てい‐き【定期】 あることが行われる時期が定まっていること。また、一定の期間や期限。「―演奏」「―点検」「定期乗車券」の略。「―入れ」「定期預金」の略。

ていき‐かんこうぶつ【定期刊行物】_{‐カンカウブツ} 一定の期日ごとに順次刊行される新聞・雑誌などの出版物。定時刊行物。定期物。

ていき‐きん【定期金】 一定の時期に支払う金、または受け取る金。

ていききん‐さいけん【定期金債権】 ある期間、定期的に金銭その他の代替物の給付を受けることを目的とする債権。年金・恩給・地代など。

ていき‐けい【定期刑】 刑事裁判で言い渡される刑期が、懲役三年というように確定されている自由刑。→不定期刑

ていき‐けん【定期券】 「定期乗車券」の略。

ていき‐こうくう【定期航空】_{‐カウクウ} 航空機が決められた二地点間を定期的に運航すること。

ていき‐こうくうろ【定期航空路】_{‐カウクウロ} 乗客・貨物の航空輸送が定期的に行われる航空路線。

ていき‐こうろ【定期航路】_‐カウロ 船舶の運航が定期的に行われる航路。

ていき‐しけん【定期試験】 定期に行われる試験。「一学期の―」

ていき‐しじょう【定期市場】_{‐シヂヤウ} 定期取引の市場。

ていき‐しょうきゅう【定期昇給】_{‐シヨウキフ} 毎年一定の時期に制度として基本給が引き上げられること。定昇。

ていきしょうきゅう‐せいど【定期昇給制度】_{テイキシヨウキフ‐} 毎年一定の時期に賃金が昇給する制度。第二次大戦前から導入され、年功賃金制度の柱をなしている。

ていき‐じょうしゃけん【定期乗車券】 一定期間、一定区間を何回でも乗車できる電車・バスなどの割引乗車券。定期券。

ていき‐せん【定期船】 一定の航路を定期的に運航する船。

ていき‐せんきょ【定期選挙】 議員などが規定の任期を終了したときに行われる選挙。

ていき‐そうかい【定期総会】_{‐ソウクワイ} 定期に開かれる総会。「定時総会」に同じ。

ていき‐つみきん【定期積（み）金】 一定の金銭を定期に継続して所定期間内に金融機関に払い込むことにより、満期日に一定の金額が給付されるもの。

ていき‐てき【定期的】 ［形動］物事が一定の期間を置いて行われるさま。「―な催し」「―に刊行する」

ていき‐とりひき【定期取引】 あらかじめ受け渡しの期日を定め、その期日に取引の決済をしても、中途で反対売買をして差金で決済してもよいとする方法。第二次大戦前の株式取引で用いられた語。現在の先物取引はこの方法で行われている。

ていき‐ねんきん【定期年金】 郵便年金の一。年金受取人が年金支払い開始年齢に達した日から一定期間、その受取人の生存中に限って年金の支払いをするもの。

ていき‐ばいばい【定期売買】 確定期売買

ていき‐ばらい【定期払い】_‐ばらひ 一定の期限内または一定の期限ごとに支払いをすること。手形支払人が、一覧後または日付後一定期間を経過した日に支払うこと。

ていき‐びん【定期便】 一定の区間で、定期的に行われる連絡・輸送。また、その交通機関。

ていき‐ほけん【定期保険】 死亡保険の一。被保険者が一定期間内に死亡した場合に限り保険金が支払われる生命保険。→終身保険

ていき‐まい【定期米】 第二次大戦前の米穀取引所で、定期取引の目的物となった米。清算米。期米。

ていき‐もの【定期物】 「定期刊行物」に同じ。

ていき‐よきん【定期預金】 銀行などで、あらかじめ預け入れ期間が定められ、その期間が満了するまでは原則として払い戻しができない預金。