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とう【投】🔗🔉

とう【投】 野球で、投手としての任務、または力量。「投打に活躍」

とう‐えい【投影】🔗🔉

とう‐えい【投影】 1 地上・水面などにものの影が映ること。また、その影。 2 比喩的に、ある物の存在や影響が、他の物の上に具体的な形となって現れること。 3 数学で、物体に平行光線をあてて、その影を平面上に写すこと。また、その影の図。平行光線と平面とが垂直のとき正射影、そうでないとき斜投影または斜射影という。

とうえい‐が【投影画】(‥グヮ)🔗🔉

とうえい‐が【投影画】(‥グヮ) =とうえいず(投影図)

とうえい‐がほう【投影画法】(‥グヮハフ)🔗🔉

とうえい‐がほう【投影画法】(‥グヮハフ) =とうえいずほう(投影図法)1

とうえい‐ず【投影図】(‥ヅ)🔗🔉

とうえい‐ず【投影図】(‥ヅ) 投影図法によって平面上に描かれた図形、または、図形の組。

とうえい‐ずほう【投影図法】(‥ヅハフ)🔗🔉

とうえい‐ずほう【投影図法】(‥ヅハフ) 1 空間内の一点または無限遠点から空間にある物体をながめて、物体を平面上に表す図法。すなわち視点と物体上のすべての点を結んだ直線を平面と交わらせ、これらの交点の集まりによって平面上に物体を表す法。 2 正平行投影図法により、物体を互いに直交する三つの平面上に描き、これらを一組にして物体を表す方法。正投影法。

とうえい‐せん【投影線】🔗🔉

とうえい‐せん【投影線】 直線を投影してできる直線。

とうえい‐ほう【投影法】(‥ハフ)🔗🔉

とうえい‐ほう【投影法】(‥ハフ) 1 =とうえいずほう(投影図法) 2 =とうしゃほう(投射法)

とうえい‐めん【投影面】🔗🔉

とうえい‐めん【投影面】 物体が投影される面。

とう‐か【投下】🔗🔉

とう‐か【投下】 1 物体を上方から下方へ投げ落とすこと。投げおろすこと。「爆弾が投下される」 2 事業のために資本を出すこと。投資。

とう‐き【投棄】🔗🔉

とう‐き【投棄】 なげすてること。「不法投棄」

とう‐き【投機】🔗🔉

とう‐き【投機】 1 仏語。禅宗で、修行者が仏祖の教えの要諦にかなって大悟すること。また、学人(がくにん)の機と師家(しけ)の機とが一致すること。 2 機会をうまくとらえること。 3 偶然の利益・幸運をねらう行為。やま。「投機心(熱)」 4 市価の変動によって生じる差額を利益として得るために行う商取引。相場。「投機市場」

とうき‐かぶ【投機株】🔗🔉

とうき‐かぶ【投機株】 投機の対象となる株。品薄株や仕手株など。

とうき‐こうばい【投機購買】🔗🔉

とうき‐こうばい【投機購買】 動産や有価証券を将来高く売ることを目的として、あらかじめ安く買い入れること。

とうき‐し【投機師】🔗🔉

とうき‐し【投機師】 1 機に乗じて、偶然の金もうけをねらう人。やま師。 2 投機取引を行う人。相場師。

とうき‐とりひき【投機取引】🔗🔉

とうき‐とりひき【投機取引】 取引の目的物を現実に受け渡ししないで、相場の変動によって生ずる差額を利得しようとする売買取引。

とうき‐ばいきゃく【投機売却】🔗🔉

とうき‐ばいきゃく【投機売却】 動産や有価証券を、将来安く買い戻す目的で、あらかじめ高く売りつけること。

とう‐きゅう【投球】(‥キウ)🔗🔉

とう‐きゅう【投球】(‥キウ) 野球などで、ボールを投げること。また、その投げたボール。

とう‐こう【投光】(‥クヮウ)🔗🔉

とう‐こう【投光】(‥クヮウ) 光をあてること。光を集めて照らすこと。

とう‐こう【投降】(‥カウ)🔗🔉

とう‐こう【投降】(‥カウ) 敵軍に降参すること。来降。

とう‐こう【投稿】(‥カウ)🔗🔉

とう‐こう【投稿】(‥カウ) 新聞社・雑誌社などへ、自分の原稿を寄せること。また、その原稿。

とう‐ごう【投合】(‥ガフ)🔗🔉

とう‐ごう【投合】(‥ガフ) 二つのものがぴったりとあうこと。両方の心などが一致すること。「意気投合する」

とうこう‐き【投光器】(トウクヮウ‥)🔗🔉

とうこう‐き【投光器】(トウクヮウ‥) 光源からの光を光学系によって集め、遠方を照らすようにした照明器具。車両、船舶、屋外作業場、競技場などの照明に広く用いられている。

