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とう‐えい【投映】🔗⭐🔉
とう‐えい【投映】
[名]スルスライドなどを映し出すこと。投影。「壁面に―する」「―機」
とう‐えい【投影】🔗⭐🔉
とう‐えい【投影】
[名]スル
物の影を平面に映し出すこと。また、その影。
ある物の存在や影響が、他の物の上に現れ出ること。「子供に親の性格が―される」
数学で、物体に平行光線を当てて、その影を平面上に映すこと。また、その影の図。
心理学で、考え方や行動に心の内面が表現されること。自分の性質を他人の性質にしてしまうこと。投射。→同一視




とうえい‐ず【投影図】‐ヅ🔗⭐🔉
とうえい‐ず【投影図】‐ヅ
投影図法によって平面上に描かれた図形。投影画。
とうえい‐ずほう【投影図法】‐ヅハフ🔗⭐🔉
とうえい‐ずほう【投影図法】‐ヅハフ
空間にある物体の位置・形状を、ある一点から見て、一平面上に描き表す図法。投影画法。
とう‐か【投下】🔗⭐🔉
とう‐か【投下】
[名]スル
高い所から物を投げ落とすこと。投げ下ろすこと。「救援物資を―する」
事業に資本を投入すること。「設備資金を―する」


とう‐き【投棄】🔗⭐🔉
とう‐き【投棄】
[名]スル投げ捨てること。「廃棄物を不法に―する」
とう‐き【投機】🔗⭐🔉
とう‐き【投機】
利益・幸運を得ようとしてする行為。
将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買。
禅宗で、修行者の機根が禅の真精神にかなうこと。師家の心と学人の心とが一致投合すること。



とうき‐がい【投機買い】‐がひ🔗⭐🔉
とうき‐がい【投機買い】‐がひ
高く売って利益を得る目的で、安い価格のうちに購入すること。
とうき‐しん【投機心】🔗⭐🔉
とうき‐しん【投機心】
機会に乗じて、大きな利益を得ようとする心。「―をあおられる」
成否はわからないが、思いきってやってみようとする心。


とうき‐てき【投機的】🔗⭐🔉
とうき‐てき【投機的】
[形動]機会をとらえて利益を得ようとするさま。また、成否が不確実なさま。「―な事業」
とうき‐とりひき【投機取引】🔗⭐🔉
とうき‐とりひき【投機取引】
相場の変動によって生ずる差額を利得するために行う売買取引。
とう‐きゅう【投球】‐キウ🔗⭐🔉
とう‐きゅう【投球】‐キウ
[名]スルボールを投げること。また、投げたボール。特に、野球でいう。ピッチング。「全力で―する」「―フォーム」
とう‐く【投句】🔗⭐🔉
とう‐く【投句】
[名]スル俳句を投稿すること。また、その俳句。「俳句雑誌に―する」
とう‐こう【投光】‐クワウ🔗⭐🔉
とう‐こう【投光】‐クワウ
[名]スル光を当てること。レンズや反射鏡を用いて、光を集めて照らすこと。「事故現場を―する」
とう‐こう【投降】‐カウ🔗⭐🔉
とう‐こう【投降】‐カウ
[名]スル戦うことをやめて、降参すること。「武器を捨てて―する」
とう‐こう【投稿】‐カウ🔗⭐🔉
とう‐こう【投稿】‐カウ
[名]スル雑誌や新聞などに、公表してもらうために原稿を送ること。また、その原稿。投書。「短歌雑誌に―する」「―欄」
とう‐ごう【投合】‐ガフ🔗⭐🔉
とう‐ごう【投合】‐ガフ
[名]スル気持ちが互いにぴったり合うこと。「意気―する」
とうこう‐き【投光器】トウクワウ‐🔗⭐🔉
とうこう‐き【投光器】トウクワウ‐
光線を柱状に一本に集めて照らす装置。反射鏡とレンズを組み合わせた照明器具。
とうこう‐しょうめい【投光照明】トウクワウセウメイ🔗⭐🔉
とうこう‐しょうめい【投光照明】トウクワウセウメイ
(ウメイ)投光器を用いた照明方式。建造物を浮かび上がらせたり競技場などを照らしたりするのに用いる。
とう‐ごく【投獄】🔗⭐🔉
とう‐ごく【投獄】
[名]スル牢や監獄に入れること。「盗みのかどで―する」
とう‐し【投資】🔗⭐🔉
とう‐し【投資】
[名]スル
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。「土地に―する」「若いピアニストに―する」
経済学で、一定期間における実物資本の増加分。


