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え‐と【干=支】🔗⭐🔉
え‐と【干=支】
《「え」は兄(え)、「と」は弟(おと)の意》
十干(じつかん)と十二支を組み合わせたもの。十干を五行にあてはめて作った、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)に十二支を順に組み合わせ、甲子(きのえね)から癸亥(みずのとい)まで六〇の組み合わせを作り、年・月・日・時刻・方位などを表す。十干十二支。かんし。
十干を省略し、十二支だけで表した年。子年(ねどし)・丑年など。




から‐もの【△乾物・△干物】🔗⭐🔉
から‐もの【△乾物・△干物】
ひもの。かんぶつ。「さるべき―ばかりして、御土器(かはらけ)参る」〈源・若菜上〉
かん【干】🔗⭐🔉
かん【干】
横笛の指孔の一。六指孔の笛では一番先端に近い穴、七指孔の笛では先端から二番目の穴。
かん‐か【干×戈】‐クワ🔗⭐🔉
かん‐か【干×戈】‐クワ
《「干(たて)」と「戈(ほこ)」の意》
武器。また、武力。「―に訴える」
戦争。「十に余る大国は…相闘って―のやむ時がない」〈中島敦・弟子〉


干戈を動か・す🔗⭐🔉
干戈を動か・す
戦争を始める。「―・し、自分を敵視するものを討つとあっては」〈藤村・夜明け前〉
干戈を交(まじ)・える🔗⭐🔉
干戈を交(まじ)・える
戦争をする。「仲違いして父子―・え」〈森田草平・煤煙〉
かん‐がい【干害・×旱害】🔗⭐🔉
かん‐がい【干害・×旱害】
ひでりのために生じる農作物などの災害。
かん‐ぎょ【乾魚・干魚】🔗⭐🔉
かん‐ぎょ【乾魚・干魚】
干した魚。ほしうお。
かん‐きょう【乾×薑・干×姜】‐キヤウ🔗⭐🔉
かん‐きょう【乾×薑・干×姜】‐キヤウ
ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃・鎮嘔(ちんおう)・鎮咳(ちんがい)薬などに用いる。
かん‐けん【乾繭・干繭】🔗⭐🔉
かん‐けん【乾繭・干繭】
貯蔵のため、繭(まゆ)を乾燥させて中にいるさなぎを殺すこと。また、その繭。
かん‐じゅ【干珠】🔗⭐🔉
かん‐じゅ【干珠】
「潮干(しおひ)る珠(たま)」に同じ。「―を取り、海上に擲(な)げ給ひしかば、潮水遠く退いて」〈太平記・一〇〉→満珠(まんじゆ)
かん‐しゅつ【干出】🔗⭐🔉
かん‐しゅつ【干出】
干潮時に、海苔(のり)養殖の網や岩礁が海水面上に現れ出ること。
かん‐しょう【干渉】‐セフ🔗⭐🔉
かん‐しょう【干渉】‐セフ
[名]スル
他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること。「他人の生活に―する」
国際法で、一国が他国の内政・外交に、その国の意思に反して介入すること。「武力―」
二つ以上の同じ種類の波が重なって、互いに強め合ったり弱め合ったりする現象。音波でのうなり、光波での干渉色によるシャボン玉の色づく現象など。



かん‐じょう【干城】‐ジヤウ🔗⭐🔉
かん‐じょう【干城】‐ジヤウ
《「詩経」周南・兎
から。「干」は盾の意》国家を防ぎ守る軍人や武士。「誠に国家の―と云いつ可き将軍なり」〈蘆花・不如帰〉