とうこう‐しょうめい【投光照明】(トウクヮウセウメイ)🔗🔉

とうこう‐しょうめい【投光照明】(トウクヮウセウメイ) 投光器を使用して行う建築物の外部や、銅像・記念碑、競技場などの照明。

とう‐ごく【投獄】🔗🔉

とう‐ごく【投獄】 捕らえて獄舎に投ずること。監獄に入れること。

とう‐し【投資】🔗🔉

とう‐し【投資】 1 事業に資金を投入すること。出資。 2 利回りを考えて、株券、債券などの購入に資金をまわすこと。

とうし‐がいしゃ【投資会社】(‥グヮイシャ)🔗🔉

とうし‐がいしゃ【投資会社】(‥グヮイシャ) 投資を目的として他社の株式を取得し保有するための企業。持株会社。

とうし‐かぶ【投資株】🔗🔉

とうし‐かぶ【投資株】 利回り採算で投資できる株式。株価の変動が少なく、会社の経営が堅実で配当が平均して高く安定しているもの。

とうし‐しじょう【投資市場】(‥シヂャウ)🔗🔉

とうし‐しじょう【投資市場】(‥シヂャウ) 投資家の側からみた資本市場の称。投資の行われている範囲。

とうし‐しんたく【投資信託】🔗🔉

とうし‐しんたく【投資信託】 「しょうけんとうししんたく(証券投資信託)」の略。

とう‐しゃ【投射】🔗🔉

とう‐しゃ【投射】 1 光などをなげかけること。 2 光の像や影などをスクリーンなどにうつし出すこと。 3 (英projectionの訳語)心理学で、感官の原因となる対象の位置を外部に想定すること、または、自分のもっている認知や感情を外的な事物に託して表明すること。

とうしゃ‐ほう【投射法】(‥ハフ)🔗🔉

とうしゃ‐ほう【投射法】(‥ハフ) (英projective techniquesの訳語)人格診断の一方法。構造化していないものを見せて、被験者の解釈の中に投射されたその人間の性格、精神内部の状態を明らかにする方法。代表的なものとしてロールシャッハ検査がある。

とう‐しゅ【投手】🔗🔉

とう‐しゅ【投手】 野球やソフトボールなどで、打者にボールを投げる人。ピッチャー。「投手戦」

とう‐しゅく【投宿】🔗🔉

とう‐しゅく【投宿】 (「投」はとどまる意)旅宿に泊まること。やどをとること。宿泊。

とう‐しょ【投書】🔗🔉

とう‐しょ【投書】 1 書状をなげこむこと。 2 新聞・雑誌などに掲載するため、文芸の原稿や論文などを送ること。また、その原稿。投稿。 3 意見、苦情、希望などを書いて新聞・雑誌・ラジオなどの報道関係、公の機関などに送りつけること。

とう・じる【投じる】🔗🔉

とう・じる【投じる】 〔自他ザ上一〕サ変動詞「とうずる(投)」の上一段化した語。

とうしょ‐ばこ【投書箱】🔗🔉

とうしょ‐ばこ【投書箱】 意見や苦情を書いた紙片を入れるために設けた箱。

とう‐しん【投身】🔗🔉

とう‐しん【投身】 =みなげ(身投)「投身自殺」

とう‐・ず【投ず】🔗🔉

とう‐・ず【投ず】 〔自他サ変〕⇒とうずる(投)

とう‐・ずる【投ずる】🔗🔉

とう‐・ずる【投ずる】 〔自サ変〕とう・ず〔自サ変〕 1 つけいる。乗ずる。「人気に投ずる」*地蔵菩薩霊験記‐四・八「物に応じ機に逗(トウ)ずるの上には」 2 宿泊する。やどる。とまる。「旅宿に投ずる」 3 降参する。「敵軍に投ずる」 4 あう。一致する。投合する。「意気投ずる」 〔他サ変〕とう・ず〔他サ変〕 1 なげる。なげ入れる。なげ出す。ほうる。「水中に身を投ずる」「筆を投ずる」「社会運動に身を投ずる」 2 入れる。おしこめる。「獄に投ずる」 3 贈る。与える。また、投与する。「薬を投ずる」 4 (金などを)つぎこむ。「大枚百万円を投じて手に入れる」 5 投票する。「清き一票を投ずる」