とうし‐こもんぎょう【投資顧問業】‐コモンゲフ🔗⭐🔉
とうし‐こもんぎょう【投資顧問業】‐コモンゲフ
株式など投資対象の情報提供や資産運用についての助言などをする業務。
とうし‐しじょう【投資市場】‐シヂヤウ🔗⭐🔉
とうし‐しじょう【投資市場】‐シヂヤウ
資本市場を投資家の側からいう語。
とうし‐しんたく【投資信託】🔗⭐🔉
とうし‐しんたく【投資信託】
証券会社が一般投資家から集めた資金を信託銀行に信託し、その銀行に指示して金融・証券市場で運用させて得た利子・配当金・値上がり益などを投資家に分配する制度。証券投資信託。投信。
とうしゃ‐ずほう【投射図法】‐ヅハフ🔗⭐🔉
とうしゃ‐ずほう【投射図法】‐ヅハフ
地図投影法の一。地球上の一点で接する平面に、ある一定の視点から経線・緯線などを投影する方法。視点の位置により、正射図法・平射図法・心射図法などがある。透視図法。
とうしゃ‐ほう【投射法】‐ハフ🔗⭐🔉
とうしゃ‐ほう【投射法】‐ハフ
投影法(とうえいほう)

とう‐しゅ【投手】🔗⭐🔉
とう‐しゅ【投手】
野球やソフトボールで、打者に向かってボールを投げる人。ピッチャー。
とう‐しゅく【投宿】🔗⭐🔉
とう‐しゅく【投宿】
[名]スル宿をとること。旅館に泊まること。「温泉旅館に―する」
とうしゅ‐せん【投手戦】🔗⭐🔉
とうしゅ‐せん【投手戦】
野球で、両チームの投手が好投して、少ない点数でせり合う試合。
とうしゅ‐ばん【投手板】🔗⭐🔉
とうしゅ‐ばん【投手板】
野球で、投手が投球の際、軸足を触れていなければならない板。ピッチャーズプレート。
とう・じる【投じる】🔗⭐🔉
とう・じる【投じる】
[動ザ上一]「とう(投)ずる」(サ変)の上一段化。「土地の買収に大金を―・じる」
とう‐しん【投身】🔗⭐🔉
とう‐しん【投身】
[名]スル身を投げ捨てること。特に、水中に飛びこんだり高い所から飛びおりたりして、自殺すること。身投げ。
とう‐しん【投信】🔗⭐🔉
とう‐しん【投信】
「投資信託」の略。
とう・ずる【投ずる】🔗⭐🔉
とう・ずる【投ずる】
[動サ変]
とう・ず[サ変]
投げる。投げ入れる。投じる。
物を投げる。ほうる。「白球を―・ずる」「一石を―・ずる」
投げ込むようにして入れる。投げ入れる。「一票を―・ずる」「滝壺に身を―・ずる」「獄に―・ずる」
離れた所から届くようにする。投げかける。「光を―・ずる」
途中でやめてしまう。投げ出す。「筆を―・ずる」
ある環境の中に自分から進んで身を置く。「反対運動に身を―・ずる」
資金・労力などを、惜しまずつぎ込む。「財を―・ずる」
薬などを与える。投与する。「解熱剤を―・ずる」
自分自身を入れ置く。投じる。
うまく利用する。つけいる。乗ずる。「時流に―・ずる」
宿をとる。宿泊する。「旅宿に―・ずる」
降参する。投降する。「敵の軍門に―・ずる」
互いに合う。一致する。「嗜好に―・ずる」「意気相(あい)―・ず」














とう‐せき【投石】🔗⭐🔉
とう‐せき【投石】
[名]スル石を投げつけること。また、その石。「暴徒が―する」
とう‐せん【投扇】🔗⭐🔉
とう‐せん【投扇】
「投扇興(とうせんきよう)」の略。
とうせん‐きょう【投扇興】🔗⭐🔉
とうせん‐きょう【投扇興】
江戸時代に始まった室内遊戯の一。方形の台の上にイチョウ形の的を置き、離れた所から開いた扇を投げて打ち落とす。その落ち方や扇の開き具合により技の優劣を競った。扇落とし。投げ扇。《季 新年》