かん‐しょうが【乾生×姜・乾生×薑・干生×薑】‐シヤウガ🔗⭐🔉
かん‐しょうが【乾生×姜・乾生×薑・干生×薑】‐シヤウガ
干したショウガの根茎。薬用。乾薑(かんきよう)。
かんしょう‐けい【干渉計】カンセフ‐🔗⭐🔉
かんしょう‐けい【干渉計】カンセフ‐
光源からの光を二つ以上に分け、再び合わせたときの光波の干渉現象を利用して、光の波長・屈折率・スペクトルの構造などを計測する装置。
かんしょう‐じま【干渉×縞】カンセフ‐🔗⭐🔉
かんしょう‐じま【干渉×縞】カンセフ‐
光の干渉によって生じる縞模様。単色光では明暗の縞、白色光では色のついた縞となる。
かんしょう‐しょく【干渉色】カンセフ‐🔗⭐🔉
かんしょう‐しょく【干渉色】カンセフ‐
白色光どうしの干渉によって現れる複雑な色。シャボン玉に見られるものなど。
かんしょう‐ばくや【干将×莫×耶】カンシヤウ‐🔗⭐🔉
かんしょう‐ばくや【干将×莫×耶】カンシヤウ‐
《中国の呉の刀工干将が呉王の命で剣を作るとき、妻莫耶の髪を炉の中に入れて初めて会心の作を得た。その二振りの剣のうち、陽を「干将」、陰を「莫耶」と名づけたという「呉越春秋」闔閭内伝の故事から》名剣のこと。
かん‐たく【干拓】🔗⭐🔉
かん‐たく【干拓】
[名]スル海岸・河口・湖沼などを堤防で仕切り、内部の水を排除して陸地にすること。
かん‐ちょう【干潮】‐テウ🔗⭐🔉
かん‐ちょう【干潮】‐テウ
潮が引いて、海水面が最も低くなる現象。ふつう、一日に二回起こる。低潮。引き潮。
満潮(まんちよう)。

かんちょう‐せん【干潮線】カンテウ‐🔗⭐🔉
かんちょう‐せん【干潮線】カンテウ‐
干潮時の海面と陸地との境界線。
かん‐てん【干天・×旱天】🔗⭐🔉
かん‐てん【干天・×旱天】
久しく降雨がなく日照りが続くこと。また、その空。ひでりぞら。《季 夏》
かんてん‐の‐じう【干天の慈雨】🔗⭐🔉
かんてん‐の‐じう【干天の慈雨】
日照り続きのときに降る、恵みの雨。待ち望んでいた物事の実現、困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる。
かん‐ぱん【干犯】🔗⭐🔉
かん‐ぱん【干犯】
[名]スル干渉して相手の権利をおかすこと。「統帥権の―」
かん‐ぴょう【干×瓢・乾×瓢】‐ペウ🔗⭐🔉
かん‐ぴょう【干×瓢・乾×瓢】‐ペウ
ユウガオの白い果肉を細長くむき、干した食品。鮨(すし)・煮物の具にする。
かん‐ぶつ【乾物・干物】🔗⭐🔉
かん‐ぶつ【乾物・干物】
野菜・海藻・魚介類などを、保存できるように乾燥した食品。干ししいたけ・干瓢(かんぴよう)・昆布・するめ・煮干しなどの類。
かん‐ぽう【干宝】🔗⭐🔉
かん‐ぽう【干宝】
中国、東晋の歴史家。新蔡(河南省)の人。字(あざな)は令升。博学で、晋の国史編纂(へんさん)にあたった。生没年未詳。多くの著作があったと伝えられるが、今日に残るものは少ない。著「捜神記」など。
かん‐まん【干満】🔗⭐🔉
かん‐まん【干満】
干潮と満潮。潮のみちひき。「―の差が大きい」
かん‐よ【関与】クワン‐・【干与】カン‐🔗⭐🔉
かん‐よ【関与】クワン‐・【干与】カン‐
[名]スルある物事に関係すること。「事件に―する」「国政に―する」
かん‐れつ【乾裂・干裂】🔗⭐🔉
かん‐れつ【乾裂・干裂】
かわき、さけること。干(ひ)割れること。
干潟や湿地に堆積した泥の表面が乾燥するときに生じる亀甲状の割れ目。