とう‐せき【投石】🔗🔉

とう‐せき【投石】 石を投げつけること。また、その石。

とう‐せん【投扇】🔗🔉

とう‐せん【投扇】 「とうせんきょう(投扇興)」の略。

とう‐せん【投銭】🔗🔉

とう‐せん【投銭】 1 銭を投げること。 2 銭を与えること。

とうせん‐ぎ【投銭戯】🔗🔉

とうせん‐ぎ【投銭戯】 =あないち(穴一)

とうせん‐きょう【投扇興】🔗🔉

とうせん‐きょう【投扇興】 江戸後期に流行した室内遊戯の一種。木枕形の台の上に文銭一二個を包んで蝶形の的を立て、一メートルほど離れた所にすわって、開いた扇を投げてこれを落とし、その落ち方や扇の開き方などで点を決め、優劣を競うもの。扇落し。《季・新年》

とう‐だ【投打】🔗🔉

とう‐だ【投打】 野球で、投手として投球することと打者として打つこと。また、投手力と打力。「投打に活躍」

な・ぐ【投ぐ】🔗🔉

な・ぐ【投ぐ】 〔他ガ下二〕⇒なげる(投)

なぐるさ‐の【投ぐる矢の】🔗🔉

なぐるさ‐の【投ぐる矢の】 (「さ」は矢の意)投げた矢が遠くまでいく意で、「遠ざかる」にかかる。

なげ【投】🔗🔉

なげ【投】 1 投げること。多く、他の語と複合して用いる。「槍投げ」「背負投げ」「身投げ」など。 2 相撲、柔道などで相手をかかえ、腰をひねってころがす技をいう。 3 なげやりにすること。ぞんざいにすること。心をこめてしないこと。*伎・蝶々梅菊‐二幕「命を投げにしつけぬ盗人」 4 勝負を投げだすこと。囲碁・将棋で、終局にならない前に勝算が認められなくなったとき、持っている石や駒を投げ出して負けを表明すること。転じて、やりかけたことをやめること。 5 損失が明らかな場合、それ以上の損失を避けるため損を覚悟で売ること。 6 「なげぶし(投節)」の略。 7 建築で、部材の面の傾斜の角度。

なげ‐あい【投合】(‥あひ)🔗🔉

なげ‐あい【投合】(‥あひ) 互いに投げ合うこと。やりとりすること。「エース投手の投げ合い」「激しい言葉の投げ合い」

なげ‐あし【投足】🔗🔉

なげ‐あし【投足】 すわるとき、足を投げ出すこと。足を投げ出してすわること。また、その足。

なげ‐い・ず【投げ出ず】(‥いづ)🔗🔉

なげ‐い・ず【投げ出ず】(‥いづ) 〔他ダ下二〕投げて外へだす。投げだす。*能因本枕‐九一「宮司召してきぬ二ゆひとらせて、縁になげいづるを」

なげ‐いだ・す【投げ出だす】🔗🔉

なげ‐いだ・す【投げ出だす】 〔他サ四〕 1 =なげだす(投出)1*宇津保‐蔵開下「このふみなげいだし給へれば」 2 =なげだす(投出)2*伎・五十三駅扇宿附‐二幕「果ては命を投(ナ)げ出(イダ)す」

なげ‐い・れる【投げ入れる】🔗🔉

なげ‐い・れる【投げ入れる】 〔他ラ下一〕なげい・る〔他ラ下二〕投げて内部へ入れる。投げこむ。「ポストに投げ入れる」*伊勢‐六五「沓(くつ)はとりて奥になげいれてのぼりぬ」

なげ‐うち【投打・擲・抛】🔗🔉

なげ‐うち【投打・擲・抛】 1 (―する)物を投げつけて相手を打つこと。投げつけること。 2 惜しげもなく差し出すこと。また、投げ捨てること。

なげ‐う・つ【投げ打つ・擲つ・抛つ】🔗🔉

なげ‐う・つ【投げ打つ・擲つ・抛つ】 〔他タ五(四)〕 1 物を投げつけて相手を打つ。 2 惜しげなく差し出す。また、心残りなく捨ててしまう。投げ捨てる。放擲(ほうてき)する。*虎明本狂言・布施無経「身命ざいをなげうって伝法善とほっせば」

