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あめ‐つち【天△地】🔗🔉

あめ‐つち【天地】 天と地。全世界。てんち。「―は広しといへど、我(あ)がためは狭(さ)くやなりぬる」〈万・八九二〉天地の神々。「いざ子ども狂(たは)わざなせそ―の堅めし国そ大和島根は」〈万・四四八七〉

あめつち‐の‐ことば【天△地の△詞】🔗🔉

あめつち‐の‐ことば【天地の詞】 平安初期の、手習いの教材。仮名四八文字を重複しないように使って作ったもの。「あめ(天)つち(地)ほし(星)そら(空)やま(山)かは(川)みね(峰)たに(谷)くも(雲)きり(霧)むろ(室)こけ(苔)ひと(人)いぬ(犬)うへ(上)すゑ(末)ゆわ(硫黄)さる(猿)おふせよ(生ふせよ)えのえを(榎の枝を)なれゐて(慣れ居て)」という。あめつちのうた。◆榎と枝はア行とヤ行の「え」を区別したと考えられ、この点から「たゐにの歌」「いろは歌」より古いとされる。

あめつち‐の‐ふくろ【天△地の袋】🔗🔉

あめつち‐の‐ふくろ【天地の袋】 女子が、新年に幸福を多く取り入れるようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。春袋(はるぶくろ)。天地(てんち)袋。「―の数し多かれば」〈一条大納言家歌合〉

てん‐ち【天地】🔗🔉

てん‐ち【天地】 天と地。宇宙。世界。世の中。「自由の―を求めて旅立つ」「新―」書物・荷物などの、上と下。「紙の―」

てんちうじょう【天地有情】テンチウジヤウ🔗🔉

てんちうじょう【天地有情】テンチウジヤウ 土井晩翠の第一詩集。明治三二年(一八九九)刊。漢語調・七五調の定型詩四〇編、訳文五編からなる。

てんち‐かい【天地会】‐クワイ🔗🔉

てんち‐かい【天地会】‐クワイ 中国、清代の秘密結社。一八世紀中ごろ、福建に起こり、華中・華南で組織。打富済貧を掲げてしばしば反乱を起こし、一九世紀以降は反清復明(はんしんふくみん)を唱えた。三合会。

てんち‐かいびゃく【天地開×闢】🔗🔉

てんち‐かいびゃく【天地開×闢】 天地の開けはじめ。世界の初め。「―以来の出来事」◆古代中国の思想で、天地は初め混沌(こんとん)とした一つのものであったが、分離してこの世界ができたとする。

てんち‐げんこう【天地玄黄】‐ゲンクワウ🔗🔉

てんち‐げんこう【天地玄黄】‐ゲンクワウ 《「易経」坤卦から》天は黒く、地は黄色い、の意。天地の色、また、天地。「千字文」の初句。

てんちこんげん‐づくり【天地根元造(り)】🔗🔉

てんちこんげん‐づくり【天地根元造(り)】 日本固有の最も原始的な家屋として想定される建築形式で、扠首(さす)組の切妻葺(ぶ)き屋根を地表まで葺き下ろしたもの。

てん‐ち‐じん【天地人】🔗🔉

てん‐ち‐じん【天地人】 世界を形成する要素としての、天と地と人。宇宙間に存在する万物。三才。三つあるものの順位を示すのに用いる語。天を最上とし、地・人の順となる。生花(せいか)の三本の役枝(やくえだ)。宇宙間の万物を象徴する。

てんち‐しんめい【天地神明】🔗🔉

てんち‐しんめい【天地神明】 天地の神々。すべての神々。天神地祇(ちぎ)。「―に誓う」

てんち‐そうぞう【天地創造】‐サウザウ🔗🔉

てんち‐そうぞう【天地創造】‐サウザウ 天地開闢(てんちかいびやく)神話の一類型。神が宇宙・万物をつくり出す話。特に、旧約聖書「創世記」に記されている説話。◆曲名別項

てんちそうぞう【天地創造】テンチサウザウ🔗🔉

てんちそうぞう【天地創造】テンチサウザウ 《原題、(ドイツ)Die Schpfung》ハイドン作曲のオラトリオ。一八九八年作。翌年ウィーンで初演。台本はミルトンの「失楽園」に基づく。

てんち‐べに【天地紅】🔗🔉

てんち‐べに【天地紅】 巻物・巻紙などの上下の端を紅色に染めること。また、染めたもの。

てんち‐むよう【天地無用】🔗🔉

てんち‐むよう【天地無用】 運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。

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