かん‐ろく【干×禄】🔗⭐🔉
かん‐ろく【干×禄】
《「干」は干(もと)める意》
俸禄を求めること。仕官を望むこと。
幸いを求めること。


かんろくじしょ【干禄字書】🔗⭐🔉
かんろくじしょ【干禄字書】
中国の字書。一冊。初唐の顔元孫の著。干禄とは禄を干(もと)める意で、官吏登用試験受験者のために作った実用的字体字書。約八百字を四声によって分類し、字ごとに正・通・俗の三体をあげる。顔真卿(がんしんけい)が正書して碑に刻した。
ひ【△乾・干】🔗⭐🔉
ひ【△乾・干】
かわくこと。かわき。他の名詞の上に付いて複合語をつくることが多い。「―が足りない」「―潟(がた)」「―物(もの)」
ひ‐あが・る【干上(が)る・△乾上(が)る】🔗⭐🔉
ひ‐あが・る【干上(が)る・△乾上(が)る】
[動ラ五(四)]
潮が引ききる。また、水がすっかりなくなってからからになる。かわききる。「空梅雨で田畑が―・る」
収入がまったくなくなる。生計が立たなくなる。「あごが―・る」


ひ‐うお【干魚・△乾魚】‐うを🔗⭐🔉
ひ‐うお【干魚・△乾魚】‐うを
魚を、内臓を取り除いて乾燥したもの。魚の干物。ほしざかな。ほしうお。
ひ‐がし【干菓子・△乾菓子】‐グワシ🔗⭐🔉
ひ‐がし【干菓子・△乾菓子】‐グワシ
粉や砂糖を固めて作った、水分の少ない菓子。落雁(らくがん)・金平糖(こんぺいとう)・せんべいなど。
生菓子(なまがし)。

ひ‐がた【干潟】🔗⭐🔉
ひ‐がた【干潟】
海岸で潮がひいたときに現れる砂泥底。潮干潟。《季 春》
ひ‐から・びる【干×涸びる・△乾×涸びる】🔗⭐🔉
ひ‐から・びる【干×涸びる・△乾×涸びる】
[動バ上一]
ひから・ぶ[バ上二]
水分がすっかりなくなる。かさかさに乾ききる。「―・びたミカンの皮」
潤い・張り・生気がなくなる。「―・びた頭脳」



ひ‐ざかな【干魚・△乾魚】🔗⭐🔉
ひ‐ざかな【干魚・△乾魚】
干した魚。ひもの。
ひ‐しお【干潮】‐しほ🔗⭐🔉
ひ‐しお【干潮】‐しほ
引き潮。かんちょう。「浦はそのまま―となって」〈謡・融〉
ひ‐し・ぬ【干死ぬ・△乾死ぬ】🔗⭐🔉
ひ‐し・ぬ【干死ぬ・△乾死ぬ】
[動ナ五]
[ナ四・ナ変]飢えて死ぬ。餓死(がし)する。「三人も四人も子供が有っちゃ、親子―・ぬ外ない」〈木下尚江・良人の自白〉

ひ‐ぞり【干反り・△乾反り】🔗⭐🔉
ひ‐ぞり【干反り・△乾反り】
乾いて、そりかえること。また、そのもの。「―のした蓋」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
すねて腹を立てること。すねて無理を言うこと。「我らは物いはず少し―姿に」〈浮・禁短気・一〉


ひぞり‐ごと【干反り言】🔗⭐🔉
ひぞり‐ごと【干反り言】
無理を言いかけること。また、その言葉。「無言の冷眼と嫉妬の―とは」〈露伴・連環記〉
ひぞり‐だいじん【干反り大尽】🔗⭐🔉
ひぞり‐だいじん【干反り大尽】
わがままでやぼな金持ちの遊客。「―、粋な客、夜ごと日ごとに大騒ぎ」〈浄・本朝三国志〉
ひ‐ぞ・る【干反る・△乾反る】🔗⭐🔉
ひ‐ぞ・る【干反る・△乾反る】
[動ラ五(四)]
乾いて、そりかえる。「障子が―・って開閉に困難するような」〈二葉亭・平凡〉
すねて腹を立てる。ひねくれる。「其様に何時までも―・らいで有体(ありてい)に話して呉りゃれ」〈露伴・椀久物語〉