なげ‐おうぎ【投扇】(‥あふぎ)🔗🔉

なげ‐おうぎ【投扇】(‥あふぎ) =とうせんきょう(投扇興)

なげ‐おろ・す【投げ下ろす】🔗🔉

なげ‐おろ・す【投げ下ろす】 〔他サ五(四)〕上から下の方へ向けて投げる。*書紀‐神代下(兼方本訓)「是に、矢を取りて還(かへ)して投下(ナケオロシ)たまふ」

なげ‐か・ける【投げ掛ける】🔗🔉

なげ‐か・ける【投げ掛ける】 〔他カ下一〕なげか・く〔他カ下二〕 1 投げてうち掛ける。投げつける。また、投げてやる。*落窪‐一「下がさね〈略〉腹立ちて、なげかけて立ち給ふ」 2 投げ掛けるように着せる。あらあらしく着せる。着せかける。*平家‐一二「しづかきせながとッてなげかけ奉る」 3 その方向に届くように投げる。相手に疑問や問題などを提示する。「疑惑を投げかける」「捨台詞を投げかける」 4 よりかかるようにする。「身をなげかける」

なげ‐か・つ【投げ勝つ】🔗🔉

なげ‐か・つ【投げ勝つ】 〔自タ五〕野球で、投手が、相手チーム投手との投げ合いに勝つ。また、投手が相手打者を凡退、または三振にする。

なげ‐がね【投金・抛銀】🔗🔉

なげ‐がね【投金・抛銀】 1 近世初期の朱印船貿易で、博多・長崎・堺などの豪商が、船舶および積荷を担保として、ポルトガル人・中国人・日本人の貿易業者に貿易資金を貸付投資したこと。 2 遊蕩(ゆうとう)に使う前渡金。前金。手付金。

なげ‐キッス【投キッス】🔗🔉

なげ‐キッス【投キッス】 〈なげキス〉自分の手にしたキスを離れた相手に投げかけるようにすること。

なげ‐ぐし【投櫛】🔗🔉

なげ‐ぐし【投櫛】 櫛を投げること。また、その櫛。絶縁や不吉なものを意味するとして忌み嫌った。*書紀‐神代上(兼方本訓)「夜、擲櫛(ナケクシ)を忌む」

なげ‐くび【投首】🔗🔉

なげ‐くび【投首】 投げ出すように前に首を傾けること。うなだれること。手段、方法がなく思案にくれるさま、しょげこむ様子にいう。「思案投首」

なげ‐こ・す【投げ越す】🔗🔉

なげ‐こ・す【投げ越す】 〔他サ四〕物を投げて越えさせる。また、投げてよこす。*万葉‐一五二二「たぶてにも投越(なげこし)つべき天の河」

なげ‐こみ【投込】🔗🔉

なげ‐こみ【投込】 1 投げて入れること。 2 生け花で、自然のままの花を一定の形に従わずに、投げ込んだように生けること。 3 無縁仏を投込寺に埋葬すること。 4 「なげこみでら(投込寺)」の略。 5 新聞・書籍などにはさみ込む刷り物、広告など。

なげこみ‐でら【投込寺】🔗🔉

なげこみ‐でら【投込寺】 行き倒れなど引き取り手のない死者を大きな一つの穴に投げ入れて葬ることを許された寺。 東京都荒川区南千住二丁目にある浄土宗の寺、浄関寺の俗称。新吉原の遊女の菩提所だった。

なげ‐こ・む【投げ込む】🔗🔉

なげ‐こ・む【投げ込む】 〔他マ五(四)〕投げて入れる。無造作に投げ入れる。*サントスの御作業‐一「ユキノツモリタルアナニnaguecomi(ナゲコミ)」

なげ‐ころ・す【投げ殺す】🔗🔉

なげ‐ころ・す【投げ殺す】 〔他サ五(四)〕投げて殺す。地面などに投げつけて殺す。*浄・関取千両幟‐二「何(ど)う魂胆してなり共、投殺さにゃならぬ相撲」

なげ‐ざや【投鞘】🔗🔉

なげ‐ざや【投鞘】 槍の類に用いる毛皮製の長大な鞘袋。鞘に余った袋の先端を折り垂らして飾りとする。

なげ‐ざん【投算】🔗🔉

なげ‐ざん【投算】 算木や銭を投げて、その表裏によって吉凶、方角などを判断すること。また、その占い。

なげ‐す・てる【投げ捨てる・投げ棄てる】🔗🔉

なげ‐す・てる【投げ捨てる・投げ棄てる】 〔他タ下一〕なげす・つ〔他タ下二〕 1 投げてすてる。投げだす。また、捨てようとしてほうり出す。すてる。うっちゃる。*源氏‐梅枝「さらに、筆なげすてつべしや」 2 やりかけの事をほうりだして、そのままにしておく。

