけた先方の家や場所。「急用で―へ連絡する」金銭の使いみち。「―の不明な経費」

つかい‐すて【使い捨て・遣い捨て】つかひ‐🔗🔉

つかい‐すて【使い捨て・遣い捨て】つかひ‐ 《「つかいずて」とも》使ったあと、修理・補給などをしないで捨ててしまうこと。また、そのように作られたもの。「―のライター」

つかい‐だて【使い立て】つかひ‐🔗🔉

つかい‐だて【使い立て】つかひ‐ [名]スル人に用事をしてもらうこと。「お―してすみません」使いの者を出すこと。「金子が無くばお七をば、くれるか有無の返事をと、無体至極の―」〈浄・八百屋お七〉

つかい‐ちん【使い賃】つかひ‐🔗🔉

つかい‐ちん【使い賃】つかひ‐ 使いの者に報酬として与える金銭。使いの駄賃。「小使は一度の―として二銭貰うことになっていた」〈鴎外・雁〉

つかい‐て【使い手・遣い手】つかひ‐🔗🔉

つかい‐て【使い手・遣い手】つかひ‐ それを使う人。「長持ちするもしないも―しだいだ」それを巧みに使う人。達人。「二刀流の―」金づかいのあらい人。金銭をむやみに使う人。「諸方へ札を出し、もろもろの―どもを招かるるに」〈浮・禁短気・六〉

つかい‐で【使い出・遣い出】つかひ‐🔗🔉

つかい‐で【使い出・遣い出】つかひ‐ 使って感じられる量の多さ。十分に使えたと感じられるほどの分量。「大きいわりには―がない」

つかい‐どころ【使い所】つかひ‐🔗🔉

つかい‐どころ【使い所】つかひ‐ そのものを使うのに適当な方面。適当な用途。「才能の―を誤る」

つかい‐なら・す【使い慣らす・使い×馴らす】つかひ‐🔗🔉

つかい‐なら・す【使い慣らす・使い×馴らす】つかひ‐ [動サ五(四)]いつも使って、物をその作業などになれさせる。「よく―・したグローブ」

つかい‐な・れる【使い慣れる・使い×馴れる】つかひ‐🔗🔉

つかい‐な・れる【使い慣れる・使い×馴れる】つかひ‐ [動ラ下一]つかひな・る[ラ下二]長い間使って、その使い方などになれる。「―・れた辞書」

つかい‐ばしり【使い走り】つかひ‐🔗🔉

つかい‐ばしり【使い走り】つかひ‐ [名]スル《「つかいはしり」とも》用事を命じられてあちこちに使いに行くこと。また、その人。使い歩き。「選挙事務所で―する」

つかい‐はた・す【使い果(た)す・遣い果(た)す】つかひ‐🔗🔉

つかい‐はた・す【使い果(た)す・遣い果(た)す】つかひ‐ [動サ五(四)]全部使ってしまう。残らず使ってしまう。「あり金を―・す」

つかい‐はやま【使い早馬】つかひ‐🔗🔉

つかい‐はやま【使い早馬】つかひ‐ 《「はやま」は、はやうまの意》方々を走りまわって早く使いを果たすこと。また、その人。「家来同様に畑をうなったり庭を掃いたり、―もして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉

つかい‐ばん【使い番】つかひ‐🔗🔉

つかい‐ばん【使い番】つかひ‐ 使い走りをする者。「妾宅の―迄させるんだものなあ」〈木下尚江・良人の自白〉安土桃山時代、戦時に伝令・巡察などに当たった者。使い役。江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、戦時には陣中の伝令・巡察など、平時には諸国の巡察や大坂・駿府(すんぷ)など要地への出張を任務とした。使い役。江戸時代、将軍家の大奥の女中の職名。

つかい‐ふる・す【使い古す】つかひ‐🔗🔉

つかい‐ふる・す【使い古す】つかひ‐ [動サ五(四)]長い間使って古くする。古くなるまで使いつづける。「―・したかばん」「―・された言い方」

つかい‐みず【使い水】つかひみづ🔗🔉

つかい‐みず【使い水】つかひみづ 雑用に使う水。「漸(ようよう)分った。―だ」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉

つかい‐みち【使い道・使い△途】つかひ‐🔗🔉

つかい‐みち【使い道・使い途】つかひ‐ 使う方法。使い方。「金の―を考える」使う目的に応じたそれぞれの方面。用途。使い所。「―が広い道具」

つかい‐もの【使い物・遣い物】つかひ‐🔗🔉

つかい‐もの【使い物・遣い物】つかひ‐ 使えるもの。使って役に立つもの。「壊れて―にならないテレビ」(遣い物)他人に贈るもの。贈り物。進物(しんもつ)。「お―にする」

つかい‐やく【使い役】つかひ‐🔗🔉

つかい‐やく【使い役】つかひ‐ 使い番

つかい‐やっこ【使い△奴】つかひ‐🔗🔉

つかい‐やっこ【使い奴】つかひ‐ 使い走りをする者。召し使い。下僕。

つかい‐りょう【使い料】つかひレウ🔗🔉

つかい‐りょう【使い料】つかひレウ 使用するためのもの。「自分の―にする」使用料。

つかい‐わけ【使い分け】つかひ‐🔗🔉

つかい‐わけ【使い分け】つかひ‐ [名]スル場合に応じて使い方・使う物などを区別すること。「被写体によってレンズを―する」

つかい‐わ・ける【使い分ける】つかひ‐🔗🔉

つかい‐わ・ける【使い分ける】つかひ‐ [動カ下一]つかひわ・く[カ下二]場合・目的・用途などに応じて、選んで使う。「相手によって応対する態度を―・ける」「道具を―・ける」

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