ひ‐そん【干損・日損】🔗⭐🔉
ひ‐そん【干損・日損】
日照りのために田畑が乾いて損害を受けること。旱損(かんそん)。「今から―も水損もいかぬやうにして下され」〈続狂言記・針立雷〉
ひ‐だい【干×鯛】‐だひ🔗⭐🔉
ひ‐だい【干×鯛】‐だひ
薄塩の鯛の干物。
ひ‐だら【干×鱈】🔗⭐🔉
ひ‐だら【干×鱈】
薄塩に漬けて干した鱈。干し鱈。《季 春》「―あぶりてほろほろと酒の酔にゐる/鬼城」
ひっ‐つ・く【干っ付く・△乾っ付く】🔗⭐🔉
ひっ‐つ・く【干っ付く・△乾っ付く】
[動カ五(四)]乾いて、くっつくような感じになる。「のどが―・く」
ひ‐ば【干葉・△乾葉】🔗⭐🔉
ひ‐ば【干葉・△乾葉】
枯れて乾燥した葉。
ダイコンの茎や葉を干したもの。飯に炊き込んだり汁の実にしたりする。


ひ‐ぼし【干△乾し】🔗⭐🔉
ひ‐ぼし【干△乾し】
食物がなく、飢えてやせること。「空腹で―になりそうだ」
ひ‐もの【干物・△乾物】🔗⭐🔉
ひ‐もの【干物・△乾物】
魚介類を干した食品。
ひる【干る・△乾る】🔗⭐🔉
ひる【干る・△乾る】
[動ハ上一]
[ハ上一]《上代の上二段活用動詞「ふ」の上一段化》
水分がなくなってかわく。「池がひる」
潮がひいて海底が現れる。干潮になる。「潮がひる」
果てる。終わる。かたがつく。「これこれ足下のやうにものを言うては論がひない」〈滑・浮世床・初〉




ひ‐われ【干割れ・日割れ】🔗⭐🔉
ひ‐われ【干割れ・日割れ】
乾きすぎて、ひびが入ったり、割れたりすること。また、その割れ目。「―のした鏡餅(かがみもち)」
木材や樹木などが、日光の直射や温度差により縦に裂けること。


ひ‐わ・れる【干割れる】🔗⭐🔉
ひ‐わ・れる【干割れる】
[動ラ下一]
ひわ・る[ラ下二]乾いて割れ目ができる。「柱が―・れる」

ふ【△干・△乾】🔗⭐🔉
ふ【△干・△乾】
[動ハ上二]《上代語》「ひ(干)る」に同じ。「妹が見し楝(あふち)の花は散りぬべしわが泣く涙いまだひなくに」〈万・七九八〉◆上代では、未然形・連用形に乙類の仮名が用いられているので、上二段活用であったと考えられる。平安時代以降は上一段化する。
ほし【干し・△乾し】🔗⭐🔉
ほし【干し・△乾し】
干すこと。熱にあてて水分を取り除くこと。「―が足りない」
ほし‐あ・う【干し△敢ふ・△乾し△敢ふ】‐あふ🔗⭐🔉
ほし‐あ・う【干し△敢ふ・△乾し△敢ふ】‐あふ
[動ハ下二]すっかり乾かす。「いみじう悲しきに、人々涙をえ―・へず」〈紫式部日記〉
ほし‐あ・げる【干(し)上げる・△乾し上げる】🔗⭐🔉
ほし‐あ・げる【干(し)上げる・△乾し上げる】
[動ガ下一]
ほしあ・ぐ[ガ下二]
乾かして水分をすっかりなくす。「天日で―・げる」
食物や生活費を与えずに飢えさせる。「国の女房や子供を―・げて置いて」〈鴎外・雁〉
飲みつくす。「樽酒を―・げる」