とう‐だ【投打】🔗⭐🔉
とう‐だ【投打】
野球で、投手力と打撃力。「―にすぐれたチーム」「―の中心となる選手」
とう‐にゅう【投入】‐ニフ🔗⭐🔉
とう‐にゅう【投入】‐ニフ
[名]スル
物を投げいれること。投げこむこと。「火中に―する」
事業などに資金・労力などを注ぎこむこと。「主力を―する」
心理学で、他人の望ましいものを自分のものとすること。→同一視




な・ぐ【投ぐ】🔗⭐🔉
な・ぐ【投ぐ】
[動ガ下二]「なげる」の文語形。
なぐ‐や【投ぐ矢・投ぐ×箭】🔗⭐🔉
なぐ‐や【投ぐ矢・投ぐ×箭】
「投げ矢」に同じ。「―持ち千尋射渡し剣大刀腰に取り佩(は)き」〈万・四一六四〉
なぐるさ‐の【投ぐる×箭の】🔗⭐🔉
なぐるさ‐の【投ぐる×箭の】
〔枕〕投げる矢が遠く飛ぶ意から、「遠ざかる」に掛かる。「―遠ざかり居て思ふ空安けなくに」〈万・三三三〇〉
なげ【投げ】🔗⭐🔉
なげ【投げ】
投げること。「槍―」「身―」
相撲・柔道の技の一。相手の回しや腕・首などに手をかけ、腰を入れて投げ倒すこと。上手(うわて)投げ・背負い投げ・首投げなど。「―を打つ」
囲碁・将棋で、終局にならないうちに負けが明らかになったとき、自分の持っている石または駒を盤上に置き負けを認めること。投了。
取引で、相場が買い値よりも下がり、このままでは損が大きくなると判断したとき、損を承知で売ること。




なげ‐あし【投(げ)足】🔗⭐🔉
なげ‐あし【投(げ)足】
足を投げ出して座ること。また、その足。
他人の行為などで迷惑を受けること。「そいで、其の―がわたへんとこへ来たんだすかいな」〈上司・兵隊の宿〉


なげ‐あみ【投(げ)網】🔗⭐🔉
なげ‐い・ず【投げ△出づ】‐いづ🔗⭐🔉
なげ‐い・ず【投げ△出づ】‐いづ
[動ダ下二]投げ与える。なげだす。「ただあららかなる東絹(あづまぎぬ)どもを、押しまろがして―・でつ」〈源・東屋〉
なげ‐いだ・す【投げ△出だす】🔗⭐🔉
なげ‐いだ・す【投げ△出だす】
[動サ四]「投げ出(だ)す」に同じ。「果ては命を―・す、投げ丁半の旅稼ぎ」〈伎・五十三駅扇宿附〉
なげ‐いれ【投(げ)入れ・×抛げ入れ】🔗⭐🔉
なげ‐いれ【投(げ)入れ・×抛げ入れ】
生け花で、自然のままの風姿を保つように生けること。また、その花。室町末期に始まる。投げ込み。投げ入れ花。
なげいれ‐ばな【投(げ)入れ花】🔗⭐🔉
なげいれ‐ばな【投(げ)入れ花】
「投げ入れ」に同じ。
なげ‐い・れる【投(げ)入れる】🔗⭐🔉
なげ‐い・れる【投(げ)入れる】
[動ラ下一]
なげい・る[ラ下二]投げて中へ入れる。投げ込む。「いかりを海に―・れる」

なげ‐う・つ【投(げ)打つ・×擲つ・×抛つ】🔗⭐🔉
なげ‐う・つ【投(げ)打つ・×擲つ・×抛つ】
[動タ五(四)]
惜しげもなく差し出す。また、捨ててしまう。「全財産を―・つ」
投げつける。なげすてる。「弓箭を―・ちて宣旨を下していはく」〈今昔・三・二五〉