なげ‐ぜに【投銭】🔗🔉

なげ‐ぜに【投銭】 1 銭打ちに用いる銭。 2 大道芸人などに、見物人が投げ与える銭。なげせん。

なげ‐せん【投銭】🔗🔉

なげ‐せん【投銭】 =なげぜに(投銭)2

なげ‐たいまつ【投松明】🔗🔉

なげ‐たいまつ【投松明】 焼討ちするため、敵陣や館に投げ入れる松明。

なげ‐たお・す【投げ倒す】(‥たふす)🔗🔉

なげ‐たお・す【投げ倒す】(‥たふす) 〔他サ五(四)〕投げつけて横転させる。*平家‐一二「からめむとするに、とりつけばなげたおされ」

なげ‐だし【投出】🔗🔉

なげ‐だし【投出】 1 投げ出すこと。 2 料理屋などで、客がある金額を最初に渡しておいて、それに応じただけのまかないをさせること。

なげ‐だ・す【投げ出す】🔗🔉

なげ‐だ・す【投げ出す】 〔他サ五(四)〕 1 投げて外へ出す。また、投げるように前へつき出す。ほうり出す。*太平記‐二八「抛続松(なげたいまつ)屏より外へ投出(ナゲタシ)投出」 2 命、財産、権利などを惜しげもなく差し出す。「身代を投げ出す」 3 事が完成しないうちに途中であきらめてやめてしまう。放棄する。「仕事を途中で投げ出す」 4 持ち出す。提出する。*虎明本狂言・宗論「日本にはびこる程のほうもんぢゃ程にやれやれいかひ事をなげだひた」

なげ‐つ・ける【投げ付ける】🔗🔉

なげ‐つ・ける【投げ付ける】 〔他カ下一〕なげつ・く〔他カ下二〕投げて打ちつける。また、ぶつけるように手荒く投げる。*虎寛本狂言・文山賊「鎗をそれへ投付たは、某への返報か」

なげ‐づり【投釣】🔗🔉

なげ‐づり【投釣】 釣りで、リール竿を用い、おもりを利用して仕掛けを遠くへ投げて釣る釣り方。

なげ‐つるべ【投釣瓶】🔗🔉

なげ‐つるべ【投釣瓶】 釣瓶の両端に縄をつけ、二人が向かい合って各々一方の縄をもち、水中に投げ入れて水をくみあげるもの。溝さらいや田の灌漑(かんがい)などで行う。

なげ‐ど【投所】🔗🔉

なげ‐ど【投所】 投げるところ。投げた場所。 ●投げ所を見たら落所(おちど)を見るな 事の起こりを知ったら、その結果まで追及するな。物事は程よくして、末の末まで追及してはいけない。

●投げ所を見たら落所(おちど)を見るな🔗🔉

●投げ所を見たら落所(おちど)を見るな 事の起こりを知ったら、その結果まで追及するな。物事は程よくして、末の末まで追及してはいけない。 なげ‐とば・す【投げ飛ばす】 〔他サ五(四)〕投げて飛ばす。勢いよく遠くへ投げる。手荒くほうり出す。「足をからめて投げ飛ばす」

なげ‐とば・す【投げ飛ばす】🔗🔉

なげ‐とば・す【投げ飛ばす】 〔他サ五(四)〕投げて飛ばす。勢いよく遠くへ投げる。手荒くほうり出す。「足をからめて投げ飛ばす」

なげ‐に【投荷】🔗🔉

なげ‐に【投荷】 =うちに(打荷)