ほし‐あわび【干し×鮑・△乾し×鮑】‐あはび🔗⭐🔉
ほし‐あわび【干し×鮑・△乾し×鮑】‐あはび
アワビの肉を塩漬けし、煮て干したもの。中国料理の材料。
ほし‐いい【干し△飯・△乾し△飯・×糒】‐いひ🔗⭐🔉
ほし‐いい【干し△飯・△乾し△飯・×糒】‐いひ
蒸して乾燥させた保存用の飯。湯や水に浸して食べる。古くは旅の携行食。かれいい。かれい。ほしい。《季 夏》「―に日陰りて鮓(すし)はなれにけり/虚子」
ほし‐いも【干し×藷・△乾し×藷】🔗⭐🔉
ほし‐いも【干し×藷・△乾し×藷】
蒸したサツマイモを、薄く切って干したもの。乾燥いも。《季 秋》
ほし‐うお【干(し)魚・△乾し魚】‐うを🔗⭐🔉
ほし‐うお【干(し)魚・△乾し魚】‐うを
魚のひもの。干しざかな。ひうお。
ほし‐うどん【干し×饂×飩・△乾し×饂×飩】🔗⭐🔉
ほし‐うどん【干し×饂×飩・△乾し×饂×飩】
干して、保存できるようにしたうどん。
ほし‐うり【干し×瓜・△乾し×瓜】🔗⭐🔉
ほし‐うり【干し×瓜・△乾し×瓜】
干した瓜。瓜を縦割りにして種を取り、塩をつけて干したもの。《季 夏》「―や汐にながれしうつせ貝/暁台」
ほし‐えび【干し海=老・△乾し×蝦】🔗⭐🔉
ほし‐えび【干し海=老・△乾し×蝦】
エビを素干し、または煮干しにしたもの。
ほし‐か【干し×鰯・△乾し×鰮】🔗⭐🔉
ほし‐か【干し×鰯・△乾し×鰮】
イワシを乾燥させて作った肥料。江戸後期からタバコ・綿などの栽培に用いられ、商品作物の生産拡大をもたらした。
ほし‐がき【干し×柿・△乾し×柿】🔗⭐🔉
ほし‐がき【干し×柿・△乾し×柿】
渋柿の皮をむいて天日で干し、甘くしたもの。干し方により、串柿(くしがき)・つるし柿・転柿(ころがき)などとよぶ。《季 秋》
ほし‐かた・める【干(し)固める】🔗⭐🔉
ほし‐かた・める【干(し)固める】
[動マ下一]
ほしかた・む[マ下二]干してかたくする。「雨に逢った鹿皮を天日で―・めた様に」〈漱石・琴のそら音〉