なげ‐うり【投(げ)売り】🔗⭐🔉
なげ‐うり【投(げ)売り】
[名]スル損を承知で、安値で売ること。捨て売り。「在庫品を―する」
なげ‐おうぎ【投(げ)扇】‐あふぎ🔗⭐🔉
なげ‐おうぎ【投(げ)扇】‐あふぎ
投扇興(とうせんきよう)

なげ‐おろ・す【投(げ)下ろす】🔗⭐🔉
なげ‐おろ・す【投(げ)下ろす】
[動サ五(四)]上から下の方へ向けて投げる。「救命具を海に―・す」
なげ‐かえ・す【投(げ)返す】‐かへす🔗⭐🔉
なげ‐かえ・す【投(げ)返す】‐かへす
[動サ五(四)]
投げて相手に返す。「投手の正面に―・す」
言葉や視線などを相手に返す。「ほほえみを―・す」


なげ‐か・ける【投(げ)掛ける】🔗⭐🔉
なげ‐か・ける【投(げ)掛ける】
[動カ下一]
なげか・く[カ下二]
投げて掛ける。「帽子を―・ける」
相手に届くように送る。「熱い視線を―・ける」
相手や関係のある方面に問題などを提起する。「疑問を―・ける」
寄りかかるようにする。「身を―・ける」
投げるようにして着せかける。「肩に羽織を―・ける」「一族五人、腹巻取って―・け―・け、皆高紐しめて」〈太平記・七〉






なげ‐がね【投(げ)金・投げ△銀】🔗⭐🔉
なげ‐がね【投(げ)金・投げ△銀】
江戸初期、博多・長崎などの豪商が、船舶や積み荷を担保に、朱印船主やポルトガル人・中国人に貸し付けた金。高利を得る反面、危険を伴う投資であった。
遊興に金銭を注ぎ込むこと。また、その金銭。「武蔵野から―して、一目も見ぬ女郎をかいつかみ」〈浮・敗毒散・一〉


なげ‐キッス【投(げ)キッス】🔗⭐🔉
なげ‐キッス【投(げ)キッス】
唇に指を当てて相手にキッスを投げかける動作をすること。「―を送る」
なげ‐ぐし【投げ×櫛】🔗⭐🔉
なげ‐ぐし【投げ×櫛】
櫛を投げること。また、その櫛。絶縁することや不吉なものを意味するとして忌み嫌った。「あきれてとんと―は、別れの櫛とて忌むことを」〈浄・油地獄〉
なげ‐くび【投(げ)首】🔗⭐🔉
なげ‐くび【投(げ)首】
首を前に投げ出すようにうなだれること。取るべき手段・方法がなく思案にくれるようすをいう。「思案―」「勇みかけても―に、目も泣きはらして返事もせず」〈浄・反魂香〉
なげ‐こみ【投(げ)込み】🔗⭐🔉
なげ‐こみ【投(げ)込み】
投げ込むこと。
新聞・書籍などに挟み込まれるもの。広告・読者カード・売上伝票など。
「投げ入れ」に同じ。
無縁仏となった死者を葬ること。「―同様、生きている中の悪事の罰で」〈円朝・真景累ヶ淵〉
「投げ込み寺」の略。





なげこみ‐づり【投(げ)込み釣(り)】🔗⭐🔉
なげこみ‐づり【投(げ)込み釣(り)】
岩礁にいる魚を、リール竿を用い、おもりをつけた仕掛けを投げ込んで釣る方法。
なげこみ‐でら【投(げ)込み寺】🔗⭐🔉
なげこみ‐でら【投(げ)込み寺】
遊女や行き倒れなど、引き取り手のない死者を大きな穴に投げ入れて葬った寺。吉原の西念寺、新宿の成覚寺など。
なげ‐こ・む【投(げ)込む】🔗⭐🔉
なげ‐こ・む【投(げ)込む】
[動マ五(四)]
投げて入れる。また、無造作に投げ入れる。「郵便受けに散らしを―・む」
野球で、投手が数多く投球練習をする。「十分に―・んでから登板する」