なげ‐びや【投火箭】🔗🔉

なげ‐びや【投火箭】 火をしかけて放った矢。

なげ‐ぶし【投節】🔗🔉

なげ‐ぶし【投節】 1 そそり節の一種。歌の節尻を投げるようにしてうたう歌い方。 2 江戸初期の流行歌。1と区別して大津投節ともいう。弄斎節(ろうさいぶし)に次いで、明暦・万治の頃から京都の島原の遊郭で歌い始められ、貞享・元禄の頃最も流行、京都・大坂・江戸ばかりでなく、地方の遊里などでも広く歌われたが、宝永・正徳頃から次第に衰えた。

なげ‐ぶみ【投文・投書】🔗🔉

なげ‐ぶみ【投文・投書】 他人の家の玄関、庭先などに書状を投げ込むこと。また、その書状。

なげ‐や【投矢・投箭】🔗🔉

なげ‐や【投矢・投箭】 弓につがえないで、投げ放つ矢。敵に向かって投げる矢。なぐや。

なげ‐やり【投遣】🔗🔉

なげ‐やり【投遣】 (形動)心をこめないで物事をすること。仕事などを途中でほうっておくような無責任な態度をとること。もうどうなってもかまわないといった態度をするさま。なおざり。

なげ‐やり【投槍】🔗🔉

なげ‐やり【投槍】 敵に投げつけるために用いる短い柄の槍。

なげ‐や・る【投げ遣る】🔗🔉

なげ‐や・る【投げ遣る】 〔他ラ五(四)〕 1 投げてやる。投げて与える。*宇津保‐藤原の君「そのなげやりつる文をとりて」 2 投げすててそのままにしておく。ほったらかす。なげやりにする。おろそかにする。*浮・好色五人女‐一「万事なげやりて」

な・げる【投げる】🔗🔉

な・げる【投げる】 〔他ガ下一〕な・ぐ〔他ガ下二〕 1 空中に物をほうり出す。手の力で遠くへ飛ばす。なげうつ。ほうる。「シュートを投げる」*法華義疏長保四年点‐一「若し、仏の子に非ずは当に母子倶に焚くべしと。遂に火聚に投(ナゲ)き」 2 体をほうり出す。倒れるように、寄りかかったりひれ伏したりする。また、身投げをする。入水する。*古今‐一〇六一「世の中のうきたびごとに身をなげば深き谷こそ浅くなりなめ」 3 持っている物を差し出す。提供する。投与する。*米沢本沙石集‐六・九「随分の資財をなけて、などか助成し給はざるべき」 4 見捨てる。放棄する。途中でやめる。「試験をなげる」*洒・婦美車紫「さつまとあのやしきはむつかしい、なけなんすな」 5 相手を拒否する。ふる。*雑俳・柳多留‐一一「なげられもしやうかと初会片くろう」 6 相場が下落することを見越して、損を承知で安く売る。 7 投節(なげぶし)を歌う。*浮・風流曲三味線‐五「一銚子あげ、一投(ひとなげ)なげて」 8 建築用語で、一定の所から外の方へ出す。

なげ‐わざ【投技・投業】🔗🔉

なげ‐わざ【投技・投業】 相撲・柔道・レスリングなどで、相手を投げ倒す技。投げ。

なげ‐わたし【投渡】🔗🔉

なげ‐わたし【投渡】 1 投げ渡すこと。 2 歌舞伎の劇場で、本花道と仮花道との間の通路。あゆみ。 3 桁橋(けたばし)のこと。

なげわたし‐いた【投渡板】🔗🔉

なげわたし‐いた【投渡板】 物の上になげ渡して、通行の便をはかった板。廊下の切れ目や、船から船、または船から岸などにかけわたす板。あゆみ板。橋板。

なげ‐わた・す【投げ渡す】🔗🔉

なげ‐わた・す【投げ渡す】 〔他サ四〕 1 投げて他の人に渡す。 2 こちらから向こう側に、投げるようにしてかけわたす。*浮・好色五人女‐五「朽木のたよりなき丸太を二つ三つ四つならべてなげわたし」

ほう・る【放る・抛る・投る】(はふる)🔗🔉

ほう・る【放る・抛る・投る】(はふる) 〔他ラ五(四)〕(「はふる(放)」の変化) 1 遠くへ投げる。投げる。また、むぞうさに投げる。「速い球をほうる」*文明本節用集「抛ハウル抛物」 2 投げ捨てる。捨ててそのままにする。*滑・七偏人‐三「ヱヱ是何故投(ホヲッ)て仕舞んだイ」 3 仕事などを中途でやめて、そのままにする。みこみがないとあきらめて、そのままにする。また、手をつけずに放置する。「放っておくと命とりになる」

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