ほし‐がれい【干し×鰈・△乾し×鰈】‐がれひ🔗⭐🔉
ほし‐がれい【干し×鰈・△乾し×鰈】‐がれひ
えらや内臓を取り去って干したカレイ。《季 春》「―はららご共に焼けてけり/友二」
ほし‐くさ【干(し)草・△乾し草】🔗⭐🔉
ほし‐くさ【干(し)草・△乾し草】
刈り取って干した草。家畜の飼料などにする。《季 夏》
ほし‐ぐり【干し×栗・△乾し×栗】🔗⭐🔉
ほし‐ぐり【干し×栗・△乾し×栗】
栗の実をゆで、皮をむいて干したもの。
ほし‐こ【干し海=鼠・△乾し海=鼠】🔗⭐🔉
ほし‐こ【干し海=鼠・△乾し海=鼠】
「海参(いりこ)」に同じ。
ほし‐ころ・す【干(し)殺す・△乾し殺す】🔗⭐🔉
ほし‐ころ・す【干(し)殺す・△乾し殺す】
[動サ五(四)]飢えさせて殺す。餓死させる。「家族を―・すつもりか」
ほし‐ざお【干し×竿・干し×棹】‐ざを🔗⭐🔉
ほし‐ざお【干し×竿・干し×棹】‐ざを
洗濯物などを干すさお。ものほしざお。
ほし‐じし【干し△肉・△乾し△肉】🔗⭐🔉
ほし‐じし【干し△肉・△乾し△肉】
乾燥させた鳥獣の肉。ほしし。ほしにく。〈新撰字鏡〉
ほし‐だいこん【干(し)大根・△乾し大根】🔗⭐🔉
ほし‐だいこん【干(し)大根・△乾し大根】
大根を干したもの。丸干し大根をさすことが多い。《季 冬》「ものみな藍の岬端(さきはな)にして―/草田男」
ほし‐だら【干し×鱈・△乾し×鱈】🔗⭐🔉
ほし‐だら【干し×鱈・△乾し×鱈】
「干鱈(ひだら)」に同じ。
ほし‐どり【干し鳥・△乾し鳥】🔗⭐🔉
ほし‐どり【干し鳥・△乾し鳥】
干した鳥の肉。「ひばりの―、これらを生けて囮(をとり)にて捕らば」〈宇津保・藤原の君〉
ほし‐な【干(し)菜・△乾し菜】🔗⭐🔉
ほし‐な【干(し)菜・△乾し菜】
「干葉(ひば)」に同じ。《季 冬》
ほしな‐じる【干(し)菜汁】🔗⭐🔉
ほしな‐じる【干(し)菜汁】
干菜を具とした汁。《季 冬》「冷腹を暖め了す―/虚子」
ほし‐なまこ【干し海=鼠・△乾し海=鼠】🔗⭐🔉
ほし‐なまこ【干し海=鼠・△乾し海=鼠】
「海参(いりこ)」に同じ。
ほし‐にく【干(し)肉・△乾し肉】🔗⭐🔉
ほし‐にく【干(し)肉・△乾し肉】
鳥獣の肉を乾燥させたもの。
ほし‐のり【干し海=苔・△乾し海=苔】🔗⭐🔉
ほし‐のり【干し海=苔・△乾し海=苔】
生ノリを刻み、紙漉(す)きの要領ですいて乾燥させたもの。
ほし‐ぶどう【干し×葡×萄・△乾し×葡×萄】‐ブダウ🔗⭐🔉
ほし‐ぶどう【干し×葡×萄・△乾し×葡×萄】‐ブダウ
ブドウの実を干したもの。レーズン。
ほし‐みせ【干(し)店・△乾し見世】🔗⭐🔉
ほし‐みせ【干(し)店・△乾し見世】
露店。大道みせ。「―の出ている通を突切ると」〈秋声・足迹〉
ほし‐もの【干(し)物・△乾し物】🔗⭐🔉
ほし‐もの【干(し)物・△乾し物】
日に干して乾かすこと。また、そのもの。特に、洗濯物にいう。
ほ・す【干す・△乾す】🔗⭐🔉
ほ・す【干す・△乾す】
[動サ五(四)]
水分・湿気を取り除くために、日光・風・火気などにあてる。かわかす。「洗濯物を―・す」「布団を―・す」
中の水を全部除いてからにする。「井戸を―・す」「池を―・す」
残ることなく飲みつくす。「杯を―・す」
故意に仕事や役割を与えないでほうっておく。また、無視する。「役を―・される」
涙をかわかす。泣くのをやめる。「うち語らひつつ、―・す世もなくて過ぐし給ふに」〈源・椎本〉
飲食をしないで腹の中をからにする。「腹ヲ―・ス」〈日葡〉
[可能]ほせる






干🔗⭐🔉
干
[音]カン
[訓]ほ‐す
ひ‐る
おか‐す
もと‐める
たて
ふせ‐ぐ
あず‐かる
えと
[部首]干
[総画数]3
[コード]区点 2019
JIS 3433
S‐JIS 8AB1
[分類]常用漢字
[難読語]
→ウルガン‐バテレン【烏児干伴天連】
→え‐と【干支】
→から‐もの【乾物・干物】
→かん‐か【干戈】
→サマルカンド【Samarkand】
→しゃ‐が【射干・著莪】
→しゅん‐かん【笋羹・笋干・筍干】
→そくば‐く【若干・幾許】
→そこば‐く【若干・幾許】
→ぬば‐たま【射干玉】
→むばたま‐の【射干玉の】
→や‐かん【野干・射干】

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