なげ‐ざお【投げ×竿】‐ざを🔗⭐🔉
なげ‐ざお【投げ×竿】‐ざを
投げ釣り用の竿。継ぎ竿と振り出し竿がある。
なげ‐ざや【投げ×鞘】🔗⭐🔉
なげ‐ざや【投げ×鞘】
槍(やり)の鞘(さや)の一。毛皮などで長く作り、先端を折りたらして飾りとするもの。
なげ‐ざん【投(げ)算】🔗⭐🔉
なげ‐ざん【投(げ)算】
算木や銭を投げて、その表裏により吉凶や方角を占うこと。また、その占い。
なげ‐しまだ【投(げ)島田】🔗⭐🔉
なげ‐しまだ【投(げ)島田】
髻(もとどり)の根を低く下げて結い、後ろへ倒れるようにそらした島田髷(まげ)。遊女好みのいきな結い方で、元禄(一六八八〜一七〇四)ごろ特に流行した。下げ島田。
なげ‐ずきん【投(げ)頭×巾】‐ヅキン🔗⭐🔉
なげ‐ずきん【投(げ)頭×巾】‐ヅキン
四角い袋状に縫い、上端を後ろに折り垂らしてかぶる頭巾。江戸時代、傀儡師(くぐつし)・飴(あめ)売りなどが着用。黒船頭巾。
なげ‐す・てる【投(げ)捨てる・投げ△棄てる】🔗⭐🔉
なげ‐す・てる【投(げ)捨てる・投げ△棄てる】
[動タ下一]
なげす・つ[タ下二]
ほうり出して捨てる。「空き缶を―・てる」
途中でやめてそのままほうっておく。「仕事を半分で―・てる」



なげ‐せん【投(げ)銭】🔗⭐🔉
なげ‐せん【投(げ)銭】
大道芸人やこじきなどに、金銭を投げ与えること。また、その金銭。なげぜに。
なげ‐だし【投(げ)出し】🔗⭐🔉
なげ‐だし【投(げ)出し】
投げ出すこと。投げ出してあること。「道具を―にしたまま帰る」
料理屋などで、客が最初に金を渡し、その額に相当したまかないをさせること。


なげ‐だ・す【投(げ)出す】🔗⭐🔉
なげ‐だ・す【投(げ)出す】
[動サ五(四)]
投げて外へ出す。ほうりだす。「がらくたを外へ―・す」
投げるように乱暴につきだす。また、無造作に置く。「床に足を―・す」「本を机の上に―・す」
物事を成就しないうちにあきらめて止める。放棄する。「試合を―・す」「学業を中途で―・す」
大切なものや財産などを惜しげもなく差し出す。「命を―・す」「全財産を孤児救済に―・す」
投げ始める。「仕上がりが早く、変化球を―・す」





なげ‐つ・ける【投(げ)付ける】🔗⭐🔉
なげ‐つ・ける【投(げ)付ける】
[動カ下一]
なげつ・く[カ下二]
目標に向かって投げる。また、乱暴に投げる。「相手をマットに―・ける」
乱暴な言葉を相手に向けて強く発する。「ひどい言葉を―・ける」



なげ‐づり【投(げ)釣(り)】🔗⭐🔉
なげ‐づり【投(げ)釣(り)】
砂底の海岸で、リールを使って仕掛けを遠くに投げる釣り方。キス・ニベ・カレイなどを対象とする。
なげ‐つるべ【投(げ)釣△瓶】🔗⭐🔉
なげ‐つるべ【投(げ)釣△瓶】
釣瓶に縄をつけ、水中に投げ入れて水を汲み上げるもの。
釣瓶の両端につけた縄を二人で持ち、水中に投げ入れて水を汲み上げるもの。溝さらいや田の灌漑(かんがい)に用いる。


なげ‐とば・す【投(げ)飛ばす】🔗⭐🔉
なげ‐とば・す【投(げ)飛ばす】
[動サ五(四)]手荒く投げる。勢いよく遠くへ投げる。「大男を―・す」
なげ‐なわ【投(げ)縄】‐なは🔗⭐🔉
なげ‐なわ【投(げ)縄】‐なは
先端を輪に結んだ長い縄。遠くから投げて動物を捕らえるのに用いる。
なげ‐に【投(げ)荷】🔗⭐🔉
なげ‐に【投(げ)荷】
航行が困難になったとき、積荷を海中に投げ捨てて船の重量を軽くすること。打ち荷。撥(は)ね荷。
なげ‐ぶし【投節】🔗⭐🔉
なげ‐ぶし【投節】
《歌の末尾を投げるように歌うところから》
江戸初期の流行歌。明暦・万治(一六五五〜一六六一)ごろに京都島原の遊里で起こり、宝永・正徳(一七〇四〜一七一六)ごろ衰退。梛節(なぎぶし)。
江戸後期の流行歌で、そそり節の一種。歌詞は七・七・七・五調で、間に「な」「やん」という囃子詞(はやしことば)が入る。
三味線音楽の曲節の一。長唄や常磐津(ときわず)などで、郭(くるわ)の情景を表す旋律型として用いられる。



なげ‐ぶみ【投(げ)文・投げ△書】🔗⭐🔉
なげ‐ぶみ【投(げ)文・投げ△書】
他人の家や庭先などに書状を投げ込むこと。また、その書状。
なげ‐ぼう【投(げ)棒】🔗⭐🔉
なげ‐ぼう【投(げ)棒】
逃走する者の両足の間に棒を投げ入れて転ばせること。また、その棒。
なげ‐もの【投(げ)物】🔗⭐🔉
なげ‐もの【投(げ)物】
取引で、投げ売りの品物。
なげ‐や【投(げ)矢】🔗⭐🔉
なげ‐や【投(げ)矢】
弓につがえないで、手で投げ放つ矢。なぐや。
なげ‐やり【投げ△遣り】🔗⭐🔉
なげ‐やり【投げ△遣り】
[名・形動]物事をいいかげんに行うこと。成り行きまかせにすること。また、そのさま。「―な態度」「商売を―にする」
なげ‐やり【投げ×槍】🔗⭐🔉
なげ‐やり【投げ×槍】
敵に投げつけるために用いる柄の短い槍。
なげ‐や・る【投げ△遣る】🔗⭐🔉
なげ‐や・る【投げ△遣る】
[動ラ五(四)]
物事をいいかげんにする。成り行きにまかせてほうっておく。なげやりにする。「何うともならばなれと―・る外はなかった」〈森田草平・煤煙〉
投げて与える。投げてやる。「えさを―・る」


な・げる【投げる】🔗⭐🔉
な・げる【投げる】
[動ガ下一]
な・ぐ[ガ下二]
空中へほうる。手にとって遠くへ飛ばす。また、ほうり出す。「池に小石を―・げる」
かかえたり、つかんだりして転ばす。「首をつかんで地面に―・げる」
倒れるように体をほうり出す。また、体をほうり出して自殺する。身投げをする。「いすに身を―・げる」「ビルの屋上から身を―・げる」
あきらめる。途中でやめる。放棄する。「最初から―・げてかかる」「やりかけた仕事を―・げるようなことはしない」
ある方向、方面に向ける。「視線を―・げる」「自分に―・げられた言葉」
[用法]なげる・ほうる――「石を投げる(ほうる)」など、手に取って空中へ飛ばす意では相通じて用いる。◇「なげる」は、力を入れて速く遠くまで飛ばす場合に多く使う。「ボールをなげる」「逃げる犯人に棒をなげる」◇「ほうる」は、それほど力を入れずに軽く飛ばす場合に多く使う。「そこにあるかぎをほうっておくれ」◇「仕事をなげる」は続けられずに止めにすることだが、「仕事をほうって遊ぶ」は、あとまわしにすることである。◇類似の語「投ずる」は「なげる」の文章語で、「千金(一石・一票)を投ずる」は慣用として固定しており、「投げる」には言い換えられない。◇「社会運動に身を投ずる」は「なげる」に言い換えられないが、「海に身を投ずる」は「投げる」でもよい。






なげ‐わざ【投(げ)技】🔗⭐🔉
なげ‐わざ【投(げ)技】
柔道・相撲・レスリングなどで、相手を投げ倒す技。
なげわたし‐いた【投(げ)渡し板】🔗⭐🔉
なげわたし‐いた【投(げ)渡し板】
通行に便利なように、物の上に渡した板。あゆみいた。
なげ‐わた・す【投(げ)渡す】🔗⭐🔉
なげ‐わた・す【投(げ)渡す】
[動サ五(四)]投げて渡してやる。また、投げるようにして物をかけ渡す。「浮き袋を―・